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伝説のボクサーを描いた『ハンズオブストーン』を徹底解説!!

今回は、ボクシング映画の『ハンズオブストーン』について紹介する記事となっています。

『ハンズオブストーン』は、伝説のパナマ出身のボクサー「ロベルト・デュラン」の半生を描いた映画です。

この記事を読めば、『ハンズオブストーン』をより楽しんで見ることができるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

『ハンズオブストーン』の作品情報

まず、『ハンズオブストーン』の作品情報から紹介してきますね。

『ハンズオブストーン』作品情報
  • 劇場公開日:2016年8月26日(アメリカ)、2017年7月24日(日本)
  • 監督:ジョナサン・ヤクボウィッツ
  • 製作:ジョナサン・ヤクボウィッツ
  • 脚本:ジョナサン・ヤクボウィッツ
  • 製作総指揮:ベン・シルバーマン
  • 配給:ザ・ワインスタイン・カンパニー
  • 上映時間:111分

パナマ出身のボクサー「ロベルト・デュラン」の半生を描いた実話に即したストーリー展開となっている映画です。

主人公のロベルト・デュランとは?

「ロベルト・デュラン」は史上最強のライト級ボクサーと言われ、同級で初めてミドル級も制覇しました。荒々しい野性味のあるファイトスタイルが特徴のボクサーです。

「石の拳」を持つとも言われ、映画のタイトルにそのまま「石の拳(ハンズオブストーン)」が使われるほどです。

長年、パナマの地域社会に貢献し、名前は「ロベルト・デュラン・アリーナ」に改名されています。

現在もパナマに在住し、妻のフェリシダードと共に暮らしています。

『ハンズオブストーン』の主な登場人物

この見出しでは、『ハンズオブストーン』で登場する主な人物を紹介していきます。

ロベルト・デュラン(演:エドガー・ラミレス)

パナマのストリート街から誕生した才能に溢れるボクサー。世界チャンピオンになることに憧れています。

そんなロベルト・デュランを演じたエドガー・ラミレスはベネズエラ出身の俳優で、『ドミノ』や『X-ミッション』といったハリウッド映画で活躍しました。

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カフラン(演:オスカル・ハエナダ)

幼少期のデュランが師匠と慕っていた人物。デュランを含む子供達に生きる術を教えていました。

スペイン出身の俳優オスカル・ハエナダが出演した映画には、『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』や『ロスト・バケーション』などがあります。

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レイ・アーセル(演:ロバート・デ・ニーロ)

ボクシング史上最高のトレーナーと言われ、数多くの世界チャンピオンのボクサーを育ててきた実績がありますが、アメリカ人だと言うことで、最初はデュランから毛嫌いされます。

アメリカ出身のロバート・デ・ニーロは、『レナードの朝』『ゴッドファーザー PART II』など数多くの映画に出演し、俳優業だけでなく映画監督もしています。

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フェリシダード・イグレシアス(演:アナ・デ・アルマス)

デュランが一目惚れした女性。何回もアタックして結婚するに至ります。

キューバ出身のアナ・デ・アルマスは、『ブレードランナー 2049』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』などの映画に出演しています。

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シュガー・レイ・レナード(演:アッシャー

アメリカスポーツ界の象徴敵存在。いがみ合う中でしたが、最終的には良きライバルとなります。

アメリカ出身の歌手であるアッシャーは、リズム・アンド・ブルースの音楽ジャンルでとても有名な方です。代表曲に、「Yeah!」があります。

『ハンズオブストーン』のあらすじ

パナマのストリート街で貧しい暮らしをしていた幼い頃のデュラン。運よくパナマ人トレーナーと出会うことができ、ボクシングの才能を伸ばしていきます。

途中からアメリカ人トレーナーの「レイ・アーセル」と出会い、より精神的に、より戦略的に強いボクサーへと成長します。

「シュガー・レイ・レナード」と戦い、一度世界チャンピオンになりますが、戦う理由を見失い引退してしまうのです。

『ハンズオブストーン』の見どころ①パナマとアメリカの対立

パナマはアメリカのサポートによって、1903年にコロンビアから独立しました。

そのため、実質上アメリカの属国状態で、デュランが幼い頃から、パナマ運河地帯返還要求を軸とした反米運動が激しさを増していました

そういった国家の政治的情勢が背景にあり、デュランの普段の立ち振る舞いやボクシングでレナードとの対決でも、反米精神が露骨に出ているところがあります。

レイ・アーセルの指導によって、真のボクサーになるために、政治的ないがみ合いを超え、人間的に成長していく様を見ることができます。

『ハンズオブストーン』の見どころ②ボクシングする目的とは

幼い頃からアメリカの属国であるという劣等感と金銭的にもひもじい思いをしてきたデュランは、レナードとの戦いで勝利し、大金を手に入れます。

しかし、自分の拳で手に入れた強さと名声の先に、何のためにボクシングをしているのか分からなくなってしまいます

デュランは、パナマの英雄でしたが、ボクシングを辞めたことで今までの地域貢献や与えてきた感動も掌返しで、非難されまくり・・・。

周囲の期待もある中、デュランの人生は最終的にどうなってしまうのでしょうか。その結末は、映画本編で見て確かめてください。

『ハンズオブストーン』でわかるノーマス事件の真相

ボクシング好きの人なら、知っているノーマス事件。1980年6月、デュランは米スポーツ界の象徴的存在だったレナードを下し、母国はおろか世界ボクシングの英雄となりました。

しかし、その5ヶ月後のリターンマッチでは途中で試合放棄してしまいます。その時にデュランが残したとされる“ノー・マス(英語のno more=もうたくさんだ)”という言葉を残したとされています。

この出来事がノーマス事件と呼ばれていますが、デュランはいったいなぜ戦うことをやめたのか・・・その真相は映画をみてのお楽しみ!

『ハンズオブストーン』の映画評価

ここからは、ハンズオブストーンの映画評価を紹介していきます。

Filmarks映画 3.5点

リアルタイムで見た世代にとっては本当に見応えのある映画です。

ライト級では史上最強のボクサーとも言われたロベルト・デュラン。
後に中量級四強に名を連ねて、ボクシング史に残る闘いに参戦するものの、この「ノー・マス事件」以降はライト級時代の輝きを取り戻すことは出来ず、四人の中では脇役に甘んじた…

アリ、レナード、メイウェザーはアマチュアエリートからプロ入りし、長くスーパースターとして君臨した。
しかし、マイク・タイソンしかり、ボクシングにおいてはハングリー精神でのし上がった者の方に、落とし穴が待っていることが多い。

あと、アナ・デ・アルマスの美しいヌードシーンを見れるだけでも価値あり♪

引用:https://filmarks.com/movies/63842

当時を知っている世代からすると、その時を思い出しながら見ることができる見応えある映画のようです。映画評価は、3.5点とそこまで高いわけではないですね。

映画.com 3.2点

S・R・レナードの宿敵?みたいな凄い選手だったんだと関心させられた。

伝記映画お決まりのテッペンから落ち込んで自暴自棄もシンプルに物語のテンポも良く試合シーンも迫力があり楽しめる。

デ・ニーロ含めE・バーキン、J・タトゥーロと脇を渋く固めて効果もなかなか。

主人公の幼少時代が楽しく過ごしている雰囲気でアメリカを憎んだり貧乏だったりな悲惨さがあまり伝わらない演出なのは残念。

デ・ニーロ演じるレイ・アーセルの人生に興味が湧き彼の功績を自伝映画にしたら傑作になるような。

同時期公開的な「ビニー 信じる男」のB・パジェンサと二度対戦しているのも興味深いし二度ともデュランが負けてはいるが映画の面白さでは本作の勝利!?

引用:https://eiga.com/movie/87112/review/

映画.comも3.2点とそこまで高い評価ではなく、演出に物足りなさを感じさせる口コミが多いです。

ロベルト・デュランの半生を描いた映画なので、見る側が彼に興味がどれくらいあるかで、評価がかなり割れる映画と言えます。

『ハンズオブストーン』を見る方法

さて、『ハンズオブストーン』の紹介をここまでしてきましたが、興味が湧いてきたのではないでしょうか?

DVDを購入することもできますが、動画系のサブスクリプションサービスが普及してきているので、そちらでみた方が良いかと思います。

例えば、U-NEXT(ユーネクスト)であれば、最初の1ヶ月は無料で動画を見ることができるので、まず会員登録することをおすすめします。

2020年5月時点では、U-NEXTTSUTAYA TVだけが『ハンズオブストーン』を定額見放題で視聴でき、その他の動画配信サービスではオンライン上でのレンタル扱いです。

動画配信サービス
VOD 料金(税込) 取り扱いのある媒体・ジャンル 特徴 無料体験期間
U-NEXT
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まとめ

今回の記事では、「ロベルト・デュラン」の半生を描いた、ボクシング映画の『ハンズオブストーン』について紹介しました。

世界チャンピオンになるためのサクセスストーリーであるのと同時に、デュランが人生に迷いながらも最終的に自分が納得する道を選んでいくプロセスが描写されているところも魅力的です。

少しでも『ハンズオブストーン』に興味持ってもらえたら幸いです。ぜひ本編もみてみてください。

ABOUT ME
ひろき
2019年10月より、ライター業を始めました。映画系・金融系・恋愛系など幅広いジャンルで執筆しています。Google検索で1位をとった実績あり。ブログリライトや見出し構成もしています。3つのブログを運営し、収益化に成功しています。