映画『007』シリーズは”殺人許可証(マーダー・ライセンス)”を与えられたスパイ:ジェームズ・ボンドがさまざまな事件を解決していくスパイ映画シリーズです。
50年以上もの長年にわたって愛されてきたシリーズで、今までジェームズ・ボンドを演じた俳優は、なんと6人!
この記事では主人公・ボンドを演じた俳優ごとに作品を紹介していきます。ぜひ最後まで読んでくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/cD2eM-TkE68)
『007』シリーズの一覧
まず『007』シリーズの一覧を紹介します。本シリーズは2020年9月現在までに25作も制作されている大人気シリーズですね。
- 『007/ドクターノオ』(1962年)
- 『007/ロシアより愛を込めて』(1963年)
- 『007/ゴールドフィンガー』(1964年)
- 『007/サンダーボール作戦』(1965年)
- 『007は二度死ぬ』(1967年)
- 『女王陛下の007』(1969年)
- 『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年)
- 『007 死ぬのは奴らだ』(1973年)
- 『007 黄金銃を持つ男』(1974年)
- 『007 私を愛したスパイ』(1977年)
- 『007 ムーンレイカー』(1979年)
- 『007 ユア・アイズ・オンリー』(1981年)
- 『007 オクトパシー』(1983年)
- 『007 美しき獲物たち』(1985年)
- 『007 リビング・デイライツ』(1987年)
- 『007 消されたライセンス』(1989年)
- 『007 ゴールデンアイ』(1995年)
- 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)
- 『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)
- 『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年)
- 『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)
- 『007 慰めの報酬』(2008年)
- 『007 スカイフォール』(2012年)
- 『007 スペクター』(2015年)
- 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020年11月に公開予定)
1962年から2020年まで58年間にわたって公開されてきた本シリーズ。次の項目では、全ての作品で主人公をつとめたキャラクターを紹介しますね。
『007』シリーズの主人公
『007』シリーズを通して主人公をつとめるキャラクターが、ジェームズ・ボンドですね。本シリーズを見たことが無い人でも、このキャラクターの名前を知っている人は多いと思います。
彼はイギリス秘密情報部「MI6(エムアイ・シックス)」所属のスパイです。その中でも特権的である”殺人許可証”をもつダブルオーナンバーの一員として、「007」のコードネームを持っていますよ。
女好きでイタズラ好きという悪いクセを持っていますが、さまざまな国の言語や文化の知識も持っており、戦闘能力にも優れている超一流の人物です。
年齢はだいたい30~40代で、高血圧・尿酸値過多・肝疾患など慢性的な疾患も持ってしまっているなど、完璧では無いところも魅力の1つですね。
次の項目から、ジェームズ・ボンドを演じた俳優ごとに作品を紹介していきます。
原点にして頂点!初代ボンドを演じるのは”ショーン・コネリー”
初代ジェームズ・ボンドを演じたのは、”ハリウッドの生きる伝説”とも称されるショーン・コネリーさんです。彼は他にも『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』などにも出演していますよ。
コネリーさんがジェームズ・ボンドを担当したのは、以下の作品です。
- 『007/ドクターノオ』(1962年)
- 『007/ロシアより愛を込めて』(1963年)
- 『007/ゴールドフィンガー』(1964年)
- 『007/サンダーボール作戦』(1965年)
- 『007は二度死ぬ』(1967年)
- 『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年)
1~5作目と7作目で主演をつとめたコネリーさん。ファンの中には「初代ボンド(コネリーさん)が最高だった」という方も多いので、ぜひ視聴しましょう!
たった1作だけの激レアなボンド!”ジョージ・レーゼンビー”
2代目ジェームズ・ボンドを演じたのは、なんと演技経験が全くなかったジョージ・レーゼンビーさんでした。彼はアクションの演技がとても上手く、それを評価されました。
レーゼンビーさんがジェームズ・ボンドを担当したのは、以下の作品です。
- 『女王陛下の007』(1969年)
彼はこの1作(6作目)のみでボンド役を降板しています。前任のコネリーさんと比較されるなどの、大きなプレッシャーが要因だったようですね。
しかし6作目のプロデューサーからは高く評価されており、この1作しか出演していないプレミア感から、長い年月を経て再評価される存在になりました。
『007』シリーズ歴代最多のボンド役!”ロジャー・ムーア”
そして3代目ジェームズ・ボンドを演じたのは、『ワイルド・ギース』などにも出演したロジャー・ムーアさんです。
ムーアさんがジェームズ・ボンドを担当したのは、以下の作品です。
- 『007 死ぬのは奴らだ』(1973年)
- 『007 黄金銃を持つ男』(1974年)
- 『007 私を愛したスパイ』(1977年)
- 『007 ムーンレイカー』(1979年)
- 『007 ユア・アイズ・オンリー』(1981年)
- 『007 オクトパシー』(1983年)
- 『007 美しき獲物たち』(1985年)
8~14作目の合計7作品で主演をつとめたムーアさん。いまだに彼がもっとも多くジェームズ・ボンドを担当した俳優なので「007といえばロジャー・ムーア」のイメージを持つ方も多いですね。
裁判に巻きこまれた悲劇のボンド!”ティモシー・ダルトン”
ロジャー・ムーアさんの後任として4代目ジェームズ・ボンドを演じたのは、後に”もっともリアルなジェームズ・ボンド”と評されるティモシー・ダルトンさんです。
ダルトンさんがジェームズ・ボンドを担当したのは、以下の作品です。
- 『007 リビング・デイライツ』(1987年)
- 『007 消されたライセンス』(1989年)
15&16作目で主演をつとめたダルトンさん。本当であれば、17作目以降も彼がボンド役を演じるはずでした。
しかし『007』作品に関わることで裁判が起こってしまい、そのせいでダルトンさんは何年間もボンド役から離れます。
その後ダルトンさんに「あと4本から5本は演じてほしい」というオファーがありましたが、「それだと自分の一生が『007』で終わってしまう」と断りました。
「裁判さえなければ17作目もダルトンさんだったのに…」と思ってしまうもったいない出来事ですね。(出典:ジェームズ・ボンド役続投をなぜ、T.ダルトンは断ったのか?)
ボンド役のオファーを2度も受けた”ピアース・ブロスナン”
前述の裁判のために6年もの間があいて公開された作品から5代目ジェームズ・ボンドを演じたのは、『マンマ・ミーア』などにも出演したピアース・ブロスナンさんです。
ブロスナンさんがジェームズ・ボンドを担当したのは、以下の作品です。
- 『007 ゴールデンアイ』(1995年)
- 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)
- 『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)
- 『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年)
17~20作目で主演をつとめたブロスナンさん。実は4代目ジェームズ・ボンドとしてのオファーを受けていたのですが、別の契約との関係から断っていました。
そして前述の裁判が起こりダルトンさんがボンド役を断ったので、改めてブロスナンさんにオファーがきます。そして晴れて5代目ボンドを演じることになりました。
『007』シリーズ初の「金髪」ボンド!”ダニエル・クレイグ”
そして6代目であり現在のジェームズ・ボンドを演じるのは、『トゥームレイダー』などにも出演したダニエル・クレイグさんです。
クレイグさんがジェームズ・ボンドを担当したのは、以下の作品です。
- 『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)
- 『007 慰めの報酬』(2008年)
- 『007 スカイフォール』(2012年)
- 『007 スペクター』(2015年)
- 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020年11月に公開予定)
初の”金髪”ボンドということで最初は反発も多かったのですが、口数の少ない寡黙なボンドを演じたことで高い評価を受けるようになりました。
そして彼がボンドを演じた第1作目である『007 カジノ・ロワイヤル』は、シリーズ最高の興行収入を記録しています。
『007』シリーズを視聴するなら
ここでは『007』シリーズを視聴する方法を紹介します。『007』シリーズを視聴するなら、この2つのサイトがオススメですよ。
U-NEXTには「30日のお試し期間」があり、その期間内なら無料で見ることができます。
しかしVideoMarketは「登録初月無料」となっており、月末に登録すると翌日から月額がかかってしまうので、注意してくださいね。
ぜひどちらかのサービスに登録して、『007』シリーズを視聴してみてはいかがでしょうか?
『007』シリーズのまとめ
『007』シリーズについて紹介しました。さまざまな俳優が演じているので、シリーズごとに違ったジェームズ・ボンドを楽しめますよ。
筆者のオススメは”ダニエル・クレイグ”シリーズです。もっとも新しいシリーズなので、映像に対しての違和感が少ないからですね。
もちろん、どのシリーズどの作品から見ても楽しめるので、ぜひいろんなジェームズ・ボンドが活躍する『007』シリーズを視聴してくださいね!