「『ラーヤと龍の王国』に描かれている風景を観たことあるような…。モデルになった国があるのかな?」
そんな疑問を解決するため、『ラーヤと龍の王国』のモデルとなったと言われる国々を紹介していきます。
「今作の◯◯は、どの国の〜〜をモデルにした」という所まで解説するので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/omVjN128jMg)
『ラーヤと龍の王国』は”東南アジア”がモデルだと言われている
実は今作、制作陣から「この国をモデルにした」という公式発表はされていません。
なので「『ラーヤと龍の王国』はココがモデルになっている」と断言できる国は無いんですね。
しかし今作を制作する前に、スタッフたちは”東南アジア”を訪れていました。
だからこそ今作には、東南アジアのテイストが至るところに盛り込まれていますよ
次の項目で、スタッフたちが実際に訪れたと言われている7カ国を紹介しますね!
『ラーヤと龍の王国』のスタッフたちが訪れた”7カ国”とは?
それでは紹介します。『ラーヤと龍の王国』を作ったスタッフたちが訪れたと言われているのは、以下の国々ですよ。
- タイ
- ベトナム
- ミャンマー
- マレーシア
- ラオス
- インドネシア
- フィリピン
今作を作り始める前にこれらの国々を巡って、世界観や雰囲気・ヒロインの服装などをイメージしていったと言われています。
そして中でも、「”とある国”をモデルにして描かれた部分が多い」と筆者は考えていますよ。
『ラーヤと龍の王国』は、この国がメインモデルとなっている!?
先ほど紹介した7カ国の中でも、筆者は「タイをモデルにして描かれた部分が多い」と感じています。以下の要素がソックリだからですね。
- 今作のポスターと熱帯雨林
- ヒロインのペット(?)の名前
- 「タロン国の夜市」と水上マーケット
- 作中に登場した料理
- 「ラーヤ」という言葉の意味
これら5つをもって、筆者は「今作はタイがメインモデルになった」と表現できると思っています。
次の項目からは、それぞれの要素について詳しく紹介していきますね。
今作のポスターと、モデルと思われる”熱帯雨林”がソックリ!
今作のヒロイン&アルマジロのような生物が描かれている映画宣伝用ポスターには、タイの熱帯雨林とソックリな背景も描かれています。
他の国にも似た場所はあるのでしょうが、「まず間違いなくココがモデルだろう」と思うほど瓜二つなんですね。
その2つ(宣伝用ポスター&タイの熱帯雨林)は、下のリンクから見比べられます。
本当に良く似ているので、ぜひじっくり見比べてみてくださいね。
今作の登場キャラと、この国を代表する”乗り物”が同じ名前!
今作には「トゥクトゥク」という、ラーヤのペットみたいな存在が登場します。
先ほど紹介した「宣伝用ポスター」に描かれている、アルマジロのような生物のことですね。
日本でもたまに聞く言葉(トゥクトゥク)ですが、実はタイでよく乗られる”三輪自動車”もそう呼ばれているんです。
タイ人にとっては切り離せない乗り物であるトゥクトゥク。その名前が重要キャラに付けられているので、ここでもタイがモデルになっていると言えるでしょう。
タロン国の夜市は、”水上マーケット”がモデル!?
今作に登場する「タロン国」では、夜市が開かれていくシーンがあります。
実はそのシーンの風景が、タイの水上マーケットと瓜二つなんですね。しかも夜になると灯がともる”ランタン”も映画に登場。
まず間違いなくタロン国の夜市は、タイの水上マーケットをモデルにしていると思いますよ。
ちなみにタロン国の夜市に限っては、「タイの水上マーケットをモデルにした」と制作陣が明言したようです。
(参考:https://sabostudio.jp/archives/26852#toc3)
『ラーヤと龍の王国』に出てくる料理が、実在している!?
今作には色とりどりの美味しそうな料理が、いくつも登場します。実はそれらとソックリな”タイ料理”が実在しているんですね。
- トムヤムクン(魚介類や野菜、唐辛子、様々なスパイスの入ったスープ)
- ゲンクアサッパロット(パイナップルの入ったタイカレー)
- ムーサロン(豚ひき肉団子に中華麺を巻きつけて揚げたもの)
-
ルークチュップ(フルーツに似せて作ったタイの伝統菓子)
これらがどれほど似ているのかは、下のリンクから確認できます。
「タイ料理がモデルだな」と確信できるほどソックリなので、ぜひ覗いてみてくださいね。
ヒロインの名前でありタイトルでもある「ラーヤ」。実は…
ヒロインの名前であり、今作のタイトルにも使われている「ラーヤ」。実はこの言葉、タイ語なんですね。
日本語に訳すと”導く者”という意味になり、ヒロインとして奮闘する女性をピッタリ表現しています。
「作品のキーワード」とも表現できるタイトル&ヒロインの名前。そこにタイ語が使われていたんですね。
これら5つの要素から筆者は、「『ラーヤと龍の王国』のメインモデルはタイである」と考えています。
他にも『ラーヤと龍の王国』のモデルとなった国はある!
ちなみにですが、タイ以外にも「モデルになった」と推測されている国はあります。それが以下ですね。
- インドネシア
- マレーシア
インドネシアにあるペニダ島と、作中に登場する「ハート国」の一部風景が良く似ていると言われています。
そしてマレーシアのキナバル山と、作中に登場する「スパイン国」に連なる山々はソックリなんですね。
タイをメインモデルに、その他6カ国を少しずつモデルにしていったのだと思います。
(参考:https://sabostudio.jp/archives/26852#toc5)
『ラーヤと龍の王国』のモデルとなった国々についてまとめ
2021年4月現在、全国で絶賛公開中の映画『ラーヤと龍の王国』。そんな今作のモデルとなった国々を紹介しました。
「タイ・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・ラオス・インドネシア・フィリピン」の、東南アジア7カ国がモデルになったと言われています。
中でも、タイをモデルにしたと思われる風景・料理が多く登場。今作は「タイをモデルにした作品」と言えるかも知れません。
この記事で紹介したことをぜひ参考にしながら、『ラーヤと龍の王国』の各シーンを楽しんでみてくださいね!