今回の記事は、「『幸せがおカネで買えるワケ』ってどんな映画なんだろう…?」と気になっている方向けに書かれています。
10年以上前の映画となりますが、タイトルから察するように、幸せについて良く考えさせられる映画となっています。
映画の基本的な情報だけでなく、実際に映画を視聴した筆者が考える教訓も紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってください。
『幸せがおカネで買えるワケ』の基本情報
まず、映画『幸せがおカネで買えるワケ』の基本的な情報についてお伝えします。
- 劇場公開日:2010年4月16日
- 監督:デリック・ボルテ
- 脚本:デリック・ボルテ
- 制作:クリスティ・ズィー
- 製作総指揮:シータル・V・タルワー
- 制作会社:エコーレイク・エンタテイメント
- 配給:ロードサイド・アトラクションズ
- 上映時間:96分
- 制作国:アメリカ
- 興行収入:約7億円
10年以上前に公開されたもので、上映時間が96分と比較的短く終わる映画です。
タイトルにある『幸せがおカネで買えるワケ』とはなんなのかを、考えさせられる映画となっています。記事の後半で、筆者が思う映画の教訓をお伝えします。
『幸せがおカネで買えるワケ』のあらすじ
次に、映画『幸せがおカネで買えるワケ』の簡単なあらすじについて紹介します。
ある高級住宅街に、容姿端麗の4人家族・ジョーンズ一家が引っ越ししてきます。
豪邸に住む家族の仲はとても良く、彼らが所有する車やアクセサリー、コスメは全て高級で最新。誰もが羨む完璧な家族でした。
そして、街中の憧れの家族となったジョーンズ家に少しでも近づこうと、周辺住民は彼らの商品を買っていきます。
しかし、ジョーンズ一家は、商品を売るためのニセ家族。ビジネスの一環として演じているだけでした。
『幸せがおカネで買えるワケ』の主な登場人物とキャスト
次に、映画『幸せがおカネで買えるワケ』に登場する主要人物と演じるキャストを紹介します。
ケイト・ジョーンズ(演:デミ・ムーア)
ジョーンズ家の妻役を演じており、ニセ家族のリーダー。結果を残すことに妥協せず、仕事ができる女性です。
妻役を演じるデミ・ムーアは、1962年生まれのアメリカの女優。主な代表作には、『ディスクロージャー』『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』などがあります。
スティーヴ・ジョーンズ(演:デイヴィッド・ドゥカヴニー)
ジョーンズ家の夫役ですが、商品を得ること自体は新人。プロゴルファーになり損ねた元自動車販売員で、挫折を味わっています。そして、徐々に販売能力と実績を積み上げていきます。
夫役を演じるデイヴィッド・ドゥカヴニーは、1960年生まれのアメリカの俳優・作家・歌手と多様な活躍を見せるマルチタレントです。
ジェニファー・ジョーンズ(演:アンバー・ハード)
ジョーンズ家の娘役。高校生として通学していますが、年上好きで既婚男性と不倫の末、捨てられます。
娘役を演じるアンバー・ハードは、1986年生まれのアメリカの女優で『ジャスティス・リーグ』『アクアマン』など数多くの映画に出演しています。
また、2015年に『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで有名なジョニー・デップと結婚しましたが、2016年に離婚が成立しています。
ミック・ジョーンズ(演:ベン・ホーリングスワース)
ジョーンズ家の息子役。高校生として通学し、ゲイであることを隠しています。
息子役を演じるベン・ホーリングスワースは、1984年生まれのカナダの俳優です。主に、アメリカのテレビシリーズに出演することが多いです。
見どころは、ジョーンズ一家が幸せそうかどうか
本作の見どころについて、お伝えします。この映画のタイトル『幸せがおカネで買えるワケ』にもある通り、幸せをお金で買えているのかに着目してみて欲しいです。
本作で登場するジョーンズ一家は、お金持ちを演じて自分たちが使っている商品を売る、いわばネットワークビジネスをしています。
本作では、ジョーンズ一家が周囲の人々の物欲を駆り立て、商品を購入させます。結果的に自分たちの利益が増えて、より豊かになっているはずですが実際はどうだろう…?
何をもって幸せと感じるかは人それぞれですが、ジョーンズ一家が幸せそうかどうかが見どころの映画となっています。
実際に視聴した感想①ネットワークビジネスって難しい
ここからは、実際に『幸せがおカネで買えるワケ』を視聴した筆者の感想を2つ紹介していきます。1つ目の感想は、ネットワークビジネスって難しいと思ったことです。
筆者は、ネットワークビジネスで具体的にどんなふうに商品を買ってもらうのか良くわかりませんでしたが、本作を見ると商品を買ってもらう手法が良くわかります。
その点で勉強になりましたが、本作では結局仲良くなった友人との関係が悪化し、最終的にその友人が自己破産し自殺してしまうのです。
この描写を目の当たりにしたときに、ネットワークビジネスは人間関係を壊す可能性があることを痛感させられました。
実際に視聴した感想②嘘をつく人生はつらい
筆者が実際に視聴した2つ目の感想は、嘘をつく人生はつらいと思ったことです。そもそも、ジョーンズ一家の4人は、商品を売るために集められた血の通っていないニセ家族。
表面上いろんな人と仲良くしていますが、相手の善意とは裏腹に商品を買ってもらうために本当の自分をさらけ出せない4人を見て、葛藤しているように筆者は見えました。
嘘をついたら、心の深いところで人とつながり合うことが難しいと感じさせられる描写が映画の後半にいくにつれて、何度も垣間見ることができます。
筆者が考える『幸せがおカネで買えるワケ』の教訓
ここで、筆者が考える本作のタイトル『幸せがおカネで変えるワケ』の教訓を考察したいと思います。
本作を見ると、どれだけ高級な物を買っても、人は幸せになれないことがわかります。物欲主義のせいで、幸せってどうすれば感じるのかを見失っているように見えました。
幸せの感じ方は人それぞれですが、本作では好きな人と心でつながっていたいと感じたり、友人と語らいあったりしたかったジョーンズ一家の一面が見えます。
損得だけではなく、人との繋がりを大切にして欲しいと伝えたかったのではないかと、筆者は考えました。
『幸せがおカネで買えるワケ』の映画レビュー
ここで、映画『幸せがおカネで変えるワケ』の口コミを映画レビューサイトから確認してみましょう。
Filmarks 3.2点
設定が面白い。サクラ家族(偽装家族)。高級住宅街に越してきて、高級商品デモンストレートな毎日。パーフェクトなジョーンズ一家に憧れて、その街の人たちの購買率up↑
こういう商売ありそう。『アイコン』の件とか、ネズミ的な怪しさがあったり、破滅してしまう人がでたり、現実一歩手前のドラマ。
出典:https://filmarks.com/movies/48690/reviews/75749492
Filmarksは5点中3.2点とまずますの高評価となっています。現実世界でも起きそうな設定が面白かったとの意見がありました。
Yahoo!映画 3.49点
アメリカでないと思いつかないだろう映画。物欲というのは、情報から生まれるのだと思う。
この映画では、まるでファッションカタログから抜け出したような一家が出てきて、最新で高価な商品を、これでもかと見せつける。
こんなファミリーが身近にいたら、たまらないだろう。
出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/339288/review/14/?c=3&sort=lrfより一部抜粋
Yahoo!映画では、5点中3.49点とこちらも高評価。物欲主義を皮肉っている描写が面白かった、勉強になったとの意見がありました。
『幸せがおカネで買えるワケ』をインターネットで視聴する方法
この見出しでは、映画『幸せがおカネで買えるワケ』を動画配信サービスで視聴する方法を紹介します。
筆者調べで、2020年11月時点でインターネットで視聴できる動画配信サービスは、Amazonプライムビデオだけのようです。
Amazonプライムに加入している方であれば、すぐに視聴できます。もし、プライム会員ではなくても初回登録後30日間は無料体験ができますし、月額は税込みで500円とお手頃な価格となっていますよ。
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『幸せがおカネで買えるワケ』まとめ
今回の記事では、映画『幸せがおカネで買えるワケ』の基本的な情報や、実際に視聴した筆者が考える教訓を紹介しました。
実際に視聴した筆者にとっても、幸せについて改めて考えさせられる深みある映画でしたし、教訓的な描写も散りばめられています。
映画自体も96分とそこまで長くはないので、ぜひ映画で何を伝えたいのか?を考えながら視聴してみてはいかがでしょうか。最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。