今回紹介する『ディスクローザー』は、自分の犯した罪を隠蔽し、自責に悩まされる警察官の物語。
2013年に製作され、「トロント国際映画祭」にも出品されたサスペンス映画ですね!この記事を読んでもらえれば、より本作品を楽しめますよ。
『ディスクローザー』のあらすじをはじめ、キャストや見所なども紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね!
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/男-徒歩-鉄道-公園-1-つ-4111263/)
『ディスクローザー』の作品情報
まずは映画『ディスクローザー』の作品情報について簡単に紹介しますね!
- 監督:マシュー・ザヴィル
- 脚本:ジョエル・エドガートン
- 製作:オーストラリア・アメリカ(2013年)
- 上映日:2014年8月28日(日本)
本作品は、正義感の強い警察官が、自分の犯した罪に悩まされるサスペンス・スリラー。
脚本や製作を担当したジョエル・エンガートンが、自ら主演も務めている刑事ドラマですね!
『ディスクローザー』のあらすじ
危険な犯罪現場へ乗り込み、見事に犯人を取り押さえた刑事マル。手柄を立てたその晩、祝杯を挙げてから車で帰宅していたマルは、自転車に乗った少年をはねてしまう。
慌てたマルはひき逃げの第一発見者を装って通報するが、違和感を覚えた新人刑事ジムは疑念を抱きながら捜査を進める。
そんなジムに対し、真相を見抜いたベテラン刑事カールは、捜査を止めようとする。
マルにも口を閉ざすように説得するが、少年は意識不明のまま死亡し、彼は良心の呵責(かしゃく)に悩まされることになる..。
『ディスクローザー』のキャスト
簡単にあらすじを紹介したところで、映画『ディスクローザー』のキャストも紹介しますね!
- マル(有能な刑事):ジョエル・エドカートン
- カール(マルの上司):トム・ウィルキンソン
- ジム(新人刑事):ジェイ・コートニー
- ジュリー(マルの妻):メリッサ・ジョージ
- アンキラ(車に轢かれた少年の母):サラ・ロバーツ
本作品は、ジョエル・エドカートン演じる刑事マルが中心となる物語。
マルの嘘から波紋が広がり、上司のマル・新人刑事ジム・マルの妻アンキラが、それぞれの立場から意見を主張していきます。
罪を犯した人・罪を暴こうとする人・罪を隠そうとする人。それぞれの“正義”を主張する、重厚なテーマの作品ですね!
経験豊富な俳優による安定感のある演技も見所!
映画『ディスクローザー』には、経験豊富な俳優陣が参加し、本作品でも安定した演技を披露しています。
主演を務めるジョエル・エドカートン(写真右)は、かの有名な『スター・ウォーズ』シリーズのオーウェン・ラーズ役を担当。
ジム役のジェイ・コートニーは、トム・クルーズ主演『アウトロー』の悪役、ブルース・ウィリス主演『ダイハード/ラスト・デイ』の息子役なども務めた有名な俳優ですね!
また、上司役のトム・ウィルキンソンは、ジャッキー・チェンが出演した『ラッシュアワー』で警視庁のトーマス・グリフィンを演じていました。豪華キャストの演技力にも注目です!
天国から地獄へ…。罪を隠蔽するマルたちの心理描写に注目!
手柄を立てたその晩、同僚と酒を酌み交わしたマルは、その帰りに人身事故を起こしてしまいます。
そして自分の罪を隠蔽し、平穏に暮らそうとする彼ですが、自らの嘘を後悔していたマルは自白しようと考えます。
しかし、上司のカールは“組織の信用”のため、マルの妻・アンキラは“家族”のためと彼の口を閉ざそうとするんです。
「もし自分がマルだったら」「マルと同じような人が近くにいたら」と自分の立場に置き換えると、いろいろと考えさせられることでしょう。マルをはじめ、彼を取り巻く人物の心理描写にも注目です!
嘘を付いたマルに待ち受ける結末とは…。
後悔を抱き自供しようとするマル、真相を追い求めるジム、そして嘘を貫くように説得するカールとアンキラ。
複雑な人間模様が描かれていて、嘘を付いたマルがどんな結末を迎えるのか気になるところですよね。
自ら罪を償うのか、それとも新人刑事に真相を暴かれるのか…。もしかしたら、カールやアンキラと結託して、嘘を貫き通すことも考えられますね。
先が読めない展開も本作品の魅力。ぜひ自分の目でマルの結末を確かめてみてくださいね!
『ディスクローザー』の良いレビュー
ここからは、実際に『ディスクローザー』を観た方のレビューを紹介しますね!
ささいな事からその先の人生が大きく変わる。
今回はささいな事ではなかったですが、人生の歯車が狂っていくきっかけとその心理描写が上手く表現された作品でした。
良かったと思います。出典:https://filmarks.com/movies/66365/reviews/99798819
自分の行動は人として恥ずかしくないの?と大衆に訴えかけている映画。
人を道連れにして自分の罪悪感を軽くする、そんな日常にある人間の些細な罪を大きな問題として描写していておもしろかった。人として恥ずかしい行動をしたらいつかバチがあたるぞと。出典:https://filmarks.com/movies/66365/reviews/26825148
良いレビューでは、「心理描写が上手く描かれていた」「現実的な問題として考えさせられる作品だった」という意見が見られました。
「飲酒運転」や「人身事故」など他人事ではないテーマなだけあり、自分事に置き換えて観ていた方も多いようです。
また、「ジョエル・エドカートンの演技が印象的だった」というレビューも多く見られました。自責に悩まされるマルの姿にも注目ですね!
『ディスクローザー』の悪いレビュー
良いレビューを紹介したところで、本作品への悪いレビューも紹介しますね!
終盤まではおもろかったんだが、意味深な終わり方でモヤモヤな感じ。
出典:https://filmarks.com/movies/66365/reviews/26738448
悪いレビューでは、「終わり方がモヤモヤした」「スッキリとしなかった」という意見が多かったですね。
確かに終始重厚なストーリーが続き、意味深な終わり方をするので、観る人によっては納得がいかないかもしれません。
それでも「ラストシーンの仄めかしは良い感じ」と良い評価も見られたので、ぜひ自分の目で結末を確かめてみてくださいね!
『ディスクローザー』の視聴方法
2014年に公開された映画『ディスクローザー』は、動画配信サービスを利用して視聴できます。(以下は2021年3月時点の情報)
「U-NEXT」は31日間の無料トライアル、「Video Market」は初月0円サービスを行っているので、初めての方も安心して利用できますよ。
無料期間中に解約することもできるので、ぜひこの機会に利用してみてはいかがでしょうか?
嘘から始まるサスペンスドラマ!映画『ディスクローザー』まとめ
今回は、2014年に公開された映画『ディスクローザー』を紹介しました。
終始重厚なストーリーが続きますが、日常で起こりそうなテーマなだけあり、とても考えさせられる作品です。
罪を隠す人・罪を暴こうとする人・罪を隠そうとする人。「もし自分だったらどうするか…」と考えると、より見応えがあるかもしれませんね!
動画サイトによっては無料で観られるものもあるので、ぜひ1度ご覧になってみてはいかがでしょうか?