誰もが知っている謎解きの天才、シャーロック・ホームズが現代の最新技術を使ってリメイクされました!
アーサー・コナン・ドイルさんが執筆した小説の主人公、シャーロック・ホームズは天才的な観察力と推理力を持っており、その才能を生かした謎解きが見どころとなっています。
ホームズの天才的な観察力と推理力が描かれた小説『シャーロック・ホームズ』シリーズは、100年以上経った今でも世界中の人々に読まれ続けています。
小説を読んだことがないあなたでも『シャーロック・ホームズ』を観れば、今日まで読み継がれてきた魅力がわかることでしょう。
『シャーロック・ホームズ』の概要
- 公開日:2010年3月12日(日本)
- 所要時間:128分
- 年齢制限:無し
- シリーズ作品:『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』(続編)
シャーロック・ホームズをリメイクした作品は数々あり、中にはドラマシリーズで送る作品もあります。そんな中で本作品は7年ぶりに登場したシリーズです。
さらに、本作はハリウッド制作で9000万ドルも費用がかけられており、1890年代のロンドンが見事に再現されています。
そんな大作の監督を務めたのは『スナッチ』や『キングアーサー』などを手掛けたガイ・リッチー監督です。
『シャーロック・ホームズ』に出演しているキャスト
『シャーロック・ホームズ』に出演している豪華キャストを紹介していきます。
- ロバート・ダウニー・Jr(Robert Downey, Jr)
- ジュード・ロウ(David Jude Heyworth Law)
- レイチェル・アン・マクアダムス(Rachel Anne McAdams)
- マーク・ストロング(Mark Strong)
ロバート・ダウニー・Jr.(シャーロック・ホームズ 役)
ロバード・ダウニーが演じるのは、本作の主人公シャーロック・ホームズです。ホームズの数々の変人っぷりを見事に表現しています。
ジュード・ロウ(ジョン・ワトソン博士 役)
ジュード・ロウが演じるのは、ホームズの相棒であるワトソン博士です。ホームズの口車に乗せられる回数が増えるにつれてイライラし始める演技が見事でした。
レイチェル・アン・マクアダムス(アイリーン・アドラー 役)
レイチェル・マクアダムスさんが演じるのは唯一、ホームズを打ち負かしたアイリーンです。本作では2人の関係についての物語はありませんが、ホームズの警戒っぷりは並々ならぬものです。
マーク・ストロング(ブラックウッド卿 役)
マーク・ストロングが演じるのは黒魔術を操る最強の敵、ブラックウッド卿です。冷静沈着な悪役で数々の黒魔術を用いてホームズらの行動を阻みます。
『シャーロック・ホームズ』のストーリー
1890年、ロンドンで探偵の仕事をしている主人公のホームズが連続殺人犯を追い詰める場面から始まります。
危うく6人目の犠牲者が出るというところで元凶であるブラックウッド卿を現行犯逮捕します。そして、裁判で殺人罪と黒魔術の使用により死刑の判決を下されたブラックウッド卿は刑を執行され死を確認されますが…
3日後、ホームズの家にプロの盗人でありかつての敵だったアイリーン・アドラーが入り込み、ある人物を探してほしいという依頼をホームズにお願いします。
そして彼女が去った後、ジョン・ワトソン博士が死を宣告したブラックウッド卿が生き返ったという連絡が警察からあり、物語は加速していきます。
『シャーロック・ホームズ』の魅力
『シャーロック・ホームズ』を実際に見て、感じた魅力などを紹介していきます。
魅力①:スタント無しのアクションシーン
推理力が有名なホームズさんですが、実はボクシングがプロ級の腕前なんです。
本作ではその推理力とボクシングの腕前を融合させた「影の戦い」と呼ばれる戦闘シーンがたびたび出てきます。この「影の戦い」は、相手の弱点や行動パターンを推測して先回りで攻撃するという技です。
言葉での説明だとイメージがしにくいと思うので実際に見てほしいです(笑)
戦闘シーンの他にも逃走シーン、爆発シーン、追跡シーンなど様々なシーンがありますが、これらはほとんどスタントマン無しで行っています。そのため、より本作品の世界観に没頭することでしょう。
魅力②:シャーロック・ホームズの専門家による指導
本作品では『シャーロック・ホームズ』の世界観を完全再現に近づけるために、ホームズの専門家を雇って役柄を指導しています。
そのため、趣味の科学実験やタバコ、ヴァイオリンの演奏シーンなどもあり、退屈すると銃を発砲して女王のイニシャルを壁に書く奇妙な行動まで再現されています。
また、薬物依存もあり、作品中に薬物を摂取する場面もあるためシャーロック・ホームズのファンからするとホームズという人物像の再現度にしばしば驚かされます。
事前にシャーロック・ホームズの人物像を調べてから映画を観るのも間違い探しのようで面白いと思います。
魅力③:天才ならではの悩み
数々の難問を解いてきた推理力とプロ顔負けの格闘家で天才と呼ばれているホームズですが、そんな彼にも天才ならではの暗い側面があります。
そのため、ホームズはワトソン博士を必要していましたがワトソン博士の婚約が決まり、パートナー生活が終わってしまうことになりました。
そこでホームズはワトソン博士と婚約者のメアリー・モースタンと婚約を破棄させるために様々な嫌がらせを2人に行います。
天才故の悩みと人間関係の葛藤、ワトソン博士とホームズの関係にも注目してみてください。
シャーロック・ホームズの推理力VS黒魔術
シャーロック・ホームズと対決するのは黒魔術の使い手であるブラックウッド卿です。
儀式のために美しい女性だけを狙った連続殺人をしてきたブラックウッド卿ですが、その目的は自信の黒魔術をより強くするための行為でした。
ブラックウッド卿はある目的を達成するために様々な黒魔術を使用してきます。その黒魔術に警察が怯え、ホームズとワトソン博士にも魔の手が迫ります。
理屈では説明できない殺人が続き、警察の捜査は難航。しかし、ホームズはブラックウッド卿の黒魔術を「まやかしだ」と謎を暴こうとしますが・・・。
『シャーロック・ホームズ』の一押しポイント
シャーロック・ホームズの僕個人が思う注目ポイントを、いくつか紹介していきたいと思います。ちなみに、僕はこの映画を10回以上は繰り返し観ているのでもしかしたら少しマニアックな部分かもしれません(笑)
なんだかんだ仲良しの2人
まず1つ目は、ホームズとワトソン博士の仲良しなやり取りです。ホームズが様々な嫌がらせをしてワトソン博士はたびたび怒りますが、結局ホームズの捜査に手を貸してしまいます。
2ショットの場面も多く、まるで一緒に育った兄弟のようなケンカやからかいは思わず笑ってしまいます。
そんな笑いあり、涙あり、ケンカありの2人のやり取りは何度観ても面白いですね。チームワークもピッタリです。
圧倒的なスケールで描く世界観
シャーロック・ホームズ役を演じたロバード・ダウニー・Jrさんも本作品のことを「僕的にも最大級のスケールだった」と話しています。
本作品の撮影では可能な限りCGを使用せずに、イギリスの建築物や風景をそのまま使うことで当時の世界観を作り込みました。
ホームズとワトソン博士が暮らしているロンドンのベイカー街221Bにあるハドスン夫人所有のアパートも細部にまでこだわったセットが用意されています。
『シャーロック・ホームズ』の評価
Yahoo!映画や映画.comが掲載している数値によれば、『シャーロック・ホームズ』の評価は星5つ評価で3.6〜3.7でした。平均よりも少し上の評価となっていますが、僕個人としては星5個の評価ですね。
理由としては、やはり世界観の没入感が大きいのと、ホームズの奇妙な行動などが面白く観てて飽きないところです。ストーリーがサクサク進むので誰でも簡単に見終われると思います。
また、シャーロック・ホームズを演じたロバード・ダウニーさんが出演してきた作品がどれも個性的なキャラクターだったので本作ではどのような演技をするのか楽しみでもありました。
『シャーロック・ホームズ』こんな人にオススメ!
『シャーロック・ホームズ』はテンポが良く物語がサクサクと進んでいくため、退屈せずに観ることが出来る作品となっています。その反面、急展開過ぎてちょっとついていけないかもしれません・・・。
なので、2〜3時間ほどの時間が出来てしまった方や、映画を観ようと思ったけど何を観るか悩んでいる方にオススメしたい映画です。
僕自身、あまり難しい内容の映画は苦手で、どんどん展開が変わっていく映画が好みなので『シャーロック・ホームズ』は非常に気に入りました。
気づいたら夢中になってしまう映画なので、時間潰しにもってこいです。ぜひ、観てみて下さい!
『シャーロック・ホームズ』を見るなら!
『シャーロック・ホームズ』は2009年に公開された映画なので、映画館での上映はもう終了しています。今は、DVDをレンタルしたり購入するか、動画配信サービスVODで観るか、地上波を待つか、になります。
公開されてから時間が経っており、地上波でも放映されていることもあり比較的に安く観ることができるでしょう。
僕は地上波で放送されたものを録画しているのでレンタルなどはしたことが無いので分かりません。また地上波で放送されることもあるかもしれないので気長に待つという方法もありますが…いつになるやら(笑)
まとめ
この作品は原作を元から知っている方ももちろん、「『シャーロック・ホームズ』という名前だけは知っているけど、内容は全然知らない」という方でも最後まで楽しめる作品となっています。
本作品は、シャーロック・ホームズの専門家を雇って制作したほどの完璧な再現度となっているので、小説とほとんど変わらない内容になっています。これさえ見ればあなたもホームズを語れるようになることでしょう。
それほど、シャーロック・ホームズという人格、1890年代のロンドン、コナン・ドイルが描いたストーリーが細かく作られているためぜひご覧ください。