あなたは、ラース・ミケルセンという俳優の名前を聞いたことがありますか?
彼はデンマーク出身の俳優で、主に母国の映画やドラマで活躍しています。なので日本人にはあまり馴染みがないかも知れません。
そこで今回はそんなラース・ミケルセンについて興味を持っていただく為、彼の出演作品や長年寄り添った奥さんについて紹介していきます!
この記事を読めば、ラースの経歴について詳しくなれるので、どうか最後まで読んでみてください!
(トップ画像出典:http://www.fanpop.com/clubs/lars-mikkelsen/images/31485038/title/lars-mikkelsen-photo)
ラース・ミケルセンの基本情報
- 本名:Lars Dittmann Mikkelsen
- 生年月日:1964年5月6日(2020年1月現在55歳)
- 出身地:デンマークのコペンハーゲン・グラッドサクセ
- 職業:俳優
- 活動期間:1997年〜
- デビュー作:『Royal Blues(1997年)』
ラース・ミケルセンはデンマークの首都、コペンハーゲン出身の俳優です。弟のマッツ・ミケルセンも俳優として活動しており、ハリウッド映画にも数多く出演しています。
ラース・ミケルセンの俳優デビュー前
ラース・ミケルセンが俳優デビューしたのは、1997年。33歳のころです。役者としてはかなり遅いデビューですが、デビュー前は一体なにをしていたのでしょうか。
彼は地元の高校を卒業すると、デンマーク陸軍に入隊しました。軍を出た後、コペンハーゲン大学に入り生物学を学びます。
しかし、何があったのか大学を中退したラースは、生活費を稼ぐ為に街中でパントマイムやジャグリングなどのパフォーマンスを披露するように。
1991年にデンマーク国立演劇学校に入学し、そこから本格的に演技の道を目指すようになりました。なお学校は1995年に卒業しています。
(参考:https://web.archive.org/web/20140115163319/http://www.leedsstudent.org/2013/05/16/interview-lars-mikkelsen-england-produces-the-best-actors-in-the-world/)
主にデンマーク国内の映画やテレビで活躍
デンマーク国立演劇学校卒業から2年後、ラース・ミケルセンは『Royal Blues』という作品で俳優デビューしました。
彼の出演作品は、ほとんどがデンマーク国内のみで製作・公開されています。なので日本ではあまり馴染みがないのも無理はありませんね。
ラースが出演したデンマーク製作品でも『THE KILLING/キリング(2007)』や『コペンハーゲン(2013)』といったテレビドラマは、世界各地で放送されたデンマークを代表する人気作品です。
ラース・ミケルセンは『THE KILLING』では市議会議員のトロールス・ハートマンを、『コペンハーゲン』ではエリート選挙対策コンサルタントのソーレン・ラウンを演じました。
ドラマ『SHERLOCK』で印象深い悪役を演じる
ラース・ミケルセンは、イギリス製ドラマ『SHERLOCK』シーズン3の悪役として出演し、徹底的なあくどさで視聴者に強烈なインパクトを与えました。
『SHERLOCK』は推理小説シリーズ『シャーロック・ホームズ』を原案としたドラマで、2010年から2017年の間に4シーズン全13エピソードが放送されました。
ラース・ミケルセンはチャールズ・アウグストゥス・マグヌセンというビジネスマンとして登場。チャールズは西側諸国の著名人の情報を細かく掌握することで、政治に悪影響を与えます。
西側諸国とは、アメリカや西ヨーロッパといった資本主義経済で動いている国々のことです。
ネット配信ドラマ『ハウス・オブ・カード』にも出演
ラース・ミケルセンは、Netflixで配信されたドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』にも出演しています。
2013年から2018年の間に6シーズン全73話が配信された『ハウス・オブ・カード』は、アメリカの下院議員フランシスが政治家として成り上がっていく物語です。
ラース・ミケルセンはロシア連邦大統領のヴィクトル・ペトロフとして、シーズン3〜4の間に出演。ヴィクトルはロシアの大統領ウラジーミル・プーチンをモデルにしています。
ちなみに『ハウス・オブ・カード』はネット配信ドラマとして初めて、プライムタイム・エミー賞を受賞した作品でもあります。
デンマーク語吹き替え版『ハウルの動く城』にも出演!
ラース・ミケルセンは、スタジオジブリのアニメ映画『ハウルの動く城』のデンマーク語吹き替え版の声優を担当した経歴もあります。
日本アニメ界の巨匠、宮崎駿が監督・脚本を務めた『ハウルの動く城』は、2004年に日本で公開され、翌年にアメリカでも公開されたアニメ映画です。
ラースは映画の主人公、ハウルの吹き替えを担当しました。ちなみにハウルの声優は日本版ではマルチタレントの木村拓哉、アメリカ版ではハリウッドスターのクリスチャン・ベールが担当しています。
ラース・ミケルセンの出演作品一覧
ここまで紹介した作品の他にも、ラース・ミケルセンは様々な作品で活躍しました。
そこで、こちらの項目では彼が出演した作品を一覧で紹介します。※一部抜粋。
- 1997年 Royal Blues デビュー作品
- 2000年 Kira’s Reason: A Love Story
- 2004年 King’s Game
- 2004年 ハウルの動く城 デンマーク語吹き替え 主演
- 2009年 Flugten
- 2009年 Headhunter 主演
- 2012年 A Caretaker’s Tale 主演
- 2014年 When Animals Dream
- 2015年 April 9th 主演
- 2016年 The Day Will Come 主演
- 2017年 Winter Brothers
- 1997年 Strisser på Samsø
- 2001年 Nikolaj og Julie
- 2004年〜2007年 Better Times
- 2007年 THE KILLING/キリング
- 2011年 Those Who Kill
- 2013年 コペンハーゲン
- 2014年 SHERLOCK
- 2015年〜2018年 ハウス・オブ・カード 野望の階段
- 2019年 ウィッチャー
ラース・ミケルセンは4ヶ国語を使いこなせるマルチリンガル
ラース・ミケルセンの特技について紹介します。彼はなんと、4ヶ国語を使いこなせるマルチリンガルなんです!
母国語のデンマーク語はもちろんのこと、スウェーデン語とドイツ語と英語を習得しています。その上いくつかの外国訛りまで話すことが出来るんだとか!
彼がなぜこんなにも語学堪能になったかというと、幼い頃にイギリス出身のコメディグループ、モンティ・パイソンのスケッチ・コメディを見聞きして覚えたからだそうです。
スケッチ・コメディとは日本でいう『コント』のようなものです。吉本新喜劇を想像するとわかりやすいですね!
ラース・ミケルセンと奥さんは30年以上の付き合い
2020年現在、ラース・ミケルセンはデンマーク出身の女優、アネデ・ストゥヴェルベクと夫婦関係にあります。
2人は1986年に知り合って交際を始め、1989年に結婚。その頃のラースはまだ俳優ではありませんでした。
ラースとアネデとの間には2人の息子が生まれ、それぞれ“ルー”、“トーア”と名付けられました。2019年で結婚30周年を迎えたミケルセン夫妻。これからもお幸せに!
ラース・ミケルセンの紹介まとめ
主にデンマークで活躍している俳優、ラース・ミケルセンについて紹介させていただきました。
彼は弟のマッツ・ミケルセンと比較すると、世間的な知名度は低いかも知れません。しかし、ラースも弟に負けないくらい高い実力を持っている俳優です。
いつ大作で起用され人気が爆発してもおかしくないので、その時を楽しみにこれからも彼の活動に注目してみましょう!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでラース・ミケルセンについて興味が湧いたら、出演作品をぜひ視聴して欲しいです。