ハビエル・バルデムといえば『007 スカイフォール』で悪役のシルヴァを演じたことで知られる俳優ですね。
俳優として高い実力を備えるハビエルは、スペイン、アメリカなど世界中の映画で活躍し、数々の映画賞に輝いています。
今回はそんな彼の出演作品や趣味、家族について紹介していきます。この記事を読めば、ハビエル・バルデムの経歴について詳しくなれるので、どうか最後までお楽しみください!
(トップ画像出典:https://www.amazon.com/Javier-Bardem-Poster-Wallpaper-NeuHorris/dp/B01F4P67T8)
ハビエル・バルデムの基本情報
- 本名:Javier Ángel Encinas Bardem
- 生年月日:1969年3月1日(2019年12月現在50歳)
- 出身地:スペインのカナリア諸島、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
- 職業:俳優
- 活動期間:1990年〜
- デビュー作:『ルルの時代(1990年)』
ハビエル・バルデムはスペインのカナリア諸島出身の俳優です。バルデム家には俳優・女優が多く、母のピラールや兄のカルロス、姉のモニカが役者として活動しています。
ハビエル・バルデムが俳優デビューするまで
ハビエル・バルデムは少年時代、ラグビー選手として活躍していました。スペイン代表のジュニア選抜に選ばれるほどの実力者です。
その一方で、絵を描くことも好きだったハビエルは青年期にラグビーを辞め、画家を目指してマドリッドで絵画の勉強を始めます。
ハビエルは4年ほど絵の勉強を続けましたが、いつしか自分に美術の才能がないことを悟り、画家になることを諦めました。学費を稼ぐために、女優の母に習って役者のバイトをしていたそうです。
ハビエルの演技の才能を見抜いた映画監督ビガス・ルナは、自身が監督を務めた長編映画『ルルの時代(1990)』にハビエルを抜擢し、以来ハビエル・バルデムは本格的に役者の道を進むようになりました。
恋愛映画『ハモンハモン』に出演してスペイン国内で一躍有名に
1992年にスペインで、翌年には日本でも公開された恋愛映画『ハモンハモン』に出演し、スペイン国内で一躍有名になったハビエル・バルデム。
ビガス・ルナが監督を務めた『ハモンハモン』は、スペインの片田舎に住む6人の男女の関係が複雑に絡み合う恋物語です。
ハビエル・バルデムは闘牛士を夢見るたくましい青年、ラウルを演じました。ラウルはハムの配達員として働いています。ちなみに映画タイトルの『ハモン』はスペイン語で「ハム」を意味します。
アメリカ映画『夜になるまえに』で海外映画の主演に挑戦
スペインを代表する名俳優となっていったハビエル・バルデムは、2000年にアメリカで製作された映画『夜になるまえに』で海外映画に進出。いきなり主演を務めました。
『夜になるまえに』はキューバの詩人レイナルド・アレナスの自伝映画で、激動の時代を生きたレイナルドの人生を描いた作品です。
ハビエル・バルデムは主人公のレイナルド・アレナスを演じました。ハビエルの演技は高く評価され、ヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞したり、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされています。
『ノーカントリー』でスペイン人俳優として初の栄誉を得る
2007年に公開のアメリカ映画『ノーカントリー』で、ハビエル・バルデムはスペイン出身俳優として初めて、アカデミー助演男優賞やゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。
『ノーカントリー』は、麻薬取引の金銭トラブルから発生した抗争を描いたスリラー映画です。アメリカとメキシコの国境付近で、ギャングや殺し屋、賞金稼ぎが血みどろの殺し合いを繰り広げます。
ハビエル・バルデムは、殺し屋のアントン・シガーとして出演しました。
ハビエル・バルデムの演技への評価
今回紹介した『夜になるまえに』『ノーカントリー』以外にも、ハビエル・バルデムは多数の作品でその演技力を発揮し、様々な映画賞に選ばれています。
特にスペイン版アカデミー賞と呼ばれている、ゴヤ賞では『電話でアモーレ(1995)』『海を飛ぶ夢(2004)』『BIUTIFUL ビューティフル(2010)』などで5回も受賞を経験。
数々の映画賞に輝いたハビエル・バルデムは、2012年に一流ハリウッドスターの証“ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム”にその名を刻みました。
ハビエル・バルデムの出演作品一覧
ハビエル・バルデムは前述した作品以外にも数多くの作品に出演しています。そこでここからは、ハビエル・バルデムが出演している作品を一覧で紹介します。※一部抜粋。
※太字のタイトルは、ハビエルの演技が映画賞に選ばれている作品です。
- 1990年 ルルの時代 デビュー作品
- 1992年 ハモンハモン
- 1994年 時間切れの愛
- 1995年 電話でアモーレ 主演
- 1997年 ライブ・フレッシュ
- 1997年 ペルディータ
- 1999年 第二の皮膚 主演
- 2000年 夜になるまえに 主演
- 2002年 Los Lunes al Sol 主演
- 2004年 海を飛ぶ夢 主演
- 2006年 宮廷画家ゴヤは見た 主演
- 2007年 コレラの時代の愛 主演
- 2007年 ノーカントリー
- 2008年 それでも恋するバルセロナ 主演
- 2010年 BIUTIFUL ビューティフル 主演
- 2010年 食べて、祈って、恋をして
- 2012年 トゥ・ザ・ワンダー
- 2012年 007 スカイフォール
- 2013年 悪の法則
- 2015年 ザ・ガンマン
- 2016年 ラスト・フェイス
- 2017年 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
- 2017年 マザー!
- 2018年 誰もがそれを知っている 主演
- 2020年 Molly 主演
- 2020年 デューン
ハビエル・バルデムはハードロックバンド“AC/DC”の大ファン!
ここからは、ハビエル・バルデムのプライベートな情報をお伝えいたします。
ハビエルはハードロックやヘヴィメタルといった激しめの音楽を好んで聴き、特にオーストラリア出身のハードロックバンド、“AC/DC”の大ファンなんだとか!
AC/DC以外にはイングランドのヘヴィメタルバンド、ジューダス・プリーストなんかもよく聴いています。若い頃スペイン語しか話せなかったハビエルは、音楽を聴いて英語を学んだそうです。
(参考:https://www.cbsnews.com/news/javier-bardem-acting-fame-are-contradictory/)
ハビエル・バルデムの奥さんはスペイン出身の美人女優
ハビエル・バルデムは、2010年に女優のペネロペ・クルスと結婚しました。ペネロペはハビエルと同じスペイン出身の女性です。
ハビエルとペネロペは『ハモンハモン』『それでも恋するバルセロナ』『誰もがそれを知っている』といった映画で共演しています。
2人の間には2011年に長男、2013年に長女が生まれました。2019年現在も4人家族で仲良く暮らしています。末長くお幸せに!
ハビエル・バルデムの紹介まとめ
スペインでトップクラスの実力を誇る名俳優、ハビエル・バルデムは海外でも大成功を収めた凄い人物だということがわかりました。
2020年3月にアメリカで公開予定の映画『Molly』で、ハビエルは主役を務めています。どんな活躍を魅せてくれるのでしょうか、公開される日が楽しみですね!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでハビエル・バルデムについて知っていただけたら、ぜひ出演作品も視聴してみてください。