2016年に『デッドプール』で悪役のフランシス・フリーマン(エイジャックス)を演じたエド・スクライン。
イギリス出身の高身長イケメン俳優ですが、彼の経歴をあなたはどのくらいご存知でしょうか?ということで今回はエド・スクラインが俳優になる前の活動や、出演作品に迫っていきます!
(トップ画像出典:https://1freewallpapers.com/ed-skrein-actor-smile/ja)
エド・スクラインの基本情報
- 本名:Edward George Skrein
- 生年月日:1983年3月29日(2019年9月現在36歳)
- 出身地:イングランド・カムデン
- 職業:俳優・ラッパー
- 活動期間:(ラッパーとして)2004年〜/(俳優として)2013年〜
- 俳優デビュー作:映画『PIGGY(2012年)』
- 身長:185cm
エド・スクラインはイングランド・カムデン出身のラッパー、俳優です。
芸術大学の『セントラル・セイント・マーティンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン』で美術絵画の学士号を取得しています。
2004年からラッパー“Skrein”として音楽活動を開始
エド・スクラインは、俳優になる前はラッパー“Skrein”として音楽活動していました。
2007年にファーストアルバム『The Eat Up』をリリースし、2009年にはラッパーのDr.Syntaxとコラボレーションしてアルバム『SCENE STEALERS』をリリースします。
Dr.Syntaxの他にもForeign BeggarsやAsian Dub Foundaition、Dubbledgeといったアーティストと関わりがあります。
また、ヒップホップのレコーディングアーティストであり映画監督でもあるPlan Bの映画『ill Manors』にも出演しました。
以下の曲は、エド・スクラインが2009年にラッパーのDr.Syntaxとコラボレーションしてリリースしたアルバム『Scene Stealers』の収録曲『Reach』です。
シングル
- 2004年 Mind Out/Once Upon a Skrein
- 2005年 Idols
アルバム
- 2007年 The Eat Up
- 2009年 Scene Stealers(ラッパーのDr.Syntaxと共作、Skreintax名義)
EP(収録曲がシングルより多く、アルバムより少ない作品)
- 2007年 Pre-Emptive Nostalgia(A State of Mindと共作)
2012年『PIGGY』で俳優デビュー
ラッパーとして活躍していたエド・スクラインは2012年に『PIGGY』というスリラー映画で俳優デビューを飾ります。
ロンドンに住むジョーという男が、自身をピギーと名乗る謎の男と出会い、弟を殺した凶悪犯の復讐を果たすというストーリーです。
この映画は知名度が低く、エド・スクラインが何役だったのかはわかりませんでした。評価も平均以下で、アメリカの映画評論サイトRottenTomatoesでは支持率18%(平均評価4.68/10)を記録しています。
(参考:https://www.rottentomatoes.com/m/piggy)
人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演して話題に
エド・スクラインが知名度を上げたのは、アメリカで人気だったテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演してからです。
このドラマは作家、ジョージ・R・R・マーティンが執筆した小説『氷と炎の歌』を原作にしたファンタジードラマで、多くの登場人物が入り乱れる群像劇となっています。
2011年から2015年にかけて8シーズン、全73話が放送され、エド・スクラインはシーズン3で傭兵部隊の司令官、ダーリオ・ナハーリスを演じました。
『トランスポーター イグニッション』で初主演
『ゲーム・オブ・スローンズ』以降も数本の映画に出演していたエド・スクラインですが、2015年公開の映画『トランスポーター イグニッション』で初主演を務めました。
ジェイソン・ステイサムが主演していた『トランスポーターシリーズ』のリブート(作り直し)作品で、エド・スクラインは運び屋(トランスポーター)のフランク・マーティンを演じました。
多額の報酬と引き換えに、どんな品物も時間厳守で目的地に届けるフランク・マーティンですが、依頼者に騙され父親の命と引き換えに契約外の仕事を強要されてしまうという映画です。
エド・スクラインの代表作『デッドプール』
エド・スクラインの代表作といえば、2016年にヒット作となったマーベルコミック原作の映画『デッドプール』ですね。
トラブルシューターとして生計を立てる傭兵、ウェイド・ウィルソンが人体実験の末『デッドプール』というヒーローになり、自分を改造した組織『ウェポンXプログラム』を追跡するというお話です。
エド・スクラインは『ウェポンXプログラム』のボス、フランシス・フリーマンを演じ、デッドプール役のライアン・レイノルズと共にMTVムービー・アワード 2016のベストファイト賞を受賞しました。
また、エド・スクライン単独で同アワードの最優秀悪役賞にもノミネートされています。
エド・スクラインの出演作品一覧
エド・スクラインが出演している作品を一覧で紹介します。彼の活躍を観たい時の参考にしてください。
- 2012年 Piggy 俳優デビュー作
- 2012年 III Manors メインキャスト
- 2012年 The Sweeney
- 2013年 Goldfish
- 2014年 ノース・ウォリアーズ 魔境の戦い
- 2015年 バトルフィールド
- 2015年 タイガー・ハウス メインキャスト
- 2015年 マッド・ドライヴ
- 2015年 トランスポーター イグニッション 初主演作品
- 2016年 デッドプール メインキャスト
- 2016年 モデル 欲望のランウェイ
- 2018年 インビジブル 暗殺の旋律を弾く女 メインキャスト
- 2018年 TAU/タウ メインキャスト
- 2018年 Patrik メインキャスト
- 2018年 Little River Run 短編映画
- 2018年 ビール・ストリートの恋人たち
- 2019年 アリータ: バトル・エンジェル
- 2019年 マレフィセント2
- 2019年 Midway 主演
- 2019年 Born a King 主演
- 公開未定 Mona Lisa and the Blood Moon メインキャスト
- 2013年 トンネル 〜国境に落ちた血
- 2013年 ゲーム・オブ・スローンズ
俳優になってからまだキャリアが浅いので、出演本数はそれほど多くありません。
しかし、2019年以降も5本の映画に出演することが決まっており、その内3本は主役やメインキャストに抜擢されるなど、確実にステップアップしていますね。
映画『ヘルボーイ』の出演を辞退したエド・スクライン
エド・スクラインは2017年に『ヘルボーイ』という映画の出演が決まっていましたが、辞退したというエピソードがあります。
その理由は、彼が演じる予定だったキャラクターが原作では日系アメリカ人だったのに、白人の自分が担当するのは原作ファンに失礼だし、人種差別ではないかと考えたからでした。
詳しいインタビューが当時のシネマトゥディの記事に掲載されていましたので、一部引用で紹介します。
リブート版『ヘルボーイ』でベンジャミン・デミオ役を務めると報じられていたエド・スクラインが同作から降板することが明らかになった。この配役をめぐっては、ベンジャミンが日系アメリカ人という設定であることから、ホワイトウォッシュ(白人以外の役柄に白人俳優が配役されること)だと批判が持ち上がっていた。
オファーを受けた時点で、ベンジャミンが原作ではアジア系のキャラクターであることを知らなかったといい、発表後に巻き起こった論争に理解を示すと、「自分が正しいと思うことをするべきだと感じた」とつづった。
さらにエドは「このキャラクターを、文化的に正確に表現することが非常に重要なことだというのは明らか。この責任を無視すれば、少数派人種の物語や声が芸術の世界から失われることへの懸念が続いてしまう」と続け「この役にふさわしい適切なキャストのため」に辞退を決めたと発表した。
(引用:https://www.cinematoday.jp/news/N0094027)
エド・スクラインの交際関係を紹介
男らしいカッコよさが魅力のエド・スクラインですが、ここでは彼の交際関係を紹介していきます。
エド・スクラインは一般人女性と交際中だった2011年に、マーリーという男の子が誕生しました。
しかし、エド・スクラインはあまりプライベートのことを語らないのか、これ以外の情報が見つからず、2019年9月現在この女性と結婚しているのか、はたまた別の交際関係があるのかは不明となっております。
男らしいエド・スクラインのことですから、可愛い息子マーリーくんの為に俳優業を頑張っているのだと思いたいですね。
エド・スクラインについての紹介まとめ
ラッパーとしても俳優としても活躍し、確実に実績を積み上げていくエド・スクライン。
デッドプールやマレフィセント2など、日本でも話題の作品に出演することも増えてきたので、これからもっともっと名前を聞く日が増えるのではないでしょうか。今後の活躍に期待ですね!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでエド・スクラインへの興味が高まり、出演作品も観ていただけたら嬉しいです。