イタリアで生まれ、世界中が恐怖した映画『サスペリア』について紹介していきます。
この記事には1977年に公開され2018年にリメイクされた、新旧二作の『サスペリア』のストーリーやキャストなどが、書かれています。
そして最後には、今なら”タダ”で新旧『サスペリア』を観られる動画サイトも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/I_mkJxsx8kA)
【改良されたリメイク】2018年版『サスペリア』のストーリー
まずは2018年にリメイク・公開された『サスペリア』のストーリーを紹介していきます。
1977年、ドイツのベルリンを拠点とするマルコス・ダンス・カンパニーに入るため、スージー・バニヨンはアメリカのボストンからやってきました。
スージーはダンス・カンパニーでのオーディションの後、すぐに大事な演目のセンターに選ばれます。そしてレッスンを続ける彼女のまわりから、ダンサーが次々と失踪していきました。
そのころ心理療法士のクレンペラー博士は、ダンサーの行方を捜すうちにダンス・カンパニーの秘密に近づいていきます。その秘密が明らかになった時、スージーの身にも危険が及んでいく…というストーリーですね。
2018年版『サスペリア』のメインキャストを紹介
2018年版『サスペリア』のメインキャストを紹介していきます。
スージー・バニヨン(演:ダコタ・ジョンソン)
バレリーナになるため、アメリカからドイツにやってきた今作の主人公がスージー・バニヨンです。
演じているのは、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』でも主役を演じたダコタ・ジョンソンさんですね。
スージーは後述のマダム・ブランに憧れて、ベルリンにやって来ました。一見すると可憐な少女ですが、マダム・ブランが驚くほどの身体能力を持ってます。
マダム・ブラン(演:ティルダ・スウィントン)
スージーが憧れる人物で、マルコス・ダンス・カンパニーのカリスマ振付師であるのがマダム・ブランです。
演じているのは、アカデミー賞をしたこともある名女優:ティルダ・スウィントンさんですね。
ダンスのレッスン中もタバコを吸うほどのヘビースモーカーで、大きな存在感と繊細な性格を持っているキャラクターです。
パトリシア・ヒングル(演: クロエ・グレース・モレッツ)
マルコス・ダンス・カンパニーの秘密を知り、クレンペラー博士の元に逃げ込むダンサーがパトリシア・ヒングルです。
演じているのは、『キック・アス』シリーズでもお馴染みのクロエ・グレース・モレッツさんですね。
どんな役でも可憐さが抜けないクロエさんですが、今作のパトリシア役では純粋な演技力だけを楽しめます。
【美しくて怖い】2018年版『サスペリア』を観た人のレビュー
ここで2018年版『サスペリア』を観た人のレビューを紹介していきます。
傑作ホラー映画のリメイク「サスペリア」鑑賞。
オリジナル版が上映された頃は小学生くらいであまりの恐さに鑑賞できなかったのでリメイク版を楽しみにしてた。
レビューでは賛否両論だったけど、僕的には全てが繋がった物語として楽しめた。それにしても怪しく奇想天外な展開とエンディングに圧倒された
引用:https://filmarks.com/movies/72242/reviews/98800867
オリジナルとは全然違うらしいから逆にいきなりこれを見ても楽しめそうって思ったので、、、!
結果、めっっちゃ好きな世界だった
飛び散る鮮血、ちぎれかける首、骨のバキバキゴリゴリ音など申し分無いグロ描写
加えて「ミッドサマー」を想起させるカルト的世界観の中で行われるコンテンポラリーダンスとあの儀式
オリジナルのバレエよりも迫力と力強さ、息遣いがより感じられる
引用:https://filmarks.com/movies/72242/reviews/98587279
「ビックリする展開がgood!」や「恐怖だけでなくバレエのシーンが美しい」など、今作を高く評価するレビューがとても多かったです。
一部のストーリーや見せ方・映像技術などが違うので、後述する1977年版『サスペリア』とは、また別物の映画として今作を楽しむ人もいました。
作中でしっかりと描かれている「美しいバレエシーン」が、より一層恐怖を引き立てていますよ。
【開いた瞬間から不気味!】『サスペリア』の公式サイト
2018年版『サスペリア』の公式サイトがありましたので、紹介します。それがコチラですね→2018年版『サスペリア』公式サイト
公式サイトでは『サスペリア』の世界観がしっかりと表現されていて、サイトを開いた瞬間から不気味な雰囲気が伝わってきます。
画面を下にスクロールしていくと、各メデイアの評価や作中の一コマなどを見ることもできますよ。
今作を観る前に、『サスペリア』がどんな雰囲気なのかを確認してみたい人は、ぜひ公式サイトから覗いてくださいね。
【ここから始まった】1977年版『サスペリア』のストーリー
新旧『サスペリア』ではストーリーが少しだけ違うので、ここでは1977年版『サスペリア』のストーリーを紹介していきます。
バレリーナになることを夢見るスージー・バニヨンは、ドイツにあるバレエの名門校に入学するために、ニューヨークからやって来ました。
空港からタクシーに乗ってスージーは学校に向かい、激しい雨が降っている中で到着した”赤い館”のバレエ学院。
その館の玄関では、女子生徒が怯えながら何かを叫んでいました。そして「秘密のドア、アイリス、青いの…。」と謎の言葉を残して走り去っていく…というストーリーですね。
- スージーがボストンではなく、ニューヨークから来ている
- ダンス・カンパニー(舞踊団)ではなく、バレエの名門校に入った
- ネタバレになるので控えますが、他にも何個かあります
1977年版『サスペリア』のメインキャスト
ここで、1977年版『サスペリア』のメインキャストを紹介していきます。
スージー・バニヨン(演:ジェシカ・ハーパー)
2018年版と同じくバレリーナを夢見て、ドイツにあるバレエの名門校にやってきた主人公がスージー・バニヨンです。
演じているのは、アメリカ出身ながらイタリア語もマスターしている女優:ジェシカ・ハーパーさんですね。
今作の舞台となるバレエの名門校に転校してきた初日から、立て続けに起こる”不可思議な出来事”に巻き込まれていきます。
サラ(演:ステファニア・カッシーニ)
スージーと同じくバレエ名門校の生徒であり、彼女と仲良くなるのがサラです。
演じているのは、ドラマの監督や脚本家としても活躍していた女優:ステファニア・カッシーニさんですね。
生徒という立場ですが、実は「学校に関する謎」について知っているようです。
ブランク夫人(演:ショーン・ベネット)
スージーが入学したバレエ名門校の、校長の奥様がフランク夫人です。
演じているのは、1930~1940年代に大きな人気を博した女優:ショーン・ベネットさんですね。
校長が旅行中ということで、校長代理をしているらしいのですが…。
【とにかく怖い】1977年版『サスペリア』を観た人のレビュー
ここで1977年版『サスペリア』を観た人のレビューを紹介していきます。
何千回と観ている大ファンやマニアの方々が大勢いるのに、数回しか観てない自分が言うのもなんだが、何度観てもムチャクチャな映画で、笑いつつも魅入られてしまう。
筋書きを追おうとしても、理解できない穴に何度も落ちてつまずくし、殺戮が問答無用で迫ってくる乱暴さと襲われる側の無力さは、なんなら初期の「呪怨」に近い(『サスペリア』の方が遥かに先だが)。
引用:https://eiga.com/movie/44779/review/02387399/
ひとりでは決して観ないで下さいの宣伝文句は伊達ではありませんでした
冒頭の夜の空港のモダニズムとの対比が効いています
空港の自動ドアを出るとき、外から風が吹き寄せて長いスカーフの両端が両腕のように彼女の背中に回ります
これからサスペリアの世界に拉致されていく恐怖の予感の演出が素晴らしいです
この腕の暗示が、最初の惨劇シーンの始まりの伏線にもなっています
引用:https://eiga.com/movie/44779/review/02118379/
「とにかく怖い」や「(今作のキャッチコピーである)”ひとりでは決して観ないで下さい”の意味が分かった」というレビューが、とても多いです。
しかし、それほどショッキングな内容だからこそコアなファンも生まれ、何回・何十回と観る人がいるのも事実ですね。
公開が1977年なので、今作の映像からはレトロな雰囲気も味わえます。「“古き良き怖さ”を感じたい」という人には、1977年版『サスペリア』をオススメしますよ。
【意外なところで監督出演!】撮影時の”裏話”を紹介します
1977年版『サスペリア』を撮影していた時の”裏話”を紹介していきます。
「もともとスージー役は別の女優だった」や「冒頭のナレーションは今作の監督:ダリオ・アルジェントが行った」などありますが、一番話題になったのは「監督が幽霊役(?)として出演した」という話です。
今作の冒頭、スージーがタクシーの運転手に行き先を伝えるシーンで、運転手の首すじに幽霊のような顔が映っていました。
「心霊映像だ!!」と騒がれましたが、実はこの顔、ダリオさんの顔をワザと映したモノでした。しかし観た人はそんなことを知らないので、今作への恐怖をさらに煽ることに成功しています。
新旧二作、両方に付けられた”恐ろしすぎる”キャッチコピー
新旧二作の『サスペリア』には、「決して、ひとりでは見ないでください」という”恐ろしすぎる”キャッチコピーが付いています。
そのキャッチコピーが表す通り、今作は全編にわたって”不気味と恐怖”がつきまとっていますよ。
1977年版が日本で公開されたときには「ショック死保険」という保険が付いたほどです。これは女性の観客に対して、映画の鑑賞中にショック死したら”1000万円の保険金”が支払われるというものでした。
さすがに「ショック死」した人はいませんでしたが、そんな保険が付けられるほどショッキングなシーンが続いていきますよ。
今なら”タダ”!新旧二作の『サスペリア』を観られる動画サイト
ここで、今なら”タダ”で新旧二作の『サスペリア』を観られる動画サイトを紹介していきます。
U-NEXTとamazon prime videoには「30日のお試し期間」があり、その期間内ならタダで見ることができます。
しかしVideoMarketは「登録初月無料」となっていて、月末に登録すると次の日から月額料金がかかってしまうので、注意してください。
無料期間だけ楽しんで、有料になる前に解約するのもモチロンOKなので、安心して利用してくださいね。
そして2018年版『サスペリア』を、「日本語字幕or日本語吹き替え」で観られる動画サイトはありませんでした。紹介したamazon prime videoからは「英語+オランダ語字幕」で観られます。
U-NEXTでは「字幕&吹き替え」の両方を楽しめるので、ぜひどれかのサービスに登録して新旧『サスペリア』を楽しんでくださいね!
新旧二作!『サスペリア』についての情報 まとめ
イタリアで生まれ、世界中が恐怖した映画『サスペリア』を、新旧二作にわたって紹介しました。
全体的なストーリーの流れは同じですが、ところどころ細かい違いがあるので、新旧二作を続けて観てもダレることなく楽しめますよ。
筆者は2018年版に「美しくて怖い」、そして1977年版には「とにかく怖い」というイメージを持っています。
それぞれ違った魅力や楽しみ方があるので、どちらかだけを観るのでは無く、ぜひ二作とも観て『サスペリア』の世界を楽しんでくださいね!