今回は上映時間が3時間近くにもなるSF超大作『インターステラー』について紹介します。
アインシュタインの『相対性理論』や『ニュートン力学』に『運動の3法則』、『ブラックホールと特異点』など、SF好きにはたまらない科学理論・法則のオンパレードです。
もしも、大切な人が帰ってくるか分からない宇宙の旅に出てしまうことになったらあなたはそれを許すことが出来るでしょうか?
映画『インターステラー』の概要
- 公開:2014年11月22日(日本時間)
- 上映時間:169分
- ジャンル:SF/ファンタジー
- 制作費:1億6500万ドル
『インターステラー』は科学と宇宙、人類の滅亡という危機的状況の中で見る「家族の愛」をテーマにした映画になっています。
脚本家は『メメント』『ダークナイト』などの大ヒット映画の脚本を務めたジョナサン・ノーランさんです。彼は、本作を執筆する間はカルフォルニア工科大学で相対性理論を学んでいたそうです。
『インターステラー』の出演キャスト
ここでは『インターステラー』に出演していて、ストーリーに大きく関わってくる主要キャストを3名紹介していきます。
マシュー・マコノヒー(ジョセフ・クーパー 役)
『ダラス・バイヤーズクラブ』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を始め、多くのヒット映画に出演している俳優さんです。また、2005年には「最もセクシーな男性」にも選ばれています。
アン・ハサウェイ(アメリア・ブランド 役)
『レ・ミゼラブル』『プラダを着た悪魔』など大ヒットした映画に多く出演されている売れっ子女優さんです。また、アカデミー主演女優賞などを始め多くの賞にノミネートされている実力派でもあります。
マット・デイモン(ヒュー・マン 役)
俳優はもちろん、脚本家、映画プロデューサーなど映画業界で多岐にわたって活躍されています。さらには、中退してしまいましたがハーバード大学に在学するほど座学が得意だったそうです。
『インターステラー』のストーリー
舞台は近未来。様々な種の植物が次々に枯れてしまう謎の現象によって食料が枯渇し、人類は滅亡の危機に瀕していました。
主人公のクーパーは唯一枯れないトウモロコシを育てながら娘のマーフィー、義父、息子のトムと暮らしていたのですが、娘の部屋で本棚から本が勝手に落ちる現象に悩まされていたんです。
しかし、本が落ちるタイミングにある法則性を感じマーフィーと一緒に解読して、メッセージが指しているある施設へ向かったのですが、身柄を拘束されてしまいます。
そしてある事実を知り、人類存続のためクーパーは「必ず帰ってくる」と言い残し、マーフィーを置いて宇宙の旅に出ることに。果たして、人類は生き残れるのか?クーパーは家に帰れるのでしょうか?
思わず泣いてしまう家族の愛
『インターステラー』では、科学、宇宙、家族愛の3つが主なテーマとなっていますが、その中で最も心動かされてしまうのが家族愛でしょう。
家族の中でもクーパーとマーフィーは仲良しでケンカや口論をしたりしますが、遊ぶことも一番多く何をするにも一緒にいることが多いです。
そして、マーフィーの猛反対を押し切ってクーパーは宇宙に旅立ちますが、不可能と思える数々の壁に行く手を塞がれてしまいます。
しかし、どんな無理難題があっても「娘の元に帰るんだ」と奮闘します。いつも娘のことを思い続ける父の姿にきっと涙を流してしまうことでしょう・・・。
科学的理論満載のSF
ネタバレになってしまうのであまり詳しいことは言えませんが、クーパーは人類が移住可能な惑星を探すために、終わりがあるか分からない旅に出かけます。
そして、地球では人類が生き残ることができるもう1つの道を成功させるためにある研究がされていましたが、数式が解けずに何年もの時間が経っていました。
その数式とは?様々な惑星が与える影響とは?なぜ何光年も旅ができるのか?次元とは?
映画を見終わればあなたも科学や宇宙に興味を持つことでしょう。
『インターステラー』の美しい映像
本作の監督を務めたクリストファー・ノーランさんは『バットマン』シリーズや『インセプション』なども手掛けているイギリス人です。
実は、ノーランさんは映画業界ではちょっとした有名人で、インターネットが嫌いなためネットを連想させるパソコンやスマホなどを映画に出しません。また、CGも否定的だと言うことはご存知でしょうか?
そのため『インターステラー』でもCGをほとんど使用せずに出来るだけ自然でリアルな映像を撮影するように工夫されています。
予告のシーンでも見て取れますが、畑が燃えるシーンや惑星探索などのシーンなどはCGをほとんど使用せずに撮影されています。
『インターステラー』を見る前に・・・
何度も述べたように『インターステラー』では様々なSF要素が出てきます。
そのため、「ブラックホールや特異点、相対性理論などの単語を聞いたことがあるけど、どういう意味なのかは知らないよ~」という方も少なくないのではと思います。
なので、本作を見る前にこれだけを知っておいてほしいという単語を載せておくので、映画を200%で楽しみたい方は事前に少し調べてみて下さい。
- アインシュタイン「相対性理論」
- ニュートン「力学」「重力」
- ホイーラー「ブラックホール」
- 「特異点」「次元」「光年」の意味
映画『インターステラー』の評価・コメント
- Yahoo!映画:4.2(8561件中)
- Amazon:4.4(1446件中)
- 映画.com:4.1(602件中)
SFと言えば『インターステラー』が真っ先に出るようになるほど大ヒットしました。iTunesの総合映画ランキングでは公開から5年以上経った現在でもランクインし続けています。
コメントは、「これまで観た中で最高のSF映画だった」「2001年宇宙の旅を超えた!」など自分の好きな映画ランキングを塗り替えられたという声が多くありました。
映画『インターステラー』の視聴方法
Amazon、huluなどを始め、多くのVODで視聴することが可能です。字幕・吹き替えの両方で見ることが出来ますが個人的には字幕で視聴することをオススメします。
また、SF映画が好きで何回も同じ映画を見ることがある、という方は何度も視聴したくなると思われるのでレンタルではなく購入するのも良いのではないでしょうか。
本作は3時間弱と長めの映画となっていますが、映像が美しく、テンポも良い作品になっているため飽きることなく観ることが出来るしょう。
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まとめ
『インターステラー』は脚本の制作だけでも4年間掛かっており、『2001宇宙の旅』や『コンタクト』などに影響を受けた有名なプロデューサー、監督らが共同で制作した映画です。
また、理論物理学のキップ・ソーンやNASA、スペースXなど宇宙に深く関わりを持つ施設や企業など、多くの協力を得ているため細部にまでこだわっているそうです。
そして、何万光年を超えた家族の愛にあなたは必ず感動することになるでしょう。是非一度みて下さい!