あなたはイラン出身の女優、ゴルシフテ・ファラハニという方を知っていますか?
彼女は戒律が厳しいイスラム圏の女性でありながら、美しさと演技力でハリウッド界にまで名声を轟かせた素敵な女性です。
今回はゴルシフテ・ファラハニを知らない方のために、彼女の出演作品や特技、交際歴について調べたので紹介します。
この記事を読めば、ゴルシフテの経歴について詳しくなれるので、どうぞ最後までお楽しみください!
ゴルシフテ・ファラハニの基本情報
- 本名:Golshifteh Farahani
- 生年月日:1983年7月10日(2019年11月現在36歳)
- 出身地:イランのテヘラン
- 職業:女優、ピアニスト
- 活動期間:1997年〜
- デビュー作:『Derakht e Golabi(1997年)』
ゴルシフテ・ファラハニはイランの首都テヘラン出身の女優、ピアニストです。
舞台監督や俳優をしている父Behzadと、芸術家の母Fahimehの間に生まれました。
14歳で地元イランの映画にデビュー。いきなり注目の的に!
イランの首都テヘランで育ったゴルシフテ・ファラハニは、14歳の時に地元イランが製作した映画『Derakht e Golabi』に出演して女優デビューします。
『Derakht e Golabi』は執筆活動に行き詰まった作家マフムードが、休養も兼ねて実家があるテヘラン北の田舎町にやってきて、自分の昔のことを思い出すという物語です。
ゴルシフテはMという14歳の少女を演じ、クリスタル・シムルグ最優秀女優賞を受賞しました。
多数のイラン映画に出演後、ハリウッド映画にも進出
『Boutique』や『半月 〜ハーフムーン〜』といったイラン映画に数多く出演し、ゴルシフテ・ファラハニはイランを代表する女優となりました。
2008年にはイランを飛び出しアメリカに進出。サスペンスドラマ映画『ワールド・オブ・ライズ』でハリウッドデビューします。
『ワールド・オブ・ライズ』は、世界を脅かすテロ組織と日々戦うCIAの工作員フェリスと、その上司ホフマンの物語です。
レオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウという、二大ハリウッド俳優のW主演ということで話題を呼びました。ゴルシフテはディカプリオ演じるフェリスと恋仲になる、看護師のアイシャを演じています。
『彼女が消えた浜辺』で主演を務める
2009年公開のイラン映画『彼女が消えた浜辺』で、ゴルシフテ・ファラハニは世話焼きな主人公セピデーを演じました。
『彼女が消えた浜辺』は、セピデーから誘われてカスピ海旅行に来ていたエリという女性が、楽しい休暇の最中に突如失踪してしまい、同行者たちが必死に彼女を探し始めるというお話です。
登場人物たちが少しずつこぼしていく嘘や見栄から、最悪の結末が産まれるという悲しいストーリーになります。厳しい戒律で暮らすイラン人が羽根を伸ばす姿というのも、珍しいので注目です。
有名ハリウッド映画にも多数出演!
ゴルシフテ・ファラハニは、世界的に有名なハリウッド作品にも多数出演しています。今回はその内の2作品を紹介します!
2014年 エクソダス:神と王
『エクソダス:神と王』は2014年にアメリカ、翌年に日本で公開された作品です。旧約聖書の出エジプト記を元にした作品で、1956年にアメリカで公開された『十戒』のリメイク要素を含んでいます。
ゴルシフテ・ファラハニは、ネフェルタリ王妃を演じました。ネフェルタリは古代エジプトに実在したと言われている人物です。
2017年 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、大人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第5作目としてアメリカ・中国・日本で2017年に公開された作品です。
ゴルシフテ・ファラハニは“海の魔女”シャンサを演じました。シャンサは主要キャラクターのヘクター・バルボッサを占いで手助けします。
ゴルシフテ・ファラハニの出演作品一覧
ゴルシフテ・ファラハニが出演している作品を一覧で紹介します。映画を探す時の参考にしてください。
- 1997年 Derakht e Golabi デビュー作品 メインキャスト
- 2000年 Haft Parde
- 2001年 Zamaneh
- 2002年 Jayee Digar
- 2003年 Deux fereshté
- 2003年 Boutique
- 2004年 Ashk-e Sarma
- 2004年 Bab’Aziz
- 2005年 Mahi-ha Ashegh Mishavand
- 2005年 Be Nam-e Pedar
- 2006年 Gis Borideh
- 2006年 半月 〜ハーフムーン〜
- 2007年 Mim Mesle Madar
- 2007年 Santouri
- 2008年 Shirin
- 2008年 Divar
- 2008年 Hamisheh Paye Yek Zan Dar Miyan Ast
- 2008年 ワールド・オブ・ライズ メインキャスト
- 2009年 彼女が消えた浜辺 主演
- 2010年 Si Tu Meurs, Je Te Tue
- 2011年 フロントミッション 革命の反逆者たち
- 2011年 チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜 メインキャスト
- 2012年 マリリン & モナ
- 2012年 サンゲ・サブール - 忍耐の石 主演
- 2014年 EDEN/エデン
- 2014年 エクソダス:神と王
- 2014年 Rosewater
- 2015年 Les Deux Amis
- 2016年 Altamira
- 2016年 パターソン メインキャスト
- 2017年 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
- 2018年 バハールの涙 主演
- 2018年 The Night Eats the World メインキャスト
- 2018年 Red Snake
- 2019年 Gen:Lock webアニメシリーズ メインキャスト 声の出演
- 2019年 Arab Blues 主演
- 2019年 Blind Spot (L’angle Mort)
ゴルシフテ・ファラハニはピアニストとしても活動中
ゴルシフテ・ファラハニは5歳の頃からピアノを習っており、地元テヘランの音楽学校にも通っていました。
2009年にはイタリアのミラノにある音楽院や、ヴェネツィア国際映画祭でピアノ演奏を披露したこともあります。
下の映像は、ゴルシフテがとあるお店でピアノ演奏を披露した時のものです。2001年撮影なので画質・音質共にやや荒いですが、演奏している指先アップで撮影しているので演奏技術の高さがよくわかります。
母国イランから帰国を禁じられたゴルシフテ・ファラハニ
ゴルシフテ・ファラハニは2011年を最後に、母国イランの地を踏むことが出来なくなりました。
その理由は2012年1月、フランスの雑誌『Madame Figaro』にて彼女のセミヌード写真が掲載されたからです。
女性の露出に厳しい目を持つイスラムの人々には、ゴルシフテの露出は大変好ましくなかった模様。イラン政府は彼女に対して「芸術をするならよその国でやってくれ」と国外追放を宣告。
このことからゴルシフテ・ファラハニは家族のいる母国へ帰国出来なくなり、2019年現在はフランスのパリに在住しています。
(参考:https://news.livedoor.com/article/detail/7122848/)
ゴルシフテ・ファラハニの交際関係を紹介
2016年に『世界で最も美しい顔100人』というランキングで4位に輝いたこともある、美人女優ゴルシフテ・ファラハニの交際関係を紹介します。
ゴルシフテは2003年にフランスの映画プロデューサー、アミン・マフタビと結婚しました。約10年夫婦生活を続けましたが、あえなく離婚。
2013年頃はフランスの俳優ルイ・ガレルと交際していたようです。ゴルシフテとルイの詳しい交際期間は不明となっています。
2015年にクリストス・ドルジェ・ウォーカーという男性と再婚しました。クリストスの職業や出身地などは明らかになっておりません。
クリストスとも2017年に別れてしまったゴルシフテ・ファラハニ。2019年11月現在は新しい恋人や噂話は浮上していません。ちなみに子供もいないみたいです。
ゴルシフテ・ファラハニの紹介まとめ
自国から追放処分を受けつつも、世界の国々で女優として活躍し続けるゴルシフテ・ファラハニについて紹介させていただきました。
2019年にゴルシフテが出演している映画『Arab Blues』と『Blind Spot (L’angle Mort)』は、いずれもフランスでのみ公開されています。いつか日本でも観たいですね。
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでゴルシフテ・ファラハニについて知っていただき、彼女のことを応援してもらえると嬉しいです。