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超大物俳優ロバート・デ・ニーロの出演作や家族、人間関係について

ロバート・デ・ニーロといえば、1970年代〜2019年現在まで活躍し続けている、超大物のハリウッドスターですね。

75歳を過ぎてもまだまだ一線級なロバート。今回はそんな彼の出演作品や家族、人間関係についてまとめてみました。

この記事を読めば、ロバート・デ・ニーロの経歴について詳しくなれるので、どうか最後まで読んでみてください!

ロバート・デ・ニーロの基本情報

  • 本名:Robert Anthony De Niro Jr.
  • 生年月日:1943年8月17日(201911月現在76歳)
  • 出身地:アメリカ合州国ニューヨーク州ニューヨーク市
  • 職業:俳優、映画監督
  • 活動期間:1963年〜
  • デビュー作:『御婚礼 ザ・ウェディング・パーティー(1969)

ロバート・デ・ニーロはニューヨークにあるトライベッカという地域で育ちました。子供の頃から役者に憧れ、アメリカ人女優のステラ・アドラーから演技指導を受けていたそうです。

ロバート・デ・ニーロの若手時代

ロバート・デ・ニーロは1963年に『御婚礼 ザ・ウェディング・パーティー』という映画の撮影に参加し、俳優としてのキャリアをスタート。

製作会社のトラブルなどがあって『御婚礼 ザ・ウェディング・パーティー』は、公開が1969年まで遅れています。

1960年代当時、同じく無名の若手だった映画監督ブライアン・デ・パルマの担当作品に数多く出演し、お互いに腕を磨いていました。

ブライアンが監督を務めた映画『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク』がヒットし、出演していたロバート・デ・ニーロと共に注目を浴びることになります。

『ゴッドファーザー PART II』に出演し、一気にスター俳優に

ロバート・デ・ニーロを一気にスター俳優まで押し上げた作品は、1974年公開のマフィア映画『ゴッドファーザー PART II』です。

『ゴッドファーザー』シリーズは、イタリアのマフィア『コルレオーネ・ファミリー』を中心に、街で起こる犯罪や抗争を描いた映画です。

ロバート・デ・ニーロは第一作目の『ゴッドファーザー』のオーディションに落選したものの、監督のフランシス・フォード・コッポラから演技力の高さを評価されます。

その結果ロバートは『ゴッドファーザー PART II』で、マフィアのボスで前作の主人公だったドン・ヴィトー・コルレオーネの青年時代を演じます。

この役での演技が大当たりし、ロバート・デ・ニーロはアカデミー助演男優賞を受賞しました。

マーティン・スコセッシ監督と長年コンビを組む

ロバート・デ・ニーロはマーティン・スコセッシ監督と関係が深く、マーティンが監督を務めた映画に数多く出演しています。

その関係は1973年公開の『ミーン・ストリート』に始まり、『レイジング・ブル(1980)』や『カジノ(1995)』、『アイリッシュマン(2019)』などロバートの若手時代から現代に至るまで続きます。

イギリスの映画雑誌『TOTAL FILM』が2012年に掲載した『映画史に残る監督と俳優のコラボレーション50組』で、ロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシのコンビは堂々一位に選ばれました。

(参考:https://eiga.com/news/20120729/6/)

役作りの為なら、決して手を抜かないロバート・デ・ニーロ

ロバート・デ・ニーロが役者として素晴らしい点として『役作りの為なら決して手を抜かないストイックさ』が挙げられます。

この項目ではロバートが役作りの際に、特に努力したであろう映画を4作品紹介します!

1974年 ゴッドファーザー PART II

先ほども紹介した『ゴッドファーザー PART II』では、演じるキャラクターの故郷であるイタリアのシチリア島に実際に住み、現地の訛りを含めたイタリア語を完璧に習得。

更に、前作で主人公のヴィトーを演じた俳優マーロン・ブランドの若い頃をロバートが演じるということで、マーロン・ブランドの特徴的なしゃがれ声までもマスターしてみせました。

1978年 ディア・ハンター

『ディア・ハンター』でロバート・デ・ニーロは、ピッツバーグにある製鉄所で働くマイケルという男の役で主演を務めました。

キャラクターのリアルな生活を体験するため、ピッツバーグに数ヶ月滞在したそうです。それだけでなく、実際に製鉄所で働こうともしました。それはさすがに現地の人に断られたみたいですね。

1980年 レイジング・ブル

『レイジング・ブル』は実在するボクサーの自伝を元にした映画で、ロバート・デ・ニーロは主人公のボクサー、ジェイク・ラモッタを演じました。

この映画はジェイク・ラモッタのボクサー黄金期から、引退して落ちぶれてしまうまでを描いています。ロバートは鍛え上げたボクサー体型と、引退後の肥満体型徹底的に再現。

下の予告映像では、ロバート・デ・ニーロの引き締まった素晴らしい肉体を見ることができます!

太るためにイタリアに滞在し、レストランをはしごする日々。ボクサー体型から肥満体型にしようと増やした体重はなんと27kg!この徹底的なこだわりから“デ・ニーロ・アプローチ”という言葉も誕生しました。

1988年 ミッドナイト・ラン

『ミッドナイト・ラン』では賞金稼ぎのジャックを演じているロバート・デ・ニーロ。本物の賞金稼ぎの現場に同行し、捕獲や張り込みなどの仕事術を習得しました。

ちなみにこの仕事体験は『ミッドナイト・ラン』の監督を務めた、マーティン・ブレストと共に行っています。

ロバート・デ・ニーロの出演作品一覧

ロバート・デ・ニーロが出演している作品を一覧で紹介します。出演作品が多いのでメインキャスト以上の活躍をしている作品に絞りました。

※映画タイトルが太文字になっている作品は、映画賞に選ばれている作品です。

映画
  • 1968年 ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク
  • 1969年 御婚礼 ザ・ウェデング・パーティー デビュー作品(撮影は1963年)
  • 1971年 The Gang That Couldn’t Shoot Straight
  • 1973年 ミーン・ストリート 主演
  • 1974年 ゴッドファーザー PART II
  • 1976年 タクシードライバー 主演
  • 1976年 1900年 主演
  • 1976年 ラスト・タイクーン 主演
  • 1977年 ニューヨーク・ニューヨーク 主演
  • 1978年 ディア・ハンター 主演
  • 1980年 レイジング・ブル 主演
  • 1983年 キング・オブ・コメディ 主演
  • 1984年 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 主演
  • 1984年 恋におちて 主演
  • 1985年 未来世紀ブラジル
  • 1986年 ミッション 主演
  • 1987年 エンゼル・ハート
  • 1987年 アンタッチャブル
  • 1988年 ミッドナイト・ラン 主演
  • 1989年 アイリスへの手紙
  • 1989年 ジャックナイフ 主演
  • 1989年 俺たちは天使じゃない 主演 製作総指揮兼務
  • 1990年 グッドフェローズ 主演
  • 1990年 レナードの朝 主演
  • 1991年 真実の瞬間 主演
  • 1991年 バックドラフト
  • 1991年 ケープ・フィアー 主演
  • 1992年 ミストレス 製作兼務
  • 1992年 ナイト・アンド・ザ・シティ 主演
  • 1993年 恋に落ちたら… 主演
  • 1993年 ボーイズ・ライフ
  • 1993年 ブロンクス物語/愛につつまれた街 主演 監督・製作兼務
  • 1994年 フランケンシュタイン 主演
  • 1995年 カジノ 主演
  • 1995年 ヒート
  • 1996年 ザ・ファン 主演
  • 1996年 マイ・ルーム 製作兼務
  • 1997年 コップランド
  • 1997年 ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ 製作兼務
  • 1997年 ジャッキー・ブラウン
  • 1998年 大いなる遺産
  • 1998年 RONIN 主演
  • 1999年 アナライズ・ミー 主演
  • 1999年 フローレス 主演
  • 2000年 ザ・ダイバー 主演
  • 2000年 ミート・ザ・ペアレンツ 主演
  • 2001年 15ミニッツ 主演
  • 2001年 スコア 主演
  • 2002年 ショウタイム 主演
  • 2002年 容疑者 主演
  • 2002年 アナライズ・ユー 主演
  • 2004年 シャーク・テイル CGアニメ
  • 2004年 ミート・ザ・ペアレンツ2 主演 製作兼務
  • 2004年 サン・ルイ・レイの橋
  • 2005年 ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ 主演
  • 2006年 グッド・シェパード 監督兼務
  • 2007年 スターダスト
  • 2008年 トラブル・イン・ハリウッド 主演 製作兼務
  • 2008年 ボーダー 主演
  • 2009年 みんな元気 主演
  • 2010年 マチェーテ
  • 2010年 ストーン 主演
  • 2010年 ミート・ザ・ペアレンツ3 主演
  • 2011年 昼下がり、ローマの恋
  • 2011年 リミットレス
  • 2011年 キラー・エリート
  • 2011年 ニューイヤーズ・ラブ
  • 2012年 レッド・ライト
  • 2012年 フリーランサーNY捜査線
  • 2012年 ロバート・デ・ニーロ エグザイル 主演
  • 2012年 世界にひとつのプレイブック
  • 2013年 グリフィン家のウエディングノート 主演
  • 2013年 キリングゲーム 主演
  • 2013年 マラヴィータ 主演
  • 2013年 ラストベガス
  • 2013年 アメリカン・ハッスル
  • 2013年 リベンジ・マッチ 主演
  • 2014年 ザ・バッグマン 闇を運ぶ男
  • 2015年 マイ・インターン 主演
  • 2015年 タイム・トゥ・ラン
  • 2015年 ジョイ
  • 2016年 ダーティ・グランパ 主演
  • 2016年 ハンズ・オブ・ストーン
  • 2016年 The Comedian 主演
  • 2017年 嘘の天才 〜史上最大の金融詐欺〜 主演 製作総指揮兼務 テレビ映画
  • 2019年 ジョーカー
  • 2019年 アイリッシュマン 主演
  • 公開時期未定 The Comeback Trail 主演
  • 公開時期未定 The War with Grandpa 主演

監督や製作としても活躍しているロバート・デ・ニーロ

出演作品一覧にも記載してある通り、ロバート・デ・ニーロは映画監督や製作総指揮としても活躍しています。

1988年に女性映画監督のジェーン・ローゼンタールと共に、映画プロダクション会社『トライベッカ』を設立しました。

ロバート・デ・ニーロ自身も出演している映画『僕たちは天使じゃない』や『ブロンクス物語/愛につつまれた街』などは『トライベッカ』が製作に関与しています。

『トライベッカ』は2019年11月現在『Artemis Fowl』という映画を製作中で、2020年5月にアメリカで公開予定です。

批判の声を乗り越え、イタリア名誉市民として表彰される

ロバート・デ・ニーロは生まれも育ちもアメリカですが、父方にイタリア系移民の血を引いています。

このことから、2005年にイタリアのシルヴィオ首相が「ロバート・デ・ニーロを著名なイタリア系移民」として表彰しようとしました。

しかし、イタリアの一部市民から「ロバート・デ・ニーロは『ゴッドファーザー』などのマフィア映画でイタリアに悪いイメージを与えた」と批判する声が上がります。

ロバートを批判する声は時間をかけて小さくなり、最終的に2006年のローマ映画祭最終日に、ロバート・デ・ニーロは『イタリア名誉市民権』を獲得しました。

(参考:https://eiga.com/news/20040817/3/)

ロバート・デ・ニーロの家族を紹介

ロバート・デ・ニーロは、2019年までに3名の女性とお付き合いしていました。この項目では、ロバートの交際歴を順番にご紹介します。

1人目の交際相手:ダイアン・アボット

ロバート・デ・ニーロは1976年に女優のダイアン・アボットと結婚しました。

ダイアン・アボットは1967年にドレーナという娘を産んでおり、ロバートはドレーナも養子として迎え入れます。ダイアンとロバートの間にはラファエルという男の子が誕生。

4人家族で仲良く暮らしていましたが、1988年にあえなく離婚してしまいました。

2人目の交際相手:トゥーキー・スミス

ダイアンと離婚して間も無く、モデルのトゥーキー・スミスと交際開始します。

1995年に体外受精を利用し、トゥーキーとロバートの間には双子の男の子が産まれました。新しい家族でやり直すのかと思いきや、1996年に破局します。

3人目の交際相手:グレイス・ハイタワー

トゥーキーと別れた翌年、ロバート・デ・ニーロは女優のグレイス・ハイタワーと再婚。グレイスは1998年にエリオット君を出産しました。

1999年にロバートとグレイスは離婚する寸前まで行きますが、徐々に関係は修復し2004年には完全によりが戻りました。2011年にはグレイスという女の子も誕生しています。

3回目の4人家族、今度こそうまくいくかと思われたロバート・デ・ニーロの家族関係ですが、2018年11月に結局別れてしまいました。

2019年11月現在、ロバート・デ・ニーロに新しい女性関係のウワサは入ってきておりません。

ロバート・デ・ニーロの紹介まとめ

1960年代から活躍し続けている大御所俳優、ロバート・デ・ニーロについて紹介させていただきました。

2019年で76歳になるロバート。しかしその勢いは衰えることなく、俳優としても裏方としてもまだまだ大活躍しそうです。このままいつまでも彼の勇姿を応援したいですね!

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでロバート・デ・ニーロの素晴らしさが少しでも伝わりましたら、ぜひ出演作品も手を取ってみてください。

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naotosato
月間最高60記事、9ヶ月で200記事以上を納品しました。 誰にでもわかりやすい文章を書くことを得意としています。 ライターの他にはメディア編集者や添削官としての一面もあります。