”5代目ジェームズ・ボンド”が活躍する映画『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』について紹介していきます。
この記事を読んで今作のムードや後日談などを知れば、あなたは必ず『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を、2倍以上も楽しめるようになりますよ。
さらに、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を”無料”で観られるサイトも紹介していくので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/J5yXIQnmYhM)
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』って、どんな映画?
まずは『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』の作品情報を紹介していきます。
- 公開年:1999年
- 監督:マイケル・アプデッド
- 主演:ピアース・ブロスナン
- ジャンル:スパイアクション映画
- 前作:『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』
- 次作:『007 ダイ・アナザー・デイ』
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』は、大ヒット映画『007』シリーズの19作目です。”5代目ジェームズ・ボンド”になってからは3作目の作品ですね。
タイトルにもなっている「ワールド・イズ・ノット・イナフ」とは、ボンド家の家訓になっている言葉です。「世界を手に入れてもまだ足りない」という意味ですよ。
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』のストーリーを紹介
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』のストーリーを、簡単に紹介していきます。
巨大石油パイプラインの計画を進めていたイギリスの石油王キングが、ボンドが所属する組織:MI6本部で暗殺されました。
ボンドは暗殺の犯人と思われる女性を追いますが、その女性は「彼からは逃げられない」という言葉を残して自爆します。
”彼”が国際的なテロリスト:レナードだと突き止めたMI6は、キングの仕事を継いだ娘エレクトラが次の標的になると考え、護衛としてボンドを送り込むが…というストーリーですね。
【メインは3人!】今作の主なキャストを紹介!
ここで『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』で活躍するメインキャストを、3人紹介していきます。
ジェームズ・ボンド(演:ピアース・ブロスナン)
『007』シリーズの主人公にして、数々の超人的なスキルを持っているスパイであるのがジェームズ・ボンドです。
演じているのは、前々作(17作目)『007 ゴールデンアイ』からボンド役を演じている俳優:ピアース・ブロスナンさんですね。
ボンドは今作でも相変わらず、セクシーな女性と深い仲になっていきますが、大きなトラブルにも巻き込まれていきます。
エレクトラ(演:ソフィー・マルソー)
今作の”ボンドガール”の1人であるのが、怪しくもセクシーな魅力あふれる美女:エレクトラです。
演じているのは、弱冠13才のときにオーディションを勝ち抜いて、映画『ラ・ブーム』の主役に抜擢された実力を持つ女優:ソフィー・マルソーさんですね。
エレクトラは拷問器具でボンドを拘束しながらも、ボンドを誘惑していく魔性の女性ですよ。
レナード(演:ロバート・カーライル)
そして、今作でボンドと敵対する、通称”不死身のテロリスト”であるのがレナードです。
演じているのは、イギリスの勲章である「大英帝国勲章」を授与されたこともある名俳優:ロバート・カーライルさんですね。
レナードは、かつてボンドの仲間である009から頭を撃たれるも死なず、それがキッカケで”痛みを感じない体”になりました。
今作は”5代目ジェームズ・ボンド”初の「シリアス路線」作品!
今作『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』は、ブロスキンさんが務める”5代目ジェームズ・ボンド”作品では初めての「シリアス路線」作品です。
前作までは、イタズラ好きなボンドがジョークを飛ばすシーンが多くありました。しかし今作では、そのシーンがほとんどありません。
そして、ボンドが無抵抗の敵を射殺するといったシーンも入っていて、今までの『007』とは一味違った雰囲気になっています。
シーンだけでなく作中に使われている音楽も、前作までより不気味さや冷たさを感じさせる曲調になっていますよ。
【名曲】『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』の主題歌
面白い映画をさらに盛り上げる役目を持っている主題歌ですが、そんな今作の主題歌を担当しているのは、アメリカのロック・バンド:ガービッジです。
ガービッジは、アルバムの累計セールス枚数が1700万枚を超える大物アーティストですね。
この主題歌のタイトルは、今作のタイトルと同じく『ワールド・イズ・ノット・イナフ(The World is Not Enough)』です。
この曲はイギリスのシングルCDチャートで、最高11位を獲得した名曲ですよ。
『007』シリーズの人気キャラ”Q”は、今作で引退。
『007』シリーズの第1作目から登場するキャラクターの1人に、”Q”と呼ばれる人物がいます。ボンドが所属するイギリス情報局秘密情報部(MI6)の研究開発を担当している「Q課」の課長ですね。
しかし今作『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を最後に、”R”というキャラクターを後任として、Qは『007』シリーズから引退します。
人気の高いキャラクターだったので、ファンの人たちからは引退を惜しまれていました。「続投してほしい」や「復活してほしい」という声も多かったですね。
しかし長い間Qを演じてきたデズモンド・リュウェリンさんが、今作の撮影が終わった6週間後に亡くなってしまいました。そのことから、今後Qが『007』シリーズに出ることは無いだろうと言われています。
今作は、1999年の世界興行収入ランキングで”第7位”!
1999年に公開された『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』ですが、公開直後から世界的な大ヒット作品となり、1999年の世界興行収入ランキングで7位になっています。
今作の興行収入は3.6億ドル(382億円)で、それまでに公開された『007』シリーズ作品の中では、上から2番目の金額でした。
ちなみに、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を押さえて1999年の世界興行収入1~6位になったのは、コチラの作品です。
- スターウォーズ・エピソード1/ファントム・メナス(10.2億ドル:1077億円)
- シックス・センス(6.7億ドル:708億円)
- トイ・ストーリー2(4.9億ドル:518億円)
- マトリックス(4.6億ドル:486億円)
- ハムナプトラ 失われた砂漠の都(3.8億ドル:401億円)
- ノッティングヒルの恋人(3.7億ドル:391億円)
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を観た人のレビュー
ここで『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を観た人たちのレビューを紹介していきます。
ずぶ濡れボートチェイスからのセクシーオープニング、もう楽しい。相変わらず話はわかりにくいが、もう壮絶CGアクションだけ楽しめばいい。
頭に銃弾が残り、やがて死ぬがそれまでは不死身の男、どんな設定やねん!もうなんでもありに笑けてくる。
今回のボンドガールはソフィー・マルソー。さすがの美しさと存在感、もう1人が可愛そう。服が透けて見える、あのメガネが欲しい(笑)
引用:https://eiga.com/movie/53317/review/02143680/
3作目になるとブロスナンもボンドが板に付いた感じですよね。でも本作では珍しくボンドがけっこうやられています。肩をケガしたり、拷問にかけられたり。
これまで主人公補正が強かったブロスナン・ボンドですが、本作ではピンチの連続です。
やたらと爆発から逃げるシーンが多かった気もしますが、CGが花開いた時代で爆発シーンも作りやすくなったのかなっと思いました。
ストーリーも良く考えてあって、アクションも見所十分。本作はブロスナン・ボンドの到達点ではなかろうかと思います。
引用:https://eiga.com/movie/53317/review/02306777/
今作はシリアス路線になっているので、ボンドが大きなケガを負ったり拷問を受けたりなど、ピンチになることが多くなっています。
そしてボンドガールとの関係も前作までより深く描かれているので、大人向けの『007』シリーズ作品と言えますよ。
あなたも『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』の大人な魅力を、ぜひ楽しんでくださいね。
”無料”で『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を観よう
それでは『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を”無料”で観られる動画サイトを、2つ紹介していきます。
この2つの動画サイトは、どちらも大手の動画サイトなので安心して観てくださいね。
U-NEXTには「30日のお試し期間」があり、その期間内なら”無料”で観られます。
VideoMarketは「登録初月無料」となっており、月末に登録すると次の日から月額料金がかかってしまうので、注意してくださいね。
そして、この2つの動画サイトでは字幕と吹き替えの両方を観られます。
ぜひ今すぐどちらかの動画サイトに登録して『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を楽しんでくださいね!
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』の情報まとめ
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』について紹介しました。”5代目ジェームズ・ボンド”初のシリアス路線ということで、前作までよりも「大人向け」の作品になっています。
その大人向けという雰囲気をさらに後押しするのが、今作の敵である”痛みを感じない”テロリストのレナードですね。
頭を撃たれても死なず、痛みも感じなくなった正に不死身のレナードを、ボンドはどうやって攻略するのでしょうか。
そして今作のボンドガール:エレクトラとの関係は、どんな方向に進んでいくのかも注目しながらも、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を楽しんでくださいね!