様々な映画に出演する香川照之。主演こそ少ないですが、彼が出演することで映画・ドラマがとても見応えあるものになるんですよ。
今回の記事では、「どんな人なんだろう?」「代表作を知りたい」と思うそんな方向けに、香川照之のプロフィールや代表作・俳優以外の活躍について紹介していきます。
香川照之のプロフィール
まず香川照之のプロフィールから紹介します。香川照之(かがわ てるゆき)は1965年12月7日生まれ、東京都出身の俳優です。現在の年齢は55歳。
幼い頃に両親が離婚し、母親の元で育てられました。父は、歌舞伎役者の二代目市川 猿翁(いちかわ えんおう)、母は元宝塚歌劇団女優の浜 木綿子(はま ゆうこ)です。
小学生の頃から学業優秀だった香川照之は、東京大学に入学します。そして、1988年に文学部心理学科を卒業しました。
その後、1989年に放送されたNHK大河ドラマ『春日局』で小早川秀秋役を演じ、俳優デビューを果たします。
香川照之の主な経歴
俳優デビューをしてからは、しばらくはテレビドラマでの活躍が多かった香川照之。
2002年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した中国映画『鬼が来た!』の出演(花屋小三郎役)で、注目されるようになりました。
さらに、2004年にも中国映画『故郷の香り』で貧しい中国農民ヤーバ役(準主演)を演じ、東京国際映画祭で最優秀男優賞を獲得しています。
『故郷の香り』のYouTube映像が公開されていたので、興味のある方はご覧になってください。香川照之は、3:37から登場しています。
1995年に一般女性と結婚。しかし、2016年に離婚しています。香川照之の長男は2012年、父とともに歌舞伎役者としてデビューしました。
香川照之の代表作①『カイジ 人生逆転ゲーム』
ここからは香川照之の代表作を3つだけ紹介していきます。1つ目の作品は2009年に公開された映画『カイジ 人生逆転ゲーム』です。
YouTubeで予告映像が公開されていますので、ぜひご覧になってください。
本作は、主人公カイジ(演:藤原竜也)が借金を返済するために乗船した船で人生逆転ゲームをする物語。そのゲームを取り仕切る利根川幸雄役を演じているのが香川照之です。
利根川が借金を抱えたゲームの参加者を、辛辣な言葉で罵倒するシーンが印象的。
「勝つことが全てだ!勝たなきゃゴミだ!!」「金は命より重いんだ!」と言い放つ香川照之の演技は素晴らしく、映画が終わった後でも脳裏に残るセリフですよ。
香川照之の代表作②『半沢直樹』
2つ目の作品は、2013年にTBS系「日曜劇場」で放送されたテレビドラマ『半沢直樹』です。
この映画では、主人公半沢直樹演じる堺雅人の演技も素晴らしいこともよく知られています。「倍返しだ!」というフレーズは当時流行り、2013年の流行語大賞にも選ばれました。
その他に、主人公のライバル大和田暁を演じる香川照之の名言にも必見。半沢を見下しながらものすごい形相で「お・し・ま・い・death!」と言い放つところも印象的です。
『半沢直樹』は2020年から新シリーズが開始されており、こちらにも香川照之が出演していますので、興味がある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?YouTubeの予告映像もありました。
香川照之の代表作③『クリーピー偽りの隣人』
3つ目の作品は、2016年に公開されたサスペンススリラー映画『クリーピー偽りの隣人』です。
YouTubeで予告映像が公開されていたので、興味がある方はご覧になってください。
主人公の元刑事で大学教授(演:西島秀俊)が新居に引っ越します。その隣人西野雅之役を演じるのが香川照之です。
この隣人の不気味な振る舞いが主人公を翻弄させます。香川照之の怪演っぷりが際立つ作品です。
NNKで昆虫番組を担当!
ここからは、香川照之の俳優以外の一面を紹介していきます。香川照之は、子どものころから昆虫が大好きな“超”がつくほどの昆虫マニア。
かねてからFテレで昆虫番組をしたかった夢が実現します。2016年に『香川照之の昆虫すごいぜ!』がNHKで放送されました。
香川照之がカマキリのコスプレをして、様々な昆虫の生態を紹介する番組です。実際に視聴すると、「本当に昆虫が好きなんだな」とすぐにわかるくらい、昆虫への想いが全身から溢れ出ています。
俳優の香川照之は悪役や憎まれ役などが多いので、そのギャップに思わず笑ってしまいますよ。
かなりのボクシングファン!
香川照之は、熱狂的なボクシングファンであることも知られています。
俳優としてそこまで名が知られていない時から『ボクシング・マガジン』(ベースボール・マガジン社)で「香川照之の熱病的思考法」と題して連載を持っていました。
また、過去に何度もボクシング試合の解説者として出演し、その豊富な知識に元ボクサーの解説者も舌を巻くほどだったと言われています。
さらに、実写映画『あしたのジョー(2010年)』に丹下段平役で出演。香川照之のボクシング好きが生かされているかのような迫真の演技でジョーのセコンドを担当しました。
歌舞伎役者としても活躍!
香川照之は歌舞伎役者としても活躍しています。香川照之の父親は歌舞伎役者の二代目 市川 猿翁。香川照之が幼い頃に両親が離婚し、父・二代目市川猿翁と会うことなく育ちました。
香川照之は、かねてから自分の息子を歌舞伎役者にして「猿之助」の名跡を継がせたい想いがあったようです。そのため、香川照之は40代から歌舞伎の世界に入ったそうですよ。
ちなみに、歌舞伎俳優は襲名性のため、本名で活躍することはありません。
しかし、香川照之はすでに知名度が高かったことから、本名で引き続き活動することが認められています。
CMにも多数出演!
香川照之は、CMにも多数出演していることもでも有名です。中でも、継続的に出演しているCMは、トヨタ自動車の『トヨタイムズ』。
このCMでは、香川照之が編集長となり様々な現場に出向き取材やインタビューを行う様子が紹介されています。
CMでは数十秒の紹介だけですが、YouTubeではその取材内容が詳しく公開されていますので、興味のある方はご覧になってください。
他にも、セゾン自動車火災保険の『おとなの自動車保険』にも出演。テレビで見ない時がないくらいCMで起用されています。
まとめ:名脇役 香川照之の今後に大注目!
今回の記事では、俳優 香川照之のプロフィールや代表作・俳優以外の活躍について紹介しました。
彼は生まれながら役者の家系に生まれ、俳優と歌舞伎の世界で仕事する名バイプレイヤーでしたね。
本業の俳優では、主演こそ少ないもの、彼がいることで非常に味ある作品に仕上がる物が多いです。
また、昆虫好き・ボクシング好きをとことん極め、仕事にまでつなげています。今後は、どこまで活躍の幅を広げていくのか楽しみですね。