今回は人気映画『イエスマン』の紹介をしていきます。全ての質問や問いに対して「イエス」と言い続けた男、カール・アレン。彼の人生は「イエス」と言い続けることでどんどんと好転していきます。
しかし、あるときとある質問に対して「イエス」と答えたことで、初めて事態が悪い方向へと進んでいってしまうのです。
果たしてカール・アレンの運命は?映画『イエスマン』が伝えたいこととは一体どのようなことなのでしょうか?ぜひこの記事を通して『イエスマン』の魅力に触れ、実際に作品を鑑賞していただけたらと思います。
『イエスマン』の概要
まずはじめに、映画『イエスマン』の概要を紹介しておきます。いつ公開された作品なのか、所要時間はどのくらいなのかを確認してみてください。
- 公開日:2009年3月20日
- 所要時間:104分
- 年齢制限:なし
- シリーズ作品:なし
公開は2009年と、10年以上前に公開された作品です。僕自身この作品を観たのは最近なのですが、友達から「『イエスマン』はいい作品」だと教えてもらっていたので、公開当時も今現在も人気がある作品なわけですね。
『イエスマン』に出演しているキャスト
ここでは『イエスマン』に出演しているキャストを紹介していきます。『イエスマン』の主要キャストは以下4名です。
- ジム・キャリー
- ズーイー・デシャネル
- ブラッドリー・クーパー
- テレンス・スタンプ
それぞれのキャストについて『イエスマン』作品中での役所や俳優・女優さんの出演作品等を軽く紹介します。
ジム・キャリー(カール・アレン 役)
カール・アレンの役を演じているジム・キャリーさんは『マスク』や『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』などにも出演している人気の俳優さんです。
映画作品だけではなく、コメディドラマの『トゥルーマン・ショー』や『マジェスティック』にも出演している、カナダ出身の売れっ子です。
ズーイー・デシャネル(アリソン 役)
カール・アレンの恋人であるアリソンを演じているズーイー・デシャネルさんは、『(500)日のサマー』にてヒロインを演じた女優さんです。
演技力だけではなく歌唱力にも定評のあるズーイー・デシャネルさんは、歌手としても活躍しています。
ブラッドリー・クーパー(ピーター 役)
カール・アレンの友人であるピーターを演じているブラッドリー・クーパーさんは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などの作品に出演している俳優さんです。
アクション系からラブストーリーの映画にも出演する幅広い演技力を備えており、近年ではレディー・ガガさんと共に主演する映画の監督を務めるなど、40歳を過ぎた今もなお挑戦を続けています。
テレンス・スタンプ(テレンス・バンドリー 役)
カール・アレンが『イエスマン』になるきっかけとなったセミナーを主催したテレンス・バンドリーを演じたのはテレンス・スタンプさんです。
テレンス・スタンプさんは、『スター・ウォーズ』シリーズや『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』に出演したことのある俳優さんで、過去にはカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞した経験もあります。
『イエスマン』のストーリー
物語の主人公は、「ノー」が口癖のカール。銀行で貸付業務の仕事を担当しているカールは、日頃から「ノー」という言葉を使い続け、ある日友人に誘われて自分自身の生き方を変えるためにセミナーに参加することに。
そのセミナーでカールは、「どんなことに対しても『イエス』と答えることが、意味のある人生を送るための唯一のルール」と教えられ、早速実践し始めました。
始めのうちは半信半疑だったカールですが、「イエス」と言うことで物事が好転すると感じ、自信を持って「イエス」と言い続けるようになるのです。カールとアリソンの交際も「イエス」がきっかけの1つです。
常に「イエス」と言い続けることが物事を好転させる方法だと信じていたカールですが、あるとき「イエス」という答えによって事態が悪化。アリソンとの関係も希薄になったカールを絶体絶命のピンチが襲う?!
『イエスマン』の注目ポイント
『イエスマン』を実際に観て感じた、この作品の注目ポイントを独断と偏見で紹介していきます。
アリソンとの関係
カールとアリソンは、カールがセミナーに参加したその日のうちに出会うのですが、2人はいつしか惹かれていき、恋仲に発展します。
仮装パーティーに参加したり旅行をしたりと順調に愛を育んでいた2人ですが、カールが今まで積み上げてきた「イエスマン」としての行いが、2人の関係を切り裂くきっかけになってしまうのです。
カールに対して不信感を抱いてしまったアリソン。そんなアリソンはカールのことを許すのか?そして、カールは一体どのような方法でアリソンとの関係修復を目指すのか、ぜひ注目してみてください。
カールの仕事事情
カールは銀行の貸付業務を担当しているのですが、仕事でも常に「ノー」を言い続けてきたカールは、昇進のチャンスを逃してしまうのですが、その直後にあのセミナーに参加するのでした。
「イエスを言い続ける」ことをセミナーで誓ったカールは、仕事でも常に「イエス」を言い続けることでお客さんからは感謝され、社内での信頼も勝ち取っていきました。
そして、いつしか銀行には欠かせない人材になったカール。周りからの評価やカールに向けられる眼差しの変化に、ぜひ注目してみてください。
「イエス!」と答えることで人生は好転する
この『イエスマン』という作品は、僕自身メッセージ性の強い作品だと感じています。タイトルからも読み取れるそのメッセージというのは「イエス」を発するということです。
様々な問いに対して「イエス」と答え続けることが、自分自身の人生を好転させるきっかけになるのです。カールも作品中で「『イエス』と言い続けることで自分に自身が持てて、積極的になれた」と話しています。
自分ができるかどうかわからないことに対しても「イエス」と言えるように努力をしてみると、いつしか自分自身の大きな才能にも気付くことができ、自分にも自身を持てるようになるんです。
「イエス」と言い続けることが必ずしも人生を好転させるとは限りませんが、自分に自身が持てるようになる魔法の言葉「イエス」を、日頃から使ってみる価値があると思いませんか?
何かを信じ抜く強さを持つべきだと感じさせてくれる
『イエスマン』から感じ取れるメッセージ性の中でも、特に強く感じたのは「何かを信じ抜く強さを持つべきだ」という点です。
カールはとあるセミナーに参加したことで「イエス」と言い続けること誓わざるを得なかったのですが、それがいつしかカールの中で「人生を好転させる武器」として宿っていくのです。そんな誓いなど存在しないのに。
カールは「『イエス』と言い続ける誓いなど存在しない」ということに気づいていませんでしたが、カールが信じ続けたことでアリソンとも出会い、自分に自信を持てるようになったのです。
人に否定されたりけなされたとしても、何かを信じ抜く強さを持っておくことは非常に大切なことだ、と訴えかけてくれた作品だと僕は感じました。
『イエスマン』に対する評価
映画『イエスマン』に対する、世間の評価を調べてみました。Yahoo!や映画.comなどの大手が算出している評価を以下にまとめてみました。
- Yahoo!:3.97
- 映画.com:3.8
どちらも3.8を超えており、高い評価を得ている作品であることがわかります。
僕は個人的にアクション系やラブストーリー系の映画が好きなのですが、『イエスマン』は非常に好きな作品で高い評価を得ていることに納得できます。
アクションに比べるとインパクトに欠けますし、ラブストーリーに比べるとキュンキュン度合いも弱い印象ですが、その欠点を補って余りあるだけのメッセージ性と、生活のきっかけになる考え方を授けてくれる作品です。
『イエスマン』を見るならココ!
『イエスマン』は公開されたのが2009年と10年以上も前ですので、当然映画館での上映は終了しています。
そんな『イエスマン』を観たい人は、レンタルショップでDVDをレンタルするか、Amazonプライムなどの動画配信サービスVODでご覧ください。
2019年1月現在、Amazonプライムでは『イエスマン(吹替版)』がプライム会員であれば無料で観られます。字幕を希望する人は、プライム上でレンタルをするか、DVDをレンタルした方がいいでしょう。
ズーイー・デシャネルが出演するこちらの映画もおすすめ
この作品でヒロイン、アリソンを演じているズーイー・デシャネルさんは、様々な映画に出演しているのですが、個人的には『(500)日のサマー』がおすすめです。
『イエスマン』でも可愛らしい女性を演じているのですが、『(500)日のサマー』でも主演のジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるトムの恋人役として、可愛らしいサマーを演じています。
2019年1月17日で39歳になったズーイー・デシャネルさんですが、出演している作品では豊かな表情・演技力で個性的な役から可愛らしい女性まで演じており、個人的に好きな女優さんです。
ぜひとも『イエスマン』もそうですが、『(500)日のサマー』も併せてご覧ください。
まとめ
『イエスマン』という映画は、映画好きの間ではよく知られており、人気があり評価されている作品の1つです。僕は映画好きなのですがなかなか観ることがなく、『イエスマン』は最近見たばかりの作品です。
コメディな要素も豊富に盛り込まれているので作品に入りやすく、飽きることはありません。それでいてメッセージ性も強く映画を普段たくさん観るような人でなくても、楽しく観られる作品だと思います。
なぜ「イエスマン」になることが人生を好転させるきっかけになるのか、そしてこの作品がどんな思いを伝えているのかを、1度観て確認することをおすすめします。