海外映画(ドキュメンタリー)

映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の概要や見所を紹介!

今回紹介する『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』は、国際武器取引の実態を描いたドキュメンタリー映画。

告発者や検察官など様々な証言をもとに、武器ビジネスについて赤裸々に晒した衝撃的な作品です。

この記事では、本作品のあらすじや見所などを紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね!

(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/お金-ピストル-カートリッジ-943782/)

『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の作品情報

まずは映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の作品情報を簡単に紹介しますね!

作品情報
  • 監督:ヨハン・グリモンプレ
  • 原作:アンドル・ファインスタイン著『武器ビジネス マネーと戦争の「最前線」』
  • 撮影:ニコール・マッキンレー・ハーン
  • 脚本:ヨハン・グリモンプレ、アンドルー・ファインスタイン
  • 制作:2016年(アメリカ・ベルギー・デンマーク)

本作品は、2021年1月30日より日本で公開されたドキュメンタリー映画。

武器ビジネス”という現実の闇に光を当て、その実態を赤裸々に語る作品ですね。

『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の内容

世界は武器で溢れているのに、この実態は詳しく知られていない。

映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』は、個人の野望が世界平和よりも優先される、“国際武器取引”の実態を描くドキュメンタリー。

監督はアーティストでもある映画監督ヨハン・グリモンプレ、原作は世界的に高い評価を受けているアンドルー・ファインスタイン著『武器ビジネス:マネーと戦争の「最前線」』。

本作品では、戦争兵器が市民の安全を確保するのではなく、市民に向けて使われるようになる真相を暴いていく…。

『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の出演者

簡単に内容を紹介したところで、本作品の出演者を一部紹介しますね!

出演者
  • エドゥアルド・ガレアーノ
  • アンドルー・ファインスタイン
  • デイヴィッド・リー
  • ヘレン・ガーリック
  • リッカルド・プリヴェテラ

本作品には、著名なジャーナリストであるエドゥアルド・ガレアーノの作品もいくつか取り入れられ、数々の人の証言も聞くことができます。

武器ビジネスがどのように平和の腐敗を助長するのか…。いつもとは違う視点から「戦争」や「政治」について考えさせられる作品ですね。

証言を通じて浮き彫りになる「武器ビジネス」の実態

出典:https://pixabay.com/ja/photos/兵士-軍-軍事作戦-戦争-1002/

本作品は、告発者・検察官・軍事産業関係者などの証言を通じ、政府・軍事会社・武器商人などの複雑な関係を浮き彫りにした映画。

「武器ビジネス」と聞いたとき、“戦争が起こる→武器を売る”とイメージしやすいところですが、この作品では“武器ビジネスが利益を生む→戦争が起こる”という逆の内容が記されています。

つまり、“戦争を利用して武器ビジネスを拡大している”、そんな衝撃的な事実を垣間見られるのが本作品のポイントですね。

「武器ビジネスがどんな代償をもたらすのか」「何故、戦争はなくならないのか」など、改めて「戦争」について考えさせられるでしょう。

生々しい現実から学ぶ“戦争の恐怖”とは…

出典:https://pixabay.com/ja/photos/兵士-軍事-制服-武装-60762/

多くの人の血が流れ、たくさんの命が奪われる「戦争」。この戦争がビジネスという“人間の欲”で起きているとしたら、とても恐ろしいことですよね。

その“恐ろしい現実”を晒しているのが本作品で、公式サイトにあるコメントからも武器ビジネスの恐怖を感じられます。

「彼らと比べたらマフィアも子供みたいなもんだ」
戦争のために兵器があるんじゃない。兵器を売るため戦争が起きる。
オバマが悪魔に見える。
私にコメント依頼が来た訳がわかった。他の人は怖くて断るだろう(笑)

出典:https://unitedpeople.jp/shadow/rv(俳優・演出家:ラサール石井)

あらゆる戦争は、巨額の兵器マネーと権力者への賄賂にまみれている。そこには正義も国民も不在だ。映画は、人間の際限ない欲望が、戦争ビジネスの道を作り続けていることを白日の下に晒した。

出典:https://unitedpeople.jp/shadow/rv(東京新聞社会部記者:望月衣塑子)

「オバマが悪魔に見える」「戦争は権力者の賄賂にまみれている」、そんな闇の部分に触れられるのも本作品のポイント。

“戦争がなくならない理由”、その答えの1つがこの映画にあるので、自分の考えを持ちながら鑑賞してほしいですね。

『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の良いレビュー

ここからは、実際に『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』を観た方のレビューを紹介しますね!

国のトップは武器商人で、武器会社の駒で、賄賂だらけで、戦争・紛争は儲かって、儲かるからやめたくなくて、罪のない人や子供が誤爆されても儲かるから関係なくて、テロとの戦い、という魔法の言葉を使う。と。オバマもそうだったのは知らなかった。。こういう仕組みが事実としてあるということが知れて良かったです。武器会社の人の「商談に必要なのは金と女。その他の無駄なものはいらない」というセリフが印象的でした。感染対策で1席ずつ空いてましたが満席で良い意味でビックリ。帰りに寄った本屋さんでオバマの本がドヤッと特集で置いてあってウッとなった笑

出典:https://filmarks.com/movies/94759/reviews/107593795

良いレビューでは、「戦争が続く理由の1つが分かった」「改めて戦争について考えさせられた」という意見が見られました。

作中には告発者などの証言だけではなく、苦しんでいる一般市民のショッキングな映像なども含まれています。

生々しい現実を目の当たりにし、改めて「戦争」について考えさせられた方も多いようです。

『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の悪いレビュー

良いレビューを紹介したところで、本作品への悪いレビューも紹介しますね!

サブタイトルから『ロード・オブ・ウォー』のような武器商人に着目したドキュメンタリーかと思いきや、ほぼ丸々中東戦争やアメリカによるイラン攻撃の裏側の話。
内容の当てが外れたのは仕方ないとしても、報道映像とインタビューベースで構成されたドキュメンタリーは絶対的に映画としての魅力に欠ける。
Netflixにイルミナティにコレと、ここ最近はドキュメンタリー作品はハズレ続きだ。

出典:https://filmarks.com/movies/94759/reviews/107044675

悪いレビューでは、「映画・ドキュメンタリーとしては面白くなかった」という意見が見られました。

確かにテーマや切り口に目新しさはなく、関係者のコメントや過去の映像を繋いでいる作品なので、観る人によっては退屈にも感じるでしょう。

“ドキュメンタリーを観る”というよりも、“武器ビジネスについて学ぶ”という方が、観ている側もしっくりするかもしれません。

『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』の上映・配信情報

2021年1月より上映された本作品は、現在(2021年3月時点)も一部の映画館で上映されています。

映画館で楽しみたい方は、公式サイトの方から上映情報を確認してみてくださいね!

尚、今のところは映画館での上映のみとなっていて、動画配信についての情報は公開されていません。

今後配信されるかは未定ですが、インターネットでの視聴を考えている方は、公式サイトなどから最新情報をチェックしてみてくださいね!

映画と併せて原作を読んでみるのもおすすめ!

本作品は、アンドル・ファインスタインによる『武器ビジネス マネーと戦争の「最前線」』を原作とする映画。

この著書には、伝説の武器商人から特別な流通システム、政財界を動かす武器マネーの流れなどが記されています。

映画と同じく衝撃の事実が書かれていて、読めば読むほど胸が痛くなるかもしれませんが、あなたの知らない“武器ビジネスの実態”を見ることができますよ。

“武器取引の闇”について詳しく記されているので、より武器ビジネスについて知りたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!

映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』のまとめ

今回は、2021年に上映された『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』を紹介しました。本作品は、「戦争が終わらない理由」の1つを確かめられる映画。

衝撃的な事実には胸が痛くなるかもしれませんが、武器ビジネスや海外の政治についても学べられ、見応えのある内容となっています。

日本では「戦争」について学ぶ機会が少ないので、本作品を通じて“戦争の実態”を学んでみると良いでしょう。

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ゆうと
SEOライター歴4年。金融、インテリア、格安SIMなど複数メディアにてGoogle検索上位を獲得。 無類のバスケ好きで幼い頃からNBA(特にレイカーズ)の大ファン。 現在は漫画・アニメ鑑賞にどハマり中。