今回は2021年2月11日から公開されている映画『ファーストラヴ』を紹介します。この作品は、1人の少女が父親を殺してしまったかどうかを、公認心理師の主人公が確かめるというお話です。
その少女は本当に父親を殺してしまったのか、公認心理師の主人公はどうして少女が父親を殺していない可能性もあると思ったのか、気になりますよね。
本記事では、映画『ファーストラヴ』のあらすじや3つの見所のほか、レビューや無料で観られる方法も紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
(出典:https://pixabay.com/photos/piano-rose-red-flower-love-571968/#content)
映画『ファーストラヴ』の作品情報
- 公開年:2021年2月11日
- 上映時間:119分
- 監督:堤幸彦(つつみゆきひこ)
- 脚本:浅野妙子(あさのたえこ)
- 出演者:北川景子、中村倫也、芳根京子(よしねきょうこ)、窪塚洋介、 板尾創路、石田法嗣etc
- ジャンル:サスペンス
まずは、映画『ファーストラヴ』の主な作品情報を上記にまとめてご紹介しました。
監督の堤幸彦さんは、代表作品として『十二人の死にたい子どもたち』『はやぶさ/HAYABUSA』『オオカミが出てきた日』などがあります。
映画『ファーストラヴ』の主な出演者の紹介
- 北川景子(役:真壁由紀/公認心理師で環菜のカウンセリング担当になる)
- 窪塚洋介(くぼつかようすけ)(役:真壁我聞(まかべがもん)/由紀の夫でカメラマンをしている)
- 中村倫也(なかむらともや)(役:庵野迦葉(あんのかしょう)/真壁我聞の義弟で敏腕弁護士)
- 芳根京子(よしねきょうこ)(役:聖山環菜/父親を殺した殺人の疑いで拘束されている)
- 板尾創路(いたおいつじ)(役:聖山那雄人(ひじりやまなおと)/環菜の父親。娘の環菜に殺されてしまう)
この他にも出演者はいますが、話の中心になる5人を紹介しました。
公認心理師で環菜のカウンセリング担当になる真壁由紀(演:北川景子)が主人公になります。
映画『ファーストラヴ』のあらすじ
ある日、父親の聖山那雄人(ひじりやまなおと)が、娘の聖山環菜に包丁で刺され、殺されてしまいます。
「動機はそちらでみつけてください」という取り調べでの環菜の言葉が世間でも話題になっていました。
そんな父親殺害の疑いがある環菜のカウンセリング担当になった公認心理師の真壁由紀は、環菜を次第に自分自身の過去と重ねる様になります。
そして、由紀は聖山環菜のカウンセリングを続けていると、意外な真相にたどり着く事になり…。
見所①:聖山環菜の手首の傷には隠された秘密が!?
聖山環菜の手首には、自分で切ってしまった様な傷がたくさんありました。その手首の傷は、日に日に増えていきました。
環菜の元彼氏である賀川洋一は、環菜が自分で手首を切ったと言っていましたが、環菜の母親である聖山昭菜は、環菜の手首はニワトリに切られたと言うのです。
一体どちらの言っている事が正しいのか、自分で手首を切っているとしたら環菜は何故その様な事をしてしまうのか、考えながらご覧ください。
見所②:真壁由紀が夫に隠していること2つとは?
真壁由紀は、夫の真壁我聞(まかべがもん)に気持ち悪いと思われるのが怖くて、長年言えずにいる事が2つありました。
1つは、由紀の父親が、フィリピンで13~14歳の娘を買春していたという事です。
もう1つは、我聞と結婚する前に、義弟である庵野迦葉(あんのかしょう)と体の関係を持った事です。
この2つを由紀の口から聞いた我聞はどういった反応をするのか、注目しながらご覧ください。
見所③:聖山環菜は父親を殺していない!?
真壁由紀は、聖山環菜の過去を次々と知っていくうちに、多くの大人が環菜の心を殺していった事を環菜に告げます。
そして、「だから、仮にお父さんを殺してしまったとしても、自分をそこまで責める必要なんてない」と由紀が言うと、環菜は「私、お父さんを殺してない」と言い始めます。
これまでの裁判では、環菜は自分が殺した事を認めていたので、流石の由紀もこの環菜の発言には驚きを隠せません。
果たして環菜は、父親の聖山那雄人(ひじりやまなおと)を殺していないのか、それとも殺しているのか、予想しながらご視聴ください。
映画『ファーストラヴ』を観た有名人からのコメント
『ファーストラヴ』を観た感想が、多くの有名人からきています。例えば、アン・ミカさん、宇垣美里フリーアナウンサー、尾木ママさんなどです。
その中でも、個人的に1番印象に残ったのは、しんのすけさんのコメントですね。以下がそのしんのすけさんのコメントです。
父を殺した娘、その関係は親子であり、男女である。男性として生きてきた僕には”女性目線に立つ”のは想像でしかない。だがこの映画は、女性2人の人生の一片を擬似体験することが出来る。少なくとも、僕はこの映画を観て”自分の無自覚さ”を心底恥じた。
引用:映画『ファーストラヴ』公式サイト
(https://firstlove-movie.jp/comment/)
自分が男性という事もあり、女性の気持ちは完全には理解できない自分の事を恥じているしんのすけさんの気持ちが伺えますね。
他の有名人の『ファーストラヴ』に対するコメントが観たい方は、下記のURLから観てみてください。『ファーストラヴ』を観た有名人の感想
映画『ファーストラヴ』を視聴した筆者の感想
「(父親を殺した)動機はそちらでみつけてください」という聖山環菜のセリフには、「そういう意味だったのか」と終盤で納得する事ができました。
最初は、環菜がサイコパスだからそういうおかしなセリフを言っていると思っていましたが、違いました。
いや、そもそもサイコパスだったとしても、サイコパスになってしまった原因が必ずあるのではないでしょうか?
つまり、人間の言動や行動には必ず原因があるという事を、『ファーストラヴ』を観て学びました。
映画『ファーストラヴ』のレビュー
続いては、『ファーストラヴ』のレビューを紹介します。良いレビューと悪いレビューをそれぞれ2つずつご紹介します。
『映画ファーストラヴ』の良いレビュー
夫の真壁我聞(まかべがもん)の優しさのおかげで、真壁由紀が救われた場面がいくつかあるので、注目して見てみてください。
やっぱり中村倫也は、どの役をやってもカッコいいですよね。今回の弁護士役も、とにかくカッコよかったです。
『映画ファーストラヴ』の悪いレビュー
https://twitter.com/4PYD7N5EzNlS8Xn/status/1360918492120109057
「中村倫也の役が最低なことしてたのにそれがなかった事になってて」とありますが、おそらく最後のシーンで和解しています。
「話があちこちに広がっていき、まったくまとまりがない」とありますが、確かにあちこちに広がっている感じはありました。しかし、個人的にはしっかりとまとまっていたと思います。
映画『ファーストラヴ』のまとめ
今回は、『ファーストラヴ』のあらすじや3つの見所、感想やレビュー、そして無料で観られる方法をご紹介しました。
『ファーストラヴ』は、娘の聖山環菜が、父親の聖山那雄人(ひじりやまなおと)を殺してしまったかどうかを、真壁由紀が確かめるという映画です。
特に、魅力あふれる登場人物の絡みが観たい方、意外過ぎる結末の作品が観たい方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。