あなたは竹内結子さんと阿部寛さんが共演した医療ミステリー映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』についてご存知ですか?
本作は大ヒット映画『チーム・バチスタの栄光』の続編として、2009年3月に公開されました。出演者の1人である堺雅人さんは、本作で第33回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞していますよ。
この記事は、映画『ジェネラルルージュの凱旋』のあらすじや登場人物、「ジェネラル・ルージュ」の由来などについて書かれています。ぜひ最後まで読んでくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/AHDeiqdiC7Q)
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』あらすじ
本作の舞台となる「東城大学医学部付属病院」(以下、本病院)に勤める田口公子(演:竹内結子)の元に、一つの告発状が届きます。
その内容は、本病院で働く救急救命医・速水晃一(演:堺雅人)と看護師長が、医療メーカーと癒着しているという内容でした。
その真相を調査するように命じられた田口は、たまたま本病院に運ばれてきた厚生労働省の役人・白鳥圭輔(演:阿部寛)とタッグを組み、真相究明のために動き出しました。
確かな腕と冷酷な判断をすることから「ジェネラル・ルージュ」との異名をもつ速水は、果たして癒着をしているのか、そして告発状を送ったのは誰なのか…というあらすじです。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』主な登場人物
ここでは映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』の主な登場人物を3人紹介していきます。
- 田口公子
- 白鳥圭輔
- 速水晃一
主役である田口と白鳥、そしてこの2人よりも目立つ存在感を放つ「ジェネラル・ルージュ」速水を中心にして物語は進んでいきます。
前述しましたが、速水を演じているのは『半沢直樹』でも熱演している堺雅人さんです。堺さんの鬼気迫る演技を見て、本作の主人公は速水だとおっしゃる方も多いですよ。
次の項目から順番に、この3人について詳しく説明していきますね。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』登場人物:田口公子
本作の主役の1人が、竹内結子さん演じる田口公子です。彼女は本病院で医師をしながら、倫理委員会の委員長を務めていますよ。
本作は彼女の元に「速水と看護師長が、医療メーカーと癒着している」という内容の告発状が届くところから始まります。そのことを院長に報告し真相の調査を命じられたため、白鳥と一緒に奔走します。
相手の話を辛抱強く聞いて、いろんな情報を引き出すことから「パッシヴ・フェーズ(受動的聞き取り調査)」という能力が高いと評されました。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』登場人物:白鳥圭輔
そして本作のもう1人の主役が、阿部寛さん演じる白鳥圭輔です。長くなりますが彼の役職は「厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長」です。
「ロジカル・モンスター」や「火喰い鳥」というあだ名を付けられている、厚生労働省の問題児ですね。それがゆえに省内でもて余され、先ほどの長い名前の役職を押し付けられました。
田口とはまったく逆の「アクティブ・フェーズ」(挑発的な言動で、人の心の底を引きずり出す)を得意としています。
その効果は普段穏やかな田口や、ずる賢い本病院の院長ですら動揺・激怒させるほどですね。たまに挑発し過ぎて、殴られることありました。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』登場人物:速水晃一
本作の主役として見る人も多い重要人物が、堺雅人さん演じる速水晃一です。彼は本病院に勤める救命救急医であり、救命救急センター部長でもありますよ。
過去の出来事がキッカケとなって「ジェネラル・ルージュ」(血まみれ将軍)の異名をもちます。そして腕の良さから「スピードスター」と呼ばれることも。
救命救急センター部長に就任した時からドクターヘリの導入を要請しますが、いまだ実現には至っていません。そのことが告発状の件とも関係してきます。
そして速水は常に、棒付きキャンディーのチュッパチャプスを咥えながら勤務しています。
「ジェネラル・ルージュ」の由来
ここで映画のタイトルになっており、速水の異名にもなっている言葉「ジェネラル・ルージュ」の由来について紹介します。
本作内の時系列で10年前にあたる1991年、大規模なデパート火災が起こります。このとき本病院の医者やスタッフの大半が別の場所に出ていたため、病院内のスタッフが少ない状態でした。
そんな中、医者になりたてだった速水は患者を片っ端から受け入れ、全館放送用マイクで上司の医者を含めた病院スタッフに命令を下して処置していきました。
この行動が由来になって、速水は「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれるようなります。しかしもう1つの由来も…
この火災が起こったときは速水もたじろいでおり、顔とくちびるが青ざめていました。
それを見た当時の看護主任に「司令官の弱気は部下に伝染する」と諭され、周囲に気づかれないための対処として口紅を引くことに。
この口紅を引いた速水の姿が「ジェネラル・ルージュ」という異名のもう一つの由来になりました。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』見どころ
この項目で映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』の見どころを紹介していきます。筆者がオススメする見どころは、なんと言っても堺雅人さんの演技ですね!とくに映画の最初のシーンは必見!!
「火災患者を受け入れてほしい」という電話がずっと鳴り響き、患者がどんどん運ばれてきます。
スタッフの誰かが「もう限界だ」と言うと、速水が「まだまだ」と受け入れていきました。
「もう限界!」と「まだまだ」が繰り返されていき、それに伴って緊迫感が増していき…
この最初のシーンを見ただけで、本作へのワクワクと興奮が止まらなくなりますよ。このシーンの他でも劇中に渡って、救命救急の「リアル」を強烈に演じています。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』口コミ
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』の口コミを紹介しています。見た方がとても多いので、いろいろな意見がありました。
前作『チーム・バチスタの栄光』(2008)よりかなり面白く魅力的でした。
その一番の功績者は、紛れもなく速水役の堺雅人でしょう!驚異的なハマり演技で、本作の主役も同然でした!ああいう怪しさ満点ながら芯の強さを持つ知的な役を彼に演らせたら、右に出る者はいないですね!(ハリウッドでリメイクするなら、速水役は絶対にエドワード・ノートンですねw)
引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/332616/review/1485/?c=1&sort=lrf
自分でBEST映画に選びながら、再度見ました。
おおお!何というできばえ!感動しっぱなしでした。
(さすが自分が選んだ映画の第1グループ群←自画自賛^^;自爆w)
キャストの方たちがにくいほどいい!
今季、「半沢直樹2」の放映が延期されてる中、
救急センター長役の堺雅人さんの演技がめちゃくちゃ光ります。
うるうる間違いなしです。TT
その中で精神科医役でボーとした竹内結子さんと、
厚労省官僚役の阿部寛さんのやり取りは笑える所は絶妙です。
追伸:
そして今切迫している医療現場の緊張感がまざまざと伝わってきます。
頑張って下さい。ご迷惑かけないように家でじっとしてます。引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/332616/review/1463/?c=4&sort=lrf
Yahoo! JAPANの映画レビューサイトで4.09点という高評価を記録しているだけあって、「面白かった」という感想が多いですね。
とくに堺雅人さんの熱演に心動かされた方が、とても多かったです。しかし中にはこんな意見も…
堺雅人がひたすら正義でかっこよかった。医者の道楽小説なのでミステリーはショボかった。山本太郎が出てて懐かしかった。
阿部寛の存在感はなく竹内結子は相変わらず不要なキャラだった。引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/332616/review/1342/?c=10&sort=lrf
「堺雅人さんの印象があまりにも強くて、他の俳優がかすんでいた」という理由で低評価にする方もチラホラいます。好き嫌いが分かれやすい作品なのかも知れませんね。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』を視聴するなら
ここまで読んでいただいたなら、映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』を視聴したくなったのではないですか?
そこで映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』を視聴できる動画サイトを、3つ紹介します。
この3つの動画サイトの内、amazon prime videoとU-NEXTには「30日のお試し期間」があり、その期間内なら無料で見ることができます。
しかしVideoMarketは「登録初月無料」となっており、月末に登録すると翌日から月額がかかってしまうので、注意してくださいね。
これらの中から、ぜひどれかのサービスに登録して視聴してみてはいかがでしょうか?
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』まとめ
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』について紹介しました。口コミの評価も、非常に高い作品でしたね。
筆者としては、とにかく堺雅人さんの鬼気迫る演技を楽しんでもらえたらと思います。
途中にも書きましたが、とくに最初のシーンは必見ですよ!「あのシーン無くして本作は無い」と言えるほど、密度が濃くなっています。
この記事を読んだあなたが、映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』に興味を持っていただければ、これ以上なく嬉しいです。