名だたる宇宙映画の中でも、特に高い評価を得ている『ゼログラビティ』。
宇宙の美しさと恐ろしさを細部に至るまで再現しており、宇宙ファンはもちろん、宇宙に詳しくない人でも宇宙に興味が湧く映画です。
今回は『ゼログラビティ』の作品情報やあらすじ、見所などを紹介していきますので、最後までお読みください。
『ゼログラビティ』の作品情報
まずは、『ゼログラビティ』の作品情報について見ていきましょう。
- 監督:アルフォンソ・キュアロン
- キャスト:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
- 製作費:1億ドル
- 上映時間:91分
- 公開日:2013年10月4日(米)/2013年12月13日
2013年公開のアルフォンソ・キュアロンが監督を務めた宇宙が舞台のサスペンス映画です。第86回アカデミー賞で7部門を受賞し、世界中から高い評価を得た名作です。
あまりの映像とストーリーのリアルさに誰もが「宇宙で撮影したのではないか」と疑うほどです。
『ゼログラビティ』のあらすじ
ライアンやマットたち宇宙飛行士が宇宙で船外活動を行なっていると、突如ヒューストンにある管制塔から「宇宙ゴミが衝突する恐れがあるから避難せよ」という命令が下る。
ライアンたちはすぐに作業を中断するも間に合わず、宇宙ゴミが衝突し、スペースシャトルは破壊される。
他の隊員は皆死んでしまい、ライアンとマットの二人は生き残るが宇宙空間に放り出されてしまう。
二人は協力し合い、酸素も重力もない宇宙で何としてでも生き延びようとするが、そこから厳しい現実が待ち受けていた…。
キャスト紹介
続いて『ゼログラビティ』のキャストを紹介します。宇宙が舞台なので登場人物は二人のみで、ほとんどがライアン一人のシーンです。
ライアン・ストーン(演:サンドラ・ブロック)
医療技師として初めてスペースミッションに参加した女性の博士。
ミッション中に宇宙ゴミがスペースシャトルに衝突するという事故に遭うも運良く生還する。もう一人の生還者マットと共に地球への帰還を目指す。
マット・コワルスキー(演:ジョージ・クルーニー)
ライアンと共にスペースミッションに参加したベテラン宇宙飛行士。
スペースシャトルの事故で奇跡的に生き延びるも、絶望と不安から動揺しているライアンを支え地球を目指す。
『ゼログラビティ』の予告映像
ここで『ゼログラビティ』の予告映像を紹介します。映像から観て取れる、宇宙空間を忠実に再現した美しい世界観に魅了されることでしょう。
しかし、壮大な神秘に心を奪われるのも束の間で、事故で暗闇に放り出されるシーンは観ている側もドキドキが止まりません。
地球ではどんなこともできる人間ですが、宇宙という無重力かつ無酸素の空間では人間がいかに無力であるかがよくわかる映像です。
撮影の仕方
予告映像のリアルさからも、「一体どうやって撮影したの?」と思う方も多いでしょう。ここでは、驚きの撮影の裏側を紹介します。
宇宙空間
宇宙独特の光を表現するために、「ライトボックス」と呼ばれる特殊装置で太陽などの光源を作っています。無重力は俳優を12本のワイヤーで吊るしていたそうです。
またカメラが固定されず動き続けているため、音響と音楽にも動きをつけています。
スペースシャトルなどのセット
スペースシャトルや宇宙ステーションといったセットはほとんどCGによるもので、劇中のあらゆる道具をNASAの提供資料を参考に作ったとされています。
宇宙服までもCGによるもので、いかにキャストの演技が優れていたかがわかりますね。
出典:https://www.cinemacafe.net/article/2014/01/11/21212.html
『ゼログラビティ』の見所①再現度の高い宇宙
続いて『ゼログラビティ』の見所を2つ紹介していきます。舞台が宇宙ということで、宇宙空間そのものが見所の1つです。
地球やスペースシャトルといったセットへのこだわりだけでなく、無酸素で無重力という環境も俳優たちが上手く演じています。
素人の目線からはもちろん、宇宙に詳しい専門家からも「現実と非常に酷似している」と評価されています。
セットと俳優が創り出す、あまりのリアルさに「自分も宇宙にいるのではないか」という錯覚に陥るでしょう。
『ゼログラビティ』の見所②逆境に立ち向かうライアン
「逆境」は実は今回のメインテーマとなっています。宇宙という地球とは全く異なる厳しい環境で、多くのトラブルに見舞われながらも、必死に生き抜くライアンに誰もが勇気をもらえることでしょう。
絶望的な状況に一度は自殺を考えるも、相棒のマットに支えられ生の気持ちを取り戻すシーンがあります。
人と支え合うことで逆境に立ち向かう姿勢は現代の人間社会にも通ずるものがありますね。
『ゼログラビティ』の口コミ
続いて『ゼログラビティ』を視聴した方の感想を2つ紹介しましょう。
宇宙から観た美しい地球、精緻な映像が圧巻。
サンドラ・ブロック演じるライアン・ストーン博士が、極限状態で生きたい!という思いを強く認識した場面からラストシーン迄が特に感動的でした。
映画館で鑑賞していたら、より引き込まれたかも知れません。
出典:https://eiga.com/movie/57690/review/02482933/
何よりも映像の綺麗さと、音響のリアルさ。まるで本当に宇宙にいるかのような気分でした。
ほとんどサンドラブロック1人のシーンなのに派手なアクション映画よりも緊張感がすごいです。気づかないうちに自分も息を止めている時があるほど
出典:https://eiga.com/movie/57690/review/02471219/
「3D演出による宇宙空間のリアルさ」「孤独で闘う主人公に感動した」という声が多く見受けられました。
映像の美しさは誰しも認めるところですが、「主人公たちがスペースシャトルから宇宙ステーションまで飛ぶのはあり得ない」など現実離れした表現に異を唱える声もありました。
映像の都合上、現実と乖離した表現があるのも仕方ないと割り切る必要がありますね。
『ゼログラビティ』の視聴方法
最後に『ゼログラビティ』が観られる動画配信サービスをいくつか紹介します。
- U-NEXT
- Netflix
- TSUTAYA TV
- Amazonプライムビデオ
- dtv
特におすすめはU-NEXTとNetflixです。U-NEXTは月額2189円(税込)、Netflixは月額880円(税込)です。
U-NEXTは料金が高い分、作品数が多く雑誌読み放題や600円分のポイント付与といった特典もあります。
一方、Netflixはオリジナルドラマが優れているという魅力があります。最終的には好み次第となりますが、U-NEXTには一ヶ月の無料体験があるので、一ヶ月だけ使って解約するという選択も良いでしょう。
宇宙を体感せよ
今回は『ゼログラビティ』の作品情報やあらすじ、見所などを紹介しました。宇宙というと難しそうなイメージがありますが、本作はシンプルなストーリーで宇宙の厳しさを理解できます。
宇宙がいかに美しく恐ろしい空間であるかを感じると同時に、何度も逆境に立ち向かう主人公たちの勇姿に胸を打たれるでしょう。
ぜひU-NEXTやNetflixといった動画配信サービスで『ゼログラビティ』をご視聴ください。