今回は、映画『機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者』について紹介していきます。アニメ『機動戦士Zガンダム』を再編集を加え、劇場版化した本作は、一体どのような作品なんでしょうか。
本記事では、映画『機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者』が気になる方のためにも、本作のあらすじや、見どころをまとめて紹介していきます。
また記事の最後の方では、本作を無料で視聴するための方法まで紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
最後まで読めば、必ず映画『機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者』について丸わかりになることでしょう!
機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者の基本情報
- タイトル:機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
- 原作・脚本・絵コンテ・総監督:富野由悠季
- 原案:矢立肇
- 制作:サンライズ
- 公開日:2005年5月28日
- 上映時間:98分
本作は、テレビシリーズ『機動戦士Zガンダム』の20周年を記念して制作された映画3部作の第一作目です。本作のキャッチコピーは『再開は躍動する魂。解き放て、”Z”!!』です。
ちなみにこの映画3部作の正式名称は、『機動戦士Zガンダム A New Translation』シリーズと言います。
テレビ版『機動戦士Zガンダム』との具体的な違いとは?
『機動戦士Zガンダム/A New Translation』シリーズは、1985~1986年にかけてテレビ放送された『機動戦士Zガンダム』全50話を再編集し、完全新規カットも追加した劇場作品です。
テレビ版『機動戦士Zガンダム』との違いは、完全新規カットが追加され、ストーリーに若干の変更があるという点です。
本シリーズではテレビ版の旧カットと、劇場版の新規カットを馴染ませる「エイジング」というデジタル技術が導入されているので、テレビ版の魅力を残したまま、劇場版ならではのスケール感も味わえます。
また全50話を劇場版3作に作り直すにあたって、いくつかのエピソードが省かれたり、一部の内容が変更されていたりするので、テレビ版とはまた一味違う作品として楽しむことができます。
機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者のあらすじ
『機動戦士ガンダム』で描かれた1年戦争から7年が経った宇宙世紀0087を舞台に、連邦政府は2つの勢力に分担し、対立していた。
一つは、ジオン残党狩りを掲げ、スペースノイド(宇宙に住む人々)への弾圧を行う連邦軍のエリート集団「ティターンズ」。もう一つは、ティターンズに対抗すべく結成された反地球連邦組織「エゥーゴ」。
この2者の抗争に巻き込まれた少年カミーユ・ビダンは、両親が設計に携わったティターンズの新型モビルスーツ、ガンダムMk-Ⅱを奪取し、エゥーゴの部隊に参加することになる。
モビルスーツとは、18~20m前後の人型兵器。本作に登場する「ガンダム」や「ザク」などのロボットの総称です。
しかし、ガンダムMk-Ⅱを取り返すべくティターンズは、カミーユの両親を人質にし、エゥーゴに迫るのだが…
機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者の登場人物
『機動戦士ガンダム』のストーリーから7年が経った本作には、新キャラクターはもちろん、前作から引き続き登場するキャラクターもいます。主要人物を中心に見ていきましょう。
カミーユ・ビダン 声:飛田展男
本作の主人公のカミーユは、高いニュータイプ能力を持った17歳の少年です。
ニュータイプとは、テレパシーや予知など特殊能力も持つ者のことです。言葉を交わさず意思疎通ができたり、視界外の敵を察知できたりできます。
ある事件に巻き込まれたことによって、エゥーゴへ参加し、モビルスーツのパイロットとしてティターンズと戦うことになります。
クワトロ・バジーナ 声:池田秀一
クワトロは、エゥーゴに所属するモビルスーツパイロットです。実はクワトロ・バジーナという名は偽名で、彼は前作『機動戦士ガンダム』にも登場したシャア・アズナブルです。
ジェリド・メサ 声:井上和彦
ティターンズの中尉で、ガンダムMk-Ⅱのテストパイロットでもあります。プライドが高く、カミーユに苦戦したことを根に持ち、何度もカミーユの前に敵として立ちはだかります。
アムロ・レイ 声:古谷徹
前作『機動戦士ガンダム』の主人公です。一年戦争でガンダムで駆使し、活躍したニュータイプですが、その能力が危険視され、地球連邦軍から事実上の軟禁生活を強いられています。
見どころ①:高画質で描かれた大迫力のモビルスーツバトル!
本作では、追加された完全新規カットによって、アニメ版以上のリアルな描写と迫力を楽しめます。
とくにモビルスーツ同士の戦いでは、その作画の綺麗さが際立っています。細かに描かれた作画のおかげでモビルスーツの重量感が増し、アニメ版以上の迫力を楽しめるでしょう。
本作終盤では、変形するモビルスーツも登場します。モビルスーツの変形シーンと、これらと戦う17分間の空中戦は、目が離せなくなるでしょう。
見どころ②:アムロとシャアの再会
本作では、前作の『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイと、その宿敵だったシャア・アズナブルがクワトロ・バジーナに扮して登場します。
かつて敵同士だった彼らは、7年もの月日を経て再会することになります。この運命の再会は、物語を進展させるきっかけとなります。
『ガンダム』ファンなら誰もがうなずくこの名シーンを、本作では新規カットで楽しむことができます。『ガンダム』ファンでなくても、再会した二人の表情を見れば、何か深いものを感じ取れることでしょう。
機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者の口コミ評価
本作の口コミ評価はどうなっているのでしょうか。各映画サイトの口コミ評価を見ていきましょう。
- 今回、映画版を始めて見て、なかなか面白いと思いました。すごく展開が早くて見ていてあきませんが、きっとTV版を相当無理して詰め込んでいるんでしょうね。
- シャアの本当の目的が、めちゃくちゃきになるところであります…。絶対何か企んどるやろ?(笑)
- 初見さんお断りな感じがする。新規作画も少なくて残念だった。
参考サイト:https://eiga.com/movie/41365/review/
- 新作カットは作画も美しく迫力も抜群で、特にギャプランに乗ったロザミア戦は見ていて熱くなりました。
- 今作は単なる再編集したリメイクでなくテレビシリーズを踏襲しつつ新しいカットや演出もふんだんにありガンダムファンはもちろん、ガンダムを観たことない人にも楽しめる作品になっていると思う。
- 各種ガンダムゲームなどの周縁からある程度情報を得たうえで、原典に当たりたいと思っている層にはとっつきの良い作品だと思う。
参考サイト:https://filmarks.com/movies/10058
本作は、映画.comにて星3.2点、Filmarks映画にて星3.3点でした。口コミ評価を見て分かる通り、評価は賛否分かれているようですね。
アニメ版全50話を三部作にまとめた本作は、展開が早いことから見やすさがありますが、この展開の早さに違和感を感じた方も多くいるようです。
また本作は、旧カットと新規カットが交わってストーリーが進むため、その都度のグラフィックの違いに不満を感じた方もいるようです。
しかし、上記の不満点以外を指摘する方はほぼいなかったため、比較的に『ガンダム』ファンでなくても楽しめる作品だと言えます。
機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者を視聴した筆者の感想
筆者としては、本作はアニメ『機動戦士Zガンダム』の全50話がキレイにまとまった映画だと感じています。
確かにアニメ版の内容を飛ばしている面もありますが、大事な部分が抜けているわけではないので、アニメ版と変わりなく楽しめる作品だと思います。
新規カットで描かれる登場人物や、モビルスーツのグラフィックもとても素晴らしく、特にモビルスーツ戦の迫力感はたまりません。
『ガンダム』ファンなら、新たな形で『機動戦士Zガンダム』を楽しむために、『機動戦士Zガンダム』をまだ視聴したことない方は、純粋に本作を楽しむために視聴していただきたいですね。
機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者を無料で視聴する方法を紹介!
『機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者』を視聴したい方のためにも、本作を無料で視聴できる方法を紹介していきたいと思います。方法としては、動画配信サービスに登録してもらうだけです。
- U-NEXT→初回登録なら、31日間無料
- ガンダムファンクラブ→初回登録なら、7日間無料
上記で紹介した動画配信サービスでは、初回登録時の無料期間があります。無料期間で、シリーズ三部作を視聴することだってできます。
無料期間が終わったら、そのまま解約してもかまわないので、気軽に利用できるのもメリットの一つです。ぜひ紹介した動画配信サービスを利用して、本作を視聴していただきたいです。
機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者の情報まとめ
今回は、映画『機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者』について紹介しました。アニメ『機動戦士Zガンダム』を3部作にまとめた本作は、『ガンダム』ファンでなくても誰でも楽しめる作品となっています。
また「『機動戦士Zガンダム』を観たいけど、時間がない!」という方にもピッタリです。
アニメ版50話を観るには、相当な時間がかかってしまいますが、本作をはじめとする3部作を観れば、より短時間で『機動戦士Zガンダム』を楽しむことができます。
本作が気になる方は、ぜひ記事内で紹介した動画配信サービスを利用してみてください。無料期間を使って、3部作を一気見してしまいましょう!