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世界的人気作『スターウォーズ クローンの攻撃』を徹底解説!

スターウォーズシリーズ、新三部作の2作目『スターウォーズ クローンの攻撃』。シリーズ全体としては5作目にあたります。

この記事では、まだ本作やスターウォーズシリーズを観たことがない方に向けて、『クローンの攻撃』とスターウォーズシリーズ全体についてわかりやすくご紹介していきます。

本記事が作品を楽しむための助けになれば幸いです。ぜひ最後まで読んでみてください。

(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/寺-に-のクローン-夜-2357783/)

『スターウォーズ クローンの攻撃』の基本情報

まずは、『クローンの攻撃』に関する基本的な情報を下記にまとめてお伝えしていきます。

  • 公開日(米)…2002年5月22日(日本では同年7月13日)
  • 監督…ジョージ・ルーカス
  • 脚本…ジョージ・ルーカス/ジョナサン・へイルズ
  • 製作…リック・マッカラム
  • 上映時間…143分
  • 配給…20世紀フォックス
  • 音楽…ジョン・ウィリアムズ
  • 製作国…アメリカ合衆国

本作はジョージ・ルーカスが製作総指揮として携わった作品で、シリーズ中で「新三部作」と呼ばれるアナキン・スカイウォーカーを主人公としたストーリーの2作品目にあたります。

本作は長編映画で初めて全編HD24P(後述)によるデジタル撮影が行われた作品でもあり、映画史に残る歴史的な作品になります。

HD24Pとは

20世紀末に登場した、映画撮影のためのビデオカメラ・映像規格の一種のこと。

従来の映像撮影において主流だったフィルムとは異なり、映像をテープやハードディスクに記録する。

そのためダイレクトにデジタル加工ができたり、撮影現場ですぐに映像を確認できるといった利点がある。(音声も同時収録可能になった)

本作『クローンの攻撃』でこの規格の有用性が広く認知され、以降数多くの作品で採用されている。

『スターウォーズ クローンの攻撃』のあらすじ

『クローンの攻撃』では、前作『ファントムメナス』からおよそ10年後の世界が描かれています。

銀河共和国内の政治的状況を打開するため、元老院議員であるパドメ・アミダラが惑星コルサントを訪れていた最中、何者かにより爆破テロに遭遇。

渦中のパドメは爆破の被害から難を逃れましたが、銀河共和国の平和を乱そうとする勢力を割り出し、その思惑を阻止するためにジェダイも動き出すのでした。

敵対勢力との開戦に向けた不穏な雰囲気の中、平和を守るためのオビ=ワンをはじめとするジェダイの騎士たちの奮闘やアナキンとパドメの恋の行く末に注目です。

ジェダイとは

スターウォーズシリーズにおいて、銀河を司るエネルギー「フォース」と、「ライトセーバー」を用いて戦う銀河系の自由と正義の守護者のこと。

元老院とは

銀河共和国の最高統治機関のこと。銀河中の代議員が議会に参加し、共和国の為政について協議する。

『スターウォーズ』シリーズの時系列

スターウォーズシリーズを観たことが無い方は特に、「どういう順番で観たらいいかわからない!」という方が多いと思います。

そのためここからは、スターウォーズシリーズの製作順序を年表形式で解説していきます。

制作順序
  • 1977年 スターウォーズエピソード4『新たなる希望』
  • 1980年 スターウォーズエピソード5『帝国の逆襲』
  • 1983年 スターウォーズエピソード6『ジェダイの帰還』(ここまで旧三部作)
  • 1999年 スターウォーズエピソード1『ファントムメナス』
  • 2002年 スターウォーズエピソード2『クローンの攻撃』
  • 2005年 スターウォーズエピソード3『シスの復讐』(ここまで新三部作)
  • 2015年 スターウォーズエピソード7『フォースの覚醒』
  • 2017年 スターウォーズエピソード8『最後のジェダイ』
  • 2019年 スターウォーズエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(ここまで続三部作)

多くの方が「順番がよくわからない」という状況に陥る理由はまさにここにありました。物語としての順序と製作順がちぐはぐなんですね。

商業化の観点からこのような順番で発表したとのことなので、純粋にストーリーを時系列通りに楽しみたい方は、エピソード1から数字の順番に視聴すれば問題ありません

『スターウォーズ クローンの攻撃』の主要キャスト

ここからは、『クローンの攻撃』内で重要な役割を果たすメインキャストをご紹介していきます。

ユアン・マクレガー(役:オビ=ワン・ケノービ)

アナキンの師匠としてジェダイの職務に励むオビ=ワンは、ユアン・マクレガーが演じました。

ユアンのスターウォーズシリーズへの出演は映画デビューから6年後のことで、本作は『ファントムメナス』に続く2回目のスターウォーズ出演になります。

アナキンの師匠にして父親代わりのような関係性ですが、大胆で自由奔放な一面のあるアナキンに振り回されるシーンも至る所に見受けられました。

前作『ファントムメナス』でも自らの師であるクワイ=ガンに振り回されていたので、そういう役回りなのでしょう。苦労人タイプです。

ナタリー・ポートマン(役:パドメ・アミダラ)

惑星ナブーの元女王にして、今作では銀河共和国の元老院議員を務めたパドメ・アミダラを演じたのはナタリー・ポートマンです。

ナタリーは1994年から舞台女優として活動しており、同年公開の映画『レオン』で映画デビューも果たしました。

スターウォーズシリーズで、強く・美しく・賢い女性を好演したことで、ナタリーのイメージが印象づけられ、一躍人気女優となります。

女王として、一人の女性として背筋を伸ばして生きる姿が印象的でした。アナキンを想い、強かに自らの立場も上手く使って彼への配慮をするところに優しい知性も感じられましたね。

「世界で最も美しい顔」1位にも選ばれているナタリーポートマンの魅力「スターウォーズシリーズ」や「ブラックスワン」に出演し、誰もが認める正統派美人のナタリーポートマン。 「世界で最も美しい顔」1位に...

ヘイデン・クリステンセン(役:アナキン・スカイウォーカー)

今作の主人公、アナキン・スカイウォーカーを演じたのはヘイデン・クリステンセン

俳優としての活動期間は1993年からで、2002年に本作のアナキン役に抜擢されたことで大注目を集めます。

前作『ファントムメナス』では幼気な少年でしたが、今作では青年に成長した姿で登場し、粗削りで無鉄砲な一面こそあるものの大きな才覚を開花させつつありました。

『スターウォーズ クローンの攻撃』の吹替版キャスト

次に、日本語版スターウォーズ『クローンの攻撃』を観る上で欠かせない吹替キャストをご紹介していきます。所属事務所の記載は2020年5月現在のものです。(以下敬称略)

森川智之(役:オビ=ワン・ケノービ)

オビ=ワンの日本語版吹替は、アクセルワン代表取締役の声優・森川智之(もりかわとしゆき)が担当しました。

人気・実力共に業界の内外で高い評価を得ており、数多くの人気作品にも出演しています。

吹替においてはトム・クルーズを専属で担当するなど制作側からの信頼も厚く、演じた有名キャラクターとしては2020年4月にリメイク版が発売されたFINAL FANTASY7のセフィロスなどが有名です。

その活躍は声優としての仕事に留まらず、2011年には株式会社アクセルワンという声優事務所を創設し、そこの代表取締役にも就任しています。

坂本真綾(役:パドメ・アミダラ)

元老院議員にして本作のヒロイン、パドメ・アミダラの吹替を担当したのはフォーチュレスト所属の坂本真綾(さかもとまあや)。

子役時代からの圧倒的なキャリアを持ち、ゲームやアニメ、吹替に声優として数多く出演しているだけでなく、歌手としても活動するなど人気と実力を兼ね備えた名優です。

吹替においては、本作でパドメを演じた女優ナタリー・ポートマンを持ち役として担当しているほか、ジェシカ・アルバキルスティン・ダンストなどの声も担当しています。

浪川大輔(役:アナキン・スカイウォーカー)

主人公アナキンの吹替は、ステイラック代表取締役、浪川大輔(なみかわだいすけ)が担当しました。

子役時代から声優としての仕事に携わっており、幅広いジャンルで数多くの実績を誇る人気声優です。

先述の森川同様、元々所属していた事務所から独立し株式会社ステイラックを設立。代表取締役に就任し、プロダクション運営にも精力的に取り組んでいる様子。

吹替においては、本作のアナキン役であるヘイデン・クリステンセンをはじめ、イライジャ・ウッドレオナルド・ディカプリオなどの声を担当しています。

『スターウォーズ クローンの攻撃』のトレーラー映像

こちらがスターウォーズ『クローンの攻撃』のトレーラー映像になります。

夕陽をバックに荒野を疾走するアナキンの映像から始まり、前作からより進化した映像技術による美麗な背景やアクション・戦闘シーンが魅力的に描かれていますね。

全体的にシリアスな空気感の漂う作品になりますが、そんな中でのC-3POR2-D2のやり取り(映像のラストにあります)は良い息抜きの役割を果たしていました。

このトレーラー映像で本作が気になった点はぜひ、本編を観てストーリーを確かめてみてください。

『スターウォーズ クローンの攻撃』への世間の評価

ここからは、スターウォーズ『クローンの攻撃』に関する、ネット上の評価をいくつか抜粋してご紹介していきます。

【高評価】

  • オビワンの宇宙戦や、大勢のジェダイとドロイドの戦闘シーン、クローン軍の登場など見所が沢山あって見ていて純粋に楽しい作品です。
  • 本作におけるジョン ウイリアムズによる愛のテーマはロマンスとこの先に起きる悲劇を両方暗示していて非常に素晴らしいと思いました。

(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/235790/review/2667/?c=3&sort=lrf)

(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/235790/review/2701/?c=1&sort=lrf)

高評価コメントの中では、ストーリー展開や映像美に加えて楽曲の秀逸さにも注目が集まっていました。

様々な分野が高い水準で融合した総合力で、ハイレベルなエンタメ作品としてのスターウォーズが成立しているということですね。

【低評価】

  • エピソード2は中間ということもあっていまいち盛り上がらず。アナキンがダークサイドに堕ちていく布石を描きたかったのだろうが、どうみてもアナキンとパドメの恋愛がメインに見えてしまう。
  • 3への伏線が多く、見ておくべき作品のはずなんだけど、見といて良かった感が少ない

(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/235790/review/2467/?c=10&sort=lrf)

(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/235790/review/2500/?c=9&sort=lrf)

低評価では展開についての様々な意見がありましたが、これはまさに制作側の狙いなのではないかと思います。

ジェダイの掟では、「誰かを愛することは執着心を生む」としてこれを禁じており、ここをメインに描けば描くほど、後の絶望・落差は大きくなるのです。

新三部作全体を一つの作品として楽しんでもらうための、制作側の大がかりな仕掛けだと思えば納得できる展開のように思えました。

筆者が実際に『クローンの攻撃』を観た感想

まずはなんと言っても、背景の造り込まれたCGなど前作からの映像技術の進歩に驚きました。

リアル感や奥行き感が飛躍的に向上しており、その中で繰り広げられるアクションシーンなどの見ごたえも増しています。

また、主人公アナキンの成長や内心の変化・葛藤にも注目です。この心情、そして信条の変化が全てこの後の展開の伏線になっていますので、ぜひ見逃さないようにしてくださいね。

視聴可能な動画配信サービス

2020年5月現在、『クローンの攻撃』を見放題で視聴可能な動画配信サービスは1つのみでした。その1つは下記のサービスです。

  • ディズニーデラックス(月額700円)

また、見放題ではないものの、動画配信サービス内で課金してレンタルや購入を行うことで視聴が可能になるサービスは下記の6つでした。

  • U-NEXT
  • AmazonPrime
  • ビデオマーケット
  • dTV
  • TSUTAYA TV
  • paravi

これらの動画配信サービスはそれぞれ初月無料キャンペーンを行っているため、「試しに登録してみて、合わなかったらやめる」ということができます。

動画配信サービスごとに提供している作品が異なるため、ぜひご自身に合ったサービスを探してみてください。

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『スターウォーズ クローンの攻撃』についてのまとめ

以上が、スターウォーズ『クローンの攻撃』をより楽しんでいただくための基本的な情報になります。

スターウォーズシリーズ、新三部作2作目の『クローンの攻撃』には、三部作をより魅力的な作品にするための数多くの要素が散りばめられていました。

この記事を読んで『スターウォーズ』シリーズ及び本作に興味がわいたという方はぜひ、シリーズ全体を追いかけてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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