「アベンジャーズシリーズ」、「スターウォーズ」、「マトリックス」その他にも数々の有名作品に登場しているサミュエル・L・ジャクソンとは一体どんな人物なのでしょうか?
出演作品から裏話まで包み隠さず、紹介していきたいと思います!強面に見えて意外な一面も…紹介しますよ。
(トップ画像出典:https://jp.ign.com/captain-marvel/15386/news/2019)
サミュエル・L・ジャクソンのプロフィール
- 本名:Samuel Leroy Jackson
- 生年月日:1948年12月21日
- 出身地:アメリカ合衆国ワシントンD.C.
- 職業:俳優
- 俳優としての活動期間:1979年~
アメリカのワシントンD.C.で生まれ、父親の存在は知らず母と祖父母に育てられたサミュエルは、大学時代に演技を学び始めました。
現在は「スターウォーズ」や「アベンジャーズシリーズ」といった言わずとも知れた名作品で活躍し、いくつもの賞を受賞しているハリウッドでは古株の大スターです。
サミュエル・L・ジャクソンの経歴
演技を学び始めた大学の卒業後は、地元の劇団に参加したり、テレビや映画の脇役をこなしていました。テレビや映画で採用されることは多くなく、若いうちのほとんどが下積み時代でした。
そして、1991年公開の「ジャングル・フィーバー」という作品の出演をきっかけに、ようやく名前が売れ始め、人気も急上昇します。
その後というもの、1998年公開の「パルプフィクション」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたり、主演として活躍を繰り返したり、ハリウッドでは顔の知れた大スターとなります。
サミュエル・L・ジャクソンの出演作品
サミュエル・L・ジャクソンはこれまで100本以上の作品に出演しています。
すべての作品を一覧にして紹介したいのですが、見やすさを考慮して、その年で有名となった作品のみ選出して紹介していきます。
- 1981年 ラグタイム
- 1987年 魔法のドラムスティック
- 1988年 スクールデイズ
- 1989年 ドゥ・ザ・ライト・シング
- 1990年 エクソシスト3
- 1991年 ジャングル・フィーバー
- 1992年 パトリオット・ゲーム
- 1993年 ジュラシックパーク
- 1994年 パルプフィクション
- 1995年 ダイ・ハード3
- 1996年 評決のとき
- 1997年 ジャッキー・ブラウン
- 1998年 交渉人
- 1999年 スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- 2000年 アンブレイカブル
- 2001年 ケミカル51
- 2002年 スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
- 2003年 S.W.A.T
- 2004年 キル・ビル
- 2005年 スターウォーズ エピソード3/シスの復讐
- 2006年 スネーク・フライト
- 2007年 1408号室
- 2008年 アイアンマン
- 2009年 イングロリアス・バスターズ
- 2010年 アイアンマン2
- 2011年 マイティ・ソー
- 2012年 アベンジャーズ
- 2013年 オールド・ボーイ
- 2014年 ロボコップ
- 2015年 キングスマン
- 2016年 セル
- 2017年 キングコング:髑髏島の巨神
- 2018年 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- 2019年 アベンジャーズ/エンド・ゲーム
- 1991年 ロー&オーダー
- 2005~2006年 ブーンドックス
- 2007年 アフロサムライ
- 2013~2014年 エージェント・オブ・シールド
サミュエル・L・ジャクソンのおすすめ作品
上記でも紹介したとおり、サミュエル・L・ジャクソンは主役から脇役までこなす古株の実力派俳優なので出演作品がとても多いです。
その中からおすすめしたい作品はいくつもありますが、今回は2作品だけ紹介しておきます。
パルプフィクション(1994年)
強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。
ボクシングの試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルスを軸としたこれらの物語がラストに向けて収束していく……。
サミュエル・L・ジャクソンが有名となったきっかけの一つでもある作品の「パルプフィクション」は、クエンティン・タランティーノ監督が製作した殺し屋がテーマのバイオレンス映画です。
異色を放った世界観は、今まで見てきた映画とは違う魅力があります。一見バラバラに見えるストーリーがラストに向けてパズルのようにつながっていくのが、この映画の見どころです。
コーチ・カーター(2005年)
スポーツ店を経営するコーチ・カーターは高校時代、伝説のバスケット・ボール選手だった。ある日、カーターは母校のコーチとなる。
しかし、そのチームは負けてばかりで生活態度もよくない、最悪のチームだった。
「コーチ・カーター」はサミュエル・L・ジャクソンが主演の、実話をもとに製作された感動ストーリーです。
お涙ちょうだいのただの青春ドラマではないのがこの映画の見どころです。
約束は守ること、勝つことだけが人生じゃないといった人生において大切なことを物語を通して学ぶことができるでしょう。コーチと生徒間にある人間関係だけでなく、圧巻の試合シーンも見どころの一つです。
サミュエル・L・ジャクソンに妻はいる?子供は?
サミュエルは、1980年に1歳下のラターニャ・リチャードソンと結婚しています。二人の出会いはアトランタ大学に通っていた大学生時代です。
ラターニャの職業は舞台や映画、テレビにも出演する女優です。二人の間にいる一人娘のゾーイは、現在TV番組のプロデューサーをしています。
大学時代から交友のあるサミュエルとラターニャは今でも仲睦まじい夫婦です。
ドイツの「Bild」紙でサミュエル本人も、「周りの人のおかげで私生活では充実した人生を送っている」と述べています。
史上最高の興行収入を上げてギネス記録を保持
30年以上にわたり俳優活動を続けているサミュエル・L・ジャクソンは、大ヒット作品も含め100本以上の作品に出演しています。
そんな彼は2011年に興行収入75億ドル、日本円にすると約5,700億円(当時1$=75円)を遂げ、史上最高の興行収入を上げた俳優としてギネス記録を達成しました。
30年以上俳優として活動しているサミュエルは、ここ20年で年間平均4本の映画に出演するという多忙なスケジュールをこなしていました。
この偉業はハリソン・フォード、トム・ハンクス、モーガン・フリーマンといった名俳優たちと並ぶ功績です。
トリノ大学での研究で「歴史上最も影響力のある俳優」に選出
アメリカのインターナショナルマガジンの「Esquire」で、2018年にイタリアのトリノ大学で行われた研究で、サミュエルが「歴史上最も影響力のある俳優」に選出されたことが判明しました。
このトリノ大学の研究目的は「公開当時の批評や興行収入に左右されることなく、時代を越えた映画の影響を把握すること」だと研究チームが述べています。
選出基準は、独自のアルゴリズムで導き出された高い影響力を持つ映画に、出演してる回数の多い俳優がランク付けさせられていくとのこと。
選出された中でクリントン・イーストウッドやトム・クルーズといった有名俳優も入っているのですが、サミュエルはそんな有名俳優たちを抑えてトップに立ちました。
スターウォーズ出演のために直談判した!?
サミュエル・L・ジャクソンはSF超大作「スターウォーズ」の新3部作でメイス・ウィンドゥという重要なキャラクターを演じています。実はこの「スターウォーズ」出演には裏話があります。
元々コミックとアニメの大ファンであるサミュエルは、「スターウォーズ」の新3部作が製作スタートしたときにジョージ・ルーカス監督本人にノーギャラでもいいから出演させてほしいとなんと直談判。
この事実は米誌で報道されており、出演が決まったとき彼は「ヒーローといえば”ヨーダ”しかいない。それほどあのシリーズを愛しているんだ。」と述べています。
クールで強面に見えるサミュエルですが、アニメ好きというお茶目な部分もあることに好感を持てますね。
サミュエル・L・ジャクソンは千葉真一の大ファン!
サミュエル・L・ジャクソンにはただ一人リスペクトしている人物がいて、その人物は日本を代表する映画俳優の千葉真一です。
千葉真一との初めての出会いは2004年公開の「キル・ビル」です。このときの共演でサミュエルは千葉真一に対して直立不動でサインを求めたというエピソードがあります。
産経ニュースの報道によれば、現在では家族ぐるみで付き合うほど仲が良く、千葉真一がロサンゼルスにくるたびに必ず一緒に食事をするそうです。
まとめ
2019年9月現在70歳を超えているサミュエル・L・ジャクソンは、「アベンジャーズシリーズ」の最新作の出演も務めるほど、まだまだ衰えを知りません。
ギネス記録も保持し、「歴史上最も影響力のある俳優」に選出される彼は、誰もが認める名俳優です。今ではキラキラした大スターに見えますが、実は下積み時代を長く過ごした苦労人です。
努力すれば報われるという言葉を具現化した人物としてサミュエル・L・ジャクソンはとても尊敬できるんじゃないんでしょうか?
今回の記事を機にサミュエル・L・ジャクソンについて深く知ってもらえたら嬉しいです!紹介した作品にもぜひ触れてみてください!