「『インシテミル』って聞いたことあるけど、どんな映画なんだろう?」とお思いではありませんか?
『インシテミル』は、2010年作家別投票「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得した米澤穂信が執筆した小説が原作。
今回の記事では、ミステリーサスペンス映画『インシテミル』を実際に視聴した筆者の感想を紹介する記事となっています。
ネタバレにならない程度に、映画の基本情報やキャスト・見どころなども網羅した記事になっていますので、ぜひ最後までご覧になってください。
『インシテミル』の基本情報
まず最初に、映画『インシテミル』の基本的な情報からお伝えします。
- 劇場公開日:2010年10月16日
- 監督:中田 秀夫
- 脚本:鈴木 智
- 制作会社:ツインズジャパン
- 配給:ワーナーブラザーズ映画
- 上映時間:107分
- 制作国:日本
- 興行収入:12.2億円
- 原作:『インシテミル』
『インシテミル』の正式名称は、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』です。
なお、2010年作家別投票「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得した米澤穂信が、書き下ろした『インシテミル』が原作となっていますよ。
『インシテミル』のあらすじ
次に、映画『インシテミル』のあらすじを簡単に紹介していきます。
ある実験の被験者になり、7日間24時間監視付きで隔離生活するだけで時給11万2,000円という超高額バイトの募集に釣られ、老若男女が10人集いました。
その実験内容は、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う究極の心理ゲーム。
何も起きなければ、大金が手に入るはずでしたが、2日目に死者が出てしまいます。
誰が何のために殺したのか…果たして最後に生き残るのは誰なのか?
お互いを疑い、精神が疲弊していく中で、生き延びようとする参加者たちの様子が予告映像で視聴することができますよ。
『インシテミル』の主な登場人物やキャスト
次に、映画『インシテミル』の主な登場人物やキャストについて紹介します。
結城 理久彦(ゆうき りくひこ,演:藤原竜也)
本作の主人公でフリーター。コンビニで求人雑誌を眺めている時に、須和名に声をかけられ、超高額バイトに参加します。
須和名 祥子(すわな しょうこ,演:綾瀬はるか)
結城にバイド情報を伝えたOL。ゲーム参加者の一人で、おっとりとした性格ですが、時折冷めた言動をする女性です。
関水 美夜 (せきみず みや,演:石原さとみ)
Webデザイナーでシングルマザー。ゲームの参加者の一人。過去に母親から虐待を受けており、あるゲーム参加者に恐怖感を抱いています。
安東 吉也(あんどう よしや,演:北大路 欣也)
建築事務所を営んでいましたが、息子の失踪と超高額バイトが関係あると予想し、このゲームに参加します。
『インシテミル』のキャストは豪華!
この見出しから映画『インシテミル』の見どころを2つ紹介していきます。まず、1つ目の見どころは、キャストが豪華なことです。
主演の藤原竜也だけでなく、綾瀬はるかや石原さとみが出演しており、それぞれが主役級の実力派のキャスト。
昔公開された映画の良いところは、現在は主役級の俳優が数多くキャスティングされているところです。
今では、なかなか実現しないであろう綾瀬はるかと石原さとみの共演を見ることができますよ。
『インシテミル』は推理と心理戦を楽しめる!
映画『インシテミル』の2つ目の見どころは、殺人事件の推理やお互いを疑う心理戦を楽しめるところです。
本作では、実験2日目から殺人事件が勃発します。参加者たちは自分の精神を何とか保ちながらも、殺人犯を探すことに躍起になります。
そんな極限状態で、人の心理が移り変わっていく様を見ることができると同時に、ストーリーが進むに連れて謎を解決するための推理が徐々に加速されていきますよ。
『インシテミル』は『カイジ』っぽい映画?
ここからは、映画『インシテミル』を実際に視聴した筆者の感想を2つ紹介していきます。1つ目の感想は、映画全体的に『カイジ』っぽいと思ったことです。
本作主演の藤原竜也は、映画『カイジ』でも主演を果たしていますが、その演技がカイジに似ていると思いました。
「お金に困っていて、超高額バイトという名の殺人心理ゲームに参加する」というストーリーへの入りも似ています。
さらに、藤原竜也がゲームの理不尽さに怒りをあらわにするシーンは、本当に『カイジ』そっくりでしたよ。
『インシテミル』は、原作とは違うけど面白いと思う
映画『インシテミル』を実際に視聴した筆者の感想を2つ目の感想は、原作は違うけど面白いと感じたことです。
原作の主人公は大学生なので、映画でのキャラ設定と微妙に異なりますが、私としては原作における心理戦をよく描写していると感じました。
いろんな口コミを見ると、原作と違ってがっかりしたという声も多いのも事実。しかし、何百ページもある原作を100分ほどの映画にググッとまとめて映画化するのは難しいと思います。
『インシテミル』は、原作のストーリーを何とか保って、ハラハラドキドキする展開を楽しむことができる映画だったと感じました。
『インシテミル』の映画レビュー
この見出しでは、『インシテミル』の口コミを映画レビューサイトから確認してみましょう。
映画.com 2.5点
恐怖感がけっこうあって楽しめました
最後が助かったので恐怖感だけではなくハッピーエンドでもやもやも残ることなくよかったです
出典:https://eiga.com/movie/55381/review/0375183/より一部抜粋
映画.comでは、5点中2.5点とまずますの評価でした。映画を通して、恐怖感が強く演出されており、ハラハラドキドキする展開を楽しめるとの感想がありました。
Yahoo!映画 2.22点
役者がとにかく豪華。石原さとみと綾瀬はるかが画面に同時にうつった瞬間の迫力と言ったらもう…。
ただ、構成や描写は雑。演技の迫力が強めなのに対して浮いている。
出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/336717/review/919/?c=59&sort=lrfより一部抜粋
Yahoo!映画では、5点中2.22点と少し厳しめの評価でした。ストーリー構成がいまいちだったとの声がありますが、キャストは豪華だったという意見が多かったです。
インターネットで『インシテミル』を実際に視聴する方法
ここでは、インターネットで映画『インシテミル』を視聴する方法について紹介していきます。
レンタルして視聴することも可能ですが、インターネットの方が視聴期限を気にすることなく何度もみることができるので、オススメです。
筆者調べで『インシテミル』が視聴できる動画配信サービスはNetflixの1社のみでした。
また、Netflixは無料お試し期間がありませんが、月額880円(税抜き)で、『インシテミル』だけでなくいろんな映画も楽しむことができますよ。
動画配信サービス | 月額料金(税抜き) | 無料お試し |
Netflix | 880円 | なし |
まとめ:究極の心理ゲーム『インシテミル』を見逃すな!
今回の記事では、映画『インシテミル』について詳しく紹介しました。米澤穂信が書き下ろしたミステリー小説が原作となった『インシテミル』。
そして、藤原竜也や綾瀬はるか・石原さとみなど豪華なキャスティング。ハラハラドキドキさせる恐怖感が絶えることがない映画です。
原作とは違った描写がありますが、それを含めて面白く仕上がっていますよ。ゲーム参加者たちの心理戦の様子を、あなた自身の目で確かめてみてください。