今回は、話題作『TENET テネット』にも出演していた注目の俳優ジョン・デヴィッド・ワシントンさんについて紹介していきます。
ジョン・デヴィッド・ワシントンさんがどんな俳優なのか、彼の経歴や出演作から読み解いていくので、ぜひ最後まで本記事を読んでみてください。
本記事を読めば、気になるジョン・デヴィッド・ワシントンさんの人物像が丸わかりになることでしょう。
ジョン・デヴィッド・ワシントンのプロフィール
- 名前:ジョン・デヴィッド・ワシントン(John David Washington)
- 生年月日:1984年7月28日(2020年12月現在36歳)
- 出生地:アメリカ合衆国・ニューヨーク州ロサンゼルス
- 身長:175㎝
ジョン・デヴィッドさんの父親は、アメリカ人俳優として初めて二度のアカデミー賞を受賞した名優デンゼル・ワシントンさんです。
母親は、女優で歌手のポーレッタ・ワシントンさんです。ジョン・デヴィッドさんは、二人の間に長男として生まれました。
学生時代は、アメフトのスター選手として活躍
ジョン・デヴィッドさんは、7歳の時に父のデンゼルさんが主演を務めた『マルコムX』(1992年)で、エキストラとして初めて映画出演を果たしました。
同作で父が大スターになり、家族も世間の注目を集めるようになった頃、ジョン・デヴィッドさんは生きづらさを感じ、アメリカンフットボールに熱中するようになります。
2002年に高校を卒業したジョン・デヴィッドさんは、モアハウス大学にアメフトの特待生として学費を全額免除で通い、大学アメフトのスター選手として注目を浴びます。
2006年にはプロチームのセントルイス・ラムズと契約し、その後2009~2012年の間はサクラメント・マウンテン・ライオンズでプロアメフト選手として活躍しました。
アメフトを引退後、俳優に転向
12年間アメフト選手として活躍したジョン・デヴィッドさんは引退後、俳優業に転向します。2015年に放送されたHBOのドラマ『Ballers/ボーラーズ』をきっかけに俳優として活動を始めました。
アメフト選手たちの資産管理をテーマにした同作で、ジョン・デヴィッドさんは選手役を演じ、そこで見せた演技が高く評価されます。
2017年には『愛・ビート・ライム/愛はラップに勝る』で本格的に映画デビューを飾りました。
そして2018年に公開した『ブラック・クランズマン』では初の主役に抜擢され、ゴールデングローブ賞にノミネートされました。本作は第91回アカデミー賞でも6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞しています。
ノーラン監督作品『TENET テネット』の主人公に大抜擢!
俳優としてのキャリアを積み、実力が評価され始めたジョン・デヴィッドさんは、名作『ダークナイト』や『インセプション』を手掛けたクリストファー・ノーラン監督から自身の作品への出演オファーを受けます。
そのオファーを受けた作品とは2020年9月に公開した『TENET テネット』です。ノーラン監督は、カンヌ映画祭で『ブラック・クランズマン』を観たときに、ジョン・デヴィッドさんの起用を考えたそうです。
本作でジョン・デヴィッドさんが演じるのは、ある偽装テロ事件に特殊部隊として潜入したことで、第三次世界大戦を防ぐためのキーワード「TENET」を巡るミッションに巻き込まれる主人公”名もなき男”役です。
ノーラン監督の作品には、世界中の俳優たちがこぞって出演したいと願う中で、ジョン・デヴィッドさんは大役を手に入れたのですが、本人はプレッシャーを全く感じなかったそうです。
ノーラン監督については「(ノーラン監督の)おかげで、役者の自分には限界などないのだと思えたし、それを乗り越えることができた」と絶賛しており、自身も本作によって成長できたことを明かしています。
(参考サイト:https://news.yahoo.co.jp/articles/a0bf57f02f05a435207a2a761e6c6c975bb1a291)
ジョン・デヴィッド・ワシントンの出演作
2015年から本格的に俳優として活動を始めたジョン・デヴィッドさんは、今までどのような作品に出演してきたのでしょうか。一覧で見ていきましょう。
- 1992年 マルコムX
- 1995年 青いドレスの女
- 2018年 ブラック・クランズマン
- 2018年 さらば愛しきアウトロー
- 2020年 TENET テネット
- 2015~2018年 ballers/ボーラーズ
出演作品が少ないにも関わらず、ヒット作品に出演し名を上げているので、ジョン・デヴィッドさんの今後には大きく期待できそうですね!
筆者が選んだ代表作:ブラック・クランズマン
ジョン・デヴィッドさんの出演作の中で筆者がおすすめしたい作品は、2018年に公開した『ブラック・クランズマン』です。本作は、実話を基に書かれた同名小説が原作となっています。
1970年代のアメリカ・コロラド州で、初の黒人市警巡査となったロンが、白人至上主義団体「クー・クラシック・クラン」に潜入捜査し、活動内容や極秘計画を暴くというのが本作のあらすじです。
本作でジョン・デヴィッドさんは、主人公の黒人警察ロン・ストールワース役を演じています。
本作は、人種差別問題というセンシティブなテーマをエンタメとして描いています。終始笑いありの軽いタッチで物語が進みますが、ラストでは人種差別という問題について深く考えさせられることになるでしょう。
ジョン・デヴィッド・ワシントンの今後の活動
ジョン・デヴィッドさんは、映画『アメリカン・ハッスル』などを手掛けたデヴィッド・O・ラッセル監督による新作映画への出演が決まっています。2020年12月現在でタイトルは未定となっています。
共演者には『ダークナイト』シリーズのクリスチャン・ベールさん、『スーサイド・スクワッド』シリーズのマーゴット・ロビーさんというような大物俳優・女優がいるようです。
ストーリーは未定ですが、コメディ映画ということは判明しています。撮影は2021年1月からアメリカ・ロサンゼルスにて開始予定なので、気になる方は続報を待ちましょう!
ここまでジョン・デヴィッドさんの出演作や、活動内容などついて紹介してきましたが、次章からは彼の内面について触れていきたいと思います。
ジョン・デヴィッド・ワシントンの恋人は?
ジョン・デヴィッドさんには、現在交際している人物はいません。過去に恋人がいたという情報もありませんでした。
ジョン・デヴィッドさんに恋人はいませんが、その代わり彼の家族への愛はすごいんです!その家族愛が伝わってくるようなエピソードが一つあるので紹介したいと思います。
2018年にアメリカのトーク番組『エレンの部屋』に出演した際に、ジョン・デヴィッドさんは「アカデミー賞に誰を連れていくか」という質問に対して”母親”と答えたそうです。
家族を大切にしているジョン・デヴィッドさんには好感を持てますが、これからは恋愛面においても力をいれていただきたいですよね!
ジョン・デヴィッド・ワシントンは高所恐怖症!?
ジョン・デヴィッドさんは高所恐怖症であることを隠して『TENET テネット』の撮影に挑んだそうです。本作にはアクロバティックなシーンが多数あり、中にはビルをワイヤーで駆け上がるなんてシーンもあります。
記者会見では「ムンバイで撮影していた時、バルコニーを飛び越えるシーンがあった。でも僕は高いところは苦手なんだ。だから勇気を振り絞り、芸術のためにジャンプした」と撮影で苦労したことを明かしました。
そして「普段僕は指示に従うのが得意なんだけど、あの夜、あのシーンだけは難しいものだった。でも僕たちはやり遂げた」と続けました。
高所恐怖症であるのに、アクロバティックなシーンの撮影をやり遂げた彼の精神力はすさまじいですよね。この精神力は、アメフト選手として活躍していた経験によって養われたのかもしれませんね。
(参考サイト:https://news.yahoo.co.jp/articles/718a9f3b19aadcbc8c35e37f8fc14a423ecf95e8)
ジョン・デヴィッド・ワシントンの情報まとめ
今回は映画『TENET テネット』の出演でさらなる注目を浴びることになった俳優ジョン・デヴィッド・ワシントンさんについて紹介しました。
実の父親が大物俳優のデンゼル・ワシントンさんであったり、俳優として活動する前はアメフト選手として活躍していたりと、びっくりするような経歴ばかりでしたよね。
また父親が大物俳優であることから、俳優になることへの周りの期待やプレッシャーが強かったのにも関わらず、自力でトップ俳優への道を駆け上がったジョン・デヴィッドさんのパワーには感心しますよね。
本記事を読んで「ジョン・デヴィッドさんについてもっと知りたい!」となった方は、彼の出演作にも触れてみましょう!筆者のおすすめは『ブラック・クランズマン』なので、チェックしてみてください。