今回紹介する映画『ダニエル』は、2019年にアメリカで公開された話題のスリラー映画。
“空想上の親友”が主人公を翻弄していく、異色のスリラーですね!この記事を読んでもらえれば、より本作品を楽しめますよ。
映画『ダニエル』のあらすじをはじめ、キャストや見所なども紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね!
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/5bsRcB2Ys2s)
映画『ダニエル』の作品情報
まずは映画『ダニエル』の作品情報について簡単に紹介しますね!
- 監督・脚本:アダム・エジプト・モーティマー
- 原作・脚本:ブライアン・デリュー
- 制作:イライジャ・ウッド
- 公開日:2021年2月5日(日本)/2019年12月6日(アメリカ)
映画『ダニエル』は、ブライアン・デリューの小説『In This Way I Way Saved』を原作とした“イマジナリー×スリラー”。
内気で優しい青年と、圧倒的なカリスマ性を持つ“空想上の親友(イマジナリーフレンド)”による、恐ろしくも美しい関係を描いた作品ですね!(R15+指定)
映画『ダニエル』のあらすじ
心に傷を抱えた主人公・ルークには、彼にしか見えない“空想上の親友(イマジナリーフレンド)”がいた。
幼少期のある事件をきっかけにその存在を封印していたルークだったが、時が経ち孤独と不安に苛まれたことで、長年の封印から“ダニエル”を呼び起こす。
カリスマ性と美しい姿を持つダニエルの助言によって、ルークの生活は一変する。何もかもが順調に進んでいき、次第にダニエルが必要となくなっていく。
しかし、ダニエルはそれを許さず、ルークの精神を支配しようと動き出す。果たしてダニエルとは一体何者なのか…。
映画『ダニエル』の主なキャストを紹介!
簡単にあらすじを紹介したところで、本作品の主なキャスト陣を紹介しますね!
ルーク(演者:マイルズ・ロビンス)
マイルズ・ロビンスが演じるルークは、精神病の母親に優しく寄り添う内気で優しい青年。
孤独や不安に苛まれ、長年封印していた空想上の親友・ダニエルを呼び起こすも、彼に翻弄されることになる。
ダニエル(演者:パトリック・シュワルツネッガー)
パトリック・シュワルツネッガーが演じるダニエルは、ルークにしか見えない、妖しくも美しい“空想上の親友”。
ある事件をきっかけにルークに封印されていたが、時を経て再びルークの前に現れる。
常にルークの隣からサポートをしていたが、次第に彼を支配しようと動き始める。
次世代のハリウッドを担う“大物スターの息子”が夢の共演!
主役となる「ルーク」と「ダニエル」を演じているのは、映画ファンからも熱い視線が注がれる“2世俳優”たち!
ルーク役に抜擢されたのは、『ショーシャンクの空に』の主演俳優ティム・ロビンスと、アカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドンを両親に持つマイルズ・ロビンス。
ダニエル役には『ターミネーター』で主演を務めたアーノルド・シュワルツネッガーの息子、パトリック・シュワルツネッガーが演じているんです!
ハリウッドの次世代を担う、“若手実力派同士”の演技合戦にも注目ですね!
予想がつかない衝撃の展開!親友が誘う狂乱の世界へ…
映画『ダニエル』は、他の人には見えない空想上の親友・ダニエルによって、ルークが翻弄されていくというストーリー。
時を経て再開した2人は、幼少期の頃のように充実した時間を共に過ごし、ルークにとって“唯一の理解者”となっていきます。
全てが順調に進むにつれて、いつしかルークはダニエルを必要としなくなりますが、ここからのダニエルの変貌ぶりが狂気じみているんです!
心優しき親友から恐怖の存在へと変わっていく姿には、今まで感じたことがないような“ゾクゾク感”を味わえますよ。
折り紙付きの面白さ!辛口映画批評サイトで91%の高評価を記録
映画『ダニエル』は、確かな表現力と美しさを備えたキャスト陣が参加し、先が読めないストーリー展開も評判になった作品。
アメリカの辛口映画批評サイトとして知られる「Rotten Tomatoes」では、91%の高評価を記録した話題のスリラー映画なんですよ!
また、本作品を手掛けたのは、世界的大ヒットシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』の主演としても知られるイライジャ・ウッド。
2010年に制作会社を設立して以来、個性的な作品を制作していることから、今や映画ファンからも一目置かれる存在となっています。スリラー作品が好きな方は、見ない訳にはいきませんね!
映画『ダニエル』の良いレビュー
ここからは、実際に映画『ダニエル』を見た人のレビューを紹介していきますね!
とても暴力的でホラーの要素もあって凄くおもしろかった!
最初は仲が良かったイマジナリーフレンドがどんどん主人公を乗っ取ろうとする物語
シンプルなストーリーながらも複雑な設定があり見応えがあった
グロ描写や人物の写し方が綺麗で目でも楽しめるパトリック・シュワルツェネッガーカッコよすぎた
出典:https://filmarks.com/movies/85429/reviews/107843506
統合失調症とか、解離性同一障害とかの人の生きている世界を見た。
ダニエルはルーク中の一部なのだろうけど、今世界を生きている自我が本来の自分とは限らないし、ダニエルが深層で自分が求めている自分とも限らない…。考えれば考える程分からなくなっていく感じ。
精神世界は宇宙のように深いなと改めて感じた。主演の2人の演技力は圧巻だし、個人的にかなり名作でなんであまり話題になっていないのか不思議。
ただ、覚悟してみないとかなりメンタルやられる。出典:https://filmarks.com/movies/85429/reviews/108031100
良いレビューでは、「精神世界の深さや恐怖を感じた」「主演の2人の演技が凄かった」という意見が多く見られました。
ちなみに自己喪失していく難しい役どころを演じたマイルズ・ロビンスは、「第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭」で男優賞を受賞。
更に恐怖さえ覚えるダニエルを演じたパトリック・シュワルツネッガーも、今や人気沸騰中の注目株。やはり2人の演技合戦には注目ですね!
また、ホラー要素も感じるストーリーの展開には、恐怖を覚える人も続出。ゾクゾクする映画が好きな方は、ぜひ見てほしい作品ですね!
映画『ダニエル』の悪いレビュー
良いレビューを紹介したところで、本作品への悪いレビューも紹介しますね!
個人的には発作的にでてくるB級感で笑っちゃって、世界観にどっぷり浸かることはできなかった笑
けどダニエルは本当にに美しくて怖かった
出典:https://filmarks.com/movies/85429/reviews/107601311
前半ちゃんと怖かったのに後半どうした??笑いとまらん絶対監督変わってる笑
出典:https://filmarks.com/movies/85429/reviews/106950859
悪いレビューでは、「作品の世界観に入り込めなかった」「後半の展開が残念」という意見が見られました。
比較的高評価が多い作品ですが、人によっては恐怖を感じなかったり、ストーリーが突飛に見えたりするかもしれません。
特に「前半は良かったのに…」という評価が見られましたが、逆にどんな結末を迎えるのか気になるところですね!
映画『ダニエル』の上映・配信情報
最後に、映画『ダニエル』の上映・配信情報について紹介しますね!
本作品は、2021年2月から日本で公開されていて、現在(2021年3月時点)も一部の映画館で上映されています。
映画館で楽しみたい方は、公式サイトの方から最新情報を確認してみてくださいね!
尚、2021年3月時点では、本作品の動画は配信されていません。また、配信に関する情報も公開されていないので、動画で視聴したい方は今後の情報も要チェックです。
狂気を感じるイマジナリー×スリラー!映画『ダニエル』のまとめ
今回は、2021年2月より日本で公開されたスリラー映画『ダニエル』を紹介しました。
本作品は、若手俳優による熱演や先が読めないストーリーなど、批評家からも評価が高いイマジナリー×スリラー。
優しい親友という立場から恐怖の存在へと変わっていくダニエルの姿には、思わずゾッとしてしまうでしょう。
また、ストーリーはもちろん、若手実力派俳優のかっこよさや演技力にも注目したいところですね!ゾクゾクする展開を楽しみたい方は、ぜひ本作品を見てみてはいかがでしょうか?