国家存亡の危機とかいう規模のアクション映画ってドキドキしますよね。
今回紹介する映画「ホワイトハウス・ダウン」では、アメリカのホワイトハウスが謎の武装集団に占拠されてしまうという、完全にフィクションとも言ってられない事件を描きました。
監督を務めたのはあの「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」で知られるローランド・エメリッヒ。一体どんな物語なのか気になりませんか?
(トップ画像出典:https://images.app.goo.gl/W5sUYGJ3Uk72fkUv9)
「ホワイトハウス・ダウン」の監督はあのSF大作製作者!
- 公開日:2013年8月16日
- ジャンル:アクション、スリラ―
- 主演:チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス
- 監督:ローランド・エメリッヒ
- 上映時間:131分
「ホワイトハウス・ダウン」の監督を務めたのは「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」で知られるローランド・エメリッヒ。
上記の作品のように、大規模なスケールで作られるSF作品が特徴です。そんな監督がホワイトハウスの崩壊を描くということですが、一体ホワイトハウスはどうなってしまうのでしょうか?
そもそもホワイトハウスって?
- アメリカ合衆国大統領が居住し、執務を行う官邸・公邸の建物。転じて、(日本語における「官邸」と同様に)そこで働くスタッフらを含めた政権の中枢を指す。
- アメリカ合衆国大統領行政府の中の一部局である「ホワイトハウス・オフィス」(資料によっては「ホワイトハウス事務局」との日本語表記も)。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9#%E9%80%B8%E8%A9%B1)
上記のように、ホワイトハウスは、アメリカの政治の中心を担う建物です。
ホワイトハウスが占拠されるということは、アメリカの政治がストップしてしまうということに等しいというわけですね。
そんなとんでもない事態に巻き込まれてしまった登場人物たちは、どんなキャラクターなのでしょうか?
「ホワイトハウス・ダウン」の登場人物
ホワイトハウスの占拠という前代未聞の事件に巻き込まれてしまった登場人物たちを紹介していきます。
ジョン・ケイル/チャニング・テイタム
主人公は元軍人のジョン・ケイル。娘のエミリーとともにホワイトハウスの内部観光に訪れていたところ、襲撃に巻き込まれてしまいます。
襲撃の際エミリーとはぐれてしまい、敵の目を盗みながら探していたところ、偶然大統領に遭遇し・・・?
ソイヤー大統領/ジェイミー・フォックス
襲撃された当時の大統領。命がけの逃走をしながらも、ジョークを連発するキャラクターが魅力です。
エミリー/ジョーイ・キング
ジョンの娘。学芸会で披露した旗振りを見に来てくれなかったことで、父親に対してすねた態度を示しています。
襲撃の様子をYouTubeに投稿したことで見せた、思わぬ活躍に注目です。
キャロル大統領警護官/マギー・ギレンホール
大統領の警護官で、ジョンの元同級生、キャロル。襲撃の際はホワイトハウスの外にいたため、軍やCIAと協力しながら、事件の解決を試みます。
マーティン・ウォーカー警護隊長/ジェームズ・ウッズ
キャロルたち警護官の隊長。ホワイトハウスが前代未聞の襲撃に遭ったことで、大統領を地下シェルターへと案内します。
「ホワイトハウス・ダウン」のストーリー
元軍人、ジョンは娘のエミリーとともに、ホワイトハウスの内部観光ツアーに参加中。突然、清掃員を装った謎の人物が掃除用具の中に仕掛けた爆弾を爆発させ、現場は大混乱に陥ります。
爆発のあと、謎の武装集団が大量に現れ、ホワイトハウスはあっという間に選挙されてしまいます。
襲撃の際に娘とはぐれてしまったジョンは、危険を冒しながら娘を探しに行きます。その道中、偶然襲撃されている大統領に出くわし・・・?
襲撃されてから最後まで、常に緊張感満載のアクションシーンだらけで物語が進行していくのが、この作品の特徴です。
アクションシーンのバーゲンセール?!
「ホワイトハウス・ダウン」では、あらゆるアクションシーンがこれでもかというほど詰まっているのが魅力です。
銃撃戦はもちろん、ジョンがエミリーを探している際にはステルスアクションもあり、かと思えばロケットを片手に車で逃げ回るド派手なカーチェイスもあり。
ヘリとミサイルの戦いもあれば、最終的には核を撃つかどうかといったスケールにまで発展します。
「〇〇分以内に敵を止めなければ!」って状況はアクション映画でおなじみですが、「ホワイトハウス・ダウン」の主人公・ジョンは10分以内に核発射を阻止しなければならなくなります。
ローランド・エメリッヒ監督お得意の、超特大規模のアクションシーンがまるでバーゲンセールとでも呼べるぐらいたくさん登場するのが、この映画最大の見どころです!
意外とコメディチックな「ホワイトハウス・ダウン」
上記のように、アクションシーンが魅力の「ホワイトハウス・ダウン」ですが、キャラクター同士の掛け合いは意外とコメディチックなのが大きな見どころです。
特にジョンと大統領が、武装集団に立ち向かいながらもところどころ冗談を言い合っている関係が好きですね。
大統領は結構おちゃめなキャラクターで、エレベーターからジャンプするのにビビったり、「私のエア・ジョーダン(有名なバスケットシューズ)をくらえ!」なんて言いながら攻撃したり・・・。
せっかく手に入れたミサイルで反撃しているのに、そのミサイルを落としちゃったり笑このようなコメディチックな雰囲気で進行していく話がぼくは好きなのですが、残念ながら評価が分かれるところでもあるんですよね。
専門家からは酷評?の「ホワイトハウス・ダウン」
以上紹介してきたような、コメディチックな作風が他のアクション映画には中々見られない魅力なのですが、それが逆に「緊張感を損ねている」ということでマイナスポイントとして見えてしまう人もいるようです。
Rotten Tomatoesには187件のレビューが寄せられ、支持率50%、平均評価は5.4/10となっており、「『ホワイトハウス・ダウン』は化学的な利益を生み出したが、エメリッヒ監督はクリシェと上手く編集されたアクションで映画を損なっている」と批評された[23]。Metacriticでは43件のレビューに基き、52/100のスコアを与えている[24]。
IGNのロス・コーネットは6.5/10の評価を与え、「『ホワイトハウス・ダウン』は、それまでのアクション映画の馬鹿げた再生産です。しかし、あなたがそれを受け入れて笑うなら、非常に楽しいものとなるでしょう」と批評している[25]。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3#%E6%89%B9%E8%A9%95)
「馬鹿げた再生産」とはまさにその通りと言わざるを得ず、よくあるアクションシーンをハイテンションで詰め込みまくった作品と言えるでしょう。
でもそれが良いのです。
オーストラリア映画批評家サークルのアンドリュー・チャンは、「映画で誰かが撃たれたり爆撃された時、私が笑う理由が喜びからなのか悲しみからかのかは私にも分かりません。しかし、これが映画の技法なのです。そのため、私は『エンド・オブ・ホワイトハウス』よりもこちらが好きです」と批評している[26]。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3#%E6%89%B9%E8%A9%95)
コメディチックな部分をマイナスにとらえる人もいますが、アクション映画好きで、なおかつちょっと軽いテンションが好きな人にはうってつけの映画です。
・・・ところで、引用で登場した映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」はなんだか名前がそっくりな作品ですが、「ホワイトハウス・ダウン」と何か関係があるのでしょうか?
名前がそっくりな映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」との違い
「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、「ホワイトハウス・ダウン」とたまたま同じ2013年に、たまたま同じくホワイトハウス襲撃を題材として描いた別の作品です。
名前は似ているが作風は全然違う
これまで紹介してきたように、「ホワイトハウス・ダウン」では意外と軽いノリで物語が進行していくのが特徴でした。
それに対して、「エンド・オブ・ホワイトハウス」は完全にシリアスなアクション映画です。
それもそのはず、「エンド・オブ・ホワイトハウス」でホワイトハウスを襲ったのはなんと北朝鮮のテロ集団。最初から国同士の争いが前提のストーリーというわけです。
敵の立場が違う
「ホワイトハウス・ダウン」では、アメリカ内部に潜む裏切り者が真の敵です。
ネタバレは控えますが、意外な人物が裏切り者です。
その裏切り者は、息子を戦争で亡くしてしまったために、作戦実行者の大統領を恨んでいました。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」では国と両親をアメリカに奪われた朝鮮人が、復讐として襲撃を企てます。
核の使い方が違う
「ホワイトハウス・ダウン」の真犯人は大統領から核発射装置を盗んだ後、中東に向けて発射しようとします。
核発射の報復としてアメリカへの核反撃を狙い、第三次世界大戦を引き起こすことでアメリカを滅ぼそうとしました。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」では、敵の狙いはケルベロスコードと呼ばれる核の誤爆抑制装置です。
敵はこれを逆に利用し、アメリカ内部にある核爆弾をすべて自爆させようと計画していました。
設定は似ていだが、見どころは全然違う
以上紹介してきただけでも「ホワイトハウス・ダウン」と「エンド・オブ・ホワイトハウス」には多くの違いがあることがわかります。
どちらもおもしろい作品ですが、軽いノリが好きな人には「ホワイトハウス・ダウン」、とにかくシリアスなアクションを真剣に観たいという人には「エンド・オブ・ホワイトハウス」がおすすめです!
悔しいけど家族愛に泣いちゃう
以上お伝えしてきたとおり、ドタバタアクションといった作風の「ホワイトハウス・ダウン」。
しかし、ジョンとエミリーの家族愛にはおもわずウルっときちゃいました。エミリーは父親のことを「ジョン」と呼び捨てにするほど仲の悪い関係です。
しかし、ベタな展開ではありますが、ジョンが命がけでエミリーを助けたことで、エミリーも父親に対する愛を自覚するようになります。
助けられた後にエミリーの取った行動が、最大の感動ポイントです。
そのシーンになるまで全く気づけなった伏線も隠されており、作中最大の見どころでしょう。
それまで軽いノリで進んできただけに、最後の最後で泣かされてしまいなんだか悔しくなりました。
「ホワイトハウス・ダウン」への感想
大量のアクションシーン、コメディチックな展開、家族愛が見どころの「ホワイトハウス・ダウン」。視聴者からどのような感想が寄せられているのか、映画レビューサイトを覗いてみました。
- Filmarks-3.7
- Yahoo!映画―3.67
- 映画.com―3.7
“WhiteHouseDown”を鑑賞しました。
登場人物がことごとくアホなのがシンゴジラに似ている気がする。
国家の危機ってこんな感じ?
(出典:https://filmarks.com/movies/54084)
ハラハラドキドキ。
エミリーよ、おい待て待て?って何回もなるけど。
実際のHWがここまでガバガバじゃないことを信じてるが。
大統領は素直に好感持てる。
(出典:https://filmarks.com/movies/54084)
完全に好みの作品
そらそうだよ観終わった後に気づいた
『2012』の監督さん大好きです何度か娘?おいおい娘落ち着け?ってなったけど、パニックアクション映画で大事だと思ってる話の分かりやすさの部分がずば抜けてるし、なんてたって面白かった
ホワイトハウスって名前つくと映画として面白くなるのかな笑
主人公と大統領可愛い
(出典:https://filmarks.com/movies/54084)
なんだか観たことがあるような展開だが面白かった
親子愛、大統領とシークレットサービス希望の主人公との凸凹コンビが楽しめる脳筋アクションムービー
ホワイトハウスに夢を持てるワクワクした演出も面白い
大統領がロケットランチャーを放つシーンは最高すぎた
(出典:https://filmarks.com/movies/54084)
ジョンと大統領のコンビに言及する感想が多く見られます。今回の記事でもお伝えしたとおり、2人のちょっとくだけた掛け合いがこの映画の大きな魅力ですね。
あまり深いことを考えず、とにかくおもしろい映像を観たい!というときにおすすめな作品です。
まとめ~「ホワイトハウス・ダウン」を今から観るには~
以上、映画「ホワイトハウス・ダウン」について解説してきました。
映画に登場するアクションの総集編というぐらい詰め込んだアクションシーン、主人公タッグのコメディチックな掛け合い、意外と泣いちゃう家族愛が見どころの映画です。
最後に「ホワイトハウス・ダウン」を視聴できるVOD(ビデオオンデマンドサービス)をまとめておきました。今回の記事を読んで気になった方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?
- U-NEXT
- NETFLIX
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