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大人気スターウォーズシリーズ、エピソード6『ジェダイの帰還』を徹底解説!

全米のみならず全世界を虜にした『スターウォーズ』シリーズのエピソード6にあたる本作、『ジェダイの帰還』

この記事では、『ジェダイの帰還』に関する基本情報をわかりやすくお伝えしていきます。

『ジェダイの帰還』をまだ観ていない方にとっての、本作を観るきっかけになれば幸いです。ぜひ最後まで読んでみてください。

(アイキャッチ画像出典:http://www.iowanazkids.org/fourstars/starwars-episode6.html)

『スターウォーズ ジェダイの帰還』の作品情報

まずは、『ジェダイの帰還』の基本的な作品情報についてお伝えしていきます。

  • 公開日(日本)…1983年7月2日(米公開は同年5月25日)
  • 製作総指揮…ジョージ・ルーカス
  • 監督…リチャード・マーカンド
  • 脚本…ローレンス・カスダン
  • 製作…ハワード・カザンシャン
  • 上映時間…133分
  • 配給…20世紀フォックス
  • 音楽…ジョン・ウィリアムズ
  • 製作国…アメリカ合衆国

第一作であるスターウォーズエピソード4『新たなる希望』が大ヒットを記録したため制作された続編であり、シリーズとしては三作品目となります。

『スターウォーズ ジェダイの帰還』のあらすじ

本作で描かれているのは、スターウォーズ エピソード5『帝国の逆襲』からおよそ1年後の世界です。

囚われの身であったハン・ソロルーク・スカイウォーカーが救出するところから、この物語は始まります。

本作において銀河帝国は、「エンドア」という森の惑星の軌道上に第二のデス・スターとなる要塞の建設を進めており、ハンとルークはこの要塞の破壊を目的とした反乱軍の総攻撃作戦に参加することになるのでした。

デス・スターとは

月によく似た形をした、銀河帝国の保有する大型の宇宙要塞のこと。強固な防衛システムや圧倒的な攻撃力を兼ね備えており、反乱軍にとっての大きな脅威となっていた。

最初のデス・スターはエピソード3『シスの復讐』の終盤に建造が開始され、エピソード4『新たなる希望』にて登場している。

スターウォーズシリーズの時系列

スターウォーズシリーズを初めてご覧になる方は特に、「そもそもどういう順番で観ればいいの?」という疑問をお持ちのことと思います。

そのためここでは、スターウォーズシリーズの制作順序と物語としての時系列をまとめて解説していきます。

制作順序
  • 1977年 スターウォーズエピソード4『新たなる希望』
  • 1980年 スターウォーズエピソード5『帝国の逆襲』
  • 1983年 スターウォーズエピソード6『ジェダイの帰還』(ここまで旧三部作)
  • 1999年 スターウォーズエピソード1『ファントム・メナス』
  • 2002年 スターウォーズエピソード2『クローンの攻撃』
  • 2005年 スターウォーズエピソード3『シスの復讐』(ここまで新三部作)
  • 2015年 スターウォーズエピソード7『フォースの覚醒』
  • 2017年 スターウォーズエピソード8『最後のジェダイ』
  • 2019年 スターウォーズエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(ここまで続三部作)

物語の途中のストーリーであるエピソード4から公開した理由は、「一作目が商業的にヒットしなければシリーズ化が見込めないため、一番人気の出そうなところから世に出すのが得策と判断したため」ということです。

制作順序は前後していますが、物語の流れを時系列通りに辿りたい方は、エピソード1から順番に視聴すれば問題なしということですね。

『スターウォーズ ジェダイの帰還』のメインキャスト

続いて、この作品で重要な役割を果たす、一部メインキャストをご紹介していきます。

ルーク・スカイウォーカー(演:マーク・ハミル)

本作の主人公にあたるジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーを演じたのはマーク・ハミル

前作『帝国の逆襲』の時から成長を果たし、落ち着きを伴ったルークを好演していました。

マークのデビュー作はスターウォーズエピソード4『新たなる希望』であり、今作で3回目のスターウォーズシリーズ出演ということになります。

ハン・ソロ(演:ハリソン・フォード)

今作のもう一人の主人公とも言えるハン・ソロは、ハリソン・フォードが演じました。

豪快で頼りになるものの、どこか抜けている一匹狼を魅力的に描き出している姿が印象的でしたね。

オーディションでハン・ソロ役に抜擢されたハリソンもマーク同様、本スターウォーズシリーズが爆発的な人気を得たことで一躍有名になった俳優です。

このヒットを皮切りに、『ブレードランナー』『インディ・ジョーンズ』シリーズなどへの出演を果たし、その地位を不動のものとしていきました。

レイア・オーガナ(演:キャリー・フィッシャー)

今作で重大な秘密が判明する重要人物、レイア・オーガナを演じたのはキャリー・フィッシャーです。

レイアは強く聡明な女性で、武器の扱いにも長けているため、今作でも仲間の窮地を救ったりと大活躍でした。

キャリーは2016年に心臓発作により亡くなっており、2017年公開のスターウォーズエピソード8『最後のジェダイ』が彼女の遺作となっています。

『スターウォーズ ジェダイの帰還』の吹替キャスト

次に、日本語でスターウォーズの世界を鮮やかに彩った、吹替版キャストをご紹介していきます。(所属事務所の表記は、2020年4月現在のものです)

なお、キャストはソフト版と日本テレビ版の2パターンが存在していますが、ここでは一般的に目にする機会が多いであろうソフト版に準拠してお伝えしていきます。(以下、敬称略)

ルーク役 島田敏

吹替でルーク役を担当したのは、声優・島田敏(しまだびん)です。

所属事務所は青二プロダクションで、2020年4月現在、日本俳優連合常務理事も務めています。

声優としてのキャリアも長く、少年から老人、クールキャラからギャグまで幅広く演じる実力派声優です。

今作のルークでは、「成長して落ち着きを兼ね備えた青少年」という繊細な役どころを、見事に声に載せて演じられていました。

ハン・ソロ役 磯部勉

頼れる男ハン・ソロを演じたのは、エンパシィ所属の声優・磯部勉(いそべつとむ)。

役者としてのデビューは劇団俳優座での舞台俳優としてのもので、その後ドラマや映画などの映像作品に出演し、声優としても作品への出演を重ねていくことになります。

吹替では俳優メル・ギブソンの専属声優を担当しており、他にも主に声を担当している俳優が多数いることからもわかる通り、高い実力を認められた名優です。

今作では、ハン・ソロという力強い男の生き様と、たまに見せる脆さ・揺れ動く様を魅力的に好演していました。

レイア役 西村ちなみ

レイア・オーガナ役を担当したのは、81プロデュース所属の声優・西村ちなみ

1992年放送のNHK教育テレビ『こどもにんぎょう劇場』で声優デビューし、以降着実にキャリアを重ねている実力派です。

その実力は幅広い年齢を演じ分けるだけでなく、動物役までこなすほど。人気アニメ『ポケットモンスター』シリーズでも、数多くのポケモンの声を担当されています。

今作ではレイア・オーガナとして、強い芯を持ち仲間と共に闘う女性を好演していました。

『スターウォーズ ジェダイの帰還』のトレーラー映像

こちらが『ジェダイの帰還』のトレーラー映像になります。迫力の戦闘シーンや、ルークの覚悟の込められたセリフが印象的でしたね。

地上や宇宙船内での白兵戦と、スピード感あふれる宇宙空間での戦闘の対比も見事でした。

前作からの映像技術の飛躍的な進歩も見どころの一つなので、気になる方はぜひ前作『帝国の逆襲』とも見比べてみてください。

シリーズ三部作のラストに向けて、ワクワクドキドキする展開が随所に盛り込まれた魅力的なトレーラー映像になっています。

『スターウォーズ ジェダイの帰還』への世間の評価

ここからは、『ジェダイの帰還』へのネット上の評価をいくつか抜粋してご紹介していきます。

【高評価】

  • 怪物から人間への帰還を果たし、自らの目で息子を見て逝ったアナキンが、ラストでオビ=ワンやヨーダと共にルークを見守るシーンは涙なしでは見られない。
  • 巨大な樹木が生い茂る森林地帯を高速飛行する空中バイクで移動するシーンは圧巻でした。
  • シリーズの終わり方として申し分なかった。

(出典:https://sakuhindb.com/jmovie/7_STAR_20WARS_20RETURN_20OF_20THE_20JEDI/)

撮影・映像技術の向上もあり、本作単体での評価も高かったですが、シリーズ全体でみて素晴らしい出来の作品だったという声が多かったです。

本作は三部作の締めくくりとしての役割を期待されており、それに見事に応えるクオリティだったということですね。

【低評価】

  • 重要な悪玉なはずの皇帝が結構あっさりと死ぬのが物足りない。
  • 帝国軍のやってることの非道さとかが最後まであまり伝わってこなかった。

(出典:https://sakuhindb.com/jmovie/7_STAR_20WARS_20RETURN_20OF_20THE_20JEDI/)

帝国軍の悪行に関してですが、建造中のデス・スターが今作の主軸に据えられており、エピソード4にてデス・スターの脅威性は既に描かれていました。

そのため今作では、「デス・スターの建造」それ自体が「帝国軍の悪行」を象徴していたのではないでしょうか。何しろ星を消し飛ばすことのできるほどの戦略兵器ですから、その恐ろしさははっきりと伝わるはずです。

また皇帝との闘いに関しても、今作で描きたかったのはダース・ベイダーとの関係性だったと思うので、そこを優先して描いた結果なのではないかと筆者は推測しました。

筆者が『スターウォーズ ジェダイの帰還』を実際に観た感想

家族やきょうだい、恋人など、愛する人との絆の力は強いということを感じた作品でした。

様々な人との別れを経験して人間的に強くなっていくルークの姿はとても格好良かったですし、様々な人との出会いによって一人前のジェダイの騎士として成長していくところがとても頼もしかったです。

また、仲間たちがいることの心強さも大きかったですね。今作でも様々なアクシデントや危機に見舞われるわけですが、そこを切り抜ける機転による連携やアクションが爽快で、引き込まれました。

視聴可能な動画配信サービス

2020年4月現在、『ジェダイの帰還』を見放題で視聴可能な動画配信サービスは1つのみでした。その1つは下記のサービスです。

  • ディズニーデラックス(月額700円)

また、見放題ではないものの、動画配信サービス内で課金してレンタルや購入を行うことで視聴が可能になるサービスは下記の6つでした。

  • U-NEXT
  • AmazonPrime
  • ビデオマーケット
  • dTV
  • TSUTAYA TV
  • paravi

これらの動画配信サービスはそれぞれ初月無料キャンペーンを行っているため、「試しに登録してみて、合わなかったらやめる」ということができます。

動画配信サービスごとに提供している作品が異なるため、ぜひご自身に合ったサービスを探してみてください。

まとめ

以上が、スターウォーズエピソード6『ジェダイの帰還』の情報まとめになります。

ジェダイの騎士として成長を果たしたルーク・スカイウォーカーと、その仲間たちが紡ぐ物語として、シリーズ三部作の集大成としてふさわしいラストを迎えた今作。

「旧三部作」の締めくくりとして、スターウォーズシリーズの人気を不動のものにした作品の一つです。

この記事を読んで『スターウォーズ』シリーズに興味がわいたという方はぜひ、本編を観てみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
伊南地尋
伊南地尋と申します。(旧名クロ) デザイン、動画制作、楽曲制作、脚本・小説執筆などを勉強しつつ仕事にしているニンゲンです。 日本語を愛する者として、わかりやすく、誠実に、時に面白く執筆することをモットーにしています。