皆さんはジョーダン・ベルフォートというブローカーを知っていますか。年間5,000万ドルを稼いだ証券会社の創設者です。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、彼の頂点と転落の半生が描かれます。
(トップ画像出典:https://eiga.com/movie/78790/gallery/3/)
映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の概要
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、ジョーダン・ベルフォートの自伝を基に作られていますが、過激なシーンも多く、最初見た時は強烈でした!
- 公開:2013年
- 上映時間:180分
- 年齢制限:18歳以上
- 主演:レオナルド・ディカプリオ
- 原作:ジョーダン・ベルフォート「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の出演キャスト
出演している俳優はレオナルド・ディカプリオを含め、見れば「この人見たことある!」という方ばかりです。特にジョン・ファブローの監督作品を知って、俳優も監督もできるマルチな方だと感じました!
「タイタニック」では、主演を演じ日本でも有名です!2016年「レヴェナント蘇えりし者」で初めてアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でも主演男優賞にノミネートされています。
「ナイトミュージアム2」や「ヒックとドラゴン」の声優で活躍。ブラッド・ピッド主演の「マネー・ボール」などで名脇役を演じています!
「スーサイド・スクワッド」でハーレイ・クイン役を演じています。「ピーターラビット」で声優、2019年3月に公開の「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」で主演を務めるなど多くの作品に出演しています。
人類滅亡の危機をテーマにした「インターステラー」で主演。そのほかに「SING」では主人公の声を演じています。エイズ患者を演じた「ダラス・バイヤーズクラブ」ではアカデミー賞主演男優賞を受賞。
ジョン・ファブローは監督業で有名な方です。アベンジャーズシリーズや「ライオンキング」(2019年8月公開予定)を監督しています。よく自分の作品に俳優で出演していますね。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のストーリー
舞台はアメリカのウォール街。ジョーダン・ベルフォートは証券会社に就職し、トレーダーとしてキャリアを積んでいこうと決心します。しかし、トレーダーデビュー初日に「ブラック・マンデー」が起き、会社は倒産。
就職活動中に彼は、ペニー株(安物株)を富裕層に売るという方法を思いつき、証券会社ストラットン・オークモントを設立します。彼の巧みな話術により、あっという間に年間5,000万ドルを稼ぐ企業へ成長。
一方で、ジョーダンは麻薬や売春婦を読んで破天荒なパーティーを毎日繰り返します。また、稼いだ資金を自宅やプライベートジェットなどにつぎこんでいました。
やがて、ジョーダンはFBIなどから違法取引の疑いをかけられます。彼はどうにか自分の資金を国外に逃そうとしますが、上手くいかずに逮捕。転落の人生を歩みました…。
伝説のブローカー・詐欺師(?)のジョーダン・ベルフォート
ジョーダン・ベルフォートについては、映画を見るまで全く知りませんでした。彼の経歴について簡単に説明します。(Forbesの記事より抜粋)
- 1962年ニューヨーク出身
- 大学では生物学を専攻後、食肉事業を起こすが失敗
- 事業失敗後、証券会社で株取引について学ぶ
- 1989年にペニー株を取り扱うストラットン・オークモントを設立、1年で約49億(日本円)を稼ぐ
参考:https://www.forbes.com/sites/briansolomon/2013/12/28/meet-the-real-wolf-of-wall-street-in-forbes-original-takedown-of-jordan-belfort/#2762160c5e06
過去の雑誌の記事を読んで、ジョーダンが一度事業で失敗したことを知りました。どんな素晴らしい経営者でも、最初は順調にいかないのだと思いましたね。
映画に登場する投資用語について
映画では投資用語が多く登場します。投資がわからなくてもストーリーは楽しめますが、理解すると楽しく見ることが出来ます!今回は映画のストーリーを理解する上で知っておくべき用語を説明します!
ブラック・マンデー
1987年10月19日ニューヨーク株式市場で起きた最大規模の大暴落です。株価下落率が1929年の世界恐慌の原因であるブラックサーズデーを上回りました。大暴落は世界中に影響し、日本も大打撃となりました。
私は2008年のリーマンショックで起きた不景気を経験しました。ブラック・マンデーも原因は違いますが、そのあと同じような不況が起きていたんだなと勉強になりましたね。
ペニー株
ペニー株はクズ株とも呼ばれて、1株=1ドル未満の価格が低い株のことです。ニューヨーク証券取引所やナスダックなど有名な証券取引所を通して取引されず、証券会社や金融機関で直接取引されます。
株価が上昇するかわからない株のため、利益どころか大損する可能性がある株でした。
ジョーダンが就職活動中にペニー株を手数料50%で売っている証券会社があることを知ります。彼はこれを応用して上手いセールストークで、ペニー株を富裕層へ売ることに成功しました。
SEC
SEC(Securities and Exchange Commission)は、株式や債券など証券取引の監督・監視を行うアメリカの政府機関です。日本も同じ機関があり、違法取引を監視しています。
資金洗浄(マネーロンダリング)とは?
ジョーダンは、証券詐欺と資金洗浄の罪で逮捕され約2年服役します。「ペニー株は今後株価が上がる」とだまして手数料を搾取していたことで、証券詐欺の罪になりました。他にも株価操作など色々あったようですが…。
資金洗浄(マネーロンダリング)という言葉はニュースでよく聞くけど、どのような罪でしょうか?
麻薬取引、脱税、粉飾決算などの犯罪によって得られた資金(汚れたお金)を、資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、転々と送金を繰り返したり、株や債券の購入や大口寄付などを行ったりします。
これは、捜査機関による差し押さえや摘発を逃れるための行為で、世界中で巨大な闇のお金として悪用されることもあります。もちろんこれらの行為は法律で禁止されています。出典:https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ma/J0114.html
まとめると、違法な取引で得た資金がどこから発生したかわからないようにすることですね。ジョーダンがペニー株の取引で得た資金をスイスの銀行に持ち出そうとしていたシーンが該当します。
日本でも、マネーロンダリングを防ぐために10万円以上の現金の振込は、窓口での本人確認書類の提示が必要になりました。振り込め詐欺などの犯罪防止の一つとして、行われています。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」への評価
レオナルド・ディカプリオが主演を務めたので、注目も大きかったようです。全体として平均以上です。
- Amazon:4.1
- Yahoo!:3.63
- 映画.com:3.6
ストーリーがメチャメチャ過ぎ、下品でひどい内容と批判も多いです。一方で、実話ではなくコメディでみると面白いという評価もあります。また、3時間と長いため見るのに疲れるという感想もありました。
その後のジョーダン・ベルフォートは?
ジョーダン・ベルフォートは22カ月の服役を終えた後、現在は経営コンサルタントとして各地で公演をしています。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の出版で得た収入と講演で生活をしているそうです。
日本では、投資会社社長などが過去に違法取引で逮捕された後、社会復帰している人が多いですよね。経営者は実力があるから、逮捕されても注目されて様々なことが出来るんだなと感じました。
彼の講演がまとめられた動画がYouTubeにありましたので、興味がある方は見てください!この動画だけでも引き込まれますよ!
これは余談ですが、実は作品中にジョーダン本人が出演しています!彼のことを調べていた時に写真を見たら、あれ?と思い見直すと…。どこに映っているかは見てからのお楽しみです!
原作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を読んで
ジョーダンの考え方を知りたいと思い、原作を読んでみました。映画を思い出しながら読んでいましたが、文が引き込まれるような書き方のため、つい読み進めてしまいます。
原作を読んで気づきましたが、映画では描かれなかったエピソードがありました。ジョーダンが薬物中毒の治療をする中で、経営コンサルタントとして公演をするきっかけを与えた人物との出会いです。
ジョーダンの動画を見ていても、自分の才能を活かす仕事を見つけて再び生活できるようになったのは純粋にすごいなと尊敬します。
映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を見た個人的感想
映画を見終えた時は、麻薬やコールガール(売春婦)が登場するシーンなど衝撃が大きく、驚きましたね…。本当にこんな会社があったのか、ジョーダンという人物がいたのかと疑問でした。
ジョーダン本人は、映画で登場するエピソードは多少抑えていると話しているため、実際はもっと酷かったらしいです。日本でこんな会社があったら、すぐにネットやマスコミで批判にさらされますね…。
しかし、彼のインタビューや講演の動画を見ていると、どのようにしたら人にモノを買ってもらえるかという商売の基本を説明しているので、勉強になりました。
彼が逮捕後も活躍できるのは、人を惹きつける話す力があるからだと納得できましたね。
以下に、動画配信サービスの料金や特徴をまとめた表を掲載しますので、併せてご覧ください。
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