大人気俳優、伊藤英明の代表作『海猿シリーズ』の映画第2弾『LIMIT OF LOVE 海猿』。
沈没中の船の中という極限の場所で繰り広げられる、命のドラマから目が離せない映画です。
今回は『LIMIT OF LOVE 海猿』や『海猿シリーズ』を観たことがない方の為に『海猿シリーズ』の基本から『LIMIT OF LOVE 海猿』の登場人物や見所を紹介していきます!
(トップ画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=_WnksiFFDmE)
まずはじめに『海猿シリーズ』について
『海猿シリーズ』は漫画家の佐藤秀峰氏が1999〜2001年に週刊ヤングサンデーで連載していた同名の漫画が原作です。
連載終了後の2002年にNHKで実写ドラマが放送され、2004年にNHK版からキャストや設定に改変を加えて映画化。
この映画が一大ブームとなりフジテレビで連続ドラマ化されたり、映画も全部で4本製作される人気シリーズとなりました。
今回紹介する『LIMIT OF LOVE 海猿』はシリーズ2本目の映画となります。
『LIMIT OF LOVE 海猿』の概要
- 公開日:2006年5月6日
- 主演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太
- 監督:羽住英一郎
- 脚本:福田靖
- 製作:阿部秀司/尾越浩史/島谷能成/亀井修
- 配給:東宝
- 上映時間:117分
前項目で「シリーズ2本目の映画」と紹介したのですが、実は『海猿シリーズ』は映画1作目→連続テレビドラマ→映画2作目という少々変わった歴史があるので、シリーズ全体としては実質3作目となります。
キャッチコピーは『愛でしか、救えない。』でして、キャッチコピーの通り、海上保安官たちの『命がけの愛』を感じることができる映画です。
『LIMIT OF LOVE 海猿』のあらすじ
鹿児島へと異動し機動救難士となった仙崎と吉岡。仙崎は遠距離恋愛ながらも、環菜と順調に交際し、結婚は目前だった。ある日、訓練中に出動が命じられる。任務は鹿児島湾内で座礁したフェリー「くろーばー号」での救助活動。しかし、予想以上の速さで浸水、傾いていく船体。仙崎と吉岡、そして要救助者2名は、絶体絶命の状況に追いやられていく…。
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E7%8C%BF#%E6%98%A0%E7%94%BB2%E4%BD%9C%E7%9B%AE)
『LIMIT OF LOVE 海猿』の登場人物
仙崎 大輔 (演…伊藤 英明)
海が好きというだけで海上保安庁に転職してしまった男で、海難救助という命に関わる現場を経験してどんどん成長していきます。お調子者な所もありますが、仕事には真摯に向き合います。
主人公の仙崎を演じたのは俳優の伊藤英明。『海猿シリーズ』は彼の代表作で「伊藤英明=海猿」というイメージが定着していましたが『悪の教典』でバイオレンスな教師を演じて以降は幅広い演技を披露しています。
伊沢 環菜 (演…加藤 あい)
仙崎の恋人のファッションデザイナーで、勢い任せでしたが結婚の約束までしていました。横浜から20時間かけて仙崎のいる鹿児島まで車を走らせ、自作のウェディングドレスを見せに来る健気な女性です。
加藤あいは『池袋ウエストゲートパーク』『ハケンの品格』などのドラマや2000年代のテレビCMで大活躍していました。2019年現在は芸能関係の仕事は減らし幸せな家庭を築いているようです。
吉岡 哲也 (演…佐藤 隆太)
仙崎のバディ(相棒)で明るく素直な性格の、みんなを元気にさせるムードメーカー。
テレビドラマ版からの登場で、最初は仙崎に舐めた態度を取っていましたが徐々に信頼関係が生まれ、慕うようになります。
吉岡哲也を演じたのは『木更津キャッツアイ』『僕のヤバイ妻』『ROOKIES』などに出演していた佐藤隆太。様々なドラマで主人公の親友役を演じていて、本人自体も明るい性格で友達も多いそうです。
『LIMIT OF LOVE 海猿』の注目ポイント
『LIMIT OF LOVE 海猿』の注目ポイントはズバリ『緊張感のある救出作業』でしょう。
浸水が進む船の中、火災や揺れが発生し刻一刻と変化していく現場の状況。予想だにしないトラブルが次々と起こり救難士も救助者も何度も危険にさらされます。
しかし、どんな危険な場所だろうと困難な任務だろうと、そこに命がある限り仙崎たちは決して諦めません。
沈みゆく船から無事生還することに命をかける。ハラハラドキドキの救出劇が本編の8割を占めており、息をつかせぬドラマティックな展開が待ち受けています。
『LIMIT OF LOVE 海猿』の評価
『LIMIT OF LOVE 海猿』の評価は映画.comでは3.6、Filmarksでは3.6、Yahoo!映画では3.91と、なかなか好評なようです。(いずれも最高5)
観客動員数530万人以上、興行収入は71億円を突破しました。興行収入の記録は2006年の日本実写映画部門では1位となっています。
また、海上保安庁のイメージアップに貢献したことで海上保安庁から感謝状が贈られたり、映画に憧れて海上保安官の志願者数が激増したという話もあるようです。
『LIMIT OF LOVE 海猿』の感想
実際に映画を見た人の感想もいくつか紹介しますので、参考にどうぞ。
邦画としては良く出来てる方だな〜と思った。リアル感もあったし、金もかかってる感もあった。
ただ、物語パートのセリフが臭くて少し冷めた目で観てしまった。それにしても邦画パニック系のエキストラってエキストラ感が半端ないよね笑!
普段洋画を観てるので、その辺りにも差を感じた。(引用:https://filmarks.com/movies/26647?page=2)
海猿シリーズで災害規模で一番スケール感を感じた作品でした。いろんな危機を乗り越えて最後はハッピーエンドな映画が好きな方に是非オススメです。爽快感の残る映画です。
(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/322769/review/1777/?c=10&sort=lrf)
海猿シリーズ第2作。この作品はビデオでもよく借りて観ているから何度観返したかわからない。そのくらいのエネルギーがあり何度観ても飽きない。命を救いたい、助けたいという思いが海上保安官を突き動かす。取り残された海上保安官と乗客は無事に生きて帰ることができるのか。
(引用:https://eiga.com/movie/41661/review/)
邦画らしからぬリアリティのある映像作りや、海上保安官たちの救助への熱い想いが感じられるところが高評価な一方、セリフが臭いので冷めるという声も挙がっていますね。
ドラマティックな場面を更に盛り上げるには感動的なセリフは付き物ですが、それが受け入れられない人もいるかもしれませんね。
『海猿シリーズ』はインターネットで視聴できません!
2019年現在、残念ながら『LIMIT OF LOVE 海猿』含めて『海猿シリーズ』をインターネットで視聴する方法はありません。
その理由は漫画原作者の佐藤秀峰氏と、実写映画製作に関わったフジテレビとの契約上のトラブルが原因で、佐藤氏はフジテレビが『海猿シリーズ』に関与することを許可しないことにしました。
佐藤氏は2017年11月28日に「10月末で契約期間が終了したので、インターネット・テレビで海猿シリーズが放送・配信されることは永久にない」ということを自身のツイッターで発表しました。
なので『海猿シリーズ』を観たい方は、レンタルビデオ店へ駆け込むしかないですね!
『海猿シリーズ』はまだまだ続きます
前述したように『海猿シリーズ』は映画が全部で4本あり『LIMIT OF LOVE 海猿』は2本目となっております。
2010年に3本目の『LAST MESSAGE 海猿』が2012年に4本目の『BRAVE HEARTS 海猿』が公開され、いずれも邦画史に残る大ヒットを記録しています。
どの作品も面白いので『LIMIT OF LOVE 海猿』を観たら、ぜひそのまま続編もお楽しみください!
『LIMIT OF LOVE 海猿』の紹介まとめ
海という人間の自由が効かない場所で迫り来る命の危機。救助者たちにとって海上保安官たちは危機を救ってくれるスーパーヒーローのような存在です。
伊藤英明、佐藤隆太の他にもたくさんのカッコいい保安官たちが登場するので、彼らの活躍を目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んで『LIMIT OF LOVE 海猿』『海猿シリーズ』への興味が高まり、実際に映画を観てみてくださいね。