あまりにも演技の幅が広い役者さんのことを「カメレオン俳優」なんて呼びますが、あなたは「カメレオン俳優」と言えば誰を思い浮かべますか?
今回の記事ではジェームズ・マカヴォイという人物のカメレオン俳優ぶりを紹介していきます。
1つの作品で20キャラクターもの役を演じ分けたという彼ですが、彼の演技力にはどんな秘密が隠されているのでしょうか?この記事を最後まで読んで、彼の演技力の正体をぜひ突き止めてみてください。
(トップ画像出典:https://images.app.goo.gl/CxdHqtwaruG3Mn6u9)
ジェームズ・マカヴォイの生い立ち
- 本名:James McAvoy Jr.
- 誕生日:1979年4月21日
- 年齢:40歳(2019年現在)
- 出生地:スコットランド グラスゴー
ジェームズ・マカヴォイは、「ナルニア国物語」や「X-MEN」シリーズで知られるイギリスの俳優です。
建築業者の父親と精神科医の母親の間に生まれました。7歳のときに両親は離婚し、以降は母方の祖母のもとで育ちます。
そんな彼が俳優として活躍するようになった原点は、カトリック系の学校を卒業した後、ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーで演技を学んだことにあるようです。
ジェームズ・マカヴォイの人気に火をつけた「ナルニア国物語」
今でこそ世界的なハリウッド俳優として活躍するジェームズ・マカヴォイですが、彼の人気のきっかけは何だったのでしょうか?
2005年に公開された「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」でタムナス役を演じ、世界的に知られるようになりました。
普段のキリっとした見た目からはちょっとかけ離れた印象ですが、これも彼が「カメレオン俳優」と呼ばれる理由です。
ジェームズ・マカヴォイはその年の英国アカデミー賞ライジング・スター賞を受賞しました。
ジェームズ・マカヴォイが初めてハリウッド主演を務めた作品は?
ジェームズ・マカヴォイは2008年に公開された「ウォンテッド」という作品で、ハリウッド作品の主演デビューを果たしました。
ジェームズ・マカヴォイ演じるウェスリーという平凡な経理事務員が、暗殺者として活躍する物語です。「ナルニア国物語」とは打って変わって、アクション俳優としての彼の魅力が詰まっています。
ジェームズ・マカヴォイ出演のアクション映画と言えば、「アトミック・ブロンド」もおすすめ!↓
共演者にはアンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマンというそうそうたるメンバーがいます。その中で主演を任されたということはそれだけジェームズ・マカヴォイの演技力が高いということですね!
マーベルシリーズにも出演したジェームズ・マカヴォイ
ジェームズ・マカヴォイは、マーベルシリーズ作品にも出演していたということはご存じでしょうか?
彼は、2011年公開された「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」以降の「X-MEN」シリーズで主人公である若かりし頃のプロフェッサーXを演じています。
マーベル・コミックのアメリカン・コミック『X-MEN』の実写映画化作品。 映画『X-MEN』シリーズとしては通算で第4作品目。スピンオフ作品も含めると第5作品目となる。『X-MEN』という組織の成り立ちを描く、作中の時系列では1番最初の作品である。初期3部作の前日譚に当たる。
本作の主人公はマグニートーとプロフェッサーXである。物語は1962年のキューバ危機を背景とし、後のプロフェッサーXとマグニートーが決別する過程が描かれる。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/X-MEN:_%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)
マーベルシリーズが好きな方はジェームズ・マカヴォイの出演する「X-MEN」シリーズもぜひチェックしてみてください!
1作品で20役を演じ分けるジェームズ・マカヴォイ
2019年1月に公開された「ミスター・ガラス」という作品をご存じでしょうか?アメリカのサスペンス映画で、全米では3週連続で興行収入1位を記録し、世界興行収入はなんと250億円を記録しました。
ジェームズ・マカヴォイは、この作品で24の人格を持つケヴィンという役を演じています。(映画に登場する人格は20)
この役に対してジェームズ・マカヴォイは「多重人格者を演じたのではなく、ただ20のキャラクターを演じただけだ」と語りました。
単純に考えて普段の撮影より20倍のエネルギーを使うということになりますが…、それもトップ俳優だからこそなせる業なのでしょう。
「ミスター・ガラス」は「アンブレイカブル」(2000)、「スプリット」(2016)と併せて3部作として位置づけられています。
ジェームズ・マカヴォイの最新作はあのNO.1ホラーの続編!
ホラー映画NO.1の作品と言えば、「IT/イット”それ”が見えたら、終わり。」です。
2017年に公開されたリメイク版は興行収入3億2000万ドルを超え、ホラー映画史上NO.1の売り上げを記録した作品です。
それ以前のホラー映画NO.1作品は「シックス・センス」。
この作品の続編、「IT/イット THE END”それ”が見えたら、終わり。」という作品が2019年11月1日に公開されます。
前作の20年後が舞台となり、主人公のビルをジェームズ・マカヴォイが演じるということで非常に楽しみですね!
ジェームズ・マカヴォイ、エミリー・ブラントの面白イギリス対談
ジェームズ・マカヴォイが、「クワイエット・プレイス」や「プラダを着た悪魔」で知られるエミリー・ブラントとともにイギリスの典型的な1日について語っている動画を見つけました。
イギリス人が朝食に食べるジャム、イギリスの新聞とアメリカの新聞の違い、おやつやおつまみについて、2人がイギリスジョークを交えながら話しています。
どういう企画でこの対談が撮影されたのか全く知らないのですが、2人のファンなら楽しめること間違いなしです。
奥さんとの離婚にまつわる「あるエピソード」
ジェームズ・マカヴォイは「マグダレンの祈り」などで知られるイギリスの女優、アンヌ=マリー・ダフと2006年に結婚しました。
2010年には、出演予定だった「アイム・ウィズ・キャンサー」を降板してまで彼女の出産に立ち会うなど、愛妻家としてのエピソードが残されています。
しかし、ジェームズ・マカヴォイは自身がハリウッドの大物俳優であるがゆえに撮影で家を空けることを心苦しく思っていました。やがて2016年に離婚することを発表しています。
しかし、離婚の発表は夫婦そろっての発表だったことや、「今後も2人で息子を育てていく」という発言から、前向きな離婚であったことがうかがえます。
サッカーの試合のために映画祭を抜け出すジェームズ・マカヴォイ
ジェームズ・マカヴォイが大のサッカー好きであることはご存じでしょうか?
彼は地元スコットランドの名門セルティックFCの大ファンで、2006年には出席していたトロント映画祭を抜け出して試合を見に行くほどだったとか笑
セルティックFCと言えば、当時日本代表の中村俊輔が在籍していたチームです。
UEFAチャンピオンズリーグでの中村俊輔の決勝ゴールを、映画祭を抜け出して観戦した試合で目撃したなんてエピソードも残されています。
まとめ~カメレオン俳優、ジェームズ・マカヴォイ~
ファンタジーからアクション、サスペンスまであらゆる役をこなすカメレオン俳優、ジェームズ・マカヴォイについて紹介してきました。
ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーで演技を学び、国内のテレビや舞台で活躍していた彼ですが、「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」をきっかけに世界的に有名になりました。
その後はハリウッド作品の主演を務めたり、マーベル作品に出演するなど、ハリウッドのトップ俳優として活動し続けています。
2019年以降も、彼の出演する作品がどんどん公開されていくのでこれからの活躍に目が離せませんね!