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あなたの記憶は本物?『トータルリコール』をネタバレなし徹底解剖!

「あなたの記憶は、本物ですか?」映画『トータルリコール』は、そんな記憶をテーマにして1990年に公開されたSF傑作映画です。

今回は、『トータルリコール』の撮影秘話や注目ポイントを紹介していきます。

記事の後半では、『トータルリコール』の視聴方法についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/惑星-火星-ローバー-1944957/)

『トータルリコール』の作品概要

まずは、『トータルリコール』の基本概要をチェックしてみましょう。

  • 監督:ポール・バーホーベン
  • 脚本:ロナルド・ジュゼット、ダン・オバノン、ゲイリー・ゴールドマン
  • 原作:『追憶売ります』 フィリップ・K・ディック著
  • 制作会社:カロルコ・ピクチャーズ
  • 公開:1990年12月1日
  • 上映時間:113分
  • 制作国:アメリカ
  • 製作費:約6,500万ドル(約6.9億円)
  • 興行収入:約2.6億ドル(約279億円)
  • リメイク映画:『トータルリコール』2012年(詳しくは後述します)

懐かしい予告映像とあらすじを見てみよう

それでは、予告映像とあらすじを見てみましょう。過去にこの作品を観た方は、当時の懐かしい「記憶」を呼び起こしましょう!

あらすじ

舞台は、西暦2084年。火星は植民地化されており、政府のコーヘイゲンが支配していた。体が奇形化した住人はミュータントと呼ばれ、酸素と土地を求めて、政府に対して幾度となく反乱を起こしていた。

一方、地球で暮らすダグラス・クエイドは、記憶旅行を販売しているリコール社で楽しい記憶を手に入れるための施術を受ける。

リコール社の帰り道、クエイドは謎のグループや妻に襲われるが、身に覚えのない戦闘スキルで敵を瞬殺する。そして妻から「私は本当の妻ではなく、監視役であり、貴方の記憶は偽物」だと告げられる。

その後、クエイドは、自分にそっくりな男ハウザーから「ダグラス・クエイドとは、ハウザーが事情により記憶を消された仮の姿である」とメッセージを受ける。そして、真相を求めて火星へと向かうのであった。

『トータルリコール』に登場する主要人物とキャスト

『トータルリコール』に登場する主要人物とキャストを紹介します。今となっては、懐かしいキャストも多く出演していますよ!

ダグラス・クエイド/ハウザー(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)

本作の主人公で、地球の建設会社に勤めている。毎晩、火星の夢にうなされる日々を送っていた。ある日をきっかけに自分の正体を知るべく、火星へと旅立つ。

ローリー(演:シャロン・ストーン)

主人公ダグラスの妻。しかし、その正体はスパイで、記憶を消されたダグラスの監視役として偽装結婚をしていた。

コーヘイゲン(演:ロニー・コックス)

火星の採掘会社の総督。空気を独占することで火星社会を支配している悪者。

メリーナ(演:レイチェル・ティコティン)

火星で酸素を独占するコーヘイゲンと対立する反乱軍のリーダー。

『トータルリコール』は特殊メイクがすごい!

『トータルリコール』はCG技術に頼り切らずに、特殊メイクで見事な演出をしているところにも注目です。

特に特殊メイクがすごいと感じるのは、主人公クエイドが夢の中で火星に行き、そこで目玉が飛び出てしまうシーンです!このシーンは、公開当時から「グロテスク」「とてもリアル」など話題になりました。

過去に観た方は、このシーンを記憶している人も多いのではないでしょうか。

他にもミュータントなど、見事な特殊メイクの演出が盛り沢山なので、ぜひ注目して観てください。

撮影秘話

『トータルリコール』で重要となる火星でのシーン。公開当時の1990年には、現代のようなCG技術はありませんでした。そこで、通常ならCGで表現することが多いであろう火星を、ジオラマで制作したのです。

その大きさは、なんと43m×43m程だと言われています!あまりの大きさに、撮影スタジオの近くに倉庫を借りた程。

現代とは違った手法で制作された『トータルリコール』は、作品の内容だけではなく、小道具や、CG、セットなどにも注目しながら観ると、より映画を楽しめるでしょう。

『トータルリコール』受賞歴

『トータルリコール』は数多くの受賞をしており、現在になっても過去の名作としてランキングにノミネートされています。

ここでは、『トータルリコール』がこれまでの受賞歴についてご紹介します。

受賞歴
  • 第14回日本アカデミー賞(1991年):外国作品賞ノミネート
  • 第63回アカデミー賞(1991年):音響賞・音響効果編集賞ノミネート
  • 視覚効果協会(VES)が選ぶ「史上最も影響力のあるVFX映画」:70選にノミネート
  • イギリステレグラフ紙が選ぶ「宇宙が舞台の映画トップ40」:27位にランクイン

映像美は、公開当時から現在に至るまで変わらず評価されています。ぜひ、本編でその映像美に注目してみてください。

『トータルリコール』の評価

1990年に公開され、SF映画の名作とも呼ばれる『トータルリコール』の評価をチェックしてみましょう。

特殊メイクがとても凝ってて好き。あの目玉飛び出る顔は一生忘れない。

ストーリーも複雑でとても考えられている内容なので見応えはあると思います。

引用元:https://filmarks.com/movies/26410

若かりしシュワちゃんの活躍を堪能する事ができた。火星への諜報員という、今の時代でもワクワクする設定を生かしながら、最初から最後まで飽きない脚本と演出が続いていた。最後のオチは意見が分かれそうだが、そこを無視しても、アクションシーンも色褪せず、ストーリーも予想外な展開が続くので、王道なSFを観たい方には是非ともお勧めな作品である。

引用元:https://filmarks.com/movies/26410?page=2

数々の映画評価サイトを確認してみると、公開当時には画期的なアイデアと映像美が注目されていました。また、ストーリー展開は原作とは異なるが、「面白い!」という評価が多かったです。

CG技術が進化した今になって観てみると、映像的に劣る面も多いです。しかし、それでも傑作と言われるのは、重厚なストーリーがあるからでしょう。

『トータルリコール』2012年リメイク版を少しだけ紹介

『トータルリコール』は2012年にレン・ワイズマン監督によってリメイクされています。タイトルや大まかな設定は同じですが、ストーリー展開は一部異なっているので、別の作品として楽しむことができるでしょう。

早速、予告映像を見てみましょう!主人公を演じるのは、映画『S.W.A.T.』でジム・ストリートを演じたコリン・ファレルです。

1990年公開の『トータルリコール』と比べると、アクションシーンがかなり見応えのあるものになっています。

ぜひ、1990年公開の『トータルリコール』を観た後は、2012年公開のリメイク版『トータルリコール』も観て、どのような違いがあるのか楽しんでみてください!

『トータルリコール』を見る方法

それでは、『トータルリコール』を無料で視聴する方法(2020年5月現在)をご紹介します。

『トータルリコール』1990年版 『トータルリコール』2012年版
Amazonプライムビデオ 定額見放題 定額見放題
Netflix × 定額見放題

現在、2作品を定額見放題で視聴することができるのは、「Amazonプライムビデオ」のみでした。

Amazonプライムビデオは、30日間の無料トライアルが可能で映画以外にもドラマや、バラエティ番組も視聴することができます。ぜひ、この機会に加入してみてはいかがでしょうか。

『トータルリコール』のまとめ

『トータルリコール』(1990年)は、フィリップ・K・ディック著の『追憶売ります』を原作としたSF映画です。

当時の最新CG技術や工夫をこらして作られており、ストーリー展開もシンプルながら構成の深いものとなっています。本編シーンのいくつかは、インパクトも強く一度観た人の記憶に残ること間違いなしです。

現在は、Amazonプライムビデオ会員であれば、無料で視聴することができるので、ぜひチェックしてみてください!

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理学療法士すこふぃ
理学療法士ブロガーのすこふぃです。カメラや読書が趣味で、本は年間100冊程度読みます。