今回は映画『ラヂオの時間』を紹介します。この作品はフィクションなのですが、リアリティー溢れるラジオの現場を楽しむことができますよ。
ラジオの生放送の現場って、普段は目にすることがないのでどんな感じなのか気になりますよね。
本記事では、ラジオ現場の裏側を描いた『ラジオの時間』のあらすじや3つの見所のほか、レビューや無料で観られる方法も紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
(出典:https://pixabay.com/photos/radio-studio-audio-sound-record-4245029/#content)
『ラヂオの時間』の作品情報
- 制作年:1997年
- 上映時間:103分
- 監督・脚本:三谷幸喜
- 出演者:唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、戸田恵子、細川俊之、井上順、モロ師岡、小野武彦、布施明、並木史朗、渡辺謙、藤村俊二、近藤芳正、奥貫 薫、梶原善 etc
- ジャンル:コメディ、ドラマ
まずは、映画『ラヂオの時間』の主な作品情報を上記にまとめてご紹介しました。
監督・脚本の三谷幸喜さんは、代表作品として『古畑任三郎』『王様のレストラン』『ステキな金縛り』などがあります。
演技力に定評のある主な出演者!
- 唐沢寿明(工藤学/ディレクター役)
- 鈴木京香(鈴木みやこ/原作者役)
- 西村雅彦(牛島龍彦/プロデューサー役)
- 戸田恵子(千本のっこ、律子⇒メアリー・ジェーン/女優役)
- 細川俊之(浜村錠、寅造⇒マイケル・ピーター⇒ドナルド・マクドナルド/役者役)
- 井上順(広瀬光俊、ハインリッヒ/役者役)
- モロ師岡(バッキーさん/構成作家役)
この他にも出演者はいますが、話の中心になる7人を紹介しました。ディレクター役の工藤学(演:唐沢寿明)が主人公になります。
『ラヂオの時間』のあらすじ
鈴木みやこ(演:鈴木京香)が初めて書いた脚本がラジオドラマに採用され、リハーサルも終了し、後は本番を待つのみでしたが事件は起こります。
主演女優の千本のっこ(演:戸田恵子)が、自分の役の名前(律子)を変えたいというワガママから、次々に脚本が変更されてしまいます。
なんとか本番を迎える事ができたのですが、本番中にも様々なトラブルがあり、放送事故寸前になりながらも最高の放送に仕上げていきます。
笑える場面もありつつ、ラジオの生放送を完成させる難しさからくる一人一人の考えや想いをお楽しみください。
『ラヂオの時間』の見所①:脚本家を辞めた方がいい
ラジオのリハーサルが終わり、一息ついているディレクターの工藤学(演:唐沢寿明)は、鈴木みやこ(演:鈴木京香)にこんな言葉をかけます。
「俺はこの作品読んでも泣けなかったよ。この仕事(脚本家)続けるの?辞めた方がいいと思うよ。」
この言葉を聞いたみやこは、当然ショックを受けます。工藤にこの様に言われるまでは、プロデューサーの牛島龍彦(演:西村雅彦)を始め、お褒めの言葉を言われていたのですから‥。
しかし、中盤から終盤にかけて、工藤の言った言葉の本当の意味が明らかになりますので、注目してみてください。
『ラヂオの時間』の見所②:役者の都合で‥
自分の役の名前(律子)を変えて欲しいという千本のっこ(演:戸田恵子)のワガママから、次々と役者がワガママを牛島龍彦(演:西村雅彦)にぶつけてしまいます。
「千本のっこが名前を変えるなら、俺も名前を変える。」「私の見せ場を作ってください。」
この様に、ラジオ本番前、ラジオ生放送中のCMの時など、役者のワガママに多くの人が振り回される事になります。
実際のラジオ生放送の現場を見た事がないのではっきりとは分かりませんが、この役者のワガママは現実味がある様に感じますよ。
『ラヂオの時間』の見所③:陰でこっそりと
脚本の内容が次々と変わっていく事に我慢できなくなってしまった鈴木みやこ(演:鈴木京香)は、ラジオ生放送のCM中に一人でスタジオに立てこもってしまいます。
「脚本通りにやってください。でなければ、私はここから出ません。」
しかしそんな説得も虚しく、スタジオの鍵は開けられてしまい、みやこの訴えは受け入れてもらえませんでした。
ただ、工藤学(演:唐沢寿明)にだけはみやこの訴えが響いていました。そこから工藤は、牛島龍彦(演:西村雅彦)にバレない様にこっそりある行動をしていきます。
『ラヂオの時間』の感想
『ラヂオの時間』は1997年に公開だった為、どの役者も今より凄く若かったですし、オールスターが集合した感じがありましたね。
特に、主演の唐沢寿明が若くてカッコいいですし、渡辺謙の役も今では考えられないぐらい豪華な使い方だなと思いました。
また、肝心の話の方も三谷幸喜の作品の中で一番面白いと呼ばれる映画だけあって、あっという間の1時間43分でした。
役者目当てで観るのもいいですし、三谷幸喜の作品目当てでもいいですし、理由は何でもいいのでとにかく一度観て欲しいと心の底から思いました。
『ラヂオの時間』のレビュー
続いては、『ラヂオの時間』のレビューを紹介します。良いレビューと悪いレビューをそれぞれ2つずつご紹介します。
『ラヂオの時間』の良いレビュー
https://twitter.com/kunoutotatakai/status/1308771345325371392
私も『ラヂオの時間』を観て、同じ様な気持ちになりました。今までには観た事がないタイプの映画で、ワクワクしながら観る事ができました。
私も日頃からラジオを聴くので、ラジオでの言葉の重要性は凄く感じますね。
テレビでは言葉だけで世界観を作るのは難しいですが、ラジオではそれができてしまいますからね。
『ラヂオの時間』の悪いレビュー
確かに、本番直前にも関わらず役所のワガママに振り回される事が日常茶飯事だとしたら笑えないですよね。
ただ、あくまでも『ラヂオの時間』はフィクションなので、素直に物語を楽しみましょう。
https://twitter.com/thrown_away_web/status/1281955047291539457
役者のワガママに翻弄される場面を観て、イライラする人もいると思います。
ただ、役者のワガママには笑える部分もありますし、結果的にはその方が良かったという場面もありますよ。
『ラヂオの時間』を無料で観る方法
- Amazon prime video(30日間無料)
『ラヂオの時間』は上記の動画配信サービスに会員登録をすれば、一定期間は無料で観る事ができます。
また、作品の配信期間が終了すると観れなくなってしまうので、気になっている作品は早めに視聴することをオススメします。
勿論、無料期間だけ契約して解約する事も可能なのでご安心ください。
動画配信サービスによって観れる動画が異なるので、あなたにあった動画配信サービスを選んでくださいね。
『ラヂオの時間』のまとめ
今回は、『ラヂオの時間』のあらすじや3つの見所、感想やレビュー、そして無料で観られる方法をご紹介しました。
『ラヂオの時間』は、プロデューサー、ディレクター、脚本家、役者など様々な想いがぶつかりながらも、ラジオドラマという一つの作品を完成させる映画です。
ラジオを普段聴かない方にも楽しめる映画となっているのでオススメですよ。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。