ダスティン・ホフマンといえば、1960年代から役者として活躍し『クレイマー、クレイマー』や『セールスマンの死』といった映画を代表作に持つベテラン俳優ですね。
2020年で芸歴53年目を迎えるダスティン。彼が過去にどんな作品に出演していたのか、興味がある方は多いと思います。
そこで、今回はそんな彼の出演作品や交際歴について紹介していきます。この記事を読めば、ダスティン・ホフマンの経歴がよく分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
(トップ画像出典:https://www.europeworldnews.com/dustin-hoffman-accused-of-exposing-himself-to-girl-16/)
ダスティン・ホフマンの基本情報
- 本名:Dustin Lee Hoffman
- 生年月日:1937年8月8日(2020年1月現在82歳)
- 出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
- 職業:俳優・監督
- 活動期間:1960年〜
- デビュー作:『The Tiger Makes Out(1967年)』
ダスティン・ホフマンはカリフォルニア有数の大都市ロサンゼルス出身の俳優、映画監督です。
彼は意外と小柄で、身長167cmになります。個人的にハリウッド俳優は背が高いイメージがあるので、少し親近感が湧きますね!
ダスティン・ホフマンが役者を志したのは意外な理由だった!
ダスティン・ホフマンは高校生のころ、ジャズピアニストになりたかったそうです。その為、高校卒業後はロサンゼルスの音楽学校に入学します。
しかし、途中で音楽の才能がないことに気づいてしまいました。やる気を失ったダスティンに落第の危機が迫ります。
在学中に医学への興味が出てきたダスティンは、音楽学校を落第する前にサンタモニカ私立大学への転入に成功。今度は医学の勉強を始めました。
ですが、成績不振で再び落第しそうになってしまいます。どうしようか悩んでいたところ「演劇科なら落第しない」とアドバイスされます。それを受けて演劇科に移動を決めたのが、彼の俳優人生の始まりです。
(参考:https://ciatr.jp/topics/172429)
こんなきっかけからアカデミー賞を2度も受賞する大御所俳優が誕生するなんて、人生何があるかわかりませんね。
1960年から舞台役者として活動開始
演劇科を無事卒業したダスティン・ホフマンは、1960年からオフ・ブロードウェイの演劇に登場するようになり、舞台役者として活躍し始めました。
翌年にはブロードウェイの舞台も経験し、順調に場数を踏んでいきます。演劇と平行して、テレビドラマの端役も務めました。
しかし、俳優業だけで生活するのはまだ厳しかったのか、一旦俳優活動を休止して教員の仕事を始めます。彼の俳優としての才能が開花するのは、30歳になってからのことでした。
映画界に進出し、メキメキと頭角を表す
金銭面に余裕が出来たのか、俳優業を再開させたダスティン・ホフマンは1967年に『The Tiger Makes Out』で映画界進出を果たします。
同年公開の『卒業』という映画で、ダスティンは初主演の座を掴みます。この映画での演技が評価され、英国アカデミー賞とゴールデングローブ賞の新人賞を受賞しました。
さらに、1969年に公開された『真夜中のカーボーイ』『ジョンとメリー』の2作品で、英国アカデミー賞主演男優賞を受賞。
これらの作品での演技が評価された事により、役者として完全に軌道に乗ったダスティン・ホフマンは、70年代に8本の映画で主演を務めるほど活躍するようになります。
アカデミー主演男優賞を2回も受賞した超一流俳優
ダスティン・ホフマンは、50年以上の俳優生活でアカデミー主演男優賞を2回も受賞している超一流俳優です。そこで、彼がアカデミー主演男優賞を受賞した2本の映画を紹介します!
1979年 クレイマー、クレイマー
『クレイマー、クレイマー』は、離婚裁判をテーマにした作品です。度重なるすれ違いから、離婚することになったクレイマー夫妻のなりゆきを描いています。
ダスティン・ホフマンが演じた主人公のテッドは、仕事熱心な会社員として登場。テッドが仕事ばかりしていたことが、離婚の一因になってしまいました。
1988年 レインマン
『レインマン』は、サヴァン症候群を抱える兄レイモンド(演:ダスティン)と、高級車のディーラーをしている弟チャーリー(演:トム・クルーズ)の移り変わる関係性に焦点を当てた作品です。
サヴァン症候群とは、知能や発達機能に障がいがある方の中で、ごく限られた事にだけ高い能力を発揮できる人の事です。
ダスティン・ホフマンが演じたレイモンドは、どんな本でも1度読めば覚えられる瞬間記憶と、4桁の掛け算でも暗算で即答する事を得意としていました。
ダスティン・ホフマンの出演作品一覧
ここまで紹介した作品の他にも、ダスティン・ホフマンは非常に多くの作品に貢献してきました。
全て紹介するのはさすがに数が多過ぎるので、こちらではダスティンが活躍した主な作品を一覧で紹介します。
※太字になっているタイトルは、彼の演技が映画賞に選ばれた作品です。
- 1967年 The Tiger Makes Out デビュー作
- 1967年 卒業 主演
- 1969年 真夜中のカーボーイ 主演
- 1969年 ジョンとメリー 主演
- 1970年 小さな巨人 主演
- 1971年 わらの犬 主演
- 1973年 パピヨン
- 1974年 レニー・ブルース 主演
- 1976年 大統領の陰謀 主演
- 1976年 マラソンマン 主演
- 1978年 ストレート・タイム 主演 製作兼務
- 1979年 アガサ 愛の失踪事件 主演
- 1979年 クレイマー、クレイマー 主演
- 1982年 トッツィー 主演
- 1982年 セールスマンの死 主演
- 1987年 イシュタール
- 1988年 レインマン 主演
- 1989年 ファミリービジネス
- 1991年 ビリー・バスゲイト 主演
- 1991年 フック 主演
- 1992年 靴をなくした天使 主演
- 1995年 アウトブレイク 主演
- 1996年 アメリカン・バッファロー
- 1997年 マッド・シティ
- 1997年 ワグ・ザ・ドッグ
- 1998年 スフィア
- 2002年 ムーンライト・マイル
- 2003年 ニューオーリンズ・トライアル
- 2004年 ハッカビーズ / ♥
- 2006年 パフューム ある人殺しの物語
- 2006年 主人公は僕だった
- 2007年 マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 主演
- 2008年 カンフー・パンダ CGアニメ
- 2008年 新しい人生のはじめかた 主演
- 2010年 バーニーズ・バージョン ローマと共に
- 2011年 カンフー・パンダ2 CGアニメ
- 2014年 靴職人と魔法のミシン
- 2014年 ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声
- 2016年 カンフーパンダ3 CGアニメ
- 2017年 The Meyerowitz Stories
- 2019年 L’uomo del labirinto 主演
- 2020年 As Sick as They Made Us 主演
若い頃は主役として前面に出て活躍し、90年代後半からはその卓越した演技力を活かして若い主役を支えるような役回りが多いようです。
2020年で映画俳優デビューから53年目を迎えるだけあって、メインキャストに限定しても相当な数の作品がありますね!
2012年に監督に挑戦し、トロント国際映画祭で上映される
1979年にアカデミー主演男優賞という俳優としての頂点を掴み、その後もトップスターとして映画界を牽引し続けてきたダスティン・ホフマン。
そんな彼は2012年に映画『カルテット! 人生のオペラハウス』で監督に初挑戦しました。
『カルテット! 人生のオペラハウス』は、引退した4人の老人音楽家がカルテット(四重唱)を組み、自分たちが入所している老人ホームを盛り上げようと、コンサートを開くお話です。
日本の長寿番組『徹子の部屋』に出演したダスティン・ホフマン
なんと、ダスティン・ホフマンは日本でおなじみのトーク番組『徹子の部屋』に出演したことがあるんです!
『徹子の部屋』は日本の大ベテラン女優、黒柳徹子が司会を務めるお昼の定番番組で、1996年から2020年現在も放送が続いている長寿番組です。
ダスティンは2013年4月16日と17日放送分に出演。出演作品の裏話から彼の内面に至るまで、非常に濃い内容の対談となりました。
ちなみに黒柳徹子はダスティン・ホフマンの大ファンだそうです。彼女はダスティンが大活躍していた頃を知っている世代でしょうし、番組出演が決まった時はさぞ嬉しかったでしょうね!
(参考:https://eiga.com/news/20130412/5/)
ベテラン俳優ダスティン・ホフマンの交際歴は?
ダスティン・ホフマンって、ダンディーな色気がたまらないですよね。長年芸能界にいることから、女性関係の方も気になります。
ダスティンは1969年から1980年まで、女優のアン・バーンと夫婦関係にありました。ダスティンとアンの間にはジェンナという娘と、アンの連れ子カレンがいます。
アンと破局した1980年に、ダスティンはアメリカの実業家リサ・ゴットセーゲンと再婚。
ダスティンとリサの間には4人の子供が生まれ、2020年現在は6人家族でコネチカット州に住んでいるようです。40年以上も1人の女性と寄り添うなんて、彼は素敵な紳士ですね!
ダスティン・ホフマンの紹介まとめ
落ちこぼれの学生時代から些細な理由で演技の世界に入り、その才能を開花させたベテラン俳優、ダスティン・ホフマン。
80歳を過ぎてもまだまだ前線で活躍中で、2020年公開予定の映画『As Sick as They Made Us』でも主役を務めています。これからもその元気な姿を、応援していきたいですね!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでダスティン・ホフマンについて興味が湧いたら、出演作品を観て貰えると嬉しいです。