日本が舞台となった『007』シリーズ作品:『007は二度死ぬ』について紹介していきます。
この記事を読めば、日本人だからこそ今作をもっと楽しめるようになるでしょう。
そして『007は二度死ぬ』を”無料”で観られる動画サイトも紹介していくので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/_p8URGduyEg)
『007は二度死ぬ』って、どんな映画?
まずは、日本が舞台となっている映画『007は二度死ぬ』の情報を紹介していきます。
- 公開年:1967年
- 監督:ルイス・ギルバート
- 主演:ショーン・コネリー
- ジャンル:スパイアクション映画
- 前作:『007 サンダーボール作戦』
- 次作:『女王陛下の007』
『007は二度死ぬ』は、”初代ジェームズ・ボンド”の一度目の引退作品です。(次々作で、ショーン・コネリーさんがボンドに復活します)
「歴代最高のジェームズ・ボンド」と言われることも多いショーン・コネリーさんが、日本で大暴れして活躍する姿を楽しめる作品ですよ。
『007は二度死ぬ』のストーリーを、簡単に紹介!
ここで『007は二度死ぬ』のストーリーを、簡単に紹介していきます。
アメリカの宇宙ロケットが、謎の飛行物体に捕まってしまうという事件が発生しました。この事件をキッカケに、アメリカとソ連が一触即発の緊張した状況になってしまいます。
その事件に犯罪組織:スペクターが関わっていると気付いたイギリス情報部(MI6)は、日本にジェームズ・ボンドを派遣しました。
そして日本の公安のトップ:タイガー田中たちに協力してもらいながら、ボンドはスペクターの秘密基地に潜入していく…というストーリーです。
【ボンドガールは日本人】今作のメインキャストを3人紹介!
日本が舞台になっているだけあって、今作には多くの日本人が出演しました。
それらのキャストの中から、今作で特に活躍する3人のメインキャストを紹介していきます。
ジェームズ・ボンド(演:ショーン・コネリー)
イギリス情報部(MI6)に所属し、”007”のコードネームでも恐れられている主人公がジェームズ・ボンドです。
演じているのは、「歴代最高」と言われるほどボンドがハマり役となった名俳優:ショーン・コネリーさんですね。
敵である犯罪組織:スペクターの陰謀を阻止するために日本を訪れ、日本人の協力者と共に活躍していきます。
キッシー鈴木(演:浜美枝)
今作のボンドガールであり、ボンドと共にスペクターの陰謀を阻止していく女性がキッシー鈴木です。
演じているのは、1960〜1980年代に大活躍した名女優:浜美枝さんですね。
「ボンドを動きやすくするため」という目的のもと、ボンドとキッシー鈴木は偽装結婚して夫婦になりました。
タイガー田中(演:丹波哲郎)
ボンドと協力して、日本国内に作られていたスペクターの秘密基地を壊そうとしていくのがタイガー田中です。
演じるのは、50年以上も俳優として活躍して300本以上の映画に出演した名俳優:丹波哲郎さんですね。
公安のトップという立場を活かして、表からも裏からもボンドをサポートしていきます。
【メインの2人以外にも!】今作に出演した、主な日本人一覧
ここで、浜美枝さんと丹波哲郎さん以外の『007は二度死ぬ』に出演した日本人を紹介していきます。それがコチラの人たちですね。
- 若林映子
- 松岡きっこ
- 牧村純子
- 島田テル
- 佐田の山
出演者の中には俳優以外にも、忍者や有名な空手家、力士などの日本人が数多く出演しています。
とくに佐田の山さんは大相撲で活躍中の横綱だったので、公開当時に今作を観ていた多くの日本人が驚いたそうですよ。
どんな日本人がどんなシーンに出演しているかを、あなたもぜひ探してみてくださいね!
今作で初めて、敵である犯罪組織:スペクターのボスが姿を現す!
今作では、『007』シリーズの二作目である『007 ロシアより愛をこめて』から登場していた敵(スペクター)のボスが、初めて姿を現しました。
そのボスの名前はブロフェルドです。世界征服を狙う悪の天才であり、『007』シリーズの中で何回もジェームズ・ボンドの宿敵として登場しますよ。
スキンヘッドで顔の右側に大きなキズ跡があり、ぎょろりとした青い目の男性という、とても不気味な外見をしています。
何人もの異なる俳優に演じられているので、顔や性格が変わることも多いキャラですね。今作では顔の右側にあるキズ跡が次作では消えているという風に、作品ごとに違う特徴を持っています。
【のちにカムバック!】今作でショーン・コネリーは、一度引退
映画『007』シリーズ第一作目からジェームズ・ボンドを演じてきたショーン・コネリーさんは、今作をもってボンド役を引退します。
次作である『女王陛下の007』では”二代目ジェームズ・ボンド(演:ジョージ・レーゼンビー)”が登場して、『007』シリーズは新しいジェームズ・ボンドで進んでいくハズでした。
しかしコネリーさんと比較されることに疲れたのか、レーゼンビーさんが『女王陛下の007』の撮影中に、ボンド役からの引退を決意してしまいます。
そのため、今作の次々作である『007 ダイヤモンドは永遠に』ではコネリーさんがボンド役にカムバックし、ファンを驚かせました。
『007は二度死ぬ』は、航空関係のトラブルにつきまとわれた
今作のスタッフや出演者たちは、撮影中に多くの航空関係トラブルに巻き込まれました。そのトラブルの中でも、とくに大きい事故になってしまったものを紹介します。
英国海外航空機空中分解事故
今作を撮影中の1966年3月5日、羽田空港から飛び立ったボーイング707型機が、富士山に墜落してしまう事故が起きました。
乗員乗客を合わせた124人全員が死亡した大事故で、その124人にはイギリスに帰国する今作のスタッフも含まれています。
もともと監督のルイス・ギルバートさんや製作のアルバート・ブロッコリさんたちも搭乗する予定でした。しかし出発の2時間前に、忍者術の記録映画の披露が行われることになり、搭乗をキャンセルします。
キャンセルしてから数時間後、羽田空港から飛び立ったボーイング707型機が墜落するという、大事故が起きてしまいました。
カメラマンの片足が切断
今作にある「リトルネリー(ヘリコプター)の空中戦」のシーンを撮影しているとき、カメラマンであるジョニー・ジョーダンさんの片足が切断されてしまう事故が起こりました。
【高評価多数!】『007は二度死ぬ』を観た人のレビュー
ここで『007は二度死ぬ』を観た人のレビューを紹介していきます。
いよいよ日本が舞台となった原作の映画化となった。
原作では、結婚した妻が殺され、失意のどん底にあえぐボンドが東洋で再生を図る。
主題歌のナンシー・シナトラは意外だったが、とてもいい曲。
浜美枝や若林映子はボンドガールとして文句なし。
それにしてもブロッコリは秘密基地が好きだなぁ。
引用:https://eiga.com/movie/46181/review/02402919/
丹波哲郎の存在感は素晴らしい
洋画の中で全く貧相でなく華があった
ボンドガールの日本人女性の美しさ以上のインパクトがあった
もっと洋画に出るべきだったと残念に思う
引用:https://eiga.com/movie/46181/review/02009340/
「ジェームズ・ボンドやショーン・コネリーに負けないほど、浜美枝さんや丹波哲郎さんの存在感が素晴らしかった」という高評価のレビューが、とても多いです。
ほかにも当時は現役だった横綱が出ていたり、日本人ですらあまり見たことが無い忍者も出ていたりするので、『007は二度死ぬ』で描かれている日本の姿を、ぜひあなたも楽しみましょう!
”無料”で『007は二度死ぬ』を観られる動画サイトを紹介!
それでは”無料”で『007は二度死ぬ』を観られるサイトを紹介していきます。
ここで紹介する動画サイトは大手の動画サイトなので、安心して観てくださいね。
VideoMarketに登録すれば無料で観られるのですが、「登録初月無料」となっています。月末に登録すると次の日から月額料金がかかってしまうので、注意してくださいね。
そして、VideoMarketでは字幕と吹き替えの両方を観られます。ぜひ今すぐ登録して『007は二度死ぬ』を楽しんでくださいね!
『007は二度死ぬ』についての情報まとめ
日本が舞台となった『007』シリーズ作品:『007は二度死ぬ』について紹介しました。
日本人が多く出演していたり、偽装とはいえ日本人とジェームズ・ボンドが結婚するなど、日本人だからこそ楽しめる作品かもしれませんね。
さらに「敵組織のボスが初めて姿を現す」という、ある意味では記念作品にもなっています。
ぜひ今すぐ、ショーン・コネリーさんの一度目の引退作でもある『007は二度死ぬ』を観て、楽しい時間を過ごしてくださいね!