今回は2021年1月29日から公開されている映画『おもいで写眞』を紹介します。この作品は、主人公が団地に住んでいるお年寄りの遺影用の写真を次々に撮っていくというお話です。
どうして主人公はお年寄りの遺影用の写真を撮る事にしたのか、遺影用の写真を撮る事で主人公は何を感じるのか、気になりますよね。
本記事では、映画『おもいで写眞』のあらすじや3つの見所のほか、レビューや無料で観られる方法も紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
(出典:https://pixabay.com/photos/photographer-photo-woman-outdoors-865295/#content)
『おもいで写眞』の作品情報
- 公開年:2021年1月29日
- 上映時間:110分
- 監督:熊澤尚人
- 脚本:熊澤尚人、まなべゆきこ
- 出演者:深川麻衣、高良健吾(こうらけんご)、香里奈、今本洋子、古谷一行、井浦新(いうらあらた)etc
- ジャンル:ドラマ
まずは、映画『おもいで写眞』の主な作品情報を上記にまとめてご紹介しました。
監督の熊澤尚人さんは、代表作品として『心が叫びたがってるんだ。』『虹の女神 Rainbow Song』『ニライカナイからの手紙』などがあります。
『おもいで写眞』の主な出演者の紹介
- 深川麻衣(役:音更結子/お年寄りの遺影写真を撮る事を一郎から任される)
- 高良健吾(こうらけんご)(役:星野一郎/結子の幼馴染の同級生。役場で働いている)
- 香里奈(役:樫井美咲/ホームヘルパー)
- 吉行和子(役:山岸和子/団地に住んでいる高齢女性)
- 古谷一行(ふるやいっこう)(役:柏葉雅俊/団地に住んでいる高齢男性)
この他にも出演者はいますが、話の中心になる5人を紹介しました。
主人公は、一郎からお年寄りの遺影写真を撮ることを任される音更結子(演:深川麻衣)です。
『おもいで写眞』のあらすじ
ある日、結子のおばあちゃんが亡くなってしまい、その遺影写真がピンぼけしていました。
東京から故郷の富山に帰ってきて仕事が無い結子は、役場に勤めている一郎から、「団地に住んでいるお年寄りの遺影用の写真を撮ってくれないか?」と頼まれ、渋々承諾します。
最初は、遺影用の写真を撮ってくれる人が中々現れませんでしたが、次第に遺影用の写真を撮ってくれる人が増える様になり…。
見所①:和子が遺影用の写真を撮る事を承諾してくれた理由とは?
結子は、遺影の撮影を団地に住んでいるお年寄りにお願いしても縁起が悪いという事で断られ続けてしまいます。
「遺影用の写真を撮ってくれる人なんていない」と諦めかけていた時に、ホームヘルパーの美咲が担当している和子の元に、結子は美咲と一緒に訪れて、遺影の撮影をお願いしてみます。
すると、和子はある条件付きで遺影用の写真を撮る事を承諾してくれました。その条件とは一体何なのか、ご注目ください。
見所②:「遺影の撮影」から「思い出写真」という趣旨に変更
和子が遺影用の写真を撮ってくれたものの、やはり縁起でもないという事で断られ続けます。
そこで、結子は「遺影の撮影」ではなく、「思い出写真」という趣旨で写真を撮ってもらう事を、一郎に提案します。
思い出写真は、写真を撮ってもらう人の撮りたい場所に行って、写真を撮るというものです。そうすれば、縁起が悪い感じがなくなり、遺影用の写真を撮ってくれるのではないかと結子は考えました。
「遺影の撮影」から「思い出写真」というキャッチコピーに変えた結果どうなったのか、予想しながら視聴してみましょう。
見所③:結子が足の悪い雅俊をその場に置いて帰った理由とは?
結子は、団地に住んでいる足の悪い雅俊から、妻が経営している写真館で遺影の写真を撮りたいとお願いされます。
しかし、そこに行ってみると写真館は無く、空き地になっていました。結子は近所の人に、写真館が無くなった理由と、雅俊が長年の間、妻と別々に暮らしていた理由を聞きました。
それらの理由を聞いた結子は怒り、何と足の悪い雅俊をその場に置いて1人で車で帰ってしまいます。
雅俊をその場に置いて1人で車で帰ってしまうほど、結子を怒らせた出来事とは一体何なのか、考えながらご覧ください。
『おもいで写眞』の主題歌
『おもいで写眞』の主題歌は、シンガーソングライターの安田レイさんの『amber』という曲です。
私は『amber』を初めて聴いた時、悲しさを感じさせながらも、未来に少し希望を持たせてくれる印象を抱きました。『おもいで写眞』にピッタリな曲だと感じました。
そんな『amber』は、上にあるあらすじの予告動画で、27秒〜1分2秒まで流れているので、ぜひ聴いてみてください。また、フルを聴く場合はiTunesなどの音楽サイトで、聴く事ができますよ。
『おもいで写眞』を視聴した筆者の感想
「遺影写真」と聞いたら、やはり撮りたくないというのが本音ですね。仮に自分がお願いされても断ると思います。
しかし、言葉というのは面白いものです。「遺影写真」から「思い出写真」と名前を変えるだけで、ガラリと印象が変わるのですから。
人々はよく思い出として写真を撮ります。その様な感覚で、遺影写真を撮る事ができたのは、『おもいで写眞』を面白くさせた1番のポイントではないかと感じました。
『おもいで写眞』のレビュー
続いては、『おもいで写眞』のレビューを紹介します。良いレビューと悪いレビューをそれぞれ2つずつご紹介します。
『おもいで写眞』の良いレビュー
主演を務めた深川麻衣さんの演技、上手かったです。正直、元アイドルという事であまり演技には期待していなかったのですが、想像以上に演技が上手かったです。
特に、ベテラン俳優の吉行和子さんや古谷一行(ふるやいっこう)さんは、流石ベテランと言いたくなるくらい演技に安定感がありました。
『おもいで写眞』の悪いレビュー
「主人公にもいまいち魅力を感じない」とありますが、遺影用の写真を撮りたいという強い気持ちや、嘘が大嫌いという特徴など、個人的には魅力に感じる部分が多くありました。
https://twitter.com/UQ2FNoAdJlnnilL/status/1361986067562303491
「俳優の方言に多少の違和感があり」とありますが、個人的には全く気になりませんでした。
「井浦新(いうらあらた)、どこに出たのか分からなかった」とありますが、結子と一郎の2人で訪れた居酒屋の店員として、一瞬だけ出ていました。
『おもいで写眞』のまとめ
今回は、『おもいで写眞』のあらすじや3つの見所、感想やレビュー、そして無料で観られる方法をご紹介しました。
『おもいで写眞』は、結子が団地に住んでいるお年寄りの遺影用の写真を、苦労しながらも次々に撮っていくという映画です。
特に、写真が好きな方、魅力あふれる登場人物の絡みが観たい方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。