あなたはデーヴ・パテールという役者の名前を聞いたことがありますか?彼は2008年に『スラムドッグ$ミリオネア』という映画で主役を演じ、世界的に有名になったインド系の顔立ちが特徴的な俳優です。
今回はデーヴの出演作品や交際関係などを紹介していきます。この記事を読めば、デーブ・パテールの経歴に詳しくなり、彼のことを好きになれるので、ぜひ最後までお楽しみください!
(トップ画像出典:https://www.gq.com/story/dev-patel-spring-fashion)
デーヴ・パテールの基本情報
- 本名:Dev Patel
- 生年月日:1990年4月23日(2019年11月現在29歳)
- 出身地:イングランド・ロンドン
- 職業:俳優
- 活動期間:2006年〜
- デビュー作:テレビドラマ『スキンズ(2007年)』
デーヴ・パテールはイングランド出身の俳優です。インド系移民の両親の元に生まれたヒンドゥー教徒でもあります。
2007年テレビドラマ『スキンズ』で俳優デビュー
2006年にテレビドラマ『スキンズ』のオーディションに合格したデーヴ・パテールは、翌年に同ドラマでレギュラーのアンワル・カッラル役として俳優デビューします。
『スキンズ』は10代向けに作られたドラマで、キャラクター設定やデザインは親しみやすくしつつ家庭問題やいじめ、同性愛などの重たいテーマを取り入れた作品です。
2007年〜2013年までに7シーズン全61エピソードが放送され、デーヴは最初の2シーズン計18話に登場しています。彼が演じたアンワルは陽気なキャラクターで、視聴者からの人気を集めました。
『スラムドッグ$ミリオネア』で世界的に知られるように
2008年に大ヒットした映画『スラムドッグ$ミリオネア』で主役を演じたおかげで、デーヴ・パテールの名前は世界的に知られるようになりました。
『スラムドッグ$ミリオネア』はインドの都市ムンバイにあるスラム出身の青年ジャマール・マリクが、クイズ番組に出場し無学でありながら正解を連発していくという物語です。
2009年に日本でも公開されたこの映画は世界的に大ヒットし、興行収入3億7000万ドル以上を記録しています。
デーヴ・パテールは主人公の青年ジャマールを演じ、放送映画批評家協会賞最優秀若手俳優賞や英国独立映画賞新人賞などを受賞しました。
ジブリアニメ『おもひでぽろぽろ』の英語吹き替え声優を担当
1991年に日本で公開されていたジブリアニメ『おもひでぽろぽろ』が、2016年にアメリカで英語吹き替え版の『Only Yesterday』として公開されました。
『おもひでぽろぽろ(Only Yesterday)』は、1982年の日本を舞台に、東京生まれ東京育ちのOLタエ子の田舎への憧れや、彼女の小学校時代の思い出を振り返っていく映画です。
デーヴ・パテールはサラリーマンを辞め、田舎で有機栽培農業を成功させようと頑張る青年、トシオの吹き替えを担当。誠実で優しいトシオに、タエ子の心は少しづつ惹かれていきます。
『LION/ライオン』で英国アカデミー賞助演男優賞に輝く
『スラムドッグ$ミリオネア』に並ぶデーヴ・パテールの代表作『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』は、2016年にカナダ、イギリス、アメリカで公開されたドラマ映画です。
『LION/ライオン』は、5歳の時にインドで迷子になり、オーストラリア出身の夫婦に引き取られた少年サルーが、青年になってGoogle Earthを使って本当の両親を探し出すという物語です。
デーヴ・パテールは青年時代のサルーを演じ、英国アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。
このお話がノンフィクションというから、驚きですね!ちなみに2017年には映画の舞台となるオーストラリア、そして日本でも公開されています。
デーヴ・パテールの出演作品一覧
デーヴ・パテールが出演している作品を一覧で紹介します。彼の活躍が一目でわかりますよ!
- 2008年 スラムドッグ$ミリオネア 主演
- 2010年 エアベンダー メインキャスト
- 2012年 マリーゴールド・ホテルで会いましょう メインキャスト
- 2012年 チェリーについて メインキャスト
- 2014年 The Road Within メインキャスト
- 2015年 マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 メインキャスト
- 2015年 チャッピー メインキャスト
- 2016年 奇蹟がくれた数式 主演
- 2016年 おもひでぽろぽろ 英語吹き替え メインキャスト
- 2016年 LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 メインキャスト
- 2018年 ホテル・ムンバイ 主演 製作総指揮兼務
- 2018年 The Wedding Guest 主演
- 2019年 The Personal History of David Copperfield 主演
- 2019年 失くした体 英語吹き替え 主演
- 公開時期未定 Green Knight 主演
- 2007年〜2008年 スキンズ メインキャスト
- 2009年 Mister Eleven
- 2012年〜2014年 ニュースルーム メインキャスト
- 2019年 モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜
デビューからいきなり成功するも、甘えない男デーヴ・パテール
アメリカの娯楽雑誌『VARIETY』のインタビューで『スラムドッグ$ミリオネア』について尋ねられた際に、デーヴはこんなコメントを残しています。
「あの映画は僕にとって恵みであり呪いなんだ。僕を世間に知らしめてくれたし、素晴らしいことをたくさん経験させてもらったけど、それに対して戦う状況にもされているんだ。多くの人にとって僕は『スラムドッグ』の男だからね。世に出て自分の存在感を勝ち取り、それ以上のことが出来るって証明する必要があるんだ」
(引用:https://www.cinemacafe.net/article/2016/12/12/45590.html)
出演作品一覧を見ていただいたらわかる通り、デーヴ・パテールは出演作品のほとんどでメインキャスト以上の大役を任されています。
インド系の顔立ちをした俳優がそもそも珍しいので、需要が集中しやすいのかもしれません。
しかし、このインタビューを見る限り、デーヴが『スラムドッグ$ミリオネア』での成功に甘えることなく新しい作品に挑戦し続けた結果、現在のポジションを確立出来たと言えるのではないでしょうか。
デーヴ・パテールの特技はテコンドー。実力は黒帯!
ここからはデーヴ・パテールの仕事以外のエピソードを紹介していきます。
デーヴは9歳の頃から、韓国発祥の格闘技『テコンドー』を習っており、その実力はなんと黒帯!
2004年にアイルランドの首都ダブリンで開催されたテコンドーの世界大会では、3位に入賞して銅メダルを獲得するほど強かったそうです。
役者を始めてからはテコンドーをする時間がなくなり、身体もなまってしまいました。イギリスの雑誌『ShortList』のインタビューでは「テコンドーを続けられなかったのは最大の後悔」とコメントしています。
(参考:https://www.glam.jp/post-0-11711/)
デーヴ・パテールの交際関係を紹介
デーヴ・パテールは『スラムドッグ$ミリオネア』で共演したインド出身の女優フリーダ・ピントーと2009年から交際を開始しました。ロサンゼルスで同棲もしていたようですが、2014年12月にあえなく破局。
その3年後の2017年にデーヴが主演・製作総指揮を務めた映画『ホテル・ムンバイ』で共演した女優、ティルダ・コブハム=ハーヴェイとの熱愛・同棲が報道されました。
2019年11月現在、デーヴとティルダの関係がどのように進展しているのかは明らかになっていません。
デーヴ・パテールの紹介まとめ
『インド系の顔を持つ俳優』という珍しいポジションに甘えることなく努力を重ね、主役の座を勝ち取り続けるデーヴ・パテール。
2019年以降も『The Personal History of David Copperfield』や『Green Knight』といった映画で主演を務めます。日本でもいつか公開されると良いですね!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでデーヴ・パテールへの興味が高まり、出演作品を観て貰えたら嬉しいです。