新海誠監督映画の原点、『ほしのこえ』を徹底解説!

かの有名な新海誠監督が初めて手掛けた劇場公開作品『ほしのこえ』をご存じでしょうか。『ほしのこえ』は、2002年に下北沢のミニシアター「トリウッド」で公開された短編アニメーション映画です。

新海誠監督の作品は、2016年に公開された映画『君の名は。』によって一躍有名になりました。

その3年後の2019年に公開された『天気の子』でも、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録したのが記憶に新しいですね。

本記事では、新海誠監督の活動の軌跡とともに、『ほしのこえ』の情報をわかりやすくまとめてみました。ぜひ最後まで読んでみてください。(以下敬称略)

(アイキャッチ画像出典:https://king06.com/archives/11621)

『ほしのこえ』の作品情報

まずは、映画『ほしのこえ』の基本情報をまとめてご紹介していきます。

  • 監督…新海誠
  • 脚本…新海誠
  • 製作…萩原嘉博
  • 音楽…天門
  • 配給…MANGAZOO.COM
  • 公開日…2002年2月2日
  • 上映時間…25分
  • 製作国…日本

この作品はAdobe Photoshopなどのソフトを使って、新海誠監督の自宅にて製作されました。

監督自身のホームページで制作状況や予告編を公開したことで話題になり、大きな反響を呼ぶことになります。

『ほしのこえ』のあらすじ

「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」というキャッチコピーの示す通り、人類を守るため宇宙へと旅立った少女・美加子と地上に取り残された少年・の恋の物語です。

地上と宇宙という物理的な距離だけでなく、美加子の搭乗する宇宙船が超光速航行(ワープ)を繰り返すため、二人の生きる時間にもズレが生じていきます。

最初は同い年の15歳だったはずなのに、15歳の美加子からのメールを地上で受け取るのは24歳の昇。二人の生きる時間は、再び交わることはあるのでしょうか…。

『ほしのこえ』用語解説

『ほしのこえ』の作中では、この世界ならではの科学技術や生命体が存在しています。

初めてこの世界に触れる方にとっては混乱することもあるかもしれませんので、用語の意味を解説していきます。

タルシアン

2039年に、火星のタルシス台地で発見された地球外知的生命体。体表は金属のような光沢があり、形状を例えるならイカのようなフォルムをしている。

後述の「トレーサー」と同程度の大きさの小タルシアンのほか、戦艦級の大きさを誇る大タルシアンが存在する。意思の疎通は不可能で、人類と敵対している。

トレーサー

タルシアンに対抗するために人類が開発した人型ロボット兵器。タルシス台地に築かれていた遺跡から発掘した技術によって作られている。

リテシア

本作の主人公である長峰美加子が搭乗することになる宇宙戦艦の艦名。大気圏内での航行機能に加えて、「ハイパードライブ」というワープ技術も搭載されている。

『ほしのこえ』キャラクター紹介

本作『ほしのこえ』の、メインとなる二人の登場人物をご紹介します。

長峰美加子(ながみねみかこ)

https://kaigai-drama-eiga.com/2017/07/16/the-voices-of-a-distant-star/

本作の主人公です。15歳の中学三年生という若さながら、国連宇宙軍の調査隊員に選抜され、宇宙へ旅立たなければならない定めになっていました。

トレーサーのパイロットとしてタルシアンと戦うことを余儀なくされ、地上に残してきた昇への恋心を抑えながら戦火に身を投じます。

寺尾昇(てらおのぼる)

『ほしのこえ』のもう一人の主人公です。美加子へ想いを寄せていますが、地上と宇宙でどんどん離れていく距離と何もできない自分に苛立ちを募らせていきます。

携帯電話を使って宇宙にいる美加子とメールのやり取りをしており、彼女からの返事と彼女の帰還をひたすらに待ち続けていました。

声優キャスト紹介

次に、初々しいメインキャラクターの二人を好演した声優のお二人をご紹介していきます。(所属事務所は2020年1月時点のもの)

長峰美加子役 武藤寿美(むとうすみ)

http://www.alba-na.co.jp/W_Muto_Sumi.html

主人公・長峰美加子を演じたのは、ALBA所属の声優・武藤寿美です。透明感のある声質が特徴で、アニメや吹替、ナレーションや舞台など幅広く活動されています。

代表的な出演作としては、蜷川幸雄演出の舞台『近松心中物語』やテレビアニメ『xxxHOLiC』の座敷童役などが挙げられます。

寺尾昇役 鈴木千尋(すずきちひろ)

もう一人の主人公・寺尾昇はオフィスモノリス(業務提携)の声優・鈴木千尋が演じました。

持ち前の爽やかな高めの声を生かした少年~青少年や優等生キャラのほか、コメディな役柄やクールな役、果ては敵役まで幅広く演じる実力派声優です。

1998年公開のテレビアニメ『彼氏彼女の事情』有馬総一郎役で声優デビューし、以降アニメやゲーム、吹替など数多くの作品に出演しています。

『ほしのこえ』予告編映像

こちらが映画公開当時、新海誠監督のホームページにて公開されていた『ほしのこえ』の予告編映像です。

切なくも美しい音楽と、精緻に描き込まれた映像美が印象的でしたね。予告編のラストでは、美加子と昇のセリフが重なる新海誠監督らしい演出も盛り込まれていました。

この演出は『ほしのこえ』以降の作品でも度々みられるもので、新海誠監督の描く世界をより印象的なものにしています。

監督・新海誠

この『ほしのこえ』では、監督・脚本・演出・作画・美術・編集、果てはオリジナル版のキャラクターボイスに至るまで、新海誠監督がほとんど一人で行うという離れ業を成し遂げています。

後の作品となる『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』、『君の名は。』などに繋がる作風をこの作品で確立させたとも言えるでしょう。

またこの作品のプロモーションに関しても見事な手腕を発揮し、単館上映の作品であったにも関わらず公開初日には劇場に行列ができるほどの盛況ぶりだったとのことです。

『ほしのこえ』の作品世界を鮮やかに彩る音楽

『ほしのこえ』の主題歌である、「THROUGH THE YEARS AND FAR AWAY(HELLO,LITTLE STAR)」は作曲家・編曲家の天門が手掛けました。

天門は、ゲーム会社「日本ファルコム」に新海誠と同時期に籍を置いていたタイミングがあり、その当時新海誠が製作したRPG『英雄伝説V 海の檻歌』の楽曲を手掛けたのをキッカケにタッグを組み始めます。

天門が楽曲を製作した新海誠監督作品
  • 彼女と彼女の猫(1999年)
  • ほしのこえ(2001年)
  • 雲のむこう、約束の場所(2004年)
  • 秒速5センチメートル(2007年)
  • 星を追う子ども(2011年)

以上の通り、2011年公開の『星を追う子ども』まで、新海誠監督作品の楽曲製作を手掛けていました。

他媒体での『ほしのこえ』

『ほしのこえ』は、劇場公開されたアニメーションだけでなく、小説版コミカライズ版が出版され、なんと舞台化までされているのです。

小説版、コミカライズ版それぞれにしか登場しないオリジナルキャラクターも設定されており、主人公二人の周囲の交友関係がより掘り下げて描かれています。

また舞台版は、劇団ユニットキャットミント隊の第七回公演と銘打って、2015年に渋谷の劇場「CBGKシブゲキ!!」にて上演されました。

美加子役に小松未可子/根岸愛/新垣里沙、昇役に井上正大/河原田巧也/梅原裕一郎を迎えたトリプルキャスト構成で公演が行われたとのことです。

『ほしのこえ』への世間の評価

ここで、『ほしのこえ』に関するネット上の評価を、一部抜粋してお伝えしていきます。

「人のすれ違いに焦点を当てたと思われる本作 昔好きだったことや物に対する喪失感はこのような感じで過ぎて行き、思い出すことにも困る切ない気持ちになること間違いなしです

荒削りだけれど、新海誠にしかない才能がはしばしに光ってました!非常にいい映画です。これからどんどん光出していくのがよくわかりますね。

「これを一人で作った新海誠監督がすごい。」

(出典:https://eiga.com/movie/56097/review/)

初の劇場公開作品ということもあり、あと一歩という意見も多く見受けられました。

それでもなおこの作品をほとんど一人で作り上げたのが相当な偉業であるということは、誰もが認めることのようですね。

また、展開や演出、二人のやりとりに胸を打たれた人も多く、この当時から光る新海誠監督の手腕が伺えます。

『ほしのこえ』の視聴方法

2020年3月現在、『ほしのこえ』は3つの動画配信媒体にて視聴可能です。その3つは以下の通りです。

  • AmazonPrime
  • ビデオマーケット
  • FOD

しかしいずれも無料視聴可能というわけではなく、ポイント消費や課金によるレンタル・購入で視聴するという形をとっています。

ただ、FODには無料ポイントが貰える仕組みがあるため、そのポイントを利用して課金なしで視聴することが可能です。

また上記のどの動画配信媒体も登録初月無料キャンペーンを行っていますので、ひとまず登録してみて求めていたものと違ったらやめる、ということができます。

それぞれ提供するサービスや月額の利用料も違うので、ぜひご自身に合ったサービスを探してみてくださいね。

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まとめ

以上が『ほしのこえ』の基本情報となります。新海誠監督作品の原点とも言える本作ですが、社会現象レベルのヒットを記録した『君の名は。』や『天気の子』に比べると未だ知名度は低いかもしれません。

この記事を読んで少しでも気になることがあれば、ぜひ本編を観てみてください。新海誠監督の描く美しい世界は、この作品から確かに息づいています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。『ほしのこえ』をキッカケに、ぜひ他の新海誠監督作品にも触れてみてくださいね。

 

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