今回の記事は、「『大統領の執事の涙』って見たことがないけど、どんな映画なんだろう?」と気になっている方向けに書かれています。
本作は132分と比較的長い映画で、人種差別という壮大なテーマを、きちんと視聴者に訴える社会性ある映画なんですよ。
映画の基本的な情報だけでなく、筆者の感想も盛り沢山でお伝えしますので、ぜひ最後まで記事をご覧になってください。
『大統領の執事の涙』の基本情報
まずは、映画『大統領の執事の涙』の基本的な情報からお伝えします。
- 劇場公開日:2013年8月16日(アメリカ)2014年2月15日(日本)
- 監督:リー・ダニエルズ
- 脚本:ダニー・ストロング
- 原作:ウィル・ハイグッド「A Butler Well Served by This Election」
- 制作:ローラ・ジスキン
- 製作総指揮:レン・ブラヴァトニック
- 制作会社:ローラ・ジスキン・プロダクションズ
- 配給:ワインスタイン・カンパニー
- 上映時間:132分
- 制作国:アメリカ
- 興行収入:約140億円
上映時間が132分と比較的長い映画ですが、1960年代〜2010年までのアメリカ社会の変遷をサクサク見ることができるので、あっという間に視聴が終わってしまいますよ。
また、本作は実話を元に作成された映画で、アメリカの歴史を勉強するにもとっても役立つ内容となっています。
『大統領の執事の涙』のあらすじ
次に、映画『大統領の執事の涙』のあらすじについて簡単にお伝えします。
奴隷農園の子どもとして育った主人公・セシルは、目の前で白人の雇い主に、父親を殺害されてしまいます。
その影響で母親は廃人になり、セシルは農園を去ることに。たまたま盗みに入った店の黒人店員に救われて、ウェイターとして働くことになります。
そして、実績が徐々に認められ、ホテルマン、ホワイトハウスの執事と出世することに。
農園で働いていた頃と比べれば夢のような環境で働いているセシルでしたが、ことあるごとに黒人差別の場面を目の当たりにするのです。
『大統領の執事の涙』の主な登場人物とキャスト
次に、映画『大統領の執事の涙』に登場する主要人物と演じるキャストを紹介します。
セシル・ゲインズ(演:フォレスト・ウィテカー)
元々奴隷農園で働いていましたが、父親が白人に殺され、農園を去ることに。その後は、ウェイターやホテルマンなど給仕する仕事につきます。
セシル役を演じるフォレスト・ウィテカーは、1961年生まれのアメリカの俳優・映画監督です。
『プラトーン』『バード』など、1990年前後に多くの映画に出演し、現在は映画監督やプロデューサー業の方の仕事が多いです。
グロリア・ゲインズ(演:オプラ・ウィンフリー)
セシルの妻。夫がホワイトハウスの執事に出世することを大いに喜びますが、家庭内不和が増えて夫婦関係がギクシャクし始めます。
グロリア役を演じるオプラ・ウィンフリーは、1954年生まれのアメリカのテレビ司会者、番組プロデューサー、実業家です。女優業はあまりしていませんので、本作は彼女が女優として活躍する貴重な映画の一つです。
ルイス・ゲインズ(演:デヴィッド・オイェロウォ)
セシルの長男。保守的な父・セシルと異なり、人種差別に強く問題意識を持っており、大学在学中に様々な革命運動に参加します。
ルイス役を演じるデヴィッド・オイェロウォは、1976年生まれのイングランド出身の俳優です。本作で、ハリウッド映画祭スポットライト賞を受賞しています。
『大統領の執事の涙』のテーマは、「人種差別」
本作のテーマは人種差別となっています。今でこそ、黒人差別がそこまで浮き彫りになっていませんが、1960年代のアメリカでは白人の心の奥底に差別意識が根強くありました。
その証拠に、白人と黒人でトイレやベンチが使い分けられたり、同じ仕事をしていても給料が白人よりも4割少なかったりといった差別描写が、本作で見ることできます。
黒人差別がもたらす人間同士の闘争や情緒の不安定さを、映画の随所で垣間見ることができますよ。
実際に視聴した筆者の感想①セシルの仕事の流儀
ここからは、実際に映画『大統領の執事の涙』を視聴した筆者の感想を2つ紹介します。1つ目の感想は、セシルの仕事の流儀を勉強できたことです。
セシルは元々、奴隷農園で綿をつむ仕事でしたが、運よく接客業につくことになります。セシルは「お客さんが何を求めているのかを考えて行動するように」と教わり、愚直に実践。
そして、セシルのお客さんへの対応が、たまたまホワイトハウスの主任の目にとまり大統領の執事としてヘットハンディングされました。
そのため、「相手が何を求めているのかを考える」セシルの仕事の姿勢は、筆者にとっても大切な内容だと感じました。
実際に視聴した筆者の感想②黒人差別歴史の勉強
『大統領の執事の涙』を視聴した筆者の2つ目の感想は、黒人差別歴史の勉強になったことです。日本に住んでいると、黒人がどれだけ差別された歴史があったのかを実感がないですよね。
本作を見ると、黒人差別がかなり残酷なものであったことが如実にわかります。例えば、KKKと呼ばれる白人至上主義団体の弾圧により、黒人が乗るバスが爆破される事件が映画で勃発します。
また、ケネディ大統領が黒人差別がなくなるようにせっかく各地を回って演説していたのに、射殺されてしまう事件も。
これらの事件を、映画を通して知ることで、黒人差別が解消されるには紆余曲折があって現在に至っているということが、本当に実感できますよ。
筆者が思うセシルが流した涙の意味とは?
タイトルにもあるように『大統領の執事の涙』の意味について、筆者が実際に視聴した上での考察したいと思います。
ずっと黒人差別がはびこっていたアメリカで、ついに2010年黒人の大統領であるバラク・オバマ氏が就任しましたよね。
そして、オバマ氏が大統領になることで、黒人差別で苦しんでいたセシルにとっては最高に嬉しかったため、セシルは涙を流したのではないかと考察しました。
黒人差別があったアメリカで、黒人のオバマ氏が大統領になったということは、アメリカにとって本当に歴史的な出来事だったんだなとつくづく感じますよ。
『大統領の執事の涙』の口コミ
ここで、『大統領の執事の涙』の口コミを映画レビューサイトから確認してみましょう。
映画.com 3.5点
壮絶な人生ながら、憎しみを持たずまっとうに生きていくストーリーに見入った。
息子も親にたくさん迷惑かけたけど、最終的に立派になり親子の仲も深まり、支えてくれた妻も強く、素敵な夫婦だなと思えた。
出典:https://eiga.com/movie/79095/review/02356193/
映画.comでは、5点中3.5点とまずますの評価です。黒人差別が原因でセシルとその家族が、混乱に陥りますが、最終的に仲良く過ごせてよかったとの意見がありました。
Yahoo!映画 3.76点
比較的近年まで、白人が、黒人を殺しても 罰せられないことに 驚いた。ここまで、ひどかったのかと 思い知る。
また、映画好きには、たまらない 豪華キャスト。ラスト、オバマ大統領自身が、主人公と握手したら もっと 良かった。
出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/347351/review/1068/?c=8&sort=lrf
Yahoo!映画では、5点中3.76点とこちらもまずますの評価となっています。黒人差別の歴史がよくわかる近代歴史の教科書のようだった、と意見する方もいました。
『大統領の執事の涙』をインターネットで視聴する方法
ここで、『大統領の執事の涙』をインターネットで視聴する方法を紹介します。
レンタルする方法もありますが、昨今は定額見放題の動画配信サービスの方が、視聴期限・回数の制限がないので、おすすめです。
『大統領の執事の涙』を視聴できる動画配信サービスは、2020年11月時点ではAmazonプライムビデオとU-NEXTの2つのみでした。
どちらのサービスも無料期間がありますので、ぜひ登録して視聴してみてください。
動画配信サービス | 月額料金(税込み) | 無料お試し |
Amazonプライムビデオ | 500円 | 30日 |
U-NEXT | 2,189円 | 31日 |
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まとめ:本作を見て人種差別に関心をもとう!
今回の記事では、『大統領の執事の涙』の基本的な情報や筆者の感想をお伝えしました。
本作のテーマは、人種差別。アメリカで当たり前に起こっていた黒人差別の実態をきちんと勉強することができます。
この映画を見終わった後には、黒人差別がいかに深刻な問題であったのかを実感するに違いありません。
また、歴史の勉強だと思って、本作を視聴してみるのもアリですよ。最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。