今回は、2020年からはTVアニメが開始された話題作『憂国のモリアーティ』について徹底解説します!
あらすじや登場キャラクター、魅力などを解説しているので、この記事を読めば『憂国のモリアーティ』とはどんな作品なのか分かります。また、視聴方法も紹介しているのですぐに作品を見ることが可能です。
新しいミステリーサスペンス作品を探している人や、『シャーロック・ホームズ』が好きな人は、ぜひ参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%B4%8B%E9%A4%A8-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%AF-%E6%8E%A2%E5%81%B5-2312246/)
『憂国のモリアーティ』の概要
まずは『憂国のモリアーティ』という作品の概要を確認しましょう。
- ジャンル:少年漫画、ハードボイルド、クライム・サスペンス
- 連載開始日:2016年9月(2020年11月現在・既刊13巻)
- 掲載誌:ジャンプスクエア(集英社)
- 原作:コナン・ドイル
- 構成:竹内良輔
- 作画:三好輝
『憂国のモリアーティ』は2016年にジャンプスクエアで連載が開始され、2018年には「第13回全国書店員が選んだおすすめコミック」一般部門で2位を獲得するほどの人気がある作品です。
2020年10月からTOKYO MXなどでアニメが開始されました。全24話、アニメ第2クールは2021年4月を予定しているので、まだ視聴していない人はぜひこの機会に見始めてみてはいかがでしょうか。
『憂国のモリアーティ』のあらすじ
大英帝国全盛期のロンドンには完全階級制度が古くから根付いているため、人間同士の差別を強固なものにさせていました。
主人公のウィリアムは、貴族のきまぐれによって弟・ルイスと共にモリアーティ家に引き取られます。そこで貴族なら何をしても許されるという社会の腐敗を目のあたりにしてしまうのです。
そんな腐敗した大英帝国に憂いを覚えたウィリアムは、社会を正すために天才的な頭脳を駆使して、貴族を殺すための様々な策を講じます。
そして、手始めにウィリアムはモリアーティ家長男・アルバートとルイスと3人で、モリアーティ家と使用人達を家事に見せかけ殺し、モリアーティ家を乗っ取る計画を企てるのでした。
『憂国のモリアーティ』の主要キャラクター
『憂国のモリアーティ』には原作『シャーロック・ホームズ』シリーズに登場するキャラクターからオリジナルキャラクターなど、魅力的なキャラクター達が多く登場します。
今回は、作品の中心となる2人のメインキャラクターについて紹介します。
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ
元孤児でしたがモリアーティ家長男・アルバートと弟・ルイスと共にモリアーティ家を乗っ取り、現在はモリアーティ家次男に成り代わりました。
表向きはダラム大学の数学教師を本業とし、副業である私立相談役(コンサルタント)として市民から持ち込まれた問題を解決しています。
しかし、裏では犯罪相談役(クライムコンサルタント)として暗躍しているのです。
シャーロック・ホームズ
世界でただ一人の諮問探偵(コンサルティングディテクティブ)を自称している、鋭い洞察力を持った人物です。
たまたま裏でウィリアムが糸を引く事件に対して、事件を裏で操っている人物の存在に気づいたことから、ウィリアムの目にとまりました。
その後、ウィリアムによって民衆に社会の腐敗を知らしめるための英雄役として担ぎ出され、意図しないうちに次々と事件に関わっていくのでした。
『憂国のモリアーティ』の魅力① 悪役のモリアーティが主役
ここからは『憂国のモリアーティ』の3つの魅力を紹介します。魅力を知り作品をより楽しみたいと考える人は、ぜひ確認しておきましょう。
1つ目の作品の魅力は、原作『シャーロック・ホームズ』シリーズでは悪役だったモリアーティを主人公として描いているところです。
『シャーロック・ホームズ』シリーズを原作とした作品は数多く存在していますが、悪役・モリアーティを主人公、ホームズをライバルとして描かれた作品は殆どありません。
そのため、今まで見たことがない斬新な設定の『シャーロック・ホームズ』を楽しむことができますよ。
『憂国のモリアーティ』の魅力② 原作ファンも楽しめる内容
2つ目の作品の魅力は、原作『シャーロック・ホームズ』に忠実なシーンも組み込まれているため、原作ファンも楽しめる内容であることです。
主人公・ウィリアムの容姿や目的など、派生作品なので原作と大きく異なっている部分は多々あります。一方、事件の内容やキャラクターの会話のくだりなど、原作に忠実な部分も多く組み込まれています。
そのため、原作ファンは「シャーロック・ホームズの新しい解釈」として作品を楽しむことができるのです。
もちろん、作品には初見でも楽しめる工夫が施されているので、原作を知らない人でも十分楽しむことができます。
『憂国のモリアーティ』の魅力③ 007の要素を取り入れている
3つ目の作品の魅力は、人気作品『007』の要素を取り入れていることです。
『憂国のモリアーティ』は原作+オリジナリティだけではなく、同じ大英帝国を舞台とする『007』の要素も多く取り入れているため、『007』が好きな人にとっては夢の展開となっています。
キャラクターの名前や事件内容など、物語の至る所に『007』の要素があるため、ぜひ気にしながら見てみてはいかがでしょうか。
もちろん、原作同様『007』を知らない人でも問題なく楽しむことができますよ。
舞台やミュージカル版の『憂国のモリアーティ』も楽しもう
『憂国のモリアーティ』は漫画とアニメの他に、舞台化やミュージカル化もしています。
舞台は荒牧慶彦さんや北村諒さん、ミュージカルは鈴木勝吾さんや平野良さんなど、様々な場所で活躍する実力派俳優の方々がキャラクター達を演じています。
舞台もミュージカルも公開は終了していますが、両方ともDVDが発売されているので、舞台やミュージカルならではの演出や迫力をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。
『憂国のモリアーティ』の評価・コメント
連載が開始してから面白いと話題になったり、原作ファンが多くいたりするため、数多くの評価・コメントがあります。他の人の感想が気になる人はぜひ参考にしてみてください。
憂国のモリアーティを読んでみたけど、ますます面白くなる予感しかしない!
『シャーロック・ホームズ』シリーズは短編しか読んだことがなかったけれど、憂国のモリアーティは問題なく楽しめたし、他の『シャーロック・ホームズ』の小説や当時のイギリスに興味が湧きました!
(参考元:https://honto.jp/netstore/pd-review_0628118766.html)
『シャーロック・ホームズ』の派生作品は色々と見てきたが、敵役のモリアーティを主人公にしていることがとても新鮮で魅力的だ。
また、ストーリーは原作の設定からかなり大胆に変更してあるが、既視感がないため新鮮で飽きがこない。見ていてずっと面白い作品だ。
(参考元:https://booklive.jp/review/list/title_id/410249/vol_no/001)
『シャーロック・ホームズ』の派生作品は数多くありますが、『憂国のモリアーティ』は今までにない視点と展開であるため、「新鮮で面白い!」と多くの人が感じています。
また、『憂国のモリアーティ』に影響され、原作『シャーロック・ホームズ』やイギリスの歴史、そして『007』に興味を示す人が増えている傾向があります。
『憂国のモリアーティ』は1粒で2度も3度もおいしい作品であると言えるでしょう。
『憂国のモリアーティ』の視聴方法
日本最大級の動画配信サービス・U-NEXTなら、『憂国のモリアーティ』の漫画もアニメも見ることができます。
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新しいシャーロック・ホームズを『憂国のモリアーティ』で体感!
以上が、『シャーロック・ホームズ』シリーズを原作とした話題作『憂国のモリアーティ』についての解説でした。
『憂国のモリアーティ』とは、原作では悪役であるモリアーティが主役となり、腐敗した階級制度を正すべく暗躍するという斬新な作品です。ミステリーサスペンスが好きな人におすすめですよ。
U-NEXTなら『憂国のモリアーティ』の漫画とアニメ、両方を見ることができます。舞台やミュージカルも見たい人は、DVDが発売されているので購入してみてはいかがでしょうか。