映画やドラマなどをインターネットで検索しているとよく「VOD」という言葉を見かけませんか?しかし、言葉の意味がはっきりわからない方も多いはず。
今回はそんな方々のために「VOD」という言葉の意味や関連用語の意味についてやさしく解説していきます。
本記事を読めば「VOD」がどんなものなのかがすっきりわかるようになりますよ。ぜひ最後までお読みくださいね。(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3759934?title=PC%E3%80%80%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%80%80%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%80%80%E8%A9%95%E4%BE%A1&searchId=3994409369)
VODの意味とは?どんなサービスなの?
まずVODとはビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)を略した言葉であり、パソコンやスマホなどの端末を利用して様々な動画・映像コンテンツを視聴することができるサービスです。
あなたは「Netflix」や「Amazonプライムビデオ」という言葉を聞いたことはありませんか?VODはまさに「Netflix」や「Amazonプライムビデオ」といった動画配信サービスのことです。
インターネットにつながった端末(デバイス)さえあればいつでもどこでも映像コンテンツを視聴できるため、わざわざレンタルビデオ屋に通う必要がない点がVODの強みといえるでしょう。
VODの視聴に必須!「デバイス」の意味とは?
VODを使っているとよく聞く「デバイス」というのは、日頃使っているパソコン・タブレット端末・スマートフォンなどのことです。VODは基本的に上記の機器類で視聴することができます。
また、多くのVODでは別々の時間に限り、家族が各自のデバイスで動画を視聴することも可能です。(一部同時視聴が可能なVODも存在します)
もし家族で1つのアカウントを使用し、それぞれ同時に別の動画を視聴したい方は、同時再生に対応しているAmazonプライムビデオ・NetflixなどのVODサービスを選ぶとよいでしょう。
VODの主な配信方法の1つ、「ストリーミング配信」の意味
ストリーミングとは、インターネット上の動画や音楽をすぐに再生する技術のことです。例えばYouTubeや、LINE MUSICなどの音楽アプリはストリーミング技術を利用しています。
データをデバイスに保存しないためデバイスの容量を気にせず視聴できる一方で、再生中はインターネットに常時接続している必要があります。
また2021年現在は光回線やWiMAXといった高速通信サービスが主流になっているため、ストリーミングサービスもさらに活用されるようになっていくでしょう。
VODの画質にはSD・HD・4Kがある
VODで映画を視聴するならできるだけよい画質で視聴したいですよね?しかし設定のところには見慣れないSD・HDなどの英語が。これらの用語がどういうものなのかを以下の表で確認しましょう。
画質 | 別名 | 画質のきれいさ |
SD(標準画質) | 480p | DVDと同等 |
HD(ハイビジョン) | 720p | 地デジ画質よりちょっと劣化 |
フルHD(フルハイビジョン) | 1080p | ブルーレイと同等 |
4K画質 | 2160p | 4Kテレビ画質と同等 |
下にいけばいくほど画質は向上します。4KはBlu-rayよりもさらに画質が綺麗です。今後4K画質のコンテンツはより増えていくことが予想されます。
次からはVODにおける課金形態の用語について詳しく解説していきます。見慣れない英語が出てきますが、意味は難しくないので安心して読み進めていってくださいね。
VODにおけるサービス用語の意味:①AVOD
AVODとは、Advertising Video On Demand(アドバータイジング・ビデオ・オンデマンド)の略で、広告型動画配信サービスともいいます。
例えばYouTubeやTver(ティーバー)を利用していると、動画の最初や途中で一定時間スキップできない広告が流れることがありますよね?これがAVOD最大の特徴です。
AVODはユーザーが広告を見る代わりに、すべての動画を無料で視聴できます。よってあなたがよく利用しているかもしれないYouTubeやTver、AbemaTVはVODの中のAVODに分類されるのです。
VODにおけるサービス用語の意味:②EST
ESTとは、Electronic Sell Through(エレクトロニック・セル・スルー)の略で、ダウンロード型動画販売のことです。
Blu-rayやDVDなどの映像コンテンツをネット上で購入するものだと考えてくださいね。
注意点としてはデータファイルそのものを自分のデバイスに保存するため、デバイスの容量が少ないと購入ができない点です。
また、好きな作品を購入する場合、DVDやBlu-ray商品に入っている映像特典(メイキング映像など)は含まれていないことを覚えておきましょう。
VODにおけるサービス用語の意味:③SVOD
SVODとは、Subscription Video on Demand(サブスクリプション・ビデオオンデマンド)の略で、定額制動画配信のことです。
利用者は月額や年額で料金を支払い、その期間中は自由に動画コンテンツを視聴することができます。
月額・年額料金は各VODによって異なりますが、様々な種類の動画を何本見ても費用は変わりません。料金プランも月額か年額の2種類しかないため分かりやすいといえるでしょう。
VODにおけるサービス用語の意味:④TVOD
TVODとは、Transactional Video On Demand(トランザクショナル・ビデオオンデマンド)の略で、視聴レンタル制の課金型動画配信のことです。
利用者は1つの動画コンテンツ視聴(レンタル)する度に費用を支払います。一度レンタルをすると約数日〜1週間は何度でも動画を視聴できます。
また、ドラマやアニメなど話数が多いコンテンツは、視聴期間が30日間といったようなセットパックとして販売されていることもあります。
最近のVODサービスは、TVOD(レンタル制)とSVOD(定額制)を合わせ持っているところもあり、普段はSVOD(定額制)で 必要なときにTVOD(課金制)を利用するという使い方が一般的なようです。
初心者におすすめのVOD3選
最後に2021年現在、特に利用者が多いとされているおすすめのVODについてご紹介していきます。今回紹介するVODは以下の3つです。
- Amazonプライムビデオ
- Hulu
- Netflix
Amazonプライムビデオ
Amazonプライム会員の特典サービスとして視聴できるVODです。動画コンテンツが月額500円(税込)で見放題で、最新作もTVOD(レンタル)として続々と配信しています。
バラエティ番組やドラマをはじめ、地上波では見られないオリジナル番組のラインナップも強力です。
- 料金…月額500円(税込)
- 無料お試し期間…30日間
- 同時視聴数…3台まで
- 動画のオフライン再生機能…有り
- 課金形式…EST・SVOD・TVOD
Hulu(フールー)
Huluはアメリカ生まれのSVODサービスで、約6万本のコンテンツが月額1,026円(税込)で見放題です。
日本のHuluは日テレが運営を行っているため、国内のTVドラマ・バラエティ番組のラインナップが充実しています。テレビ番組の見逃し配信も人気です。
- 料金…月額1,026円(税込)
- 無料お試し期間…14日間
- 同時視聴数…無し
- 動画のオフライン再生機能…有り
- 課金形式…SVOD
Netflix
Netflixは世界中で人気を集めるSVODサービスで、全作品が定額見放題です。
特筆点はクオリティの高いNetflixオリジナル作品が多数そろっていることです。
人気俳優や有名監督を起用したオリジナル映画作品は一見の価値があります。筆者としては洋画のラインナップが非常に豊富だという印象を受けました。
- 料金…ベーシック:990円(税込)スタンダード:1,490円(税込)プレミアム:1,980円(税込)
- 無料お試し期間…無し
- 同時視聴数…最大で4台まで(プランによって異なる)
- 動画のオフライン再生機能…有り
- 課金形式…SVOD
まとめ:VODの意味を理解して動画コンテンツを楽しもう
本記事ではVODがどんなサービスなのかということについて解説しました。もうあなたはVODの意味やサービス内容を理解できたことでしょう。では本記事のおさらいです。
- VOD…パソコンやスマホなどの端末で様々な動画・映像コンテンツを視聴することができるサービス。
- AVOD(広告型)…YouTube・AbemaTVなど
- EST(購入型)…Amazonプライムビデオなど
- SVOD(見放題型)…Amazonプライムビデオ・Hulu・Netflixなど
- TVOD(レンタル型)…Amazonプライムビデオなど
VODの意味や仕組みを理解できると、より自分にあったVODサービスを選びやすくなります。
自分がどのような課金方式で動画を視聴したいのか今一度確認してくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。