今回は、国民的な人気女優の有村架純が主演の『コーヒーが冷めないうちに』について紹介します。原作本は4回泣けると話題になったお話ですが、映画ではどうでしょうか?
今回は当映画のあらすじや口コミ、その他作品情報をまとめてみました。当映画が気になっている方、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
『コーヒーが冷めないうちに』はどんな作品?
- 製作年:2018年
- 製作国:日本
- 監督:塚原あゆ子
- 脚本:奥寺佐渡子
- 原作:川口俊和著 コーヒーが冷めないうちに・この嘘がばれないうちに
- 日本での公開年:2018年
映画『コーヒーが冷めないうちに』の監督は塚原あゆ子さん。『リバース』『Nのために』『アンナチュラル』『グランメゾン東京』といった人気のドラマを手がけています。映画監督はこの作品が処女作となります。
脚本は奥寺佐渡子さん。『Nのために』『リバース』といった連続ドラマ、『時をかける少女』『おおかみこどもの雨と雪』といったアニメ映画など幅広く手がけています。
原作小説『コーヒーが冷めないうちに』は舞台脚本家兼演出家である川口俊和さんの小説デビュー作です。販売当初から話題となり、2017年の本屋大賞にノミネートされたほど人気の作品です。
これらの情報からも、原作、監督、脚本の豪華さが伝わるのではないでしょうか?
『コーヒーが冷めないうちに』のあらすじ
では『コーヒーが冷めないうちに』はどのようなお話なのでしょうか?この項目では、映画のあらすじをネタバレなしでご紹介します!
舞台は、とある街のとある喫茶店。店内の【ある席】に座ると、望んだとおりの時間に戻ることが出来るという。
ただし、そこには『過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。』や『過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。』などのいくつかのルールがあった。
誰もが一度は経験のある「もしも、あの時に戻ることができたら……」という《後悔》の思い。様々な《後悔》を抱えた客たちが、今日も店を訪れる。
(引用:https://www.toho.co.jp/movie/lineup/coffee-movie.jp.html)
『コーヒーが冷めないうちに』は上記のあらすじからも分かるように過去へタイムスリップするというファンタジーです。
現実は変えられないことを分かっていながらも、後悔を払拭するために過去に戻る客たちが繰り広げる人間模様が描かれています。
この映画は、周りにいる人を大切にしようと改めて強く思わせる作品です。大切な人とぜひ見て欲しいですね。
『コーヒーが冷めないうちに』のメインキャストを紹介!
映画『コーヒーが冷めないうちに』に出演する主要キャストを紹介していきます。
有村架純 役:時田数(ときた かず)
主演は有村架純さんです。2013年のNHK連続テレビドラマ『あまちゃん』でブレイクし、紅白歌合戦の紅組司会を2年連続で行うなど今や日本の国民的女優といっても過言ではないでしょう。
当映画では、希望した人を過去に戻すことができる唯一の人として、様々な人を過去に戻す重要な役割を演じています。
伊藤健太郎 役:新谷亮介(しんたに りょうすけ)
伊藤健太郎さんは1997年6月30日生まれの22歳。元々はモデルとして活動されていましたが、2014年に役者デビューを果たされています。
当映画では、有村架純さん演じる時田数に想いを寄せる新谷亮介役として出演しています。数自身が抱えている後悔を払拭させるために真剣に悩み苦しむ彼の姿は印象的です。
吉田羊(役:平田八絵子)
吉田羊さんもCMや話題のドラマなどに出演されていて、今では見ない日はないほどの人気の女優さんですね!
実はブレークまでに時間がかかった女優さんです。芸歴は20年以上、一時は女優業に専念するために事務所に借金をしていたというほど、大変苦労されて今の人気を確立された方なのです。
当映画の舞台である喫茶店「フニクリフニクラ」の常連客の平田八絵子役として登場します。映画中盤では、事故で妹を失ったことをきっかけに過去に戻る場面もあり、当映画の泣けるシーンの1つです。
『コーヒーが冷めないうちに』の注目ポイントは?
映画『コーヒーが冷めないうちに』の注目ポイントは、「現在を変えることはできないのに、過去に戻ったみんなが幸せになっていく」という点です。
フニクリフニクラに来て過去に戻りたがる客は、過去を変えて現在も変えたいと願っています。しかし、この不思議な現象のルール上、現実は何も変えられません。
それにも関わらず、過去に戻った人たちは皆、満足そうに幸福そうに帰っていきます。それはなぜなのか考えながら見ると心がじんわりと温かくなります。
映画『コーヒーが冷めないうちに』の予告映像はこちら
それでは、ここで『コーヒーが冷めないうちに』の予告映像をご覧いただきましょう。感動作品であることがひしひしと伝わってくる映像となっていますよ。
この予告を見ると、過去に戻りたいと思う人たちは皆、過去の自分の行動を悔やんでいることがよく伝わりますね。この人たちが過去に戻ってどういう風に幸せになっていくのか気になりますね。
この予告映像にあったように、「もし自分が過去に戻れるならいつに戻りたいだろうか」と想像しながら観るとより感動することでしょう。
『コーヒーが冷めないうちに』の評価コメントまとめ
- Yahoo映画:3.53(総レビュー数:全3927件)
- filmarks映画:3.6(総レビュー数:全5519件)
- 映画.com:3.3(総レビュー数:全332件)
全体の評価平均は、3.48です。レビューの件数の数から人気の高さが伺えますね!そして、このレビューの多さで、5点満点中約3.5はなかなかの高評価ですね!
当映画には、「4回泣ける」と謳われているように、4つの感動するエピソードが含まれるのですが、時間の関係か、1つ1つのエピソードが短く、物足りない感じがします。
私は全エピソードで号泣し、4回泣きましたが、人によっては「感動しきれなかった」という意見もありました。ですので、4回泣けるかどうかはあまり意識せずに観ることをオススメします。
- コーヒーが冷めないうちにのタイトルがいい。戻りたい過去に戻れる。夫婦 恋人 姉妹 親子の4つのストーリー。過去に戻って納得して帰っていく。有村の独特の語り口がいい。やわらかな声が心に染みます。コーヒーの香りが漂うな映画でした。
- ひとつひとつのエピソードが短いので、泣くまでにはならなかった。連ドラでもっとエピソードをじっくり描いて欲しい。クライマックスから考えたら、組み立て方でもっと上手く作れたと思う。平凡な作品に終わってしまった。時を超える話だから、喫茶店も歴史を感じるセットでもいいと思う。ラストの視聴者に向かって語りかける場面はいらない。
- 過去に戻って一生懸命未来に起こることを変えようとするドラマや映画は、いくつもある。けど、これは、戻れても、色々制限があったり、一度起こったことは変わらない。それでも、過去を見て、未来は変えられる!!あたりまえのことなのに、新しい発見をしたような感覚の映画でした。わかりやすくて、伝わって、ちょっと泣けて、見終わったあとに、いい気分になれる。ちょうどいい映画!
『コーヒーが冷めないうちに』の視聴者の感想・口コミまとめ
映画『コーヒーが冷めないうちに』に実際に観た人の口コミや感想をTwitterから探してきました。どうぞ、参考にしてください。
タイムスリップというファンタジーものということもあって、どうしても矛盾点が生じてしまいますよね。そういった点が評価点がそこまで高くない原因かもしれません。
この映画は、エンドロールに本編の裏側のようなシーンが映っているので、ぜひ最後まで見て欲しいです。
『コーヒーが冷めないうちに』の視聴方法は?
映画『コーヒーが冷めないうちに』は以下のVOD(ビデオ・オンデマンドサービス)でご覧いただけます。
- U-NEXT
- Amazon Prime ビデオ
- ビデオマーケット
- dTV
- TSUTAYA TV
- ひかりTVビデオ
以下に各VODの特徴、月額料を載せておきます。ご自身にあったVODに登録してみてくださいね!これを機に様々な映画やドラマを楽しみましょう!
VOD | 料金 ( 税別 ) |
取り扱いのある 媒体・ジャンル |
特徴 | 無料お試し |
U-NEXT | 月額 1,990円 |
映画・ドラマ アニメ・雑誌・マンガ 書籍・R-18 など |
|
31日 |
Amazon Prime ビデオ | 月額 500円年額 4,900円 |
映画・アニメ・ドラマ バラエティ など |
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30日 |
ビデオマーケット | 月額 500円〜 |
アニメ・ドラマ 韓流ドラマ など |
|
初月 |
dTV | 月額 500円 |
映画・アニメ・ドラマ カラオケ音源・ニュース バラエティなど |
|
31日 |
TSUTAYA TV | 月額 933円 |
映画・ドラマ アニメ・R-18 など |
|
30日 |
月額 2,000円〜 |
映画・ドラマ アニメ・ニュース スポーツ など |
|
最大2ヶ月 |
原作小説の紹介
最後に映画『コーヒーが冷めないうちに』の原作となった小説を紹介したいと思います。当映画の原作は、以下の3冊の小説で構成されています。
- コーヒーが冷めないうちに
- 第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
- 第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話
- 第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話
- 第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話
- この嘘がばれないうちに
- 第1話 22年前に亡くなった親友に会いに行く男の話
- 第2話 母親の葬儀に出られなかった息子の話
- 第3話 結婚できなかった恋人に会いに行く男の話
- 第4話 妻にプレゼントを渡しに行く老刑事の話
- 思い出が消えないうちに
- 第1話「ばかやろう」が言えなかった娘の話
- 第2話「幸せか?」と聞けなかった芸人の話
- 第3話「ごめん」が言えなかった妹の話
- 第4話「好きだ」と言えなかった青年の話
この3部作とも、読み終わった後に心がじんわりと温かくなり、そばにいる家族や友人、恋人を「大切にしたい!」と強く思わせてくれる作品ばかりです。ぜひ読んでみてください。
終わりに
今回は映画『コーヒーが冷めないうちに』について紹介しました。当映画の「あの時、こうしとけばよかった。」と誰しもが持っている後悔から生まれるストーリーに共感することでしょう。
この映画を見たあとは、感動で胸がいっぱいになり、大切な人に会いに行きたくなります。
今、自分の大切な人たちが近くにいてくれることのありがたさを感じ、そして、改めて大切にしなければならないと感じさせてくれる作品です。ぜひ、ハンカチを持って、大切な人と一緒に観てください。