今回は鬱映画の金字塔として名高い『ミスト』を紹介していきます。本記事では映画『ミスト』の基本情報からあらすじ、見どころまで余すことなく紹介したいと思います。
またどの動画配信サービスを使って観ることができるのか視聴方法も最後に紹介していくので、ぜひ最後まで読んで『ミスト』を視聴してみてください!
映画『ミスト』の基本情報
- 公開日:2007年
- 監督:フランク・ダラボン
- 脚本:フランク・ダラボン
- 原作:スティーブン・キング『霧』
- 製作国:アメリカ合衆国
- 上映時間:125分
本作は、ホラー小説家のスティーブン・キングさんの中編小説『霧』を原作としたSFホラー映画です。2008年には第34回サターン賞でホラー部門にノミネートされています。
サターン賞は、主にSFやファンタジー、ホラー作品に贈られる賞です。SF・ファンタジー・ホラー映画界のアカデミー賞とも呼ばれています
本作に携わったフランク・ダラボン監督は、『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』などの映画を手掛けた方です。
アメリカでは2007年に公開され、日本ではその翌年の2008年に公開されました。日本では”震撼のラスト15分”というキャッチコピーで公開され、大きな話題を呼びました。
映画『ミスト』のあらすじ
木が倒れ、窓ガラスが割れるほどの嵐があった翌日に主人公のデヴィッドは息子と共にスーパーへ買い出しに出かけました。
謎の霧が立ち込める中、町は軍人やパトカーが慌ただしく往来していました。デヴィッドが買い物を終えようとしたとき、あっという間に霧は町全体を覆いこみ、さらには血塗れの男性がスーパーに飛び込んでくる事態に。
外は危険だと察知した店内の人々は、スーパーに籠ることにしますが、設備点検のために外に出た店員の一人が出ようとします。すると外へ出ようした店員は不気味な怪物に襲われ、店内は一気にパニック状態。
そんな中で骨董品店の女主人カーモディが不安を煽り、店内には次第に恐怖と戦う者たちと神の裁きを信じる者たちとの対立が生まれます。
本作の登場人物&キャスト
映画『ミスト』の主要登場人物とそのキャストを紹介していきます。
デヴィッド・ドレイトン(演:トーマス・ジェーン)
デヴィッドは本作の主人公です。職業は画家で、息子のビリーと一緒に買い物に出かけたところ、スーパーマーケットに閉じ込められてしまいます。
デヴィッドを演じるのはアメリカの俳優トーマス・ジェーンさんです。主に映画で活躍している方で、『ディープ・ブルー』や『ザ・プレデター』などの作品に出演しています。
アマンダ・ダントリー(演:ローリー・ホールデン)
アマンダは最近町に越してきた新米教師です。デヴィッドとは顔なじみで、ビリーの面倒を見てくれます。婚約者からは自衛用の拳銃を渡されてます。
アマンダを演じるのはアメリカの女優ローリー・ホールデンさんです。映画だけでなく、多くのドラマにも出演しており、ディレクターとしての一面もある女優です。
ミセス・カーモディ(演:マーシャ・ゲイ・ハーデン)
カーモディは骨董品店の主人をしている中年女性です。狂信的なクリスチャンで、スーパーマーケット内にいる人たちの不安を煽り、徐々に自分の信者を増やしていきます。
カーモディを演じるのは、アメリカの女優マーシャ・ゲイ・ハーデンさんです。舞台でも活躍している女優で、アカデミー助演女優賞にノミネートされた経歴を持っています。
見どころ①霧から現れる異形な化け物
本作で人々が恐怖する”霧”からは、この世のものではない異形な化け物が出現します。その姿は様々で、中には観ている人の気分を害すような姿をした化け物もいます。
そんな化け物たちが人々を襲うシーンは、少々グロテスクで視聴者の恐怖心を駆り立ててくれます。
スーパーの中の人々が武器という武器もない中、ありあわせの物で化け物と戦うシーンも、リアルで切羽詰まった緊張感を味わうことができます。
見どころ②追い詰められた人間同士の争い
本作の敵は実は化け物だけではありません。本当に恐ろしいのは恐怖で正常な思考ができなり、盲信的になってしまった人間です。
本作で登場する骨董品店の女主人カーモディは、キリスト教の原理主義者で起こった全ての事態を”神の裁き”と称し、人々の不安を煽ります。
最初は誰も耳を傾けていませんが、事態が悪化するにつれて店内の人たちは信じ込むようになり、ついにはカーモディの一言で人殺しまでさせてしまう宗教的なものが完成します。
物語の中盤からはこの力を握ってしまったカーモディと彼女を信じる者たちVS主人公を含めたなんとしても生き残りたい者の人間同士の争いが見どころとなります。
見どころ③待ち受ける最悪のラスト
本作のキャッチコピー”震撼のラスト15分”の通り、ラストには最悪な結末が待っています。
ネタバレなしで紹介するので具体的には言えませんが、ラストで主人公はある選択を迫られます。そしてその選択を選んだことによって、主人公は一体どんな結末を迎えるのかが本作一番の見どころとなっています。
鬱映画と名高いだけあって本作の視聴するにあたってはある程度、辛い気持ちになる覚悟が必要でしょう。
映画『ミスト』を視聴した筆者の感想
本作を視聴した筆者の感想としては、本作ではホラー要素はもちろんのこと、話が進むにつれて狂気さを帯びていく群像劇を楽しめたと感じています。
恐怖心に追い込まれ、正常な判断ができなくなった人々の様子は、ある意味化け物より恐ろしかったです。また衝撃のラストでは、あまりの救いようのなさに言葉を失ってしまいました。
そこまでホラー要素は強くないのでホラー映画が苦手な方でも視聴できますが、物語の暗さと衝撃のラストには注意した方がいいですね。
映画『ミスト』の口コミ評価
映画『ミスト』の口コミ評価は果たしてどうなっているのでしょうか。各映画評価サイトにある評価を見ていきましょう。
- 残酷で救われない話
- モンスターへの恐怖心・救われたいがための神への盲信・盲信者の暴走等々、追い込まれた人間の変わり様がよく演出できていたと感じました。
- クリーチャーは不気味で、襲い方にもバリエーションがあり、どれも絶対に遭遇したくない恐ろしさがあった。
(参考サイト:https://eiga.com/movie/53105/review/)
- 観て後悔した珍しい作品
- 普通に生きてる人間の愚かさを暴く
- おばはん恐いがやっぱりラストの衝撃!
(参考サイト:https://movies.yahoo.co.jp/movie/329978/review/?page=2)
本作は映画.comで星3.4点、yahoo!映画で星3.41点という高評価を受けています。レビューではやはり衝撃のラストに驚いたという内容のものがたくさんありました。
また恐怖心によって揺れ動く人間の様子について評価しているレビューも多く見受けられました。
映画『ミスト』の視聴方法
映画『ミスト』が気になるという方のためにも、本作が視聴可能な動画配信サービスを紹介したいと思います。(2020年11月時点)
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ここで紹介した動画配信サービスでは加入のみで『ミスト』を視聴することができるので、おすすめです。
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映画『ミスト』の情報まとめ
今回は映画『ミスト』について紹介しました。鬱映画として名高い本作ですが、ただ暗いだけでなくしっかりと物語を楽しめる一本になっています。
本作のラスト15分は映画史に残るほど衝撃的なシーンとなっているので、本作の視聴に迷っている方はぜひ視聴することをおすすめします。ホラーが苦手な方でもぜひ挑戦してみて欲しいです。
本作を視聴する覚悟ができたのなら、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、ネットフリックスのどれかに加入して視聴してみてくださいね!