この記事では、2020年公開のアニメ『魔女の旅々』に関する情報をわかりやすくまとめました。
まだアニメ本編を観ていない方にとって気になる情報をたくさん詰め込みましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%96%B9%E6%B3%95-%E3%83%91%E3%82%B9-%E5%B1%8B%E5%A4%96-%E9%A2%A8%E6%99%AF-%E8%87%AA%E7%84%B6-918900/)
『魔女の旅々』の作品情報
まずは、『魔女の旅々』の基本的な作品概要をご紹介していきます。
- 放送期間…2020年10月~12月
- 話数…全12話
- 原作著者…白石定規
- アニメーション制作…C2C
原作はGAノベルより2016年に刊行されたもので、初出は2014年にAmazon kindleで公開された自費出版です。
アニメ化前の2018年には漫画版の連載とドラマCD化も発表されており、多数のメディアミックスで展開している作品となります。
『魔女の旅々』のティザーPV
続いてこちらが、『魔女の旅々』のティザーPVになります。公開当初からアニメーションとしての高い表現力が話題になっていました。
「それは、別れの物語でした」というキャッチが印象的ですね。キャッチの背景に映る星型のブローチは、魔法使い最高位である「魔女」がその身分を示すために身に着けるブローチです。
「一体誰でしょう?そう、私です!」に続くイレイナの語りは、アニメ本編でもおなじみの演出になっているので要注目。毎度自画自賛するイレイナ、まさに”自他共に認める”美少女ということですね。
『魔女の旅々』のあらすじ
物語は、幼い頃に読んだ冒険譚に登場する「魔女」に憧れた主人公・イレイナが修行をして魔女になり、旅に出るところから始まります。
目的地もなく、気の赴くままに世界各地を巡るイレイナが出会うのは、様々な生き方をする人々の暮らしやちょっと変わった出来事。
色々な土地や人と毎回少しずつ異なる関わり方をして、その度に問題を解決したりしなかったり…。主人公・イレイナの人となりによって左右される物語の展開に注目です。
『魔女の旅々』は短編構成
『魔女の旅々』は、主人公であるイレイナを中心に、その話のキーマンとなる人物の視点で描かれる短編構成の作品です。
この短編構成は原作小説の流れを汲んだもので、旅する魔女のイレイナが世界各地を訪れて、そこで出会う様々な人々とのやり取りを描いたものになっています。
また、ストーリーによってはイレイナの預かり知らないところで起こった出来事を別のキャラクターの視点から描いていることも。
その出来事や、関わった人物が巡り巡ってイレイナと関わりをもったり、影響を及ぼしたり…。世界のつながりを感じさせるようなストーリー構成にもなっています。
『魔女の旅々』の世界観・設定
『魔女の旅々』の背景描写や技術水準は現実世界の中世ヨーロッパに近く、魔法が存在する世界のお話になります。
魔法が使える人間の中でも最高位に位置するのが「魔女」と呼ばれる存在で、前の章でお伝えした通り、「魔女」はその身分を示すブローチを身に着けているのが特徴です。
「魔女」を目指す人間はまず、試験を受けて「魔女見習い」になる必要があります。
そこから「魔女」になるには、「見習い」の立場で「魔女」の階級を持つ相手に弟子入りし「魔女」認定を受ける必要があり、魔女認定を受ける際、弟子である魔女は師匠から二つ名を付けてもらうという風習があります。
『魔女の旅々』の登場人物
続いて、序盤の『魔女の旅々』を語る上で欠かせない、メインキャラクター達をご紹介していきます。
※アニメ版『魔女の旅々』のキャストは、ドラマCD版とも共通です。
イレイナ
本作の主人公です。短編構成の本作は、一部の例外を除いて基本的にイレイナの視点から描かれています。
幼い頃に読んだ冒険譚で「魔女」に憧れ最年少で「魔女」となった天才少女で、魔女となった後に世界を巡る旅に出ます。
師匠のフラン(後述)から授けられた異名は「灰の魔女」。この二つ名はイレイナの髪の色からとったものです。
フラン
イレイナに魔法を伝授し「魔女」認定をした、イレイナの師匠にして「星屑の魔女」の二つ名をもつ最高位の魔法使い。
普段は王立セレステリアという国で魔法学校の教員をやっており、その魔法の腕と穏やかな人柄で生徒からの人気も高い人物です。
蝶が好きで、早起きは苦手。圧倒的な魔法の実力とは裏腹に、私生活では抜けた一面を見せるというギャップのあるキャラクターです。
サヤ
イレイナに師事して魔法を学び、その後魔女になった少女です。二つ名は「炭の魔女」(師匠としてサヤを「魔女」認定したのはイレイナとは別の人物)。
イレイナのことを(半ば性的に?)慕っており、異名の「炭の魔女」も、イレイナの「灰の魔女」に極力似たものにしてほしいというサヤ本人のたっての希望によるものです。
「魔女」認定後は「魔法統括協会」という警察組織のような機関で実動員として仕事をしており、派遣先で様々な事件の解決に助力したり、旅の途中のイレイナと再会したりします。
『魔女の旅々』の声優キャスト
続いて、キャラクターに彩りを加える声優キャストをご紹介していきます。(所属事務所の記載は2020年現在のもの。敬称略。)
イレイナ役 本渡楓
主人公・イレイナを演じたのはアイムエンタープライズ所属・本渡楓(ほんどかえで)です。
声優デビュー作品は2015年公開の『青春×機関銃』。同年、デビュー一年目にして『かみさまみならい ヒミツのここたま』の四葉こころ役で主役に抜擢されます。
2019年の、第13回声優アワードにて新人女優賞を受賞するなど、近年注目を集めている声優の一人です。
フラン役 花澤香菜
イレイナの師匠・フランは、大沢事務所所属・花澤香菜が演じました。
数々の代表作を持つ大人気声優で、デビュー作は『LAST EXILE』のホリー・マドセイン役。
近年は声優としての活動だけでなく歌手としてのライブ活動や映像媒体への出演の精力的に行うなど、様々な媒体で目にすることの多いタレントです。
サヤ役 黒沢ともよ
「炭の魔女」サヤを演じたのは、マウスプロモーション所属・黒沢ともよです。
3歳から演技の勉強をはじめ、当初はテレビドラマや舞台など立ち芝居をメインに活動していましたが、2010年公開の劇場アニメ『宇宙ショーへようこそ』で主演を射止め声優デビュー。
近年は数多くの人気作品にメイン級のキャラクターとして起用されており、代表的な作品だと『響け!ユーフォニアム』の主人公・黄前久美子役が挙げられます。
『魔女の旅々』のオープニングテーマ
こちらが、声優・上田麗奈が歌う『魔女の旅々』のオープニング、「リテラチュア」の公式MVになります。
アニメオープニングの美麗な映像にマッチする、爽やかな広がりを感じさせるサウンドですね。
MVも、自然の力を感じさせる神秘的な画とご本人のイメージが調和して素敵な映像作品になっていました。
上田麗奈はオープニングを担当するだけでなくアニメ本編への出演もしており、かなり印象的な役を担当しているためぜひ本編を視聴して探してみてください。
『魔女の旅々』のエンディングテーマ
続いてこちらが、Chouchoが歌う『魔女の旅々』エンディングテーマ「灰色のサーガ」のオフィシャルMVです。
ファンタジーテイストのどこか幻想的なサウンドと、主人公・イレイナの想いを感じさせる歌詞の運びが印象的でした。
こちらのMVは前の章でご紹介した「リテラチュア」のMVとは打って変わって、全編アニメーションのMVとなっています。歌詞の世界観を含めたストーリー仕立ての演出にも注目です。
筆者の感想
なんといっても、主人公・イレイナのキャラクター性が個人的にはとても魅力的です。
人間らしさを感じさせる主人公性といいますか、正統派主人公であれば絶対に出来事に関わって行動を起こす場面で敢えてそっと立ち去ったりと、主人公としての選択に新鮮味を覚えました。
ただイレイナが薄情な人間というわけではなく、しっかりと主人公たりうる立ち振る舞いや、年相応の少女らしさも併せ持った素敵なキャラクターとして描かれています。
全てのお話で幸せなラストが待っているわけではないですが、観終えた後の視聴者に色々と考えさせる余韻の残し方がこの作品の魅力であり、味だなと筆者は感じました。
『魔女の旅々』を視聴可能な配信サービス
2020年12月現在、アニメ『魔女の旅々』は下記の5つの動画配信サービスで視聴可能です。
- AmazonPrime
- Netflix
- U-NEXT
- FOD
- TSUTAYA TV
これらの動画配信サービスそれぞれ登録後の無料キャンペーンも行っているため、「試しに登録してみて、合わなかったらやめよう」という気軽な利用の仕方ができます。
各サービスによって扱っている作品のラインナップもそれぞれ異なるので、ぜひご自身に合ったサービスを探してみてくださいね。
【まとめ】『魔女の旅々』のススメ
以上が、アニメ『魔女の旅々』の基本的な情報のまとめになります。極力ネタバレを避けて、アニメの魅力が伝わりやすい形でご紹介させていただきました。
キャラクター、ストーリー、アニメーション、楽曲など、ご紹介してきた以外にも沢山の魅力が詰まった作品になっており、非常に総合力の高いコンテンツであることを実感しましたね。
この記事を読んでアニメの内容が気になったらぜひ、本編を視聴してみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。