あなたはクライム映画はお好きですか?普段は絶対体験できない光景にドキドキしたり、裏社会で暗躍する人物に憧れを抱いてしまうのがクライム映画の魅力ですよね。
今回の記事ではそんなクライム映画の中からおすすめの作品を8つ(+1)厳選しました。気になった作品があればぜひ視聴してみてください。
(トップ画像出典:https://images.app.goo.gl/fVPEnPYsBX5qdLHY6)
おすすめクライム映画①「時計じかけのオレンジ」
あなたはなぜクライム映画を観たいと思うのでしょうか?・・・それは、「暴力」というものが純粋な快感であると無意識に理解しているからではないでしょうか・・・。
暴力のエンターテイメント性を描いた、一時は劇場公開禁止にもなった超問題作、「時計じかけのオレンジ」です。
主人公のアレックスはとにかく暴力と快楽の限りを尽くす無法者でしたが、ある日ついに逮捕されます。洗脳によって暴力的な言動に拒絶反応を示すようになりますが、行き過ぎた更生は彼に何をもたらしたのでしょうか。
人の持つ暴力性や全体主義の問題について考えさせられる名作ではありますが、あまりに過激な表現ゆえに、視聴する際にはある程度覚悟を持ってから見始めることをおすすめします。
「時計じかけのオレンジ」に影響を受けた作品
「時計じかけのオレンジ」が公開された1972年、作品に影響を受けたアーサー・ブレマーという男が、アラバマ州知事のジョージ・ウォレスを殺害してしまいます。
さらにこの事件から着想を得たポール・シュレイダーという人物が、「タクシードライバー」という映画の脚本を書きました。
こちらも「時計じかけのオレンジ」のように、衝動的な暴力を描いた名作です。
ロバート・デ・ニーロ演じるトラヴィスは戦争の後遺症で不眠症を患っており、半狂人と化しています。鏡に向かって「俺に話しているのか?」とデニーロがアドリブで演じたシーンはあまりにも有名です。
そんな「タクシードライバー」に影響されて、ジョン・ヒンクリーという男がレーガン大統領暗殺未遂事件を起こしてしまうのでした。
「時計じかけのオレンジ」と「タクシードライバー」は、クライム映画の中でも特にキケンな魅力を持った作品と言えるでしょう。
おすすめクライム映画②「ゴッド・ファーザー」
クライム映画と言えば、絶対に外せない定番と言えばこれ。ニューヨークマフィアの生き様を描いた名作、「ゴッド・ファーザー」です。
主人公のドン・コルレオーネはマフィアとして確固たる地位を築いていましたが、ある日屋敷が襲撃に遭い、自身は重傷を負ってしまいます。
報復のために立ち上がったのは元海兵隊、完全に堅気だった息子のマイケル。この報復をきっかけにコルレオーネ家は裏切りにまみれた抗争に足を踏み入れることになり・・・。
マフィアが持つ義理やファミリーに対する愛を見せられると、つい憧れを抱いてしまいますよね。マフィア映画の元祖としてぜひ視聴してみてはいかがでしょうか?
おすすめクライム映画③「パルプフィクション」
クライム映画の「いいとこどり」と表現しても過言ではない名作、「パルプフィクション」。
ストーリーはオムニバス形式(短い章が複数存在する構成)で進行していくのが特徴で、それぞれの章の時系列はバラバラです。また、映画全体で1つの目的があるわけでもありません。
しかし、だからこそおもしろい。大げさなメッセージ性を排除し、純粋な娯楽性だけを追求した作品と言えます。
実際、その年のアカデミー賞脚本賞はこの作品が受賞しています。登場人物の行動1つ1つを純粋に楽しめる名作です。
おすすめクライム映画④「L.A.ギャングストーリー」
クライム映画の中でも特にシンプルな物語を楽しみたい!という時にはこれ。「L.A.ギャングストーリー」をおすすめします。
舞台は1949年のロサンゼルス、実在したギャング、ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)とロサンゼルス市警との抗争を描いた作品です。
この映画の見どころは、ショーン・ペン演じるミッキー・コーエンの振る舞いです。
クライム映画の魅力と言えば、裏社会の人物に対して、悪い奴だとわかっているのについつい憧れを抱いてしまうところですよね。
そんな「つい憧れてしまうワル」がピッタリなショーン・ペンの演技に注目です。
おすすめクライム映画⑤「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
クライム映画の魅力と言えば、非現実的な世界観に対する憧れがあると思います。・・・しかし、映画のような展開が実際に起こっていたとしたらどう思いますか?
実在した天才詐欺師フランクをレオナルド・ディカプリオが演じたノンフィクション映画、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」です。
フランクはなんと16歳の頃から世界中で250万ドルもの大金をだまし取った天才詐欺師です。後に逮捕されることになるのですが、その腕を買われて釈放後はなんとFBIの捜査官として働いているそうです。
捕まった犯罪者がやがて操作する側に協力するなんて、実際に起こっていたなんて驚きですよね?気になった方はぜひ視聴してみてください。
おすすめクライム映画⑥「ドライヴ」
ライアン・ゴズリングの代表作と言えば、「ラ・ラ・ランド」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、ライアン・ゴズリングのかっこよさを感じたいのであれば、私にとってはこの「ドライヴ」が最高です。
彼の演じる主人公(ドライバー)は強盗の運び屋。ある日アイリーンという女性と恋に落ちますが、彼女を危険な目に遭わせたくないと考えています。
実社会と裏社会両方に生きるドライバーはどのようにミッションをこなしていくのでしょうか?
見どころは、ライアン・ゴズリングの無言の演技です。彼の表情を見ることでしか味わえないドキドキをぜひ体感してみてください。
おすすめクライム映画⑦「アトミックブロンド」
クライム映画の中でも、スパイ映画を観ているときって特にドキドキしませんか?
スパイ映画の魅力がふんだんに詰まった作品としておすすめなのがこの「アトミックブロンド」。
主人公はロレーンというイギリスの女スパイ。彼女は世界各国のスパイの情報が記されているという「リスト」を手に入れるため、ベルリンに向かいます。
アメリカ、ソ連、フランス各国から次々とスパイたちがベルリンに集結しますが、誰が味方でどの立場なのか?最後まで目が離せないおすすめのスパイ映画です。
おすすめクライム映画⑧「運び屋」
現在(2019年5月)も絶賛公開中の「運び屋」。実在した麻薬の運び屋で、なんと90歳の老人アール・ストーンをクリント・イーストウッドが演じた作品です。
アールは趣味の造花にばかり時間を費やし、家族との時間をないがしろにして過ごしていました。家族関係も冷え切っていたのですが、ある日偶然麻薬の「運び屋」としての仕事を任されることになります。
「運び屋」として大金を手にした彼は、そのお金を家族や友人たちのために使い、以前の良好な関係を取り戻しました。
しかし、麻薬によって手に入れたお金をいつまでも隠し通せるはずもなく、また、アール自身も自分が犯した罪の罪悪感にさいなまれて・・・?
現在(2019年5月)も公開中ですので、気になった方は劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?今回の記事ではおすすめのクライム映画を紹介してきました。
気になった作品があればぜひ視聴してみてください。また、コメントなどいただけると幸いです。
以下、今回の記事に登場した作品をまとめておきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
- 「時計じかけのオレンジ」
- 「タクシードライバー」
- 「ゴッド・ファーザー」
- 「パルプフィクション」
- 「L.A.ギャングストーリー」
- 「キャッチミーイフユーキャン」
- 「ドライヴ」
- 「アトミックブロンド」
- 「運び屋」