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『Fukushima 50』のストーリーやキャスト・評判などを紹介!

2011年3月11日午後2時46分におきた東日本大震災。映画Fukushima 50は、福島第一原発で戦った50人の作業員たちの姿を描いたヒューマンドラマです。

東日本大震災で東北を襲った大津波。その大津波が福島第一原発を襲います。毎日、福島第一原発がテレビの画面に映し出されていたあの時、中でいったい何が起こっていたのか気になるところですよね。

この記事では、今作のあらすじやメインキャストの情報、3つの筆者オススメの見どころなども紹介しています。

この記事を読めば『Fukushima 50』をより楽しむことができるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。

(冒頭画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4575330?title=%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%80%80%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E3%80%80%E5%85%A5%E5%8F%A3&searchId=3603693979

【壮絶な戦い】映画『Fukushima 50』の作品情報

まず初めに、Fukushima 50の作品情報について紹介していきます。この作品は、東北大震災で大きな津波によって福島第一原発で事故が発生します。

その時、現場で命を懸けて最悪の事態を避けようと戦った作業員たちのヒューマンドラマです。

作品情報
  • 公開年月日:2020年3月6日
  • 上映時間:122分
  • 監督:若松節郎
  • 脚本:前川洋一
  • 出演者:佐藤浩市・渡辺謙・吉岡秀隆・安田成美・緒方直人・火野正平・平田満・萩原聖人
  • 配給:松竹・KADOKAWA
  • ジャンル:ヒューマンドラマ

この作品は、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」に向けて震災の記憶と向き合い、改めて復興への思いを新たにして欲しい思いから作成されました。

100本以上の映画に出演してきたベテラン俳優の佐藤浩市と、ハイウッド版「ゴジラ」など海外映画で活躍している渡辺謙の演技にも注目です。

【成功か失敗か?】『Fukushima 50』のストーリー

2011年3月11日午後2時46分マグニチュード9.0、最大震度7という日本観測史上最大の地震が発生。その後、予想を超える大津波が福島第一原発を襲います。

そのため、福島第一原発は津波による浸水のため全電源が喪失してしまいます。このままでは、福島第一原発では炉心融解(メルトダウン)による被害を免れません。

その被害は、過去にない想像を絶するもの。現場に残った作業員たち50人ほどが死と隣り合わせの中、必死に奮起するも事態は悪化していきます。

最悪の事態を防ぐためには、作業員が命を顧みず原子炉に入り「ベント」という作業を行うしか方法がありません。はたして「ベンド」は成功するのでしょうか?

映画『Fukushima 50』の主な主演者を紹介!

映画『Fukushima 50』は、リアリティを追求した映画です。キャストにはどんな人たちが参加しているのでしょうか?

主な主演者
  • 佐藤浩市(役:伊崎利夫)
  • 渡辺謙(役:吉田正郎)
  • 吉岡秀隆(役:前田拓実)
  • 安田成美(役:浅野真理)
  • 緒方直人(役:野尻庄一)
  • 火野正平(役:大森久夫)
  • 平山茂(役:平田満)
  • 萩原聖人(役:井川和夫)
  • 吉岡里帆(役:伊崎遥香)
  • 富田靖子(役:伊崎智子)
  • 佐野史郎(役:内閣総理大臣)

名前を見ただけでも、実力者俳優が勢ぞろいしていますね。日本の代表的な俳優である佐藤浩市渡辺謙を起用し、二人を中心に実力者俳優たちの演技にも注目したいところですね。

ここまでは、作品情報や主演者たちの紹介をしてきましたが、次からは筆者オススメの見どころを3つ紹介していきます。

筆者オススメの見どころ①リアリティを追求した作品

この映画の一番の見どころは、当時の状況をリアリティに追求し壮大なスケールで仕上げられているというところです。監督は「沈まぬ太陽」「空母いぶき」などを手掛けた若松節朗です。

メインの舞台となる中央制御室と緊急時対策室のセットは、正確かつ大規模に再現されました。福島第一原発の被害の様子を緻密に表現していたと言えます。

映画では2,200人ものエキストラが参加し当時の混乱の状況をリアルに再現しています。そして、日本映画では初の、米軍からの協力を得て撮影に臨みました。

陸上自衛隊の協力のシーンも多く、複数の用途別のヘリコプターが使われてリアルさが増しています。メディアでは放送されなかった現場の状況が丁寧に描かれいてグイグイと引き込まれていきます。

筆者オススメの見どころ②現場の緊迫したやり取り

予想していなかった大地震。そして10mを超える大津波が福島第一原発を襲い、大津波の予報が出されてからあっという間に全電源が喪失という事態に陥いってしまいます。

事態は刻一刻と、最悪な状況へ進んでいきます。今の状況は?今やるべきことな何か?マニュアル通りに進めればいいと言っても、このマニュアルは訓練はしていたものの本当に経験したことがある人はいません。

もしも、格納容器が爆発すれば放射線は飛散して誰も近づけなくなります。福島第一原発にある10基の原子炉すべてがやられたらチェルノブイリの10倍以上の被害は免れないのです。

事態を理解していない上層部や政府とのやり取り。現場の責任者である伊崎と全体の支持をこなす所長、吉田昌朗との緊迫したやり取りには息つく暇がありません。

1986年4月26日に発生した「チェルノブイリ原発事故」。「国際原子力機関(IAEA)」が策定した「国際原子力事象評価尺度(INES)」でもっとも深刻な「レベル7」に分類されていてます。

事故が発生したチェルノブイリ原発は、ソ連(現ウクライナ)にある原子力発電所です。

事故当時、チェルノブイリ原発には4つの原子炉があり、そのうちの4号炉が実験中に制御不能に陥り、炉心溶融(メルトダウン)の後に爆発。その結果、大量の放射性物質が周辺にまき散らされました。

事故によって放出された放射性物質は北半球全域に拡散。ソ連だけでなく世界各地に放射線汚染をもたらしました。2020年現在でも、チェルノブイリ原発の半径30km以内は居住を禁止されています。

筆者オススメの見どころ③家族と再会したその時

出典:https://unsplash.com/photos/5tGQLgk7Gs8

最悪の事態を免れた後、作業員たちは避難所にいる家族の元に戻っていきます。当時、東電の作業員たちが放射能を浴びているだろうと、避難所では形見の狭い思いをしているという話を聞いたことがあります。

まさに風評被害です。彼らは必死に故郷を守るために決死の覚悟で戦ってきたのに肩身が狭いとは・・なんということでしょうか。

この映画での、伊崎と前田が家族の元に帰っていくシーンが胸を打ちます。原子力発電のあるこの地域の人々にとって、家を追われたことは悔しさと虚しさでいっぱいだったでしょう。

2人はこんな状況になって、地域の人たちに対して後ろめたさがあるのか、そ~っと中に入っていきます。しかし、無事に戻ってきた2人に対して「ありがとう」という声がかけられます。

映画『Fukushima 50』を見た筆者の感想

2011年3月11日午後2時46分。あの時私は、現地から遠く離れた関東地方に住んでいて職場で仕事をしていました。ドンと突き上げられその後、大きく揺れました。

そして、外に避難。収まった後、テレビから流れてきた映像に愕然としましたのを覚えています。宮城県沖に大きな渦巻きが発生していてその後、津波が町を飲み込んでいきました。

あの時、日本中がパニックになりました。そして福島第一原発の事故。現場で、作業員たちが命がけで日本を救うべく戦っていたのです。私は、この映画を見て涙が止まりませんでした。

リアルな映像、展開の速さ、うまく進まず苛立つ様子はまるで現場にいるかのようです。震災を、そして事故を風化させないためにもこの映画をたくさんの人に見てほしいと思いました。

映画『Fukushima 50』を観た人のレビューを紹介!

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3041713?title=%E5%90%B9%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%A8%E8%A9%95%E4%BE%A105&searchId=1826633553

見どころを3つ紹介してきましたが、他にも見どころはたくさんあるこの『Fukushima 50』。この章では、この映画を見た人のレビューを紹介していきます。

原発問題は何ら収束していない。私が本作と向き合う時、自身が一体どのような感情へいざなわれるのか、恐ろしくさえあった。いちばん避けたいのは、何か安易な感動に涙して、そこで示された着地点に満足してしまうこと。そうなったならばもうおしまいだと思った。自分も。この映画も。ただ本作はそのようなものではなかったと思う。

9年前、TV中継を目にする私は、あそこに命がけの人々がいることを知りながら、頭でその意味を理解するのを避けていたように思う。本作は等身大の人間の行動や感情を突きつけ、同じ血の通った人々が身を投じていたことを改めて伝えてくれる。見ていて怖かったし、結果が分かっているのに震えた。もちろんこれは状況のほんの欠片に過ぎない。他にも様々な立場の方々がいらっしゃるし、本作についても様々な感想や指摘があるはず。我々は今後もできる限り「知りたい」と求め続けねばならない。そう強く感じさせる一作だった。

引用:https://eiga.com/movie/90279/review/02298643/

 

福島第一原発が津波に襲われて非常用電源を喪失し、冷却不能になり水素爆発を起こし放射性物質を放出した。
原発に残った吉田所長以下50名が非常用電源喪失直後から必死で事故処理を行ったドキュメンタリー。
あの地震から9年近く経って、初めて原発内部で起きていた事を知り、過酷さに驚愕した。
日本人みんなに知って欲しい事実を含んだ作品です。

引用:https://eiga.com/movie/90279/review/02374907/

必死に最悪の事態を回避すべく戦った作業員たちへの姿に、胸揺さぶられたという感想が多く挙げられていました。

私も含めて、現地でそんな状態であったことを知らなかった人も多いはずです。東北大震災の記憶を風化させないためにも、あの時戦った人たちの思いを決して忘れてはならないというレビューも寄せられていました。

原作から知る映画『Fukushima 50』

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この『Fukushima 50』の原作になったのは、門田隆将のノンフィクション作品の「死の淵を見た男―吉田昌郎と福島第一原発」です。

著者は、あの時何が起きて現場は何を思いどう戦ったか、その真実を描きたいと思い関係者に取材。その丹念な聞き取りがこの作品のリアリティを生み出しています。

より、深くあの時の真実を知りたいのであれば本書を読んでみることをお勧めします。

また、映画では大地震が発生した後から、息つく暇もないまま危機が迫ってきます。耳慣れない用語が飛び交うため原作でしっかり読み込んでおく方が理解もしやすいでしょう。

映画『Fukushima 50』の視聴方法

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93-%E7%94%B7-%E8%A6%8B-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0-3774381/#content

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映画『Fukushima 50』についての情報まとめ

映画『Fukushima 50』のあらすじやメインキャストの情報、3つの筆者オススメの見どころや感想レビューを紹介してきました。

『Fukushima 50』は東日本大震災で、福島第一原発の事故で壊滅的な被害を阻止しようと戦った50人の作業員たちの姿を描いたヒューマンドラマです。

筆者はあの時、福島第一原発であんな状況が起きていたとは全く知りませんでした。あなたはどうですか?故郷を、そして日本を守るために死を覚悟し戦った50人の作業員たちの姿を、ぜひ見届けてください。

 

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なおれお
現在は、フルタイムで契約社員として働いています。ライターとして活動しつつ子育てブログ、特化ブログ運営中です。様々な分野の記事執筆をこなしています。