「「エンド・オブ・ホワイトハウス」か。ホワイトハウスが大変なことになる映画みたいだけど、面白いのかな・・・。」
「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、マイク・バニングが北朝鮮のテロリストを相手に奮闘する、最初から最後までアクションシーンを堪能できる映画です。
この記事では、「エンド・オブ・ホワイトハウス」を一部ネタバレありで紹介していきます。心ゆくまでアクション映画を楽しみたいなら、おすすめの映画です。
この映画はPG12指定です。血しぶきやショッキングなシーンが一部含まれますので、視聴する際は注意して下さい。
アイキャッチ画像出典:https://kagurazaka-samurai.com/end-of-whitehouse/
「エンド・オブ・ホワイトハウス」のあらすじ
”鉄壁の要塞”ホワイトハウスが、たった13分で占拠され、15分後には敵を守る【難攻不落の要塞】となった。前代未聞のテロを遂行したアジア人テロリストの要求は二つ。「日本海域からの米国第七艦隊の撤収」「韓国と北朝鮮の間にある軍事境界線(非武装中立地帯)から米軍28,500名の撤退」。大統領を人質に取られたうえ、特殊部隊の突入も失敗、ペンタゴン最高司令部は絶望的な苦境に立たされる。誰もが諦めかけたその時、一人の男が内部への侵入に成功する。かつて大統領専任のシークレット・サービスとして活躍していたが、大統領夫人の命を守れず、今やデスクワーク専門でくすぶっていたマイク・バニング。彼に託せるのか?逡巡するペンタゴンにバニングは告げる。—「必ず、救出する」“タイムリミット”が刻一刻と迫る中、ただ一人、巨大な要塞の“深部”へと向かう。テロリストに隠された真の目的がある事を知らずに・・・。
出典:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00GCH80C0
北朝鮮がアメリカのホワイトハウスを襲撃し、アメリカ全土が危機に陥ってしまいます。そんななか、1人の男、マイク・バニングが立ち上がります。
最初から最後まで息つく暇を与えない、迫力のスリリングアクション映画です。
ホワイトハウス陥落
世界崩壊までのタイムリミット「7時間」
出典:「エンド・オブ・ホワイトハウス」の公式ポスターより
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の登場人物
ここで、「エンド・オブ・ホワイトハウス」の登場人物を4人紹介していきますね。
マイク・バニング(演:ジェラルド・バトラー)
マイク・バニングは、かつて大統領専任のシークレットサービスをしていました。
しかし、大統領一行が乗る車が事故を起こしてしまい、大統領夫人を守れなかったことからシークレット・サービスから身をひくことになってしまいます。
事故から1年半後、デスクワークに明け暮れる日々に嫌気が差していた時に、ホワイトハウス襲撃事件が起こり、大統領とアメリカを守るために、身一つでホワイトハウスに潜入します。
- 「Queen Victoria 至上の恋」― (1997年デビュー作、アーチー・ブラウン役)
- 「トゥームレイダー2」― (2003年、テリー・シェリダン役)
- 「オペラ座の怪人」― (2004年、ファントム役)
- 「300(スリーハンドレッド)」(2007年、レオニダス役)
- 「エンド・オブ・キングダム」(2016年、マイク・バニング役)
ベンジャミン・アッシャー大統領(演:アーロン・エッカート)
ベンジャミン・アッシャーはアメリカの大統領です。部下や家族に恵まれ、信頼されている男です。
事故により夫人を亡くしてしまいますが、マイクにはその責任を問わず、誰よりも彼に戻ってきて欲しいと願っています。
ホワイトハウス襲撃事件で人質にされてしまい、絶体絶命の状況下に陥ってしまいます。
- 「In the Company of Men」― (1997年デビュー作、チャド役)
- 「サンキュー・スモーキング」― (2006年、ニック・ネイラー役)
- 「ダークナイト」― (2008年、バビー・デント/トゥーフェイス役)
- 「エンド・オブ・キングダム」― (2016年、ベンジャミン・アッシャー役)
アラン・トランブル下院議長(演:モーガン・フリーマン)
アラン・トランブル下院議長は、ホワイトハウス襲撃事件により大統領が捕まってしまったことにより、急遽、合衆国大統領代理となりました。
テロリストの要求である、「日本海域からの米国第七艦隊の撤収」と「韓国と北朝鮮の間にある軍事境界線(非武装中立地帯)から米軍28,500名の撤退」の選択を強いられ、苦悩します。
- 「ショーシャンクの空に」― (1994年、レッド役)
- 「ディープ・インパクト」― (1998年、トム・ベック大統領役)
- 「宇宙戦争」― (2005年、ナレーター)
- 「皇帝ペンギン」(2005年、ナレーター)
- 「バットマンビギンズ」― (2005年、ルーシャス・フォックス役)
- 「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」― (2014年、アレックス役)
- 「エンド・オブ・キングダム」― (2016年、アラン・トランブル副大統領役)
カン・ユウサク(演:リック・ユーン)
カン・ユウサクは、ホワイトハウス襲撃事件のリーダーです。韓国政府の役人としてホワイトハウスに入り込み、大統領の接近に成功します。
その正体は韓国人ではなく、北朝鮮の人間でした。祖国北朝鮮を飢えで苦しめたアメリカを憎んでいて、大統領や政府高官を人質にします。
カン・ユウサクの要求は、「日本海域からの米国第七艦隊の撤収」と「韓国と北朝鮮の間にある軍事境界線(非武装中立地帯)から米軍28,500名の撤退」の2つです。
- 「ヒマラヤ杉に降る雪」― (1999年デビュー作、カズオ・ミヤモト役)
- 「ワイルド・スピード」― (2001年、ジョニー・トラン役)
- 「007 ダイ・アナザー・デイ」―(2002年、ザオ役)
- リン・ジェイコブス長官(演:アンジェラ・バセット)
- コナー・アッシャー (大統領の息子。演:フィンリー・ジェイコブセン)
- ルース・マクミラン国防長官(演:メリッサ・レオ)
- マーガレット・アッシャー大統領夫人(演:アシュレイ・ジャッド)
「エンド・オブ・ホワイトハウス」のみどころ
「エンド オブ ホワイトハス」の見どころは、リアルな銃撃シーンや、北朝鮮がホワイトハウスを襲撃した理由についてです。それぞれ紹介していきます。
リアルな銃撃シーン
序盤から北朝鮮の航空機が登場し、ホワイトハウスやワシントンの街に銃弾の雨を降らせていく様は、日常が戦場に変っていく様を描いています。
航空機の次は、潜入していた北朝鮮のゲリラ軍がホワイトハウスに突入し、激しい銃撃戦へと突入していきます。
よく訓練された北朝鮮のゲリラ軍の動きが、もし本当に北朝鮮がホワイトハウスを占拠する作戦を行ったら、こうなるんだなとリアルさを感じてしまいました。
北朝鮮がホワイトハウスを襲撃した理由
北朝鮮ゲリラ軍のリーダーであるカン・ユウサクは、大統領を人質に取りアメリカ政府に対して次の要求をします。
- 「日本海域からの米国第七艦隊の撤収」
- 「韓国と北朝鮮の間にある軍事境界線(非武装中立地帯)から米軍28,500名の撤退」
実はこの要求は建前にすぎず、真の目的は、飢えで苦しんでいる祖国北朝鮮と同じ苦しみをアメリカにも味あわせるため、大統領や政府高官から核の起爆コードを聞き出すことなのです。
そして、アメリカを核によって荒廃した国にさせるという野望をカン・ユウサクは抱いています。
現代社会でも北朝鮮の貧困問題は時折ニュースで垣間見え、いつ武力衝突のマグマが吹き出すかも分からない状況です。
もし北朝鮮がアメリカに対する軍事的行動が挑発ではなく、本当に実行されるのならと、リアルさを感じずにはいられません。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の類似作品
「エンド・オブ・ホワイトハウス」とよく勘違いされがちな作品として挙げられるのが、「ホワイトハウス・ダウン」です。
「ホワイトハウス・ダウン」のストーリーは、主人公ジョンが大統領専任のシークレットサービスの採用に落ちてしまい、娘とホワイトハウス観光ツアーに参加した時に事件に巻き込まれるというもの。
そして、テロリストからアメリカと世界を守るために警察官のジョンが立ち向かっていくというアクション映画です。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」と「ホワイトハウス・ダウン」の公開年が2013年と同時期であることと、似たようなタイトルのため勘違いされがちなのでしょう。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」のマイクは元シークレットである一方で、「ホワイトハウス・ダウン」のジョンはシークレットになれなかった男という違いが面白いです。
次の項目から、「エンド・オブ・ホワイトハウス」の高評価と低評価のレビューをそれぞれ紹介していきますね。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の高評価レビュー
設定、ストーリー、アクションが見事に融合した素晴らしいアクション映画、何度見ても楽しめる最高のエンターテインメントだ。
とりわけ主演のジェラルド・バトラーをはじめテロリスト集団もアクションが素晴らしい、見事に真剣勝負、文字通り命がけの戦いを演じており見ごたえ十分だった。
ダイハードから続く数あるアメリカのワンマンアーミーアクション映画の中でもかなり面白い部類に入ります。
タイトル通りホワイトハウスが襲撃され圧倒な火力の前に屈するわけですが、それがまあ凄い。そういう絶対絶命な状況からの主人公の反撃がたまりません。
手に汗握る緊張感とはまさにこのこと。モーガン・フリーマン、いい味出してるね。彼が出る映画にハズレなし。
しっかり脚本を読んだ上で、主演するかどうか決めるだろうから。ジェラルド・バトラーはオペラ座のイメージが強いけれど、しっかりアクションできてるね。かっこよかったです。
マイク役を演じたジェラルド・バトラーのアクションシーンが、かなり楽しめたというレビューが多いです。
また、大物俳優のモーガン・フリーマン目当てに見たら、アクション映画として申し分ない出来だったというレビューもありました。
俳優の演技力の高さだけでなく、北朝鮮がテロリストとしてホワイトハウスを襲撃するというリアルな設定も、作品の評価に繋がっているように見られます。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の低評価レビュー
冒頭から、領空侵犯する航空機をかくも長時間放置しないし、あんなに至近距離で撃墜することはない。
重武装した勢力が近くに来ていて誰も気づかないのも極めて不自然。その後も同じレベルでツッコミたくなることが山ほど出てくる。
アクションの素晴らしさを台無しにするほど、論理性が破綻している。極端なのが作りたかったのだろうが、こんなに酷いのは珍しい。
★ゼロにしたいくらいなのを初めて見た。高評価している人の気が知れない。
しかし、色々と妙な部分があり、最終的にアメリカ万歳で終わるストーリーは正直言って鼻につく。
冒頭の対地攻撃機がなぜ、ああも簡単にホワイトハウス上空まで侵入できたのか? 劇中、国籍不明機となっていたが機体にはアメリカ機であることが書かれていた。
普通に考えてあのような特殊な機をテロリストが入手できるとは思えない。軍に内通者がいると考えるべきだと思うがその辺りは全く描かれていない。
韓國首相近辺に北朝鮮があれだけまとまった数の工作員を送れるとも思えない。
あまりにもシナリオが破綻しすぎて笑ってしまうレベルw
ホワイトハウス上空まで軍用機に領空侵犯されちゃう無能な防空体制、謎に街に機銃を乱射w
40人のテロリストにアッサリ殲滅されるシークレットサービス、かと思ったらたった一人の特殊部隊に殲滅しかえされるテロリスト
そもそも核も発射できる国防の中枢に銃を持った他国の人間を入れるか?普通に考えて・・・w
高評価と低評価のレビュー出典:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00GCH80C0
序盤にて、航空機が簡単にアメリカの領空域に侵入できてしまうことや、テロリストが簡単にホワイトハウスに突撃できるのはおかしいなどの突っ込みどころが低評価の声として聞かれています。
細かい所を気にしていると、「エンド・オブ・ホワイトハウス」の見どころであるアクションシーンが楽しめなくなってしまうので、そこには目をつぶった方が良いですね。
軍事マニアの人にとっては、細かい粗が気になってしまう作品とも言えるでしょう。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の総評
「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、ジェラルド・バトラーの迫力のアクションシーンを最初から最後まで楽しめることや、テロリストが北朝鮮というリアルさが評価されています。
一方で、軍事などに詳しい人からは北朝鮮の航空機が簡単にアメリカに侵入できてしまうことなど、突っ込み処満載の作品として低評価を受けています。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」は細かい突っ込み処はあるものの、そこは置いておいてジェラルド・ハドラーのアクションや銃撃戦を楽しむための作品と言えるでしょう。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の作品情報
- 【原題】― Olympus Has Fallen
- 【監督】― アントワーン・フークア
- 【吹き替え版声優】― マイク・バニング(宮内敦士)、ベンジャミン・アッシャー大統領(井上和彦)、アラン・トランブル下院議長(坂口芳貞)、カン・ユウサク(山野井仁)
- 【公開日】― 2013年
- 【年齢指定】― PG12
- 【上映時間】― 120分
- 【視聴方法(2019年8月時点)】― amazon prime video(字幕)、youtube(吹替)、U-NEXT(吹替・字幕)、dTV(吹替・字幕)、netflix(吹替・字幕)
- 【amazon prime videoの評価】― ☆☆☆☆☆(3.6点)
- 【映画.comの評価】― ☆☆☆☆☆(3.4点)
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の「DVD&Blue-ray版」にはNG集やジェラルド・バトラー来日イベント映像などの特典が収録されています。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編
「エンド・オブ・ホワイトハウス」には続編があり、「エンド・オブ・キングダム」(2016年)というタイトルです。
「エンド・オブ・キングダム」は、前作から2年後のイギリスが舞台です。イギリスの首相が突然死んでしまい、ロンドンで世界各国の首脳が集結するなか、テロが起きてしまいます。
シークレットサービスとして復帰したマイクが、世界を救うためロンドンで奮闘するストーリーとなっています。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」が見終わった後に、ぜひ見てみて下さい。
まとめ
ここまで、「エンド・オブ・ホワイトハウス」を一部ネタバレありで紹介していきました。
北朝鮮がテロリストとしてホワイトハウスを襲撃するというリアルな設定と、最初から最後まで気が抜けないアクションシーン満載の作品として楽しめます。
私は、「エンド・オブ・ホワイトハウス」を字幕版で視聴しました。作中の臨場感がより伝わってきますので、迫力を心ゆくまで楽しみたいなら字幕版をおすすめします。
北朝鮮のテロリストによって、壊滅的な危機を迎えたアメリカの命運はいかに・・・。