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『王立宇宙軍オネアミスの翼』っておもしろい?正直な感想を紹介!!

「『王立宇宙軍オネアミスの翼』ってどんな作品なんだろう?」と気になったことはありませんか?

1987年に公開された『王立宇宙軍オネアミスの翼』は、現代のアニメにも引けをとらないくらい、アニメーションが作り込まれているんですよ。

今回の記事では、『王立宇宙軍オネアミスの翼』を実際に視聴した筆者の感想もまじえて、本作の基本情報を詳しく紹介していますので、ぜひ最後まで読み進めてください。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』の基本情報

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まずは、『王立宇宙軍オネアミスの翼』の基本的な情報からお伝えします。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』の基本情報
  • 劇場公開日:1987年2月19日
  • 監督:山賀博之
  • 脚本:山賀博之
  • 制作:末吉博彦、井上博明
  • 製作総指揮:山科誠
  • 制作会社:GAINAX
  • 配給:東宝東和
  • 音楽:坂本龍一、上野耕路、他
  • 上映時間:119分
  • 制作国:日本
  • 配給収入:34,700万円

1987年に劇場公開された本作は、当時のアニメーション技術の中では群を抜いてすばらしかったとのことです。

記事の後半で、本作のレビューを紹介しますが、当時見ていた現在の40〜50歳の方が大興奮していたようですよ。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』の制作会社はあのGAINAX!

制作会社がGAINAX(ガイナックス)と聞くと、あの超有名アニメを思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。

ガイナックスは、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を制作した会社として有名です。『新世紀エヴァンゲリオン』の作画を担当した貞本義行さんは、本作でもセル画を担当しています。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』で登場するキャラクターを良くみてみると、『新世紀エヴァンゲリオン』にも登場しそうなタッチで描かれた人物がいることがわかります。

ちなみに、ガイナックスは、1984年に『王立宇宙軍オネアミスの翼』の制作を目的に設立されました。ガイナックスの記念すべきデビュー作ということになりますね。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』のあらすじ

ここで、『王立宇宙軍オネアミスの翼』のあらすじについて簡単に紹介します。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』のあらすじ

「なにもしない軍隊」と批判され、オネアミス王国の人々から見下されている王立宇宙軍がありました。

主人公のシロツグ・ラーダットは気だるそうな青年。仕方なく入隊した王立宇宙軍で張り合いのない生活を送っていました。

しかし、シロツグは、ある少女との出会いをきっかけに、人類初の有人宇宙飛行計画の宇宙飛行士を目指すことになるのです。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』の主な登場人物

ここで、『王立宇宙軍オネアミスの翼』の主な登場人物と担当声優を紹介します。

シロツグ・ラーダット(CV.森本レオ)

本作の主人公。中流階級に生まれた王立宇宙軍の見習い。仕方なく入隊した宇宙軍でやりがいもなく過ごしていました。

しかし、リイクニからの宗教勧誘をきっかけに、宇宙飛行士を目指すことになります。

リイクニ・ノンデライコ(CV.弥生みつき)

シロツグを宗教に勧誘した少女。熱心な宗教家の祖母に育てられ、信仰深く、浮世離れした性格です。

マティ(CV.曽我部和恭)

王立宇宙軍の中佐で、シロツグの親友。機転が利き、異性によくモテています。ロケットの打ち上げでは、発射担当をしています。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』の見どころは、作画のすごさ!

『王立宇宙軍オネアミスの翼』の一番の見どころは、セル画のすごさです。

1987年当時、現代のようななめらかなアニメーションは簡単に作れるものではありませんでした。

しかし、本作では、手塗りのセル画を何百枚も執筆し、それをカメラで撮影することを繰り返すことでアニメが完成しています。

爆発や炎や氷の破片まで、すべて手書きされており、当時のクリエイターたちの熱意を感じさせる映画です。

本作を実際に試聴した感想①セル画で作られている

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ここから、『王立宇宙軍オネアミスの翼』を実際に視聴した筆者の感想を2つ紹介します。まず1つ目は、なんと言ってもセル画で作られたアニメ映画に感動したことです。

本作をよくよくを見ていると、光のちらつきがあったり、セル画に傷やゴミがくっきり存在しています。

今のアニメ映画では、考えられないミス?かもしれませんが、「クリエイターたちが夜通しでセル画を完成させたんだな〜」と思うと、すごい作品だなとじわじわ感じました。

本作を実際に試聴した感想②正直、見飽きてしまうかも

2つ目の感想は、正直見飽きてしまうかもしれないと思ったことです。

今から30年以上も前の作品で、これだけの出来栄えなのはすばらしいのですが、現在のアニメを見慣れている私からすると、アニメーションに華やかさが足りなかったと思います。

現在のアニメは、ワクワクするようなBGMで、視覚的に刺激が強いアニメーションが多いです。それを思うと、『王立宇宙軍オネアミスの翼』は刺激が少なく単調に感じる映画でした。

レビューサイトから本作の評価をチェック!

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ここで、映画レビューサイトから、『王立宇宙軍オネアミスの翼』の評価を確認してみましょう。

映画.com 3.6点

表題通りの作品であり、日本のアニメ界が生んだ最高傑作の一つ。

あのAKIRA 1年前の作品でありながら、作画レベル、ストーリ、演出、どれをとっても世代が一つ違う完成度を誇っている。

王立宇宙軍以前と以降で分類できるほどのエポックメーキング的な作品なので、アニメ好きにはお勧めです。

出典:https://eiga.com/movie/35131/review/01329238/

映画.comでは、5点中3.6点とまずまずの高評価でした。作画レベルが高いことで驚きの声が聞かれています。SFアニメが好きな方には好評でした。

アマゾンレビュー 4.4点

どう生きるべきなのか、戦後が終わり、モラトリアム時代の青春時代の悩み、そして中年になっても悩む人生の課題を描いているところに深みがある。

詳細に渡って作り込まれた映像の美しさ、音楽など細部にまで世界観を作り上げているのが、映画の課題、人生の在り方、をよく表現してくれている。

出典:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R371GFBTHZWD8P/ref=cm_cr_srp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B01L7OXMOI

アマゾンレビューでは、5点中4.4点とかなり高評価でした。今から、30年以上前のアニメなので、レビューする人自体が40代〜50代の人が多いです。

懐かしく思い本作を見直すことで、主人公の立場を自分と置き換える人も多いようですね。本作は、視聴する年代によって、評価が分かれる作品となっています。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』をインターネットで視聴する方法

ここで、『王立宇宙軍オネアミスの翼』をインターネットで視聴する方法をお伝えします。

レンタルする方法もありますが、視聴期間に縛りがあったり、わざわざ店頭に返しにいったりすることもあるので、やや面倒です。

『王立宇宙軍オネアミスの翼』が視聴できる定額見放題の動画配信サービスは、2021年3月時点で以下の2社でした。

動画配信サービス 月額料金(税込み) 無料お試し
U-NEXT 2,189円 31日
Netflix 880円 なし

U-NEXTであれば、無料視聴期間が1ヶ月もあるので、試しに登録してみるのもアリですよ。

まとめ:セル画でできたハイクオリティのアニメ映画

今回の記事では、映画『王立宇宙軍オネアミスの翼』のあらすじや登場人物、筆者が実際に視聴した感想を紹介しました。

1987年に公開された映画ですが、当時の技術力を考えると、相当クオリティの高い映画だったことは間違いありません。

『新世紀エヴァンゲリオン』を輩出したガイナックスの記念すべきデビュー作である『王立宇宙軍オネアミスの翼』に、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本作を実際にご覧になってみてください。

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ひろき
2019年10月より、ライター業を始めました。映画系・金融系・恋愛系など幅広いジャンルで執筆しています。Google検索で1位をとった実績あり。ブログリライトや見出し構成もしています。3つのブログを運営し、収益化に成功しています。