映画で悪役を担当することが多い俳優、マーク・ストロング。主演は少ないですが、ボスキャラとして数多くの主人公の前に立ちはだかってきたので「顔は知ってる」という方も多いのでは?
今回はそんな彼の出演作品や交際関係に迫っていきたいと思います。この記事を読めば、マークストロングの経歴を深く知ることが出来るので、どうぞ最後までお楽しみください!
(トップ画像出典:http://wall.kabegami.com/detail/1138973786/Warner%20Bros.%20Pictures%20And%20New%20Line%20Cinema%27s%20World%20Premiere%20Of%20%22SHAZAM%21%22%20-%20Arrivals)
マーク・ストロングの基本情報
- 本名:Marco Giuseppe Salussolia
- 生年月日:1963年8月5日(2019年10月現在56歳)
- 出身地:イギリス・ロンドン
- 職業:俳優
- 活動期間:1989年〜
- デビュー作:テレビドラマ『EastEnders(1989年)』
マーク・ストロングはイギリスの首都ロンドン出身の俳優です。彼が生まれてすぐ父が家を離れ、母親1人に育てられました。
若い頃は弁護士になるのが夢だったマーク・ストロング
マーク・ストロングは若い頃、弁護士を目指してドイツのミュンヘンにある大学で1年ほど勉強していました。
しかし、在学途中で役者になろうと思い直して地元ロンドンの『ロイヤル・ホロウェイ・カレッジ』という大学で演技とイギリス文学を習得します。
『ロイヤル・ホロウェイ・カレッジ』卒業後、イギリス西部にあるブリストルという街の演劇学校に入学し、更に演技力を磨いていきました。
勉強期間が長かった為か、マーク・ストロングの俳優デビューは26歳とやや遅咲きです。
テレビ映画『第一容疑者3 朽ちた野望』で知名度を広げる
1989年にテレビドラマ『EastEnders』の単発エピソードにゲスト出演し、俳優デビューを果たしたマーク・ストロング。
その後も『After Henry(1989)』『The Bill(1990)』『Inspector Morse(1990)』といったイギリスのテレビドラマにゲスト出演しました。
イギリス国内の知名度を上げていったマークが、初めて大きな役を貰った作品は1993年に放送されたテレビ映画の『第一容疑者3 朽ちた野望』です。
『第一容疑者3 朽ちた野望』は女性警部のジェーン・テニスンが、社会の荒波に揉まれながら事件を解決していくという作品で『第一容疑者』シリーズの第3弾となっております。
『第一容疑者』は1991年〜2006年までに9本製作されています。マーク・ストロングは、警察関係者のラリー・ホールを演じました。
イギリスのテレビ番組に多数出演
マーク・ストロングは、2000年まではほぼイギリス国内のテレビドラマや映画のみで活躍していました。
テレビドラマ『炎の英雄 シャープ(1996)』に準レギュラー出演したり『Trust(1999)』、『Bomber(2000)』といったテレビ映画で主演を務めます。
毎年安定して2、3本の作品に出演したおかげで、マークの顔と名前はイギリス国内で広く知られるようになりました。
2000年代以降はハリウッド映画での活躍が増えた代わりに、テレビ出演は減少します。2018年にイギリスで放送されたテレビドラマ『DEEP STATE』で久々に主演を務めました。
マーク・ストロングが悪役を務めた映画を3本紹介!
マーク・ストロングはハリウッドでは“悪役”のイメージが大変強い俳優です。そんな名悪役マークが出演した映画3作品を一挙紹介します!
2005年公開 『リボルバー』
『リボルバー』は、凄腕ギャンブラーのジェイク・グリーンを主人公とした映画です。ジェイクの運命が二転三転する様子を、回転式拳銃の『リボルバー』になぞらえています。
マーク・ストロングはギャンブルで勝ちすぎるジェイクを恨むカジノ王、マカに雇われた殺し屋のソーターを演じました。
2010年公開 『キック・アス』
2010年に公開されたアクションヒーロー映画『キック・アス』は、ヒーローに憧れるひ弱な少年デイヴ・リゼウスキを主人公とした映画です。
真似事から始まったデイヴのヒーロー活動は、物語が進むにつれて真の巨悪との戦いに発展していきます。マーク・ストロングは犯罪組織のボス、フランク・ダミーコを演じました。
2019年公開 『シャザム!』
マーク・ストロングが悪役として登場している最新の作品が、2019年4月に日本とアメリカで公開された映画『シャザム!』です。
見た目は大人、頭脳は子供なヒーロー・シャザムを主人公にした物語で、マーク・ストロングはシャザムの力を妬む悪の科学者、Dr.サデウス・シヴァナを演じています。
マーク・ストロングの出演作品一覧
マーク・ストロングが出演している作品を一覧で紹介します。映画を探す時の参考にどうぞ。
- 2001年 エンド・オブ・オール・ウォーズ
- 2005年 リボルバー
- 2006年 トリスタンとイゾルデ
- 2008年 バビロン A.D.
- 2008年 ロックンローラ
- 2008年 ワールド・オブ・ライズ
- 2008年 善き人
- 2009年 シャーロック・ホームズ
- 2010年 キック・アス
- 2010年 ロビン・フッド
- 2010年 ウェイバック -脱出6500km-
- 2011年 第九軍団のワシ
- 2011年 グリーン・ランタン
- 2011年 裏切りのサーカス
- 2012年 ジョン・カーター
- 2012年 ゼロ・ダーク・サーティ
- 2013年 ビトレイヤー
- 2013年 記憶探偵と鍵のかかった少女 主演
- 2014年 リピーテッド
- 2015年 キングスマン
- 2016年 女神の見えざる手
- 2017年 キングスマン: ゴールデン・サークル
- 2018年 The Catcher Was a Spy
- 2018年 Stockholm
- 2019年 シャザム!
- 2019年 1917
- 2021年 Cruella
- 1989年 EastEnders 俳優デビュー作品
- 1993年 第一容疑者3 朽ちた野望 テレビ映画
- 1996年 Emma テレビ映画
- 1996年 Our Friends in the North
- 1996年 炎の英雄 シャープ テレビ映画
- 1999年 Trust テレビ映画 主演
- 2000年 Bomber テレビ映画 主演
- 2000年 Anna Karenina
- 2003年 Henry VIII テレビ映画
- 2013年 Low Winter Sun (U.S. TV series)
- 2018年 Deep State
- 2019年 The Dark Crystal: Age of Resistance
- 2019年 Temple (TV series)
舞台俳優としても活躍しているマーク・ストロング
映画やテレビ出演と並行して、舞台俳優としても活躍しているマーク・ストロング。
1996年にロンドンにある国立劇場で演劇『サラリーマンの死』に出演して舞台デビューしたマークは、『CLOSER』や『氷人来たる』といった作品に登場します。
2000年初頭にシェイクスピアの戯曲『十二夜』に出演したマーク・ストロングは、2003年にローレンス・オリヴィエ賞を受賞しました。
この他にもマークは2014〜2016年に『A View from the Bridge』という演劇にも出演し、最優秀男優賞オリヴィエ賞やシアターワールド賞を受賞しています。
映画悪役俳優として有名なことをネタにしたCMがある
マーク・ストロングは先述の通り、映画で悪役として起用されることが多いです。
彼の他にもイギリス出身の俳優には悪役が多く、その事をネタにしたCMが2014年に放映されていました。
イギリスの高級車メーカー『ジャガー』のCMで、マーク・ストロングを筆頭に、イギリス出身俳優のトム・ヒドルストンやベン・キングズレーといった豪華面子が出演しています。
マークは高級車『ジャガー』に乗り込み、軽快にイギリスのハイウェイを疾走しました。
マーク・ストロングの交際関係は?
マーク・ストロングは2019年現在、映画プロデューサーのリザ・マーシャルと結婚しており、男の子を2人育てています。
マークとリザの馴れ初めやプライベートはほとんどインターネットに公開されておらず、これ以上の情報はわかりませんでした。マーク・ストロングは地元ロンドンや家族のことを大切に思っているようです。
2007年にオンライン新聞『INDEPENDENT』に掲載されたインタビューでは「自宅で家族と過ごす時間が幸せ」だとコメントしています。
(参考:https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/features/interview-why-actor-mark-strong-is-an-accidental-anti-hero-397214.html)
マーク・ストロングの紹介まとめ
今回はイギリスが誇る悪役俳優、マーク・ストロングを紹介させていただきました。
マークは2019年末にアメリカで公開予定の映画『1917』にも出演しています。2020年2月には日本でも公開予定なので、公開されたら映画館で彼の活躍に注目してみましょう!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでマーク・ストロングへの理解が深まったら、出演作品を鑑賞して貰えたら嬉しいです。