「最近『ゾッキ』っていう映画が流行ってるけど、そんなに面白いの?とりあえずあらすじを見てみたい」
そんなあなたの疑問を解消&願いを叶えるため、『ゾッキ』のあらすじを紹介していきますね!
この記事には今作のストーリーがラストまで書いてあるので、ネタバレ全開になっています。
「ネタバレOK!」という人のみ、ぜひ続きを読み進めてくださいね!
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- 【5人だけ覚えて!】『ゾッキ』のメインキャストを紹介!
- 『ゾッキ』のあらすじ:離婚して地元に戻ってきたりょうこ
- 『ゾッキ』のあらすじ:秘密を「260個」持っている祖父
- 「あてがない」を頼りにして、ママチャリで旅に出る藤村
- 『ゾッキ』のあらすじ:コンビニで牧田と出会う!
- 『ゾッキ』のあらすじ:高校時代を思い出して泣く藤村
- 漁師と仲良くなり、誕生日会にまで招かれることに!
- 『ゾッキ』のあらすじ:牧田と伴、運命の出会い!
- 『ゾッキ』のあらすじ:どんどん暴走していく伴…
- ”牧田の姉”のモデルになった女性をストーカーする伴…しかし!
- 『ゾッキ』のあらすじ:小学生とだらしない父、幽霊に遭遇
- 『ゾッキ』のあらすじ:マサルは帰りの道中にエロ本を捨てる
- 10年後、愛人に捨てられた父を温かく迎えるマサル…
- 『ゾッキ』のあらすじ:何も気付かずに線香をあげる伴
- 『ゾッキ』のあらすじ:ティッシュを”パンツ”と見間違える牧田
- 『ゾッキ』のあらすじについての情報まとめ
【5人だけ覚えて!】『ゾッキ』のメインキャストを紹介!
それではあらすじを紹介!…と言いたいところですが、まずは今作のメインキャストを紹介していきます。
以下の人物たちを覚えていれば、今作の予告編や本編を観たときに「ああ、あの人か」と分かりやすくなりますよ。
- りょうこ(演:吉岡里帆)
- 伊藤(演:鈴木福)
- 藤村(演:松田龍平)
- 牧田(演:森優作)
- 伴(演:九条ジョー)
他にも多くのキャストが登場しますが、とりあえずこの5人を覚えておけばOK!
次の項目からは、彼らが大活躍する『ゾッキ』のあらすじを紹介していきますね。
『ゾッキ』のあらすじ:離婚して地元に戻ってきたりょうこ
それではさまざまなストーリーが折り重なる映画『ゾッキ』のあらすじを、最初からラストまで紹介していきます。
離婚したりょうこは故郷である愛知に戻り、実家で寝たきりの祖父と同居していました。
祖父は幼かったころ誘拐されたことがあり、その際に犯人が出していた「石鹸の香り」が今でも忘れられません。
そしてその事件を知る者はみんな亡くなり、今では自分だけの“秘密”になったことに思いを馳せていました。
『ゾッキ』のあらすじ:秘密を「260個」持っている祖父
ある朝、りょうこは祖父から唐突に「お前には秘密はあるか?」と問いかけられました。
りょうこは”離婚した原因”のことじゃないかと考えましたが、祖父は続けてこう語ります。
「人は秘密を抱えることで生き続けることができる。秘密がなくなると死んだのと同じだから秘密は大事にしろ」
りょうこは祖父にどれぐらい秘密があるのか聞いてみると、「260個」との答えが返ってきます。
驚いた彼女は、口に含んでいた牛乳を思わず吹き出していました。
「あてがない」を頼りにして、ママチャリで旅に出る藤村
舞台は変わり、とある安アパート。そこの住人である伊藤は、騒音を出す隣人(藤村)へ抗議しにいきました。
子役としてのイメージが未だに強い鈴木福さんですが、このシーンでは良い凄みを出していますよ!
実は窓を開け閉めしていただけの藤村。しかしアパートがあまりにも古すぎて、騒音が出ていたんですね。
藤村は伊藤に「“あてがない”というあてを頼りに、あてのない旅に出る」と告げ、ママチャリに寝袋だけを積んで走り始めました。
途中でエロ本を拾いながら、南に向かい続ける藤村。そんな彼は、自分と同じく「ママチャリを漕いでいる旅人」と遭遇します。
『ゾッキ』のあらすじ:コンビニで牧田と出会う!
その旅人と競うかのようにママチャリを漕いでいた藤村は、前方の車にぶつかってエロ本を落としました。
それを旅人が拾ったことで2人は打ち解け合い、彼は藤村に「一緒に旅をしよう!」と持ちかけます。
しかし考え方が噛み合わないと分かるや、藤村を置いて去っていきました。
またしても1人になった藤村は、たまたま立ち寄ったコンビニで「初恋の女性によく似た女」と出会います。
ここで女性用の下着を買おうとしていた男子高生:牧田とも出くわし、後のストーリーに繋がっていきました。
『ゾッキ』のあらすじ:高校時代を思い出して泣く藤村
無口な店員からカップ麺とチューハイを買った藤村は、初恋の女性:松原京子のことを思い出します。
高校の同級生だった彼女はある時、入院してしばらく学校を休んだ時期がありました。
そのとき藤村は、冗談で「京子は屁が止まらない病気になった」と発言。それが学校中に広がってしまいます。
退院した京子は彼の顔面に”グーパンチ”をして、藤村の心に大きなキズを残しました。
”自業自得”とはこの事なので、思わず「ザマァ(笑)」と感じてしまいますよ。
そんなことを思い出しながら寝袋にくるまり、泣きながら就寝。そして翌日、藤村は民家の男からミカンをもらいました。
漁師と仲良くなり、誕生日会にまで招かれることに!
さらにママチャリを走らせ、とある港町にたどり着いた藤村。彼は地元の漁師を仕切る男:ヤスに声をかけられます。
実は昔のヤスもバイクで旅をしていたことから、2人は意気投合。しかもこの日はヤスの誕生日であり、彼の誕生会に招かれます。
ヤスを祝いに来た漁師たちは、「とある漁師の妻が不倫&蒸発した」との話題で持ちきりになっていました。
その時、刑務所から出てきた漁師仲間:定男が誕生会の場にやってきます。
定男は服役中に妻子と別れており、その妻子は藤村と同じ町に住んでいることが判明。
ヤスは「もし妻子と会ったら、定男の近況を伝えてほしい」と藤村に頼み、妻子の住所が書かれたメモを渡します。
そして漁業組合の事務所に泊めてもらった藤村は、翌朝エロ本を置いて旅立っていきました。
『ゾッキ』のあらすじ:牧田と伴、運命の出会い!
牧田の通う高校では、今年に入ってから”窓ガラスが割られる事件”が3件も発生していました。
教師に疑われた彼が居残りをさせられていると、同級生である伴が「自殺するために窓ガラスを割った」と発言。
これまで友達のいかなった牧田は、それをきっかけに伴と仲良くなっていきます。
伴は「死にたい」と口走るクセがあり、学校内では問題児として扱われていました。
牧田は伴にとって「唯一の理解者」となり、アイドルやプロレスなどの話題に花を咲かせていきます。
そしてある日、牧田は伴から「君の姉ちゃん、美人らしいな」と言われました。
実は姉なんていませんでしたが、牧田は話を合わせるために「そうだよ」とウソをつきます。
『ゾッキ』のあらすじ:どんどん暴走していく伴…
そして伴は”牧田の姉”への想いをどんどん募らせていき、「会わせてほしい!」と頼むようになりました。
雨の中で”土下座”をしてまで頼む伴には、同じ男として「気持ち分かるぅ〜」と思いましたね。笑
牧田が「姉は岡山にいる」とウソを重ねると、伴は「姉のパンツを5万円で売ってくれ!」と言ってきます。
今さらウソであるとも言えないため、近所のコンビニで女性用下着を買ってごまかそうとした牧田。
そんな様子を、たまたま客として居合わせた藤村に見られてしまったんですね。
コンビニでは買えなかった牧田ですが、ゲームセンターのクレーンゲームで女性用下着をゲット。
それを洗って中古のように見せかけ、伴に渡しました。しかしこれで一件落着とはなりません。
この一件で”牧田の姉”への想いが益々ヒートアップした伴は、牧田の家を張り込むまでになります。
”牧田の姉”のモデルになった女性をストーカーする伴…しかし!
困り果てた牧田は「姉は1週間前に死んだ」とウソをつき、偽の仏壇まで用意しました。
遺影には牧田が中学時代に好きだった女子:本田の写真を使用。深く悲しむ伴は、疑わないまま遺影を拝みました。
やがて時は流れ、牧田は地元の大学に進学&伴は別の県の会社に就職します。
そして伴はたまたま本田と知り合い、ストーカーのように執拗なアプローチを繰り返すようになりました。
ここまで伴を観てきて、「気持ち悪!」と思うか「まあ、やっちゃうよね」と思うかはあなた次第です。ちなみに筆者は後者ですよ!
その甲斐あって(?)本田は伴の告白を受け入れて結婚。結婚式に招待された牧田は、気まずい思いをします。
『ゾッキ』のあらすじ:小学生とだらしない父、幽霊に遭遇
小学生であるマサルの父はろくに働かず、女と遊んでばかりいるだらしない男でした。
彼はとある漁師の女房と不倫関係にあり、運悪く二人でいるところを旦那に見つかってしまいます。
ある日、マサルは父に「遊園地へ連れていってほしい」とせがみましたが、家が貧乏なことを理由に拒否されました。
そんなある夜、マサルは父に連れられて父の母校に忍び込みます。
高校時代にボクシング部だった父は部室にこっそり潜入し、中にあったサンドバッグとエロ本を盗み出しました。
その時いきなり校舎の窓ガラスが割れ、マサルと父は幽霊のような女性を見て怯えてしまいます。
スキンヘッド&ペンキで塗ったように真っ白な顔色…、ホラー要素がいきなり入ってビックリしますよ!
実はこの高校は伴と牧田の母校でもあり、窓ガラスを割った真犯人はこの女性でした。
『ゾッキ』のあらすじ:マサルは帰りの道中にエロ本を捨てる
父は恐怖のあまり1人で逃亡。その女性は置き去りにされたマサルに、「夏の終わりは少し切ないですね」と声をかけます。
実はこの女性、かつてこの学校で自殺した女子生徒であり本物の幽霊でした。
それから程なくして父は戻り、マサルとサンドバッグ&エロ本をリヤカーに乗せて学校を後にします。
帰る道中でエロ本を路上に投げ捨てたマサル、この本はのちに藤村に拾われることとなりました。
そして10日後、父はマサルと母とサンドバッグを残して愛人と蒸発します。
実はこの愛人を演じているのは、名歌手である倖田來未さんですよ。
彼女の登場シーンでは、「あなた何やってんすか?」と思っていまいました。笑
10年後、愛人に捨てられた父を温かく迎えるマサル…
父が蒸発してから10年後。大人になったマサルは今も、父と暮らしていたアパートに住んでいました。
母は既に亡くなっており、物干し竿には高校から盗んできたサンドバッグがぶら下がったままになっています。
そしてサンドバッグが地面に落ちた日、マサルは近くの公園に出かけました。
公園に着いた彼の近くでは、牧田と伴が近況を語り合っているんですね。
伴はもうすぐ”3人目の子ども”が生まれるようで、本田と出会うきっかけをくれた牧田に感謝していました。
そこで愛人に捨てられた父と再会を果たしたマサルは、ただ「おかえり」と言って父を迎え入れます。
『ゾッキ』のあらすじ:何も気付かずに線香をあげる伴
伊藤はレンタルビデオ店でアルバイトをしながら、何の変哲もない日々を過ごしていました。
そんなある日、伊藤は友人からのメールで、ある衝撃的なニュースが海外で起こったことを知ります。
伊藤は衝撃のあまり、ちょっとした振動にも八つ当たりするようになりました。
伴は結婚してからも、”牧田の姉”の命日には線香をあげに来ています。
牧田はこっそり遺影の写真をりょうこのモノに変えていましたが、伴は全く気付いていません。
ここは作中最大のツッコミどころです!心の中で「気付かへんのかい!」と、ハリセンで叩いてやりましょう!!
そんな彼を駅まで見送った牧田は、帰り道でりょうこと久しぶりに会いました。
彼女は「祖父のために手作りした”いなり寿司”」を、牧田にあげます。
『ゾッキ』のあらすじ:ティッシュを”パンツ”と見間違える牧田
2人は河原でいなり寿司を食べながら語り合い、その中で牧田は「墓場まで持ってく秘密が1個ある」と言いました。
彼は続けて「誰かが頑張って守ってくれている秘密のおかげで、世の中はうまく回ってるんじゃないのかな」とも語ります。
りょうこが納得した様子で笑顔を見せたとき、牧田は彼女が差し出したティッシュを”パンツ”と見間違えました。
ここで照れながら少し興奮したような牧田の顔は、ぜひチェックしてみてくださいね!
そんな2人の近くを、藤村がママチャリであてもなく走っていく…というシーンで今作は終わります。
『ゾッキ』のあらすじについての情報まとめ
さまざまなストーリーが折り重なる映画『ゾッキ』のあらすじについて紹介しました。
主人公と呼べるキャストが何人も登場するので、いくつもの作品を同時に鑑賞したような気分になれますよ。
「伴が土下座するシーン」のように、マジメなのに笑える場面が多いのも特徴的ですね。
観終わった後の満足感がとても大きい今作。ぜひ今すぐ映画館に足を運んで、各キャストの奇行(?)を楽しんでみましょう!